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金木犀

フォトコンテスト開催中「秋を彩る♪オレンジ色の植物」おすすめ10選をご紹介!

10月といえばハロウィン!ジャック・オー・ランタンのかぼちゃなど、街にオレンジ色が溢れるシーズンの到来ですね。現在開催中のフォトコンテストでは「オレンジ色の植物」の投稿を募集中です。お花や草木にもオレンジ色を見つけるのが嬉しくなるこの季節、ちょうど見頃を迎えるおすすめの植物10選をご紹介します。

秋が見頃!オレンジ色の植物をご紹介

1. キンモクセイ

秋になると、甘い「キンモクセイ(金木犀)」の香りがどこからともなく漂い嬉しくなりますよね。9月〜10月にオレンジ色の小さなお花を無数に咲かせて見頃を迎える金木犀ですが、開花期間は実は約1週間と非常に短いお花でもあります。金木犀のお花はお茶やジャムなど食用にも使用が可能。儚い季節の香りを、味覚でも楽しんでみてはいかがでしょうか。

2. エンジェルストランペット

「天使が空からラッパを吹いているように見える」というところから名前のついた、特徴的な花を咲かせる「エンジェルストランペット」。熱帯アメリカ原産の熱帯植物ですが寒さには比較的強く、開花時期は5月〜11月頃なので秋にもお花を楽しむことができます。白、ピンク、オレンジ、黄色など花色もさまざま。しかしながら、美しい見た目とは裏腹に、全ての部分に強い毒性があるため「変装」「偽りの魅力」という少し怖い花言葉がついています。遊歩道や庭木などで見つけることができますが、取扱いの際は十分に注意が必要です。

3. ケイトウ

真夏の炎天下でも咲き続ける丈夫な植物「ケイトウ(鶏頭)」。7月〜11月頃まで花が咲き、鮮やかな花色が秋の花壇を彩ります。漢字で「鶏頭」と書く通り、ニワトリのトサカに似た花姿でふわふわ、もこもことした暖かい質感が特徴。大きさや色など品種によってさまざまなバリエーションがあり、独特の存在感から、アレンジメントや花束でも人気です。ハロウィンを飾るフラワーアレンジメントにも取り入れてみてはいかがでしょうか。

4. バラ

多くの人を魅了する花の女王、「バラ(薔薇)」。春に咲く印象が強いバラですが、種類により10月〜11月に見頃を迎える「秋バラ」も楽しむことができます。秋バラは、気温が徐々に下がることで花がゆっくりと開くため春よりも鑑賞期間が長く、また、昼夜の気温差から春の花よりも色濃く咲くのが特徴です。オレンジ色のバラは「絆・幸多かれ・信頼・熱望・健やか」などの花言葉もあり、秋冬のイベントシーズンにお友達やご家族へのプレゼン
トにもおすすめです。

5. カキ

秋の味覚として日本では代表的な果物である「カキ(柿)」。お庭に柿の木があるという方も多いのではないでしょうか。10月〜12月上旬ごろに多く出回り生食や干し柿などで美味しく食べられます。柿に含まれるタンニンはビタミンやカリウム、食物繊維が豊富で栄養価が高く病気や便秘などにも効果があると言われています。旬の柿を美味しくいただくことで、夏の疲れが癒えるかも?

6. ダリア

一輪で存在感抜群の「ダリア」。品種改良が盛んに行われ、現在では3万種以上もの品種が存在すると言われています。開花時期は6月〜11月で秋に見頃を迎えるため、今の時期にはお花屋さんなどでも、赤、ピンク、黄色、オレンジ色、などさまざまな花色のダリアを見つけることができそうです。

7. キバナコスモス(サニーレッド)

漢字で「秋桜」と書く通り、秋を彩る花として定着している「コスモス」。コスモスというと白やピンクなどの淡く優しい色合いのイメージがありますが、熱帯アメリカ原産のキバナコスモス(サニーレッド)という品種は黄色やオレンジ色の花を咲かせることが特徴。「乙女の真心」「愛情」などの花言葉をもつ一般的なコスモスとは対照的に、キバナコスモスの花言葉は「野生美」「野生的な美しさ」というくらい野生的で生育旺盛。園芸初心者の方も育てやすい、おすすめの品種です。

8. ガーベラ

一輪挿しや花束など、切り花でも人気のガーベラ。開花時期は3月〜11月頃で春から秋にかけて長く楽しめるお花ですが、10℃〜20℃が生育適温のため、夏の蒸し暑さや、寒さが厳しい冬に近づくことで、枯れたり休眠したりすることがあります。ピンク、赤、オレンジ、黄色、白、青、などカラーも豊富なガーベラは色によっても花言葉があり、オレンジ色は「我慢強さ」「冒険心」などの花言葉があります。本数によってもそれぞれ違う意味を持つため、ガーベラの花束のプレゼントを考えている方はぜひ事前にチェックしてみてくださいね。

9. キク

10月〜11月に見頃を迎える「キク(菊)」は秋を代表するお花のひとつ。仏花のイメージが強いですが、品種により花姿やカラーもさまざまで、可愛らしい雰囲気の花を咲かせる品種も増えています。中国では縁起の良い花としても親しまれ、特に長寿をもたらすと捉えられているため、大切な方への思いを込めたプレゼントにもぴったりです。

10. キンレンカ(ナスタチウム)

開花時期は5月〜6月、9月〜11月と、初夏から晩秋にかけて、長くお花を楽しめる「キンレンカ(金蓮花)」。赤やオレンジといった暖色の鮮やかな花が観賞用として親しまれていますが、最近では食事を彩るエディブルフラワーとして花や葉を活用する方も増えています。花の色と葉の緑のコントラストが美しく、ガーデニングでも人気が高く、今の時期はさまざまな場所で見つけることことができる植物です。

オレンジ色の植物でハロウィンアレンジも♪

今回ご紹介した秋を彩るオレンジ色の植物は、今の時期にお花屋さんで見かける機会も多く、フラワーアレンジメントをするのもおすすめ。オレンジ色のお花を集めて、ハロウィンのアレンジメントも素敵です!

「オレンジ色の植物」フォトコンテスト開催中!

募集期間:10月1日(日)〜10月31日(火)

GreenSnapでは現在『オレンジ色の植物フォトコンテスト』を開催中です!
街にオレンジ色が溢れるハロウィンシーズン!同じく見頃を迎える「オレンジ色の植物」の投稿を募集します。

新人賞枠あり!フォトコンテストへの初参加、大歓迎♪
優秀賞として選ばれた5名様、また、フォトコンテストに初めて参加された方の中から優秀作品に選ばれた5名様、計10名様にGreen Snap STOREで使える1000円分のギフトカードを贈呈します。

皆様からの素敵なお写真のご投稿をお待ちしております。

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金木犀を植えてはいけないのは風水が理由?庭木にするデメリットとは

キンモクセイの花

キンモクセイ(金木犀)といえば、秋になるとどこからともなくふわりと漂ってくる甘い香りを思い出しますね。日本では街路樹や庭木として古くから親しまれている樹木なので、様々な場所に植えられています。普段は目立たない木なので、花の香りで存在に気付く人も多いのではないでしょうか。

そんなキンモクセイですが、「植えてはいけない」と言われることがあります。それはどうしてなのでしょうか。今回はその理由を解説します。

金木犀とはどんな木?

キンモクセイは常緑小高木に分類される樹木です。9月〜10月頃に花を咲かせ、庭木や街路樹として親しまれています。

キンモクセイは、ジンチョウゲ(沈丁花)、クチナシ(梔子)と並ぶ「三大香木」のひとつで、秋口になると甘い芳香のするオレンジ色の小さな花をたくさん咲かせます。遠くまで香りが届くことから、古くは「千里香」とも呼ばれていました。

日本では芳香剤として馴染み深い香りですが、原産地である中国では花を砂糖漬けにしたり、リキュールにして楽しまれています。最近では日本でも金木犀の花を使ったスイーツが楽しまれるようになってきました。

庭に金木犀を植えてはいけない?そういわれる理由は?

結論から言うと、キンモクセイは庭に植えても問題ありません。しかし、キンモクセイは生育旺盛なので、想定した以上に大きく生長することがあります。大きくなると7〜8mの大木になることもあり、放置すると手がつけられなくなってしまうこともあるので、安易に植えてはいけないと言われるようになったようです。

大きく育ってしまったキンモクセイは少々のことでは枯れません。キンモクセイは毎年のお手入れがとても大切なので、庭に植えるときには注意しましょう。

金木犀は風水的にも縁起がいいのでご安心を!

キンモクセイは、風水的に縁起の良い木とされています。北東、東、東南、南西に植えると良いとされており。特に裏鬼門とされる南西に植えると邪気が祓われ金運が上がるといわれています。

金木犀は地植えでも鉢植えでも育ちます

キンモクセイは、地植えでも鉢植えでも育てられます。地植えにすると大きく生長しますが、鉢植えで育てるとコンパクトに栽培することができます。

苗木はホームセンター、園芸店、インターネットで買うことができます。苗木は夏から秋にかけて販売されることが多く、花が咲く前に苗木が販売されています。木が若いうちは花をつけないので、苗木を選ぶなら大きめのものを選ぶと良いでしょう。

キンモクセイは寒さに弱いため、日当たりの良い場所を好みます。日当たりが悪い場所に植えるとあまり花が咲かなくなることがあるので気をつけましょう。

金木犀を庭木にしたあとのお手入れ

キンモクセイの剪定時期は新芽が出る前の2月〜3月と花が咲き終わった11月頃です。花が咲いた後に軽めに剪定を行い、2月から3月に樹形を整える剪定を行います。真冬に刈り込みすぎると、寒さで木が弱ってしまうのである程度の枝葉を残して冬の寒さから守れるようにしてあげましょう。

詳しい方法は関連記事を読んでみてくださいね。

金木犀を植えてはいけない理由はない!庭木として楽しもう

植えてはいけないと噂されるキンモクセイですが、実際には縁起の良い木であり、毎年きちんと手入れをすれば適度な大きさをキープしたまま育てることができます。

常緑樹なので、花のない時期も緑の艶やかな葉が茂ります。剪定して形を整えやすいため、目隠しとして街路樹にすることもおすすめです。秋口には素敵な香りをさせるキンモクセイを植えて楽しんでみてくださいね。

キンモクセイの剪定方法を徹底図解!時期はいつ?どの樹形がおすすめ?

キンモクセイ

キンモクセイは庭木として人気の樹木ですが、放置しておくとどんどん生長して大きくなりすぎてしまいます。家庭で管理できる大きさのまま育てるには定期的に剪定が必要です。

今回は、キンモクセイの剪定時期や透かし剪定の方法、切る枝について、画像や図解付きで詳しくご紹介します。

キンモクセイ(金木犀)はどのくらいの大きさになる?

庭木に人気のキンモクセイは常緑小高木に分類される樹木で、自然に育てると6mほどの大きさにまで伸びます。6mというと庭木としては管理しづらい樹高なので、定期的に枝を切って小さく管理する剪定が必要です。

キンモクセイは根元近くから枝分かれし、よく分岐していくのが特徴です。刈り込みにも強く、いろんな樹形で楽しんだり生け垣のように仕立てることもできるので、怖がらずに剪定をしましょう!

キンモクセイ(金木犀)の剪定時期はいつ?

キンモクセイの剪定は2〜4月と花が終わった11月!

キンモクセイの剪定をする時期は、日本の南の地域では2月~3月、北側では3月~4月が理想が理想とされています。

キンモクセイは4月頃に新しく枝(新梢)を伸ばし、8月ごろにその新梢に花芽を形成して秋に開花するというサイクルで成長しています。そのため、花が散ってから新梢が伸びるまでの花後以降〜春までの間に剪定するのが基本です。

とくに、夏に剪定をしてしまうと、新梢を切ってしまって花が咲かない原因となるので、気をつけてくださいね。

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松原真理子
春頃の剪定の場合は、樹形を整える剪定を、花後直ぐの11月頃の剪定の際は、夏場に伸びきったや、込み入った枝を漉くように剪定します。

冬の剪定はNG!

キンモクセイは花後すぐの11月ごろにも剪定可能ですが、できれば暖かくなり始めた初春の時期に剪定するようにしましょう。

なお、枯れ枝などが目立つようであれば冬の間でも剪定したほうがいいでしょう。その場合は、枝の途中で切るのではなく、枯れ枝の分岐点となる根本から切るようにしましょう。

キンモクセイ(金木犀)は剪定しないとどうなる?

大きくなりすぎて管理しにくくなる

キンモクセイは前述の通り、どんどん伸びる樹木なので剪定をしないで庭に植えていると、大きくなりすぎて手入れも大変になってしまったり、電線に引っかかってしまうようなトラブルも発生します。

電線の高さは一般的に4〜5mほどなので、庭木としてキンモクセイを育てるときは3m以内の樹高で管理するのが理想的です。

病気や害虫のリスクが高まる

キンモクセイは剪定しないで育てると、葉が密に茂ってしまい、株の内部まで日が当たらなかったり、風通しが悪くなって害虫がつきやすくなります。

しっかり剪定をして透かしてあげると、株の健康が促されて花付きが良くなったり、養分が樹木に集中して元気に生長するので、剪定は株の健康のためにも必要なのです。

キンモクセイ(金木犀)の剪定をする前に樹形を決めよう!

ナンテン 剪定 イラスト

キンモクセイは刈り込みに強く、いろいろな樹形で楽しむことができる樹木です。キンモクセイの剪定をするときは、理想の樹形をイメージしながら作業していきましょう。

もっとも一般的なのは「長玉作り」と呼ばれる円柱形の形をした樹形です。スペースをあまりとらないので庭木に向いています。

シンボルツリーとして庭で目立たせたいのであれば、玉物や杯型などの横幅や高さがある樹形もおすすめです。

キンモクセイ(金木犀)の剪定に必要な道具

キンモクセイを剪定するときは、次の道具を用意しておきましょう。

  • 剪定ノコギリ
  • 刈り込みバサミ
  • 剪定バサミ
  • 脚立
  • 軍手
  • 癒合剤
  • ゴミ袋

剪定バサミは細かい枝を切る時に使用し、樹木の外側を整える場合は刈り込みバサミを用います。剪定ノコギリは、太い枝を剪定する時に使用します。その他、ハサミには植木バサミや高枝切りバサミなどの種類があるので、用途によって使い分けましょう。

キンモクセイ(金木犀)の剪定のやり方

キンモクセイ 剪定 図解

まずはキンモクセイの剪定の手順をご紹介します。

  1. 前年に刈り込んだラインに沿って、側面を下から上に刈り上げる。(刈り込み)
  2. 天面を刈り込みバサミを逆手に持って刈り上げる。(刈り込み)
  3. 枝葉が混み合っている部分の枝数を減らす。(透かし剪定)
  4. 不要な枝を根本から切る。(透かし剪定)
  5. 太い枝はラインの内側で切り戻す。(強剪定)

上記のとおり、どの樹形でも基本的には失敗を避けるためにも「①刈り込み」→「②透かし剪定」→「③強剪定」の手順で剪定していきます。

とくに難しい作業ではないですが、ひとつひとつの手順にコツがあるので、詳しくご紹介します。

① キンモクセイ(金木犀)の刈り込み

刈り込みとは、高さや幅、形を整えるために、枝葉を刈り込みバサミで切りそろえる作業のことです。刈り込みをすると見た目が整うほか、新芽がそろって葉が密集しやすくなります。

刈り込みのやり方

刈り込みは感覚でやると面がガタガタになり不恰好になります。必ず刈り込みをする前に、前年刈り込んだラインを確認するか、理想の樹形を決めておおよそのラインの目星をつけておきましょう。

刈り込みする深さは、枝の先端2~3節程度にしておきましょう。そうすることで、4月以降に花芽が付きやすくなります。

また、植物には頂芽優勢という株の頂部ほどよく育つ性質があるので、やや円錐形になるように刈り込むと、秋頃に美しい円柱形の樹形になります。

  1. 側面を下から上に向かって丸みを持たせるように刈り込む。
  2. 上面(天面)を刈りバサミで刈り込む。
  3. 再び株を離れて見つめ、微調整をする。

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松原真理子
剪定する時は、その樹が普段いちばん良く見えるところに離れて立って、バランスをよく見て剪定を行いましょう。

刈り込みバサミの使い方

刈り込みバサミを使うときは、必ず片側の刃だけを動かすようにしましょう。たとえば右利きであれば左手は動かさず、右手だけを上下させて切っていきます。こうすることでぶれることなく、美しく水平に仕立てられます。

また、刈り込みバサミには表と裏があり、刃の反りが手前側に向くように使う表使いでは、直線的な面をつくるのに向いています。反対の裏使いでは丸みのある面をつくるのに向いているので、側面や天面を刈るときは使い分けるといいです。

② キンモクセイ(金木犀)の透かし剪定

透かし剪定とは、不要枝を根元から切って二度と生えなくさせる剪定です。風通しをよくしたり、適切に養分を供給できるようになるので、株の健康にもつながります。枝が少なくなることで光合成が活発に行われ、生長しやすくなります。

透かし剪定のやり方

透かし剪定は剪定バサミや剪定ノコギリを使って、株の内側から切っていきます。

透かし剪定は不要な枝を二度と生やさないようにする剪定なので、必ず根元から切り落とすことが失敗しないコツです。節や成長点を残して中途半端に切ってしまうと、再び勢いの強い枝が伸びてきてしまうので注意しましょう。

不要枝を切るときは、株に対して水平というよりも、切り口が最小になるように若干角度を付けて切り落とすといいです。

透かし剪定で切るべき不要枝

透かし剪定 不要枝 図解

透かし剪定では、枝葉が密集している部分の他、下記のような不要枝と呼ばれる枝を根本から切るようにします。

  • 徒長枝:ひょろひょろと長く伸びた枝
  • 内向枝:株の主幹に向かって内向きに生える枝
  • 交差枝:他の枝と交差して邪魔になっている枝
  • 平行枝:他の枝のすぐ近くで平行して同じ方向に伸びる枝
  • 下垂枝:地面に向かって伸びる枝(逆さ枝)
  • 車枝:1箇所からいくつも分岐して伸びている枝
  • ひこばえ:株元や地面から伸びる枝

③ キンモクセイ(金木犀)の強剪定

強剪定とは、太めの枝を途中で切り戻す剪定のことです。強剪定をすると、樹形をコントロールできたり、樹高を押さえて小さく育てることができます。

また、切り戻した枝の切り口付近から枝が分岐するので、株の内部がよく茂って育ちます。株の内部が充実すると、より小さく仕立てられるようになったり、より花付きもよくなりますよ。

とはいえ、キンモクセイは一度に深く強剪定してしまうと、枝枯れをしてしまったり株にダメージを与えてしまうので、むやみに行う剪定ではありません。樹高を低くしたい、樹形を大幅に整えたいという場合は、3〜5年かけて強剪定を繰り返し、調整していきましょう。

毎年やる強剪定のやり方

刈り込みラインを大幅に飛び出し、樹形を乱す勢いの強い枝があれば、刈り込みラインの内部で切りましょう。あまり浅い位置で切ると翌年すぐに乱れてしまうので、3分の2程度の長さになるように剪定しておくといいです。

樹高を抑える強剪定のやり方

キンモクセイの樹高を抑えたい場合は、中心となる枝(主枝)を剪定ノコギリで切り戻していきます。このとき、枝分かれした部分の少し上で切ると、剪定後、枝分かれした枝がよく伸びていきます。

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松原真理子
強剪定はできるだけ株に負担のかからない寒い時期に行うようにしましょう。

キンモクセイ(金木犀)の剪定後の手入れ

樹木を剪定した後は、枝の切り口に癒合剤を塗ることで防腐効果や防水効果があります。

剪定後に花付きが悪い場合は、不要枝が剪定されているかもう一度確認しましょう。とくに強く上の方に伸びている枝は切り落とし、枝が横に伸びるようにすることで枝数が増えて花付きも良くなります。

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松原真理子
癒合剤は、樹木の剪定によってできた傷口を保護するものです。細かい枝に塗るのは大変なので、太く傷口の回復に時間のかかりそうな枝に塗ります。

キンモクセイ(金木犀)は丸坊主に剪定していいの?

丸坊主とは、葉をひとつも残さずに枝だけの状態に剪定することですが、キンモクセイを丸坊主に剪定するのはNGです!

キンモクセイは葉がないところまで刈り込んだり、切り戻してしまうと枝枯れを起こしやすく、そのまま枯れてしまうことがあります。

株を一気に小さくしたいときや、樹形が乱れてしまうと、丸坊主にしてリセットしたくなるかもしれませんが、絶対に控えてください。

キンモクセイ(金木犀)の剪定のコツをおさえて失敗を防ごう!

キンモクセイの剪定で失敗しないコツは下記の3つです。

  • 剪定に適した時期に行うこと
  • 一気に強剪定をしない
  • 丸坊主にしない

小高木のキンモクセイは剪定が難しいと思われる方もいると思いますが、上記のポイントを押さえれば決して難しくありません。限られたスペースのお庭などで育てると、定期的な剪定作業は必要になります。

自分で剪定する時は、公園や里山など植木屋さんが剪定された樹木を参考にすると良いでしょう。剪定に自信がないという方や、あまりにも大きくなりすぎた金木犀は、怪我の恐れもあるので業者に依頼して剪定してもらうようにしましょう。

秋の時期に綺麗なキンモクセイの花を観賞するためにも、適切な時期に剪定してぜひともキンモクセイの花を楽しみましょう。

キンモクセイ(金木犀)の育て方|苗木を植える時期や植え方、肥料のやり方は?

キンモクセイ 金木犀

芳香剤としても使われるほど、甘く強い香りを漂わせるキンモクセイ(金木犀)。秋の10月頃になると、小さなかわいいオレンジ色の花をたくさんつけ、目でも香りでも楽しませてくれます。ここでは、そんな庭木として人気のキンモクセイの育て方をご紹介します。

キンモクセイ(金木犀)の育て方のポイント

キンモクセイは暑さにはそれなりに強い一方、寒さには弱いです。そのため、日本では東北地方より南の地域での栽培が好ましいです。

また、キンモクセイは樹高が3〜10mにもなるため、地植えでの栽培が基本となりますが、鉢植えにして小さく育てることも可能です。

ただし、キンモクセイを地植えで大きく育てる場合と、鉢植えで小さく育てる場合では、育て方が少し異なりますので、あらかじめどこで栽培するかを決めておきましょう。

キンモクセイ(金木犀)を小さく育てるにはどうする?

キンモクセイを小さく育てたいという場合は、「鉢植え」での栽培がおすすめです。鉢植えでは、樹高1〜2mほどにも調整できるため、ベランダなどでも育てることも可能になります。

なお、鉢植えキンモクセイの詳しい育て方や管理方法については、下記の記事をご参照ください。

キンモクセイ(金木犀)を育てる場所・日当たり

キンモクセイは、日当たりの良い場所をとても好みます。日当たりが良いほど花のつきも良くなるので、できるだけ日光の当たる場所を選んでください。

日陰で育ててしまうと、育ちが悪くなるだけでなく、常緑樹のキンモクセイでも葉が落ちてしまうこともあります。少なくとも一日のうち4〜5時間くらいは日が当たると良いでしょう。

キンモクセイ(金木犀)の土づくり

キンモクセイは、水はけのよい肥えた土を好みます。

キンモクセイを地植えで育てる場合には、周辺の土を弱酸性にしておきましょう。もしアルカリ性になっている場合は、ピートモスを少し混ぜて調整してください。

その後、腐葉土や堆肥、培養土などを混ぜて肥やし、少し湿り気のある状態にしておきます。

キンモクセイ(金木犀)を植える時期

キンモクセイ 金木犀

キンモクセイの苗木の植え付け時期は、3〜4月頃か9〜10月頃が適期となっています。秋に植え付ける場合は、気温が低くなる前に根がしっかりと張るように早めに植え付けを完了してください。

なお、キンモクセイは種まきではなく苗木から育てるのが一般的です。

キンモクセイ(金木犀)の植え方

キンモクセイは地植えにすると、7〜8mほどの大きさにまで成長することがあります。植え付ける場所は、広く確保しておきましょう。

植え付け方法は、以下の通りです。

  1. 調整した土に、苗木よりひと回り大きな穴を掘ります。
  2. 苗木の根鉢を手で軽くほぐします。
  3. 苗木の株元が地面と同じ高さになるように植え付けます。
  4. 苗木と土を密着させるため、土を軽く手で抑えます。
  5. 植え付けたら、たっぷりと水を与えます。
  6. もし苗木が安定しない場合は、支柱を立ててあげるとよいでしょう。
  7. これで完了です。

キンモクセイ(金木犀)の水やり

キンモクセイ 金木犀

キンモクセイを地植えする場合は、基本的に水やりは不要で、自然に降る雨のみで十分です。

ただし、真夏で降雨がなかったり、乾燥が続く時期で、土がカラカラになっている場合は水を与えてあげましょう。

キンモクセイ(金木犀)の肥料・追肥

キンモクセイへ肥料を与える時期は、2月下旬〜3月頃が適期です。地植えの場合は、毎年この時期に1回、株元へ施すだけで十分です。

なお、肥料はカリウムやリン酸が含まれている有機肥料を選ぶようにしましょう。油かすなどの窒素成分が多いものは、花つきが悪くなってしまうので注意してください。

キンモクセイ(金木犀)の植え替え

キンモクセイは大きくなってからの植え替え(移植)を嫌います。そのため地植えで育てている場合は、基本的に植え替えは行いません。

キンモクセイ(金木犀)の剪定方法

キンモクセイは成長が早い樹木です。風通しを良くしたり、好みの高さを保つ、病害虫の発生を防ぐためにも、定期的な剪定が必要です。

剪定時期は、新芽が出る前の2〜3月頃、もしくは花が咲き終わった11月頃が適期です。強剪定を行う場合は2〜3月頃にしましょう。

なお、キンモクセイの花を楽しみたい場合は、春の新芽が伸びたあとの剪定は行わないでください。

キンモクセイの剪定方法については、下記の記事に詳しく記載しています。


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松原真理子
キンモクセイの花が咲かない原因の一つに、剪定時期を誤っている場合があります。花を楽しみたいのであれば、花が咲いた後、早めに剪定を行うようにしてくださいね。

キンモクセイ(金木犀)の育て方で注意すべき病気・害虫

キンモクセイ 金木犀 病害虫被害

かかりやすい病気

キンモクセイがかかりやすい病気には、褐斑病や先葉枯病、うどんこ病、炭そ病などがあります。

いずれもカビが原因となる病気で、主に気温も高く湿度が高い、梅雨の時期にかかりやすいです。葉色が悪い、葉に病変が見られるなど様子のおかしな葉っぱを見つけたら、すぐに切り取って、他の葉っぱに伝染しないようにしてください。その後、薬剤を使って被害を押さえましょう。

つきやすい虫

キンモクセイは比較的強く育てやすい樹木す。あまり害虫の被害を受けない樹木ですが、風通しが悪いと、カイガラムシやイラガ、ハダニなどが発生することがあります。害虫を見つけたら、農薬をまくなどして、対策してください。

キンモクセイ(金木犀)の増やし方

キンモクセイの増やし方は、「挿し木」か「取り木」が一般的です。

挿し木(適期:6月頃)

挿し木をするときは、その年に伸びた新しい枝を15cmくらいの長さで切り取って使います。

なお、挿し木の方法については、下記の記事に詳しく記載しています。

取り木(適期:5〜6月頃)

取り木の方法については、以下の通りです。

  1. 2〜3年経ったキンモクセイの幹を選びます。
  2. 幹を1周するように、ナイフでグルッと2〜3cmの幅で切れ目を入れます。
  3. 切れ目を入れた部分の樹皮を剥ぎ取ります。
  4. 剥ぎ取った部分に、水をたっぷりと含ませた水苔を巻きつけます。
  5. その上をビニールで覆い、ヒモで結びます。
  6. その後は、日陰で管理します。
  7. 水苔が乾燥しないように、定期的に水やりをします。
  8. 発根したら、根が出ている下で切り取り、植え付けます。

キンモクセイ(金木犀)の花が咲かない原因

キンモクセイ 金木犀

キンモクセイの花が咲かないときは、肥料のやり方や剪定時期を見直してみましょう。

肥料は、窒素成分の多いものではなく、カリウムやリン酸が含まれている有機肥料を選びます。幹の根元周辺だけでなく、枝が生えている範囲まで肥料を与えてください。

また、キンモクセイの剪定時期は花後もしくは春頃ですが、時期が遅すぎると花芽を切り落としてしまう可能性があります。つきはじめの花芽はわかりづらいため、初心者の方は秋の開花後すぐに剪定するのがおすすめです。

キンモクセイ(金木犀)の育て方のコツをつかもう!

秋に甘い香りを振りまきながら、艶やかに咲き誇るキンモクセイ。

汲み取り式のトイレが普通だった時代は、匂い対策としてトイレのそばによく植えられていたことから、トイレの芳香剤というイメージを持つ人も多いようですが、その姿は可憐で、香りにはリラックス効果があるともいわれています。

育てやすい樹木ですし、常緑樹なので、庭木としてもおすすめですよ。

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松原真理子
近年ではトイレの芳香剤というイメージから、有名な香水ブランドでも「オスマンサス」という香りの名称で出回るようになり、また見直されるようになってきました。私は、花をポプリやバスソルトにして楽しんでいます。

キンモクセイ(金木犀)の揷し木|時期や増やす方法は?

キンモクセイ

秋に見頃を迎えるキンモクセイ(金木犀)は、オレンジ色の小花がとても可愛らしい植物ですね。普段はオレンジ色の花色ですが、日差しを受けると金色のように輝きます。

今回は、キンモクセイの挿し木の方法や、挿し木を行う時期などについてご紹介します。

キンモクセイ(金木犀)とはどんな植物?

キンモクセイは強く甘い芳香が特徴で、日本では街路樹として人気がある植物です。公園や民家の生垣など、さまざまな場所に植えられています。キンモクセイは生育旺盛な植物なので、定期的に剪定が必要です。剪定した枝でさらに増やすことができますよ。

キンモクセイ(金木犀)を剪定したら挿し技で増やしてみよう


キンモクセイは雌雄異株(しゆういしゅ)のため、一本では実がなりません。雌雄異株とは、小花と雌花を別々の個体につける植物のことです。日本にあるキンモクセイのほとんどは雌株なので、種をまいて発芽させる「実生」では増やせません。

植物の増やし方には、「株分け」や「接ぎ木」などの方法がありますが、キンモクセイの場合は「挿し木」や「取り木」で増やすことができます。

用土に枝を挿して育てる「挿し木」

挿し木とは植物の一部を切り取り、用土に挿して発根させる方法です。初心者でも簡単にできますが、花がつくのに5年ほど時間がかかります。新芽がでたばかりの枝などを挿し木で育てると根付きやすいです。

樹上で発根させる「取り木」

取り木は、枝の中腹の樹皮を削り、ミズゴケなどでカバーして発根させる方法です。発根した部分の下からカットして、上の部分を新しい株として植え付けます。

キンモクセイ(金木犀)の挿し木の時期

キンモクセイの挿し木に最適な時期は、5月下旬〜7月上旬頃です。この時期は平均気温が約15度なのでキンモクセイが生長しやすく、この時期は乾燥しにくい気候なので作業がしやすいです。

キンモクセイ(金木犀)の挿し木の方法

キンモクセイを挿し木で育てる場合、キンモクセイの枝の一部を切り取って、切り取ったものを土に挿して発根させます。挿し木に必要なものは以下の通りです。

準備するもの

  • 増やしたいキンモクセイの枝
  • ハサミ
  • ナイフ
  • 発根促進剤
  • 用土
    ※赤玉土(小粒)やバーミキュライト、挿し木専用の土を用意するとよいでしょう。
  • 割り箸
  • ピンセット
  • ジョウロ
  • ビニール袋

挿し木の手順

  1. まず初めにキンモクセイの新梢の部分を根元から切り取ります。吸水しやすくするために切り口はナイフで斜めに切りましょう。
  2. 枝の部分を1~2時間程度水につけておきます。水あげした後、枝の切り口に発根促進剤を塗ります。
  3. 準備しておいた苗床に、キンモクセイの枝を挿して土に埋めていきます。用土に挿す際に邪魔になる下葉は取り除いておきましょう。
  4. 最後に苗床にたっぷりと水を与えます。その後も、用土を乾燥させないように水やりをしましょう。新芽が出てきたら無事に成長している証拠です。
  5. 挿し木してから1年ほど経った春頃に、新芽が出る前に苗を植え付けましょう。鉢植えで育てる場合は、ひと回りからふた回りほど大きな鉢を選ぶとよいでしょう。キンモクセイは成木になってからの移植を嫌うので、最初から大きな鉢を用意すると植え替えの手間がありません。
  6. キンモクセイ(金木犀)の挿し木の失敗しないコツ

    キンモクセイを挿し木で育てる場合は枯れてしまう可能性もあるので、1本ではなく複数の枝を挿し木しておくと良いでしょう。

    挿し木は、必ず5月下旬〜7月上旬頃に行いましょう。夏の間に挿し木した枝は、湿度が保てる場所で管理するのがポイントです。枝ごとビニール袋で覆い温度を管理するのもよいでしょう。

    梅雨の時期に雨が跳ね上がると病気にかかる場合があるので、なるべく高い場所で管理しましょう。秋は、ビニール袋を外して、弱い光や外気などに当てるようにするとよいです。冬場は玄関や軒先など、なるべき暖房のかかっていない暖かい場所に置き、乾かないように管理しましょう。

    キンモクセイ(金木犀)を挿し木で増やしてみよう

    キンモクセイは挿し木は初めての方でも簡単に行うことができます。ポイントは、挿し木に適した時期に行い、湿度と温度を管理しながら育てることで、キンモクセイを増やすことができますよ。

    キンモクセイに含まれる「リナロール」という成分にはリラックス効果があり、花びらを摘んで入浴剤や花茶などにして楽しむことも出来ます。ご自宅にキンモクセイの木があれば、その枝を使って挿し木で増やしてみてはいかがでしょうか。

キンモクセイ(金木犀) のシロップの作り方、花の収穫の時期や方法は?

キンモクセイのシロップ

秋になるとどこからともなく上品な香りが漂いますね。オレンジ色の花を無数につけたキンモクセイです。キンモクセイの花は香りだけでなく、シロップにして食べられるということを知っていましたか?

今回はキンモクセイの花の特性だけでなく、食用としてのキンモクセイの花の収穫時期やシロップの作り方についてご紹介いたします。

キンモクセイ(金木犀)とは?

キンモクセイはモクセイ科モクセイ属の常緑小高木樹です。9月下旬頃から10月中旬頃にかけて橙黄色の小さな花を密生させて咲きます。強い芳香があり、とくに夜間になると近くに木がなくても香りが漂うほどになります。

キンモクセイはモクセイと呼ばれる種の変種といわれており、中国語の「桂花」は、モクセイ(キンモクセイ)の仲間を総称した呼び名です。乾燥させたキンモクセイの花は昔は痰切りや歯痛の薬として用いられておりました。現在でもさまざまな料理の香りづけに用いられています。

キンモクセイ(金木犀)でジャムやシロップが作れる?

キンモクセイの花びらでジャムやシロップを作ることができます。キンモクセイの花を摘み取って、砂糖水と一緒に煮詰めます。ジャムというより蜜に近い感じですが、お星さまのようなキンモクセイの花がたくさん浮いたジャム、見た目もかわいく、柑橘系で美しく爽やかな香りがほのかに漂う上品なジャム(シロップ)です。

ちなみにキンモクセイの花をシロップと一緒にそのまま食べると、リンゴのような甘酸っぱい味がするそうで、シロップをお湯に溶かして飲むと淡い香りが鼻を抜けるという、なんとも上品な味わいを堪能できます。

キンモクセイ(金木犀)のジャムの作り方

材料

(200ml程度の容量の保存瓶3個分)
乾燥させたキンモクセイの花 …100g
砂糖 (上白糖)… 100g

水600ml
塩 …1つまみ
酒 (桂花陳酒、なければコアントローやグランマルニエなどのオレンジのリキュールなど)…200ml

作り方

1.乾燥させたキンモクセイの花を水に晒してごみを取り除き、ある程度水を吸わせたら、ガーゼなどで水気を切っておく。

2.フライパンに砂糖をいれて弱火で加熱する。砂糖の粒がなくなるまでとろとろに溶かす。

3.砂糖が溶けたら1.の乾燥キンモクセイと酒を加え、火を止めてよくかき混ぜる。粗熱を取って冷ました後、消毒した清潔なビンに入れて完成。

調理時の注意点

金木犀の花を摘みます。摘むのはなるべく花びらだけを。小枝が入らないように気をつけましょう。摘んだ花はすぐに調理します。摘んだその日に作れない場合はジップロックに入れて軽く空気を抜いて封をし、冷蔵庫で保管します。翌日までに使いましょう。

砂糖水に混ぜて煮詰める際、5分以上煮込むと香りが飛ぶだけでなく、風味もおちてえぐみが出るので注意しましょう。

瓶詰め後、完全に冷めたら冷蔵庫で保存してください。未開封の状態ではあれば3ヶ月は保存可能です。開封後は1週間を目安に使いきりましょう。長期保存したい場合は瓶詰めせず小分けにジップロックなどに注ぎ入れ、空気を抜いた状態で密封し冷凍庫で保存します。これで半年は保存できます。

キンモクセイ(金木犀)の収穫方法や時期

シロップやジャムに使うような食用でキンモクセイの花を摘む際は、なるべく花びらだけを摘むようにし、小枝などが入らないように気をつけましょう。

また摘んだ花は摘んだ日のうちに調理し、すぐに調理できない場合はジップロックなどに入れて軽く空気を抜いた状態で冷蔵庫で保管します。その状態であっても翌日までには使いましょう。

キンモクセイの花の開花時期は9月下旬から10月頃で、収穫するなら晴れて空気が乾燥した日を選んで収穫しましょう。

キンモクセイ(金木犀)のシロップの作り方を覚えてみよう

キンモクセイの花のシロップですが、作り方はそれほど難しくありません。煮詰める時間や保存方法などに注意して一度作ってみましょう。できあがったシロップはパンに塗ったり紅茶に混ぜたりして爽やかな味や香りを楽しみましょう。

キンモクセイ(金木犀)の鉢植えの管理方法|ベランダや室内でも大丈夫?

キンモクセイ

オレンジ色の小花が咲いて強い芳香が特徴のキンモクセイは、秋の時期に見頃を迎えます。沈丁花(ジンチョウゲ)や梔子(クチナシ)とともに、「三大香木」とも呼ばれていますね。キンモクセイは地植えと鉢植えで育てることができ、鉢植えだとコンパクトなので楽に管理ができます。

今回は、キンモクセイを鉢植えで育てる方法や植え付けの時期などについて詳しくご紹介していきます。

キンモクセイ(金木犀)は鉢植えでも育てられる?

キンモクセイは地植えだけでなく、鉢植えでも育てることができます。

地植えの場合は樹高3~6m程度になりますが、鉢植えの場合は1〜2m程度におさめることもできるので、ベランダや室内で育てることも可能です。

ただし、地植えと鉢植えではそれぞれ育て方が少し異なるので、正しい方法を理解しておきましょう。

キンモクセイ(金木犀)の鉢植えはどこで管理したらいい?

キンモクセイの鉢植えは、日当たりが良い場所で管理するようにしてください。

ただし、キンモクセイの鉢植えを室内で管理したい場合は、エアコンや暖房の風が直接当たるような場所や、乾燥した場所に置くのは避けましょう。

鉢植えにするキンモクセイ(金木犀)の苗の選び方

キンモクセイを鉢植えで育てる場合は、あまり成長しすぎている苗を選ぶのはやめましょう。樹高が高くなりすぎていると、のちのちの管理が大変になるだけでなく、鉢が窮屈になり根詰まりを起こす可能性があります。

また、苗木が太くしっかりしているものを選ぶと、たくさんの花の開花も期待できるでしょう。

キンモクセイ(金木犀)の鉢植えでの育て方

土づくり

キンモクセイは水はけの良い土を好みます。

鉢植えにする場合は、「赤玉土(小粒)7:腐葉土3」の割合の土を使うと良いでしょう。

植え付け

キンモクセイの植え付け時期は、3月~4月頃が適期です。

鉢植えキンモクセイの植え付け方法は、以下の通りです。

  1. 苗木の根鉢を崩さないよう気をつけながら、鉢から取り出します。
  2. 鉢の中に鉢底石を約3〜5cm入れます。
  3. その上から土や元肥を少し入れ、苗木を植え付けます。
  4. 鉢上より3cmほど下まで土を足します。
  5. たっぷりと水やりをします。
  6. これで完成です。

なお、キンモクセイはある程度成長してからの移植を嫌うため、鉢植えで育てる場合は、あらかじめ少し大きめの鉢を選んでおくと良いでしょう。

水やり

キンモクセイを鉢植えで育てる場合は、土の表面が乾いたらたっぷりお水をあげましょう。

ただし、冬の時期は水の量を控えます。

肥料・追肥

キンモクセイを鉢植えする場合は、鉢の土全体に肥料を施します。2月、5月、そして8月~9月上旬にかけて、リン酸分の多い化成肥料や有機肥料を1回ずつ与えましょう。

液体肥料を施す場合は、栄養が十分ではないため、化成肥料や有機肥料を使用することをおすすめします。

肥料の与えすぎは株を弱らせる原因となりますので、切な時期と量を見極めてください。

植え替え

キンモクセイは基本的にある程度成長したあとの移植を嫌うため、地植えの場合は植え替えは行いません。

しかし、鉢植えの場合は根詰まりを防止するためにも、2〜3年に1度の頻度で植え替えが必要となります。植え替え時期は、3~4月頃が適期です。

植え替え方法は、以下の通りです。

  1. 根の周りを軽くもみほぐしながら、土を少し落とします。
  2. 黒く傷んだ根を剪定します。
  3. その後は植え付け時と同じ手順を繰り返します。

注意すべき病気・害虫

キンモクセイは、病気や害虫などの被害が少ない樹木の一つです。

しかし、室内などで育てている場合は、風通しや日当たりが悪いとカイガラムシが発生することがあります。樹の養分などを吸い取ってしまうので、見つけ次第除去するようにしましょう。

また、乾燥した場所で管理していると、ハダニも発生することがあります。ハダニが発生すると、葉の裏側に密集し、葉を黄ばませ、最終的には枯れてしまいます。見つけ次第、葉は取り除きましょう。

鉢植えキンモクセイ(金木犀)の大きさを調整するには?

鉢植えで育てているキンモクセイの大きさを、あまり大きくしたくない場合は、適宜剪定作業が必要となります。

キンモクセイの樹高が高くなりすぎないように、先端部分の新芽や混み合ってきた枝を切り落としてあげましょう。

キンモクセイ(金木犀)を鉢植えで育ててみよう!

地植えのキンモクセイは大きく育ちますが、鉢植えではそこまで大きくならないのでベランダなど限られたスペースの場所でも育てることができます。

鉢植えの場合は定期的に植え替えが必要ですが、慣れてしまえば難しい作業ではありません。剪定も樹高の高さを制限するための作業なので、やり方を覚えればすぐにできるようになります。

キンモクセイの花は花茶などで楽しめるので、ご自宅で素敵なティータイムが過ごせそうですね。ぜひともご自宅のベランダで、キンモクセイの鉢植えを育ててみてはいかがでしょうか。

キンモクセイ(金木犀)の花言葉|怖い意味がある?見頃の季節はいつ?

キンモクセイ Photo by blue.lace.moonさん

秋の季節になると、いっせいに咲き始めるキンモクセイ。キンモクセイはオレンジの小さな花と甘い香りが楽しめる、庭木にも人気の低木花木です。

キンモクセイの花言葉には怖いイメージを持つ人も多いようですが、実際はどうなのか、どんな意味の花言葉がついているのかについてご紹介します。

キンモクセイ(金木犀)の花言葉

キンモクセイの花言葉は「謙虚」、「気高い人」、「真実」、「陶酔」、「誘惑」です。

キンモクセイ(金木犀)の花言葉の由来

キンモクセイの芳香は高貴な印象を与えるのに、花自体はとても小さいことから、「謙虚」や「気高い人」というような花言葉になったといわれています。

また、あの独特な強く甘い香りが、「誘惑」や「陶酔」という花言葉を生んだのでしょう。

キンモクセイ(金木犀)の花言葉は怖い意味がある?

キンモクセイの花言葉は怖いというイメージがある人も多いようです。しかし、実際キンモクセイの花言葉に怖い意味を含むものはありません。

もしかするとキンモクセイの持つ香りを好む人が多く、人の心を陶酔させることを怖いと連想されたことが由来かもしれませんね。

学名
Osmanthus aurantiacus (Makino) Nakai
科・属名
モクセイ科・モクセイ属
分類
低木花木
原産地
中国南部
開花期(収穫期)
9月後半〜10月
花色
オレンジ、黄色、クリーム
別名
丹桂、桂花

キンモクセイ(金木犀)の名前の由来

キンモクセイの木の樹皮はサイの皮膚と似ていると言われていることと、たくさんの花が集まり黄金色に見えることから由来してつけられたと言われています。

中国では「丹桂」と呼ばれ、「桂花」と呼ばれることも多く、緑茶にキンモクセイを混ぜて香りづけした「桂花茶」というものがあります。

キンモクセイ(金木犀)の花の見頃の季節

キンモクセイの開花時期は、9月中旬から10月下旬なので、秋が見頃の季節です。

庭木として育てられることが多く、見頃の時期には辺りを甘い香りで包んでくれます。ですが、キンモクセイの花の開花期間は1週間ほどと短いので、見逃さないようにしましょう。

キンモクセイ(金木犀)の花の特徴

キンモクセイは小さなオレンジ色の花をたくさんつけ、甘い香りと共に楽しませてくれます。花が散った直後は地面がオレンジ色に染まり、とても美しいですよね。

キンモクセイは常緑樹なので、一年中緑を楽しむことができます。

キンモクセイ(金木犀)の香り

キンモクセイはとても香りが良いことで有名で、日本三大香木の「ジンチョウゲ」、「クチナシ」、と並んで「キンモクセイ」があります。キンモクセイの香りで秋の訪れを感じる方も多いのではないでしょうか?

キンモクセイの香りはよく香水や芳香剤に使われることが多いですが、楽しみ方はまだまだあります。いくつか簡単に再現できるものを紹介していきます。

キンモクセイの香りの楽しみ方①:入浴剤

キンモクセイは花をたくさんつけるので、その花びらをつんでお風呂に浮かべてみると、甘く優しい香りがストレス解消や疲労回復の効果と共に身体を癒してくれますよ。

キンモクセイの香りの楽しみ方②:香水

キンモクセイの香水は簡単に作ることができます。つんできたキンモクセイの花びらをガラス瓶に半分ほど入れ、薬局などで売っている無水エタノールを満タンにつめて、光を通さないように覆い2ヶ月ほど待つと、香水のできあがりです。

どちらも香りが強い、5部咲き〜8部咲きの花を選んであげると良いですよ。

キンモクセイ(金木犀)の花言葉と一緒に花や香りを楽しもう!

キンモクセイの花言葉には小さくかわいらしい花や、甘い香りに由来したものが多くありましたね。

やはりキンモクセイといえば香りが有名なので庭木としてお庭で育てる人もいますよね。これからキンモクセイを育てたいという方もお庭の空いているスペースで育ててみてはいかがですか?

自分で育てたキンモクセイで香水や入浴剤を作って、秋の香りのキンモクセイを満喫してみましょう!

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方|剪定の時期は?どんな香りがする?

ギンモクセイ 銀木犀

秋の季節に良い香りを漂わせる人気の花木といえば、オレンジ色の花を咲かせるキンモクセイ(金木犀)ですが、白い花を咲かせる「ギンモクセイ(銀木犀)」という花木もあることをご存知ですか?

今回はキンモクセイにそっくりな、ギンモクセイの特徴と、育て方についてご紹介します。

ギンモクセイ(銀木犀)とは?見頃の時期やいつ?

ギンモクセイはキンモクセイの変種とされていて、単にモクセイ(木犀)と呼ばれることもある花木で、高さ4〜5mほどに成長する常緑性小高木です。

低い位置で枝分かれして、こんもりとまとまるので、低木として庭木やシンボルツリーとしても人気です。

ギンモクセイは葉の付け根に白い芳香のある小さな花を咲かせ、9〜10月頃に見頃を迎えます。

ギンモクセイ(銀木犀)の香りにはどんな特徴や効果がある?

ギンモクセイの花は甘く特徴的な香りもちますが、その香りの強さは、キンモクセイよりも控えめだと言われています。ただし、一般的な花木からすれば、芳香を楽しめる花木の部類にはいります。

ギンモクセイの香りの効果には、安眠効果やストレス解消、リラックス効果のほか、食欲を抑制する効果もあるため、ダイエットにも効くとも言われています。

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方:栽培する場所

耐寒性、耐暑性もやや強く、東北南部以南の地域で栽培可能と言われています。鉢植えで育てることもできるので、厳寒期は室内にしまって管理することで、東北以北でも栽培可能でしょう。

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方:水やり

ギンモクセイ 銀木犀

鉢植えのギンモクセイ

鉢植えのギンモクセイは、土の表面が白っぽく乾いたら、鉢底から水が滲み出るまでたっぷりと水やりしてください。多湿を嫌うので、やや乾燥ぎみに育てるといいでしょう。

地植えのギンモクセイ

地植えのギンモクセイは、根付いているなら基本的に水やりの必要はありません。植え付けの直後、根付くまでの期間は、土の表面が乾いたら水やりをしてください。

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方:用土

ギンモクセイは排水性が高く、酸性の土壌を好みます。アルカリ性の強いピートモスは使わないように気をつけましょう。

鉢植えのギンモクセイ

鉢植えでギンモクセイを育てるとき、用土の配合は、赤玉土(小粒もしくは中粒)7:腐葉土3の割合で混ぜて使うのがいいでしょう、さらに緩効性化成肥料を用土10Lに対して20gほど混ぜて使うと生育がよくなります。

市販されている観葉植物用の培養土を使っても、問題ありません。

地植えのギンモクセイ

地植えでギンモクセイを育てるときは、植え付けの1〜2週間前に、鶏糞もしくは堆肥・腐葉土を4割ほど庭土に加えて、すきこんでおくといいでしょう。

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方:肥料

ギンモクセイに肥料を与える時期

ギンモクセイの肥料を与える時期は、植え付けのときにあらかじめ土に混ぜておく元肥のほか、下記3つのタイミングがあります。

  • 7月下旬〜8月の花芽が育つ時期に与える「芽出し肥」
  • 花が終わった10〜11月ごろに与える「お礼肥」
  • 2〜3月の寒さが極まる時期に与える「寒肥」

基本的に地植えかつ成木のギンモクセイは、施肥をしなくても十分に育っていきます。ただし、株の状態をみながら、生育が鈍るようなら、上記の時期を参考に追肥してあげましょう

ギンモクセイへの肥料の与え方

ギンモクセイに肥料をあげるときは、幹を中心に、葉の広がった先端の真下地面をドーナツ状に均等にまきましょう。施肥量はパッケージを確認し、適切に施してください。

鉢植えの場合は、液体肥料や起き肥による追肥をしてもいいでしょう。

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方:植え付け・植え替え

ギンモクセイの植え付け・植え替えの時期

ギンモクセイの植え付け、植え替えをするときは、3〜4月、もしくは9〜10月の涼しいと感じる時期に行うといいでしょう。暑すぎたり、寒すぎる時期は根張りが甘くなるので、避けてください。

ギンモクセイの植え替えの頻度

ギンモクセイは植え替えを嫌う性質がありますが、根詰まりを起こしてしまう可能性もあるので、3〜4年に一度ほどの頻度で、大きめの鉢に植え替えてください。鉢上げをしたくない場合は、古い根を切って新しい用土に植え替えしましょう。

ギンモクセイの植え付け・植え替えの方法

ギンモクセイを鉢植えで育てるとき

ギンモクセイを鉢植えで育てるとき、鉢の大きさは8号以上ある大きめのものを使いましょう。また、テラコッタなどの通気性の高い素材がおすすめです。

  1. 鉢底にネット、鉢底石をしき、培養土を3分の1程度いれる。
  2. 植え付けの際は根鉢を崩さずに。植え替えの際は根鉢を3分の1ほぐして、根の整理をしておく。
  3. 鉢の中に苗をあてがいながら、間に培養土をいれていく。
  4. ウォータースペースを残して土を入れ終わったら、たっぷりと水をあげる。

ギンモクセイを地植えで育てるとき

  1. 苗の高さと同じ位の深さで、植え穴を掘る。
  2. 用土の項目を参考に、庭土を利用して培養土をつくる。
  3. 排水性の悪い土の場合は、植え穴のそこに軽石をしいてから、培養土を3分の1ほどまでいれる。
  4. 苗をあてがいながら、間に培養土をいれて植え付けする。

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方:剪定

ギンモクセイの剪定の時期

ギンモクセイは成長が早く、放っておくと大きくなりすぎてしまうので、定期的に剪定をして、株の健康と株姿を整えてあげましょう。

ギンモクセイを剪定する時期は、新芽が出る前の2〜3月頃と、花が咲き終わった11月頃が適しています。

深く刈り込んで株姿を整える強剪定は、2〜3月に行いましょう。ただし、その年は花がつかなくなる可能性もあります。

ギンモクセイの剪定の方法

軽く整える程度の剪定では、混み合う並行枝や、内側に向かって伸びる内向枝、交差枝、下に向かって伸びる下垂枝などを刈り取りましょう。

樹高を整える強剪定では、枝先から50cm程度まで切り戻し剪定をします。このとき、枝の付け根からきるようにしましょう。

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方:増やし方・挿し木

ギンモクセイは挿し木で増やすのがおすすめです。挿し木をするときは、8〜9月上旬に行うといいでしょう。

新芽のついた枝を15cmほどの長さにカットして、切り口を水に2〜3時間ほどつけたら、水揚げして切り口に発根剤を塗ります。清潔な赤玉土小粒をいれた育苗ポットに、挿し穂を植えて水やりをし、ビニールなどで覆いながら乾かないように管理します。

十分に根が生えたら、鉢に植え替えて育てていきます。

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方:注意する害虫・病気

ギンモクセイは日当たりや風通しが悪いと、褐斑病や炭そ病などが発生します。発病した部分は治療できないので、すぐに切り取り、株全体に薬剤を散布して病気を食い止めてください。

また、カイガラムシも発生しやすいので、幼虫の段階で薬剤などを利用して棒状しましょう。

ギンモクセイ(銀木犀)の花言葉とは?どんな意味がある?

ギンモクセイの花言葉には、「初恋」「高潔」などがあります。可憐な白い花から連想されるイメージで、他にも「謙虚」などがあります。

ギンモクセイ(銀木犀)の育て方のコツを抑えよう!

ギンモクセイは育てやすく、かわいらしい花と豊かな芳香で人気です。育てるときに気をつけたいポイントは、やはり定期的な剪定です。とくに苗木から育てる場合は、最初3〜4年の剪定によって、株立ちがかわるので、自分好みのギンモクセイに仕立て上げることもできます。

ぜひギンモクセイを庭や生垣にして、秋の花と香りを楽しんでみてください、

キンモクセイのお花で雑貨DIY!モイストポプリと香水の作り方とは?

キンモクセイ ロイストポプリ

こんにちは、GreenSnap編集部です♪

この時期になるとキンモクセイの香りがどこからともなく漂ってきて、秋の訪れを感じますよね。今回はそんな秋の代表花でもあるキンモクセイの香りで、モイストポプリと香水を手作りしてみました!

作り方はとっても簡単なので、ぜひ皆さんも挑戦してみてくださいね!

キンモクセイ(金木犀)の香りにはどんな効果があるの?

キンモクセイは古くから親しまれる三大香木のひとつで、オレンジ色の花からは独特の優しい甘い香りがします。この香りには約100種ほどの成分が含まれていて、ストレス軽減などのリラックス効果があるといわれているんです!

昨今の状況下、ストレスがたまりやすい日々ですが、癒しのキンモクセイの香りで日々を快適に過ごしませんか?

「キンモクセイのモイストポプリ」をつくってみよう!

今回はkikuchixさんのみどりのまとめを参考にご紹介します!
ちなみにモイストポプリは香りの強いお花を使ってつくるので、キンモクセイの他にもヒヤシンスなどいろんなお花でつくれますよ!

準備するものは?

・キンモクセイの花
・粗塩
・空き瓶(蓋ができるもの)
・ピンセット
・新聞紙

モイストポプリの作り方

step1:キンモクセイの花と茎をわける

ピンセットを使って、やさしく花と茎を分けていきましょう。ゴミや殻や虫などもよけて花だけ集めてくださいね。全部終わったら新聞紙の上に広げて、しなっとなるくらいに数時間乾かします。

step2:瓶の中に塩とキンモクセイを入れる

瓶の中に、層になるように塩とキンモクセイを交互に入れていきます。上の方まで交互に入れ終わったら、最後の層は花の層にして終わりにしてください。

step3:冷暗所で保管して完成!

蓋をして1、2ヶ月冷暗所に保管したら完成です!花びらがしぼんで茶色くなり、塩がキンモクセイのエキスを吸って、オレンジ色になったらOKです。

「キンモクセイのモイストポプリ」の使い道は?


キンモクセイのモイストポプリが完成したら、蓋を開けてほのかに漂う、キンモクセイの香りをお楽しみください。透明ビンを使えば、オレンジと白の層がかわいいインテリア雑貨としても楽しめますね。

リボンを巻いて、プレゼントしてみても喜ばれるかも?ぜひつくってみてくださいね♫

意外とかんたん?「キンモクセイの香水」をつくってみた!

今回使用した道具は?

  • 金木犀(キンモクセイ)の花
  • 無水エタノール
  • 手袋
  • スプレーや瓶などの密閉容器(できれば褐色などの色付きのものが良い)
  • アルミホイル ※透明な容器を使用する場合のみ

「キンモクセイの香水」の作り方

step1:キンモクセイを清潔な容器に入れる

 
 
キンモクセイの花と茎をわけるところは、モイストポプリの方と一緒です!

100円ショップなどのスプレー容器などを用意し、きれいに洗ったら、キンモクセイのお花を容器にいれていきます。
今回はお花があまりとれなかったので少量ですが、7分目くらいまでお花を入れるといいですよ!

step2:無水エタノールを容器に入れる


 
次に、安全のため手袋をして、無水エタノールを容器の半分〜8分目位まで注いだら、容器の蓋を閉めて密封しましょう。

step3:アルミホイルを巻いて冷暗所で保管


 
紫外線が入ると傷んでしまうので、透明容器の場合はアルミホイルをまいておきましょう。その後は冷暗所で2ヶ月ほど寝かせたら、完成です!

「キンモクセイの香水」の使い道は?


 
キンモクセイの香水は、衣服などにかけて使いましょう。膝かけや毛布につけても、ふわりと香りがただよっていいですね!

精製水で3倍程度に薄めてルームフレグランスとして使うのもいいかもしれません。

キンモクセイ、そのまま散らせちゃもったいない!

金木犀の花の寿命は、短いもので開花からわずか1週間ほどと言われています。ですが、花を香水やモイストポプリにしておくことで、一年中その香りを楽しむこともできますよ。

ぜひ、みなさんもキンモクセイの花の香りを長く楽しんでくださいね!