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多肉植物・サボテン

カランコエがひょろひょろになる原因は?どんな環境を好む?

カランコエ ピンク色

カランコエは、冬~春にかけてピンク色や黄色など鮮やかな花を咲かせる多肉植物です。その花姿から子宝草とも呼ばれ、風水では子宝に恵まれる縁起がよい植物としても知られています。

美しいカランコエですが、育て方次第ではひょろひょろになってしまうことをご存じでしょうか。

ここでは、カランコエがひょろひょろになる原因やその対策、カランコエが好む育成環境などについて紹介していきます!

カランコエがひょろひょろになるとどうなる?

カランコエは花付きがよい多肉植物ですが、育て方によってはひょろひょろになってしまうことがあります。ひょろひょろになるとは、茎が細く葉と葉の間隔が間延びしてしまい徒長した状態のことです。

この状態になると見た目もよくないですし、病害虫にもかかりやすくなってしまいます。

カランコエがひょろひょろになる原因

カランコエは鉢植え栽培にも向いているため、室内で育てる方も多いことでしょう。乾燥に強い植物ですが、室内ではエアコンの風が当たることが原因でカランコエがひょろひょろの姿になってしまうことがあります。

また、カランコエは日当たりのよい場所を好みますが、直射日光が当たると葉焼けを起こす可能性があります。逆に1日中日が当たらない場所で育てると日照不足が原因でひょろひょろになってしまうため、注意が必要です。

その他、カランコエは約1~2年ごとに1回の頻度で植え替えしますが、長い期間植え替えしないと根詰まりを起こしてしまいます。

根詰まりすると植物の生育に悪影響を及ぼすため、カランコエが次第にひょろひょろの状態になってしまうので心配ですね。

カランコエがひょろひょろになったらどうすればいい?

カランコエがひょろひょろになる原因はいくつか考えられますが、エアコンの風が原因であればカランコエの鉢をエアコンの風が当たらない場所に移動させて管理してください。

暖房や冷房のような人工的な風は自然の風とは異なり、極端に乾燥しています。カランコエを元気に育てるためにも、エアコンの風が当たるような場所は控えましょう。

室内で管理していて直射日光が原因の場合は、窓際でもレースカーテン越しで育てることをおすすめします。日の光が当たらない場所で育てているようであれば、日当たりのよい場所に移動させましょう。

このとき、ひょろひょろに伸びた部分は剪定バサミなどを使って切り戻します。

カランコエの鉢底から根が出ているなど根詰まりの現象が確認できるようであれば、カランコエを一回り大きな鉢に植え替えましょう。

植え替えない場合は、カランコエの腐敗している根の部分を剪定するだけでも回復します。

カランコエが好む育成環境

カランコエはアフリカや東南アジアが原産の多肉植物なので、高温や乾燥した環境でよく育ちます。日当たりや風通しのよい環境を好み、日照不足になると葉全体に厚みがなくなってしまいます。

逆に寒さには弱いため、気温が5℃を下回る場合は暖かい室内に移動させて管理しましょう。0℃になった場合は、断水してください。

カランコエがひょろひょろにならにように正しい方法で育てよう

色鮮やかな花を咲かせるカランコエがひょろひょろになってしまうととても残念ですよね。多肉植物は他の観葉植物とは育て方が異なるため、カランコエが好む環境をよく知ったうえで育てることですくすくと育ってくれます。

正しい方法で手入れして、元気なカランコエを育てましょう!

サボテンの水耕栽培|土からの植え替え方法は?根腐れさせないコツは?

サボテン

観葉植物として大人気のサボテンは、水耕栽培でも育てられる植物です。鉢植えで栽培するサボテンとは一味違った見た目で、水耕栽培で育てるとインテリアとしても楽しめます。

今回はサボテンの水耕栽培のやり方や、大きくなるサボテンにあった容器などを、動画と合わせてご紹介します。

サボテンの水耕栽培で育てるメリットとは?

室内を汚さずに栽培できる

サボテンを水耕栽培で育てる場合、根を培養液にひたして育てるので、土を必要としません。そのため室内を汚しにくく、土のお手入れがいらないので、手軽にサボテンを栽培できます。

普段見られないサボテンの根が見られる

サボテンを水耕栽培で育てると、普段植え替えのときにしか見られない根を、いつでも見ることができます。根の成長過程を楽めるのはもちろん、透明な容器に入れて栽培すれば、おしゃれでステキなインテリアとしても楽しめます。

サボテンの水耕栽培を始めるときに準備するもの

準備するもの

  • 水耕栽培用の容器
  • サボテン
  • 根腐れ防止剤
  • 軍手
  • ハサミ
  • 新聞紙などのシート

どんな容器を使うべき?

サボテンの水耕栽培に使う容器は、ガラス瓶やペットボトルなど、水が漏れないようであればなんでも構いません。ただし口が広い容器だとサボテンが落下する可能性があるので、金網をカットしてサボテンの台座とするとよいでしょう。

サボテンの水耕栽培の始め方(土からの植え替え方法)

  1. サボテンを元の鉢から取り出す
    サボテン 水耕栽培 鉢から出す
    10日以上水やりを控えて、土を完全に乾燥させて鉢から取り出しましょう。

    針が刺さらないように軍手をはめてから作業すると安全です。

  2. サボテンの根鉢を崩す
    サボテン 水耕栽培 根鉢を崩す
    サボテンの根鉢(根の周りについた土)を優しくほぐし、できるだけ古い土を落とします。
  3. サボテンの根を洗う
    サボテン 水耕栽培 根を洗う
    根についた土を水で完全に洗い流しましょう。
  4. サボテンの根を切る
    サボテン 水耕栽培 根を切る
    根がキレイになったら、清潔なハサミで根を半分ほどに切りましょう。

    土栽培で伸びた根は水耕栽培には適応できないので、切って刺激を与え、新しく水耕栽培用の根を伸ばすようにします。

  5. サボテンの根を乾燥させる
    サボテン 水耕栽培 乾燥させる
    1〜2日間、日陰の風通しの良い場所に置いてよく乾かしましょう。
  6. 水をいれた容器に飾る
    サボテン 水耕栽培
    しっかり乾燥したら容器に根が1/3〜1/2ほど浸かる量の水をいれて、サボテンを飾りましょう。

サボテンの水耕栽培:管理の方法

置き場所

サボテンを水耕栽培で育てるときは、半日陰に置いてください。直射日光が当たる場所で栽培してしまうと、葉焼けを起こしたり、水温上昇で根腐れを引き起こしてしまうので、注意しましょう。

水換えの頻度

サボテンの水耕栽培では、水は常に新鮮な状態を保つようにしましょう。水を放置すると藻や雑菌が発生し、やがて腐るので注意してください。サボテンが健やかに育つよう、1週間に1度容器の水をすべて入れ替えてください。

水の量

水の量は根の1/3が目安です。根は水分を吸収すると同時に酸素も吸収しているので、すべての根が水に使ってしまうと弱ってしまいます。成長に合わせて水位を落としていくといいでしょう。

なお、サボテンの水耕栽培に適した水温は5〜30℃です。夏は水温があがりやすく、冬は冷たくなりやすいので、温度変化には注意しましょう。

肥料

また、サボテンの水耕栽培には、水に薄めた液体肥料を使用します。こうすることで効率よく栄養を吸収でき、サボテンを大きく成長させられます。なお、液体肥料には、カリウムを多く含んだ化成肥料のものを使いましょう。

サボテンの水耕栽培で根腐れさせないコツとは?

サボテンを土栽培から水耕栽培に植え替えるときに、残った土から菌が繁殖することもあるので、土は完全に洗い落としてあげましょう。

サボテンに限らず、水耕栽培では水の交換はまめにして、新鮮な状態を保ちましょう。また、根腐れ防止剤として、「ゼオライト」や「ミリオンA」などを容器の底にしくことで、根腐れしにくくなります。

サボテンを水耕栽培で育ててみよう!

サボテンの水耕栽培は、水の状態をこまめに確認することが大切です。これができれば、サボテンもすくすく大きく成長して、寿命も長くなります。ポイントを抑えて、かわいらしいサボテンを末永く楽しみましょう。

リトルミッシーの育て方|水やりや肥料、増やし方は?

リトルミッシーは小さくふっくらとした葉が特徴の多肉植物です。葉が印象的な植物ですが花も咲くことがあります。

今回はリトルミッシーの育て方の基本について解説しています。肥料は必要なのか、水やりの頻度はどれくらいかまとめたので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

リトルミッシーとは

科・属名
ベンケイソウ科・クラッスラ属
分類・性質
多肉植物、多年草
原産地
南アフリカ
学名
Crassula pellucida ssp. marginalis Variegata
英語名
little missy
別名
クラッスラ
出回り期
2月から4月
開花時期
4月から9月
花色

リトルミッシーの育て方:植え付け・植え替え

リトルミッシーの植え付けは3月から5月のあたたかい時期に行ってください。

鉢で育てている場合は、根が生長して植え替えが必要になることがあります。根がパンパンになってきた、土の表面に根が見えてきた場合は、植え替えのタイミングです。ひとまわり大きな鉢に変えてあげましょう。

植え替えの時期は4月から5月です。

リトルミッシーの育て方:用土

リトルミッシーは水はけのよい土を好みます。市販のサボテン用の土や多肉植物用の土での栽培で問題ありません。

自分でブレンドする場合は、赤玉土3、鹿沼土2,軽石2、腐葉土3の割合で作るのがおすすめです。

リトルミッシーの育て方:育てる場所

リトルミッシーは日当たりのよい明るい場所が向いています。日陰だとヒョロヒョロ伸びて、葉が黄色くなることもあるため注意してください。花が咲かないこともあるため、なるべく明るい場所をお選びください。

夏は高温多湿な場所を避けて明るい日陰に移すことをおすすめします。

リトルミッシーの育て方:水やり

春と秋は土が乾いたことを確認してからたっぷりと水やりをしてください。リトルミッシーは多肉質なので常に湿った土で栽培をすると水分過多になり根腐れする危険性があります。

だいたい目安として10日に1回のタイミングで水やりをしましょう。

夏と秋は活動をほとんどしなくなります。この時期は水やりは控えめにしてください。土が乾いていたら表面が軽く湿る程度で問題ありません。

リトルミッシーの育て方:肥料・追肥

リトルミッシーは基本的に肥料を必要としません。リトルミッシーをはじめ多肉植物は水分や栄養分をため込む性質があるため、特に肥料を必要としないのです。

ただし、株全体が元気なく見えるときは緩効性化成肥料や液肥を少なめに与えましょう。

リトルミッシーの手入れ

リトルミッシーの葉が枯れていたら早めに取り除いてください。

リトルミッシーの育て方:剪定

リトルミッシーは高温多湿を嫌うため、株が全体的に混み入ってきたら不要な枝をカットしましょう。傷んだ枝や、伸びすぎている枝などが剪定の対象です。

リトルミッシーの増やし方

リトルミッシーは株分け、挿し芽で増やすことができます。

植え替えする際は株を2つに分けて増やすとよいでしょう。株を分ける際は、古い土をよく落として傷んだ根や腐った根があれば取り除いてください。

剪定で出た枝を利用して増やすこともできます。その方法が挿し芽です。5cmほどの枝を用意して、挿し芽用の土に挿しておくとうまくいけば根が出てきます。

根が安定するまでは明るい日陰で管理をして、その後鉢上げをしてください。

リトルミッシーの育て方:病気・害虫

リトルミッシーは病気に強いですが、さび病や黒星病、軟腐病になることがあります。

葉にさびのようなものがついていたらさび病を疑いましょう。葉に黒い斑点が出ていたら黒星病の可能性があります。

軟腐病でリトルミッシーの下葉が腐ることがあるため、なるべく下葉は早めに取り除いて通気性をよくするために剪定をしましょう。

基本的に病気の症状が見つかれば、その部分を取り除くことをおすすめします。

害虫はカイガラムシに気を付けましょう。カイガラムシは白い見た目をしています。薬剤が効きにくいため見つけ次第ブラシやテープで取りましょう。

カイガラムシは高温期や乾燥期に繁殖しやすいため注意してください。

リトルミッシーの花言葉

リトルミッシーのみの花言葉はありませんが、クラッスラの花言葉を紹介します。

花言葉は「富」、「幸運を招く」、「一攫千金」、「不老長寿」です。

リトルミッシーを育ててみよう

リトルミッシーは葉のフチに斑が入っていてとても愛らしい見た目をしています。プニプニとした多肉質の葉もかわいらしく人気です。

葉がよく密集しているのでこんもりとした見た目をしていて寄せ植えにも向いています。うまくいけば美しい花も観察できるのでぜひお迎えしてみませんか。

ベビーサンローズの育て方|夏越し・冬越し、剪定は必要?

ベビーサンローズ

ベビーサンローズは名前にローズと入っていますが、バラの仲間ではありません。多肉質な植物で室内でも手軽に栽培できる植物です。

今回はベビーサンローズの育て方について解説しています。これからベビーサンローズをお迎えしたい方、現在育てている方もぜひ参考にしてみてください。

ベビーサンローズとは

科・属名
ハマミズナ科・アプテニア属
分類・性質
多年草
原産地
南アフリカ
学名
Aptenia cordifolia
英語名
baby sun rose
別名
ハナツルソウ
出回り期
3月から4月
開花時期
5月から7月、9月から11月
花色
ピンク、白
誕生花
7月19日

ベビーサンローズの育て方:植え付け・植え替え

ベビーサンローズの植え付けは春がおすすめです。20℃以上のおだやかな時期に行ってください。

鉢植えでベビーサンローズを育てている場合は、植え替えをしてください。理由は根が生長するからです。同じ鉢でずっと栽培をしていると、根が伸びて窮屈になるため、ひとまわり大きなサイズの鉢に植え替えをしてください。

植え替えの時期は4月から5月の気温がおだやかな時期をおすすめします。

ベビーサンローズは生長が早いため植え替えのタイミングを逃さずに行いましょう。

ベビーサンローズの育て方:用土

ベビーサンローズは水はけのよい土を好みます。市販の培養土での栽培で問題ありません。

ベビーサンローズの育て方:育てる場所

日当たりがよい明るい場所でなおかつ風通しのよい場所が栽培に適しています。暗い場所だとベビーサンローズの花付きが悪くなるため、なるべく明るい場所での栽培がおすすめです。

地植えで育てる場合は、雨が長く当たる場所はおすすめしません。

ベビーサンローズの育て方:水やり

ベビーサンローズの葉は多肉質なので乾燥気味に水やりをするとよいでしょう。土の表面がしっかりと乾いたことを確認して2日後に水やりをするのがおすすめです。だいたい1週間に1度で問題ありません。

地植えの場合は降雨のみで十分です。

ベビーサンローズの育て方:肥料・追肥

ベビーサンローズは丈夫な植物で肥料を与えなくても育ちます。生育が悪いときのみ肥料を与えましょう。緩効性肥料や液肥を少量与えてください。規定の量よりも少なめをおすすめします。

ベビーサンローズの管理方法

夏越し

湿気がこもらないように風通しをよくしてください。枝が混み入っている場合は剪定をしてスッキリさせます。

夏の水やりは朝または夕方にして、気温が高い昼間を避けてください。なるべく土の温度が上がらないように注意しましょう。

冬越し

冬は乾燥気味に育ててください。水やりの頻度を月に1回など落としていきます。雪が降るような地域で栽培をしている場合は、鉢ごと室内に入れましょう。

地植えでベビーサンローズを育てている場合は特に変わった作業をする必要はありません。

ベビーサンローズの剪定・切り戻し

ベビーサンローズはよく生長する植物です。枝をどんどん伸ばすため剪定が必要になります。剪定とは枝などをカットすることです。剪定をすることで枝数が増え、その結果花付きもよくなってメリットが豊富ですので、ぜひチャレンジしてみましょう。

基本的には混み入っている箇所をスッキリさせるためにハサミを入れます。傷んだ枝や曲がって生えている枝があればそれもカットしましょう。

ベビーサンローズの増やし方

ベビーサンローズは、株分けと挿し芽で増やすことができます。

株分けは植え替えのタイミングで行うことをおすすめします。鉢から取り出して、株を2つに分けます。このとき、傷んだ根があれば取り除きましょう。

挿し木は、剪定のタイミングで行うことのがおすすめです。健康なベビーサンローズの枝を7cmから8cmほどにカットをして、下の葉があれば取って、上の葉数枚を残しましょう。

カットした枝を清潔な新しい挿します。このとき発根促進剤があれば、切り口に塗っておくと成功率が上がります。

挿し芽は複数用意しておくとよいでしょう。枝を挿したあとは、直射日光が当たらない場所でしばらく管理をすると1ヶ月ほどで根がでてきて、ベビーサンローズを増やすことができます。

ベビーサンローズの育て方:病気・害虫

ベビーサンローズは特に病気や虫を気にする必要はありません。風通しのよい場所で、剪定しながら栽培すれば問題なく育てることができます。

ベビーサンローズを育ててみよう

ベビーサンローズは菊のような花を咲かせる植物で、花の存在感は抜群です。多肉質な葉も愛らしいのでぜひ育ててみませんか。

丈夫な植物で初心者の方でも栽培しやすいですが、冬越しだけ水やり頻度に気をつけてください。

マミラリアとは|花は咲くの?おすすめの種類は?

マミラリア

サボテンはとても種類が多いですが、今回はマミラリアについて解説します。名前は聞いたことがなくても園芸店できっと見たことがあるはずです。マミラリアの種類や栽培の基本情報をまとめているのでぜひご参照ください。

マミラリアとは?

科・属名
サボテン科・マミラリア属
分類・性質
多肉植物
原産地
メキシコ
学名
mammillaria
英語名
strawberry cactus
出回り期
通年
開花時期
4月から6月
花色
白、ピンク、赤、黄

マミラリアの特徴

マミラリアはサボテンの一種ですが一般的なサボテンのようにツンツンとしたイメージはなく、丸くてコロコロ、ふんわりとした特徴があります。

サボテンのなかでもマミラリアは栽培しやすく値段も安いことから100円ショップで売ってることもあります。マミラリアは夏型冬型があり、夏型が多いです。

形はまん丸か細長い円筒形をしています。トゲは硬くないためふんわりとした印象があります。

マミラリアは花は咲く?

マミラリアは花が咲きます。マミラリアの花の色はピンク、白、赤、黄でとてもハッキリした色の花が咲きます。多くの場合は、天頂部にぐるっと一周するように目立つ花が咲きます。

環境によっては一周せずに花がちらほら咲く程度のこともありますが、マミラリアの花はサボテン本体に対して大きいためよく目立ちます。

マミラリアの花を咲かせることは難しくはありません。初心者の方でも花を観察することができるでしょう。

マミラリアの種類

満月

満月のようにまん丸いのが特徴のマミラリアです。トゲの密度はあまり高くはなく地肌にあたる緑色の部分が見えるのが特徴です。同じ白いマミラリアの白鳥と比べて緑色が透けています。

栽培していると子株がこぶのようにでてきて愛らしくなります。

白鳥

真っ白なトゲを持つマミラリアです。トゲがたくさんあるように見えますが、先端が外を向いていないため触っても指に刺さることはないため、栽培しやすいでしょう。

雪化粧をしたかのような美しいサボテンで人気があります。

猩々丸

猩々丸はこれまで紹介した白いトゲを持つマミラリアとは異なり、茶色のトゲを持ちます。すべてが茶色いトゲではなくよく見ると、白いトゲと茶色いトゲが混ざっています。

大きくなると30cmほどになるものもあり、マミラリアのなかでは荒々しい雰囲気を持ちます。丈夫で屋外でも栽培しやすいマミラリアです。

月影丸

大きいものは15cmほどになる月影丸は、生長が速いため見た目の変化を楽しめるマミラリアです。育て甲斐のあるマミラリアで、地肌部分も透けて見えるため、サボテンらしいものを探している方に向いています。

明日香姫

明日香姫はカラフルなのが特徴です。元々のトゲは白いで、カラフルなものは着色剤を使用してカラーリングしています。カラフルなサボテンが欲しい方にはおすすめです。

ゴツゴツとしてずんぐりした印象がありますが、カラフルな見た目は愛らしいのが特徴と言えます。

マミラリアの育て方

マミラリアは日当たりのよい場所を好みます。風通しのよい場所で育てないと蒸れることもあるため気をつけてください。

水やりは通常のサボテンと同様で問題ありません。内部に水分をため込む力があるので常に土が湿っていると腐ります。土が乾いたのを確認後、数日たってから水やりをしましょう。3~4週間に1回ほどの水やりで問題ありません。

夏型の場合は冬は活動をしなくなるため水を与えないようにしましょう。

肥料を与える場合は、春から夏のあたたかい時期に行ってください。緩効性肥料が向いています。液肥を与える場合は薄めてください。

植え付け、植え替え

マミラリアの植え付け、植え替えは3月から5月のあたたかい時期に行ってください。

株のサイズに合う鉢に植え付けましょう。植え付けたら水やりをします。

鉢からマミラリアがはみ出すくらい成長している場合や、子株ができて窮屈になってきた場合は、ひとまわり大きな鉢に植え替えをしてください。

夏越し・冬越し

夏の直射日光は苦手なので夏は明るい日陰で管理をしましょう。

冬は5℃以上になるようにして、屋外で育てている場合は室内に移動させます。

人気が高いサボテンのマミラリアを育ててみよう

マミラリアは手軽に買えて簡単に育てられるサボテンです。初心者の方の入門サボテンにも向いていますし、サボテンの寄せ植えにもよいでしょう。

種類によって個性が異なるので、自分にぴったりなものを選びましょう。

リトープスの脱皮|時期や脱皮中の水やり、終わった後の手入れは?

リトープス

多肉植物専門店やサボテン専門店でなくても最近は雑貨屋さんや花屋さんでも見かけるようになったリトープス。ホームセンター内の園芸店でも見ることがあります。まるで石のような見た目をしていますが、脱皮という変わった特徴を持っています。今回はリトープスの脱皮に焦点を当てて解説いたします。

リトープスの脱皮中の水やり管理はどうしたらいいのか、寄せ植えでリトープスを育てているときはどうするべきか、まとめたのでぜひご参照ください。

リトープスとは

リトープスはハマミズナ科に属する多肉植物で非常に個性的な見た目をしています。サボテンのようなトゲはなく石ころのような見た目をしていますが、ぱかっと割れて脱皮をします。この脱皮がリトープスの最大の特徴と言えるでしょう。リトープスの脱皮は基本的に年に1回です。

原産地は南アフリカ、ナミビアで乾燥した気候を好みます。10月から5月の涼しい時期に活動をする植物で、それ以外の時期は休眠します。リトープスの花期は10月から1月で、リトープスが割れて中から白や黄色の花を咲かせます。

リトープスが脱皮するのはなぜ?

リトープスは脱皮すると記載しましたが、実際は皮ではなく葉を脱ぎます。

外側の葉が乾燥してくると中で育てていた新しい葉が顔をだし、どんどん外側の葉が割れてくるのです。これが脱皮のように見えることから脱皮と表現されています。

株の新陳代謝のために脱皮をしています。

珍しい現象のように思えるかもしれませんが、基本的な植物の生命活動の1つです。植物は常に古い葉を落として新しい葉をだして生命を維持します。このリトープスの脱皮もその一種です。

リトープスの脱皮の時期

リトープスは涼しい時期や寒い時期を活動期間にします。なかでも脱皮の時期は2月から3月の特に寒い時期です。早い個体は1月から脱皮を開始します。

外側の葉がシワシワとして乾燥してきたら脱皮のサインです。真ん中がぱっくりと割れてくるので、脱皮を始めている最中はそっと見守りましょう。

中から小さな葉が見えてきます。内側の新しい葉を手で引っ張り出す必要はありません。リトープスの脱皮成功のためにとくに何もしないことをおすすめします。

リトープスの脱皮中、脱皮後の手入れ

リトープスが脱皮をし始めたら、水やりは停止して断水させてください。

外側の葉が乾燥することでリトープスの脱皮が進みます。新しい葉を生かすために、外側の葉の水分が内側にある新しい葉に移っていきます。脱皮中に水やりをしてしまうと、脱皮異常を起こすことがあり注意が必要です。

本来乾燥するはずの外側の葉(古い葉)がうるおうことで内側の葉まで脱皮させようとして二重脱皮することもあるため、脱皮中の水やりには注意をしましょう。

リトープスの寄せ植えをしていると、脱皮している個体とそうでない個体があると思います。この場合は水やりをまとめてするのではなく、スポイトなどを使って脱皮の個体に水分がなるべくいかないように注意しながら水やりをしましょう。

同じ鉢で育てていても個体差があるため、脱皮の有無で水やりの配慮をしてください。

古い葉が完全に枯れたら水やりを再開します。急に水やり頻度を戻すのではなく、徐々に再開させるようにすることをおすすめします。だいたい気温が20℃以上になってから通常通りの水やりをしましょう。

リトープスの脱皮が終わったら風通しのよい場所で管理をしてください。

脱皮のお手伝いとして手で触って古い葉を取ってあげたくなるかもしれませんが、リトープスの負担になるため避けましょう。脱皮中は無理に触らないことをおすすめします。古い葉が完全に枯れている場合はそれを取り除くことだけしましょう。

リトープスが脱皮しないこともある?

リトープスが脱皮をしないこともあります。同じ環境で育てていてもどうしても個体差があります。脱皮をしないからといってそのリトープスが死んでいるわけではありません。

無理矢理脱皮をさせようとしたり、リトープスを割ろうとしたりする必要もありません。枯れていないのであればそのまま育てることをおすすめします。

不思議な生態のリトープスを育ててみよう

多肉植物としてはコロンとした小さな見た目で地味ではありますが、ぱっくりと割れて脱皮する特徴はとても珍しい特徴といえます。脱皮しても大きさはほぼ変わりません。脱皮という大きなイベントがある植物なので楽しませてくれるでしょう。

花はとても美しいのでぜひ育ててみませんか。

淡雪の育て方|どんな多肉植物?花言葉はあるの?

淡雪

白みがかった葉っぱがかわいらしい見た目の多肉植物、グラプトペタルム・淡雪の育て方についてご紹介します。置き場所や水やり頻度を成長期、休眠期別に解説するほか、特徴や花言葉などについてもご紹介していきますので、ぜひご参照ください。

淡雪とはどんな多肉植物?

淡雪は、中南米を原産とする、ベンケイソウ科グラプトペタルム属の多肉植物です。

「淡雪(アワユキ)」という名にも表れているように、うっすら雪をかぶったような見た目をしています。グラプトペタルム属らしい肉厚な葉と、手のひらにも満たないコンパクトな姿で人気を集めています。

淡雪の育て方:栽培する場所

生育期(春・秋)

淡雪は十分な風通しと日当たりを好み、湿度の高い環境を苦手とする多肉植物です。日照条件に気を配りつつ。霜や雨の当たらない場所にて管理します。

もともと高地に自生することもあり耐寒性、耐暑性ともに比較的優れているものの、気温7℃以下や25℃以上になるような日には屋内に入れましょう。

休眠期(真夏・真冬)

淡雪は真冬の1〜2月と真夏の7〜8月に休眠期を迎えます。夏は風通しのよい明るい半日陰に置き、冬は室内の窓際に置いて管理しましょう。

とくに夏場は強い直射日光による葉焼けを防ぐため、レース越しのカーテンから日光を浴びせるのがおすすめです。

淡雪の育て方:水やり

淡雪への水やりは生育期と休眠期でそれぞれ調節する必要があります。

生育期(春・秋)

表土が乾いてから7〜10日後にたっぷりと水やりします。休眠期の近づきとともに備え、徐々に水やり頻度を減らしていきましょう。

休眠期(真夏・真冬)

2〜3週間に1回、表土を軽く湿らせる程度に留めます。やや断水気味に育てるのがポイントです。

淡雪の育て方:用土

淡雪には水はけのよい土が適しています。

「赤玉土小粒4:鹿沼土小粒3:腐葉土2:軽石1」の割合で混ぜた配合土を用意しましょう。市販の多肉植物用培養土でも構いませんが、植え付け前に水はけの状態を確認するようにしてください。

淡雪の育て方:肥料・追肥

淡雪には過度の肥料焼けに注意しつつ少量の肥料を施します。

植え付けの際に元肥として緩効性化成肥料を施すか、生育期の間に追肥として月1回、規定量の2〜3倍に薄めた液肥をあたえてください。

淡雪の育て方:植え付け・植え替え

淡雪の植え付け・植え替え適期は4〜6月、9〜10月です。株の生長とともに鉢が窮屈になってきた場合は一回り大きな鉢へ植え替えましょう。

  1. 植え付け1週間ほど前から水やりを控え、土を乾燥させる
  2. 株より一回り大きな鉢を用意する
  3. 鉢底ネットを敷いた鉢に、鉢底石を入れる
  4. 容器の1/3〜2/3の高さまで用土を入れる
  5. 根鉢から株をゆっくり取り出して、古い土を1/3程度落とす
  6. 根を広げるようにして植え付け、残りの土で隙間を埋める
  7. 鉢の縁から2〜3cm下まで土を盛る
  8. 水やりをして株をしっかり土着させる

淡雪の育て方:増やし方

淡雪は4〜6月、9〜10月に葉挿しや株分けで増やします。

葉挿し

  1. 親株の葉を付け根から優しくもぎとる
  2. 中粒の赤玉土を入れた浅底の鉢を用意する
  3. 切り口がわずかに土に触れるようにして葉を平置きする
  4. 発根するまでは水やりをせず、明るい半日陰で管理する
  5. 約1〜2ヶ月で発根する

株分け

淡雪は子株を次々と増やすため、混み合ってきた場合は株分けをします。

  1. 株を根鉢ごとゆっくり抜き取る
  2. 根元を優しく揉みほぐして、1つの株あたりに2〜3個に株分けする
  3. 分けた株を植え付けと同じ手順で植え付ける

淡雪の育て方:注意する病気

淡雪はアブラムシやカイガラムシの被害を受けやすい植物です。

アブラムシ、カイガラムシはともに高温多湿下で発生しやすく、葉から養分を吸収して株を弱らせてしまいます。発見したら牛乳スプレーや薬剤を散布するか、歯ブラシでこすり落として駆除しましょう。

株間がせまく密植状態になっている場合は、株間を広くすることで風通しを改善し、害虫の発生を予防しましょう。

淡雪の花

淡雪は4〜5月にかけてかわいらしいクリーム色の花を咲かせる多肉植物です。

株自体が小さいため花は大きくはないものの、雪化粧したかのような葉も合わせて透明感あふれる姿にまとまっています。

淡雪の花言葉

淡雪を含むグラプトペタルムの花言葉は「秘められた恋」です。

想い人と結ばれる「ホワイトクリスマス」を思わず連想してしまうような見た目をしています。

多肉植物・淡雪の育て方や花言葉を覚えよう

淡雪は比較的高い環境適応能力から、初心者でも扱いやすい多肉植物です。ただ飾るのもいいですが、インテリアのアクセントとしても、相性の良い白の淡雪は映えること間違いありませんね。

コノフィツム・ブルゲリとは|どんな花が咲く?育て方や水やりのコツは?

コノフィツム・ブルゲリ

丸くてツヤのある頂部がかわいらしい印象を与えるコノフィツム・ブルゲリは、南アフリカ原産で、メセン科コノフィツム属の多肉植物です。見た目が美しく、花や紅葉も楽しめることから、マニアの間でもとても人気の品種です。今回は、そんなコノフィツム・ブルゲリの特徴や育て方についてご紹介します。

コノフィツム・ブルゲリとは?

コノフィツム・ブルゲリは、メセンとも呼ばれる大人気の多肉植物「コノフィツム」の代表品種であり、ガラスのように美しく輝く姿と、かわいらしい球形が特徴となっています。光があたると宝石のようにキラキラと輝くことから、女性からも非常に人気があります。

また、秋の季節になると球体が美しい紅葉を見せるなど、小さな体に秘められた魅力は人々を惹きつけてやみません。

なお、コノフィツム・ブルゲリは冬の間(秋〜春頃)に生長するタイプで、夏の暑さと湿気に弱く夏越しがむずかしいといわれています。

コノフィツム・ブルゲリの育て方

置き場所

コノフィツム・ブルゲリは生育適温8〜25℃の冬季生育型多肉植物です。基本的には風通しと日当たりのよい環境に置きましょう。高温多湿下をとくに苦手とするので、夏の間は風通しがよい日陰に置くようにしましょう。

水やり

コノフィツム・ブルゲリにはそれぞれの季節ごとに合った水やりをします。

  • 秋〜翌年の春(生育期):表土が乾いてから7〜10日後にたっぷりと水やりします。低温期の土の乾きは遅いため、水やりの間隔を空けてしっかり土を乾燥させることが大切です。
  • 晩春〜夏(休眠期):春頃から徐々に水やり回数を減らし、夏の間は断水気味に管理します。

用土

コノフィツム・ブルゲリには水はけのよい土が適しています。市販されている多肉植物用培養土を使っても構いません。

肥料・追肥

コノフィツム・ブルゲリには肥料焼けしないように注意しつつ、少量の肥料を施します。生育期の間にのみ、追肥として月1回程度、規定量の2/3に薄めた液肥をあたえてください。

植え付け・植え替え

コノフィツム・ブルゲリは10〜11月が植え付け・植え替え適期です。植え替えは基本的に不要なものの、鉢に入っている株が窮屈になってきた場合は一回り大きな鉢へ植え替えます。

増やし方

コノフィツム・ブルゲリは一般的に実生、株分けで増やします。

実生

花後にできた実から種を採取できれば、11月頃に種まきで増やすことができます。

株分け

コノフィツム・ブルゲリが群生している場合、株分けでも増やすことができます。茎をナイフや手で根本から割いたら、別の鉢へ植え付けましょう。

注意する病気

コノフィツム・ブルゲリはカイガラムシやナメクジの被害を受けることがあります。高温多湿となる環境に置かないよう注意するほか、市販の忌避剤などを使用するのもいいでしょう。

コノフィツム・ブルゲリの花

コノフィツム・ブルゲリは10月頃に丸い葉先からかわいらしいピンクや赤色の花を咲かせます。

コノフィツム・ブルゲリの育て方を覚えよう

コノフィツム・ブルゲリは季節ごとの管理に気を配る必要のある、多少繊細な多肉植物です。その分だけ宝石のような透き通った輝きを私たちに見せてくれるので、十分な育てがいがありますよ。

アメストローの育て方|水やりのコツや頻度は?どんな花言葉をもつ?

アメストロー

アメストローは中南米を原産とする、ベンケイソウ科エケベリア属の多肉植物です。
春秋生育型の多肉植物であるアメストローは、美しいロゼッタ状の葉をもちます。均衡のとれた美しい姿は、さながら芸術品のようであるため、お部屋のワンポイントとしてぴったりな多肉植物です。
今回はアメストローの育て方についてご紹介します。

アメストローの育て方:栽培する場所

生育期(春・秋)のアメストロー

アメストローは十分な風通しと日当たりのある、穏やかな気候を好みます。葉焼けの恐れがある強烈な西日を避けつつ、霜や雨の当たらない場所での管理がおすすめです。アメストローは耐寒性に比較的優れているものの耐暑性にやや難があります。気温5℃以下の酷寒日や25℃以上の酷暑日には屋内で管理しましょう。

休眠期(真夏・真冬)のアメストロー

アメストローは暑さ・寒さが厳しくなると生長が鈍り、休眠期を迎えます。夏はカーテン越しに風が通る明るい半日陰に置き、冬は屋内の窓際に置いて管理しましょう。屋内であっても可能な限り日光に当てて育てると良好な生育状態を保てます。

アメストローの育て方:水やり

アメストローは季節ごとに水やりの量やタイミングを調整する必要があります。

  • 生育期(春・秋)のアメストロー:表土が乾いたら鉢底から水がこぼれるくらいたっぷりと水やりしてください。休眠期の近づくとともに水やり頻度を徐々に減らしていきます。
  • 休眠期(真夏・真冬)のアメストロー:月に1〜2回、表土を湿らせる軽い水やりに留めます。鉢底から水がこぼれない、やや断水気味の管理が大切です。
  • アメストローの育て方:用土


    アメストローには水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒2:鹿沼土小粒2:ピートモス2:川砂2:くん炭2」の割合で混ぜた、排水性のある配合土を用意しましょう。市販の多肉植物用培養土のみでも構いませんが、川砂を1割ほど加えて水はけを良くしておくことをおすすめします。

    アメストローの育て方:肥料・追肥

    より葉つきのよいアメストローに育てたい場合は、元肥として緩効性化成肥料をひとつまみ施すか、春・秋の生育期に規定量の2〜3倍に薄めた液肥を施しましょう。葉先が黄色っぽくなったりと本来の葉色ではない場合は、窒素分を多く含んだ肥料に変更します。

    アメストローの育て方:植え付け・植え替え


    アメストローは4〜5月、9〜10月の比較的温暖な時期に植え付け・植え替え適期を迎えます。株の生長に対して鉢が窮屈に感じられてきたタイミング(1〜2年に1回)で植え替えしましょう。

    1. 植え付けの数日前から、水やりを控える
    2. 土が完全に乾いたのを確認してから、根鉢ごと株を引き抜く
    3. 根についた古い土を1/3〜2/3 ほどもみほぐして落とす
    4. 伸びすぎた根や傷んだ根を取り除く
    5. 株より一回り大きな鉢に鉢底ネットと軽石を敷き、1/3の高さまで土を盛る
    6. 根を広げるイメージで株を植えて、隙間に残りの土を詰める
    7. 4〜6日ほど断水したあと、たっぷりと水やりをして株を土着させる

    アメストローの育て方:増やし方


    アメストローは春の3〜4月にかけて、葉挿しや株分けで数を増やせます。

    葉挿し

    1. 親株についている葉を付け根から優しくもぎとる
    2. 浅底の鉢を用意して、中粒の赤玉土を入れる
    3. 切り口がわずかに土に触れるようにして葉を平置きする
    4. 発根するまでは水やりをせず、明るい半日陰で管理する
    5. 約1ヶ月で発根する
    6. 十分に根が伸びたら、植え付けと同じ手順で新しい鉢に定植する

    株分け

    大和錦の株を根鉢ごと慎重に抜き取り、株1つにつき2〜3個に切り分けます。細かく割きすぎた株は生育不良を招くことがあるので注意してください。

    アメストローの育て方:注意する病気や害虫

    アメストローはハダニ、カイガラムシの被害を受けやすい植物です。ハダニやカイガラムシは枝や葉裏に寄生して栄養を吸い取ることで、株の生育を阻害してしまいます。ひどい場合は細菌を媒介してすす病を誘発する恐れがあるため、被害が拡大する前に殺虫剤を吹き付けるか、歯ブラシで擦り落として駆除しましょう。

    アメストローの花言葉


    アメストローを含むエケベリアの花言葉は「優美」「たくましさ」「穏やか」です。
    アメストローの有する規則じみた美しい配列の葉は、静寂に咲く優美な花を思わせます。
    リンク

    アメストローの育て方を覚えよう


    アメストローは他の多肉植物同様、水やりに気を遣う必要があります。それ以外はさほど難しい作業は存在しないため、しっかりと管理さえすればいずれ見事に紅葉した葉を拝めますよ。

姫秋麗の育て方|気候に合った水やりとは?だるま秋麗との違いって?

姫秀麗

姫秋麗は中南米を原産とする、ベンケイソウ科グラプトペタルム属の多肉植物です。
ロゼッタ状についた葉ひとつひとつは小さいものの、株を群生させるため鉢植えではボリュームたっぷりに見えます。だるま秋麗に似た葉をもつと言われる姫秋麗は環境適応能力にも優れているため、比較的育てやすい多肉植物です。
今回は姫秋麗の育て方についてご紹介します。

姫秋麗の育て方:栽培する場所


姫秋麗は風通しと日当たりのよい環境を好む植物です。

生育期(春・秋)の姫秋麗

姫秋麗は春秋生育型の多肉植物です。最低でも半日以上の日照量と風通しを確保したうえで、霜や雨の当たらない場所にて管理しましょう。耐寒性・耐暑性に比較的優れているものの、気温5℃以下や27℃以上になるような日は念のため屋内での栽培を推奨します。

休眠期(真夏・真冬)の姫秋麗

姫秋麗は暑さ・寒さの厳しい1〜2月と7〜8月に休眠期を迎えます。夏は風通しがよく明るい半日陰に置いて葉焼けを防ぎ、冬は屋内の明るい窓際に置きましょう。屋内管理する際は、生育不良の原因となりうるエアコンなど空調設備の出す風に当たらないように管理することをおすすめします。

姫秋麗の育て方:水やり

姫秋麗には気候ごとに適した水やりをします。

  • 生育期(春・秋):表土が乾いてから7〜10日後にたっぷりと水やりします。休眠期の近づきとともに、水やり頻度を減らしていきましょう。
  • 休眠期(夏・冬):1〜2週間に1回、表土を軽く湿らせる程度の水やりに留めます。やや土を乾燥気味に保つことがポイントです。

姫秋麗の育て方:用土


姫秋麗には水はけのよい土が適しています。「赤玉土小粒5:鹿沼土小粒3:ピートモス2」の割合で混ぜた配合土を使用します。水はけが不十分である場合には川砂を1割ほど追加しましょう。市販の多肉植物用培養土でも構いません。

姫秋麗の育て方:肥料・追肥

姫秋麗には休眠期を避けた生育期に少量の肥料を施します。植え付け時に緩効性化成肥料を元肥として施しましょう。以降は生育期の間に月1回、規定量の2〜3倍に薄めた液肥を追肥していきます。

姫秋麗の育て方:植え付け・植え替え


姫秋麗の植え付け・植え替え適期は生育期の3〜5月、9〜10月です。鉢の大きさに対して株が窮屈になった場合(2〜3年に1回)、株を新しい鉢へ植え替えましょう。

  1. 植え付け1週間ほど前から水やりを控え、土を乾燥させる
  2. 株より一回り大きな鉢を用意する
  3. 鉢底ネットを敷いた鉢に、鉢底石を入れる
  4. 容器の1/3〜2/3の高さまで用土を入れる
  5. 根鉢から株を慎重に取り出して、根についた古い土や根を整理する
  6. 根を広げるようなイメージで植え付けて、上から土を優しく詰める
  7. 鉢の縁から2〜3cm下まで土を盛り、株を安定させる
  8. 植え付けから1週間後に水やりし、株をしっかり土着させる

姫秋麗の育て方:増やし方


姫秋麗は一般的に葉挿し、株分けで増やせます。

葉挿し

  1. 親株から葉を付け根から優しくもぎとる
  2. 浅底の鉢に中粒の赤玉土を入れる
  3. 切り口が若干土に触れるようにして葉を平置きする
  4. 発根するまでは水やりをせず、明るい日陰で管理する
  5. 約1〜2ヶ月で発根する

株分け

姫秋麗は次々と子株を増やしていくため、間引く意味も兼ねて株分けをします。

  1. 株を根鉢ごとゆっくり抜き取る
  2. 根元を優しく揉みほぐして、1つの株あたりに2〜3個に株分けする
  3. 分けた株を植え付けと同じ手順で植え付ける

姫秋麗の育て方:注意する病気

姫秋麗はカイガラムシの被害を受けやすい植物です。カイガラムシは25℃以上の高温多湿下で発生しやすく、葉から養分を吸収して株を弱らせてしまいます。カイガラムシを発見したら牛乳スプレーや薬剤を散布するか、歯ブラシでこすり落として駆除しましょう。

姫秋麗とだるま秋麗の違いとは?

姫秋麗の姿はだるま秋麗と似通った特徴をもっており、瞬時にどちらかを判断することはできません。しかし、以下の点を比較すると判断がつきやすくなります。

  1. 葉の厚み:姫秋麗 < だるま秋麗
  2. 群生させる数:姫秋麗 < だるま秋麗

姫秋麗の花言葉

姫秋麗を含むグラプトペタルムの花言葉は「秘められた恋」です。
秋に姫秋麗が見せる紅葉は、恋心から頬を赤く染めている少年少女のように思えます。

姫秋麗の育て方を覚えよう


姫秋麗は多肉植物のなかでも比較的優れた環境適応能力を誇ります。全体的に小さくまとまった姿はかわいらしいうえに管理しやすいという側面もあるため、姫秋麗は多肉植物デビューを飾るにふさわしい多肉といえますよ。