多肉植物の寄せ植えがつくれると、楽しみ方の幅もグッと広がりますよね。一見、難しそうに見える多肉植物の寄せ植えでも、基本の作り方とおしゃれに仕上げるコツを理解していれば、初心者でも簡単につくることができますよ!
今回は多肉植物の寄せ植えについて、基本の作り方とおしゃれ仕上げるコツご紹介します。
まず「多肉植物の寄せ植えの作り方(基本)」を動画でチェック!
多肉植物とは、葉っぱに水分をためてぷっくりとしたユニークな姿が楽しめる植物です。草花の寄せ植えができるように、多肉植物も組み合わせる種類を正しく選べば、寄せ植えを楽しむことができます。
こちらの動画では、多肉植物の寄せ植えの作り方の流れをかんたんにまとめていますので、チェックしてみてくださいね。詳しい作り方やコツについては、以下を参考にしてください。
多肉植物の寄せ植えは、使う多肉植物の種類や配置を変えることで、カラフルにつくれたり、ジオラマ風の箱庭のような寄せ植えもつくれるので、楽しみの幅が広がりますよ。
多肉植物の寄せ植えのポイント!
多肉植物を寄せ植えをつくるときに、ポイントとなるのが「生育型が同じ多肉植物を組み合わせる」ことです。
多肉植物には原産地によって、主に春秋型、夏型、冬型の3つの生育型に分けることができます。生育型によって季節の水やりや置き場所などの管理方法が変わってしまうので、異なる生育型の組み合わせは避けましょう。
春秋型 | エケベリア、アロエ、ハオルチア 、コチレドンの一部、センペルビウム、オロスタキス |
夏型 | アガベ、カランコエ、クラッスラの一部、コチレドンの一部、ユーフォルビア、サボテン |
冬型 | アエオニウムの一部、オトンナ、クラッスラの一部、セネキオ、コノフィツム、リトープス |
多肉植物の寄せ植えに必要なものは?
多肉植物を寄せ植えするときは、下記のものを用意しておきましょう。
- 鉢:素焼きなど、通気性がよい素材で、底穴が空いているものがおすすめ。
- 土:市販の多肉用培養土でも問題ありません。排水性が心配な場合は川砂も準備しましょう。
- 底穴ネット:土の流出を防ぎます。
- 移植ゴテ・スコップ:寄せ植えの隙間にも土を詰め込むので、小さい方がいいでしょう。
- ピンセット、もしくはお箸:先が細く、清潔なものを使いましょう。
- ハサミ:清潔なものを使いましょう。
補足① 寄せ植えでつかう土と鉢について
多肉植物の寄せ植えはとくに排水性と通気性が大切なので、土選びと鉢選びが重要です。
土は基本的に市販の多肉植物用培養土を使います。
ただ素焼き鉢やコンクリート鉢などの通気性のいい鉢に植えるなら、市販の培養土だけで問題ありませんが、陶器やリメ缶、ブリキ、プラスチックなどの鉢に植える場合は、市販の培養土に加えて、川砂を1割ほど混ぜて排水性・通気性をあげるといいです。
補足②多肉植物の苗の種類について
多肉植物と一口にいっても、さまざまな状態で市販されています。
- ポット苗:ポリポットなどに植えられた状態の苗(だいたい3号〜3.5号)
- カット苗:茎を切り離した状態の苗。未発根の場合もある(だいたい1号〜1.5号)
- プラグ苗:育苗トレイに植えられた発根苗(1号〜1.5号)
一般的に流通しているのはポット苗ですが、寄せ植えづくりを目的に多肉植物を買うのであれば、1号サイズの「カット苗」や「プラグ苗」も安価で便利です。
1号サイズ、つまり3〜5cmほどの多肉植物の小さな苗が手に入ります。店頭には流通しにくいのでネット通販やフリマアプリなどを探してみてはいかがでしょうか。
多肉植物の寄せ植えの作り方
- 寄せ植えする鉢の下準備
- 多肉植物の苗を取り出す
- 多肉植物の苗を切り分ける
- レイアウトを決める
- 多肉植物を端から植えていく
- 細かい多肉植物を隙間に植える
- 細かい多肉植物を隙間に植える
- お好みで飾り付けをする
- 多肉植物の寄せ植えの完成!
多肉植物の寄せ植えをキレイに保つお手入れ方法は?
寄せ植えの水やり
多肉植物の寄せ植えの水やりのタイミングは、生育期に土が乾いたらたっぷり与えるのが基本です。ただし、寄せ植えをつくって土の状態が見えない場合は、葉がシワシワになったころを目安にするか、乾燥したときの鉢の重さを覚えて水やりの目安にするといいでしょう。
寄せ植えの置き場所
多肉植物の寄せ植えをつくった直後は、1週間ほどは明るい日陰で管理して、状態が安定してきたら直射日光を避けた日当たりのいい場所に起きましょう。
また、密集するようなレイアウトで寄せ植えをつくった場合は、とくに蒸れやすくなっているので、風通しのいい場所に置くか、サーキュレーターで空気を循環させた空間に起きましょう。
寄せ植えの肥料
多肉植物の寄せ植えに肥料を与えるときは、液体肥料での施肥が扱いやすくておすすめです。
水やりのかわりに、水で希釈した液体肥料を与えましょう。このとき、なるべく葉にかからないように施肥するのがコツです。株元の土が十分に液体肥料で湿るように与えてください。
寄せ植えの仕立て直し
多肉植物の寄せ植えをつくって3〜4ヶ月もたつと、それぞれの多肉植物が伸びて乱れた状態になってしまいます。
その場合は放置せずに、よく伸びた苗を引き抜いて別の苗を植えたり、胴切り(茎を切ってわけること)をして仕立て直しをしましょう。
仕立て直しの時期は、その多肉植物の生育期初期がおすすめです。例えば春秋型の多肉植物で寄せ植えをしたとき、春につくったのなら秋に仕立て直しといったタイミングで仕立て直すといいでしょう。
多肉植物の寄せ植えをおしゃれにつくるコツとは?
① コンセプトを決めて品種を選ぶ
多肉植物の寄せ植えをつくるときは、コンセプトをあらかじめ決めておくといいでしょう。
たとえば小指ほどの多肉植物をつかったチマチマ寄せ植えなどが人気です。ほかにもモルタルデコと合わせて箱庭のような寄せ植えにしたり、開いた本によせるブック寄せなども人気です。植える容器やアイテムも工夫してみると楽しいですね。
生育型さえ合わせれば組み合わせは自由ですが、コンセプトをもって寄せ植えをつくると、まとまりが出て、完成度の高い寄せ植えになりますよ。
② 大きさや高さのある品種でアクセントをつける
多肉植物には、クラッスラなどの上に伸びる背の高い品種や、エケベリアなどの地ぎわに葉を重ねる背の低い品種、グリーンネックレスなどの枝垂れて伸びる品種などがあります。
これらは多肉植物の寄せ植えで、大きなアクセントとなるので、さまざまな形の多肉を組み合わせてみるといいでしょう。
③ 多肉植物の色味を合わせる
多肉植物には、シルバーがかった粉吹き品種や、青みがかったもの、赤く紅葉するもの、黒いダークな色味のものなど、そのカラーもさまざまです。
寄せ植えをつくるときは、黒い色の多肉植物で統一したり、だんだんと明るい色味になるようにグラデーションで並べたり、色使いを意識して組み合わせると、よりおしゃれに仕上がります。
④ アシンメトリーな形にしてみる
多肉植物の寄せ植えでは、配置をアシンメトリー(左右非対称)にすると、不規則でありながら絶妙に調和したデザインになるので、かっこよく仕上がります。左右のどちらかにアクセントとなる多肉を置いてつくってみるといいですよ。
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多肉植物の寄せ植えをつくって楽しもう♪
多肉植物の寄せ植えは、単に鉢に寄せ植えするだけではなく、空き缶に穴を開けたり、子供のおもちゃだったり、あらゆるものを鉢として代用しながらつくることができます。
多肉植物の寄せ植えの作り方を押さえて、よりいっそう植物のある暮らしを楽しんでください♫
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