GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード
無料

多肉植物・サボテン

パキポディウム・ウィンゾリー|水やりや植え替えのタイミング、剪定や増やし方は?

パキポディウム・ウィンゾリー 鉢植え

パキポディウム・ウィンゾリーはパキポディウムの中でも人気がある品種で、大きな塊根が特徴です。見た目にもインパクトがあるので、インテリアとしても最適ですね。パキポディウム・ウィンゾリーは乾燥した環境でもすくすく育つので、水やりなどもそこまで必要なく手間もかかりません。

今回は、パキポディウム・ウィンゾリーの特徴や栽培方法などについて詳しく紹介していきます!

パキポディウム・ウィンゾリーとは

キョウチクトウ科のパキポディウム・ウィンゾリーは、マダガスカルが原産の塊根植物です。パキポディウムの品種であるパキポディウム・バロニーの変種で、大きさはバロニーよりも小さいです。茎の部分は太く、小さなトゲがいくつもあります。

開花時期になると花びらは赤く、中心部分は白色や黄色い花を咲かせます。パキポディウム・ウィンゾリーは乾燥には強いですが、寒さには弱い植物です。

パキポディウム・ウィンゾリーの育て方:日当たり、置き場所

パキポディウム・ウィンゾリーは、日当たりのよい場所で育てましょう。日光不足で立派な幹も細くなってしまうため、冬の時期など室内で育てる際もなるべく窓際に置くようにするとよいです。

パキポディウム・ウィンゾリーの育て方:水やり

パキポディウム・ウィンゾリーは多肉植物なので、乾燥気味に育てます。冬から春の期間は断水し、暖かくなる春からは水やりの回数を増やしましょう。夏の時期は、土の表面が乾いてから水やりしてください。

パキポディウム・ウィンゾリーの育て方:用土

パキポディウム・ウィンゾリーは水はけのよい土を好むため、ホームセンターなどで手に入る多肉植物専用土でも育ちます。ご自分で土を作るようであれば、鹿沼土小粒3:赤玉土小粒3:軽石小粒2:腐葉土2を目安に配合することをおすすめします。

パキポディウム・ウィンゾリーの育て方:肥料

パキポディウム・ウィンゾリーは、生長期である夏の時期に液体肥料を月1回の頻度で施します。その他、植え替えの時に暖効性肥料を混ぜ込むとよいです。

パキポディウム・ウィンゾリーの植え替え

パキポディウム・ウィンゾリーは幹が大きくなるとバランスを維持することが大変なので、1~2年に1回は植え替えしましょう。植え替え時期は、3~4月頃が最適と言えます。

植え替えの手順

  1. 古い鉢から、パキポディウム・ウィンゾリーの株を抜き取ります。
  2. パキポディウム・ウィンゾリーの根の周りに付いた土は、少し落とします。
  3. 一回りほど大きな鉢に鉢底ネットを敷き、土を少し入れたら元肥を混ぜておきます。
  4. 新しい鉢にパキポディウム・ウィンゾリーの株を入れ、適当な高さで植え付けましょう。

植え替え後の管理

パキポディウム・ウィンゾリーを植え替え後は、しばらくの間は直射日光に当てないで栽培しましょう。水やりする場合は、土の表面が乾いてから与えます。

パキポディウム・ウィンゾリーの剪定・手入れ

パキポディウム・ウィンゾリーは上にどんどん生長するので、伸びすぎたようであれば剪定しましょう。剪定バサミで株元あたりから枝を思い切り切り取り、2~3週間後には新芽が出てきます。

病気などの感染が心配であれば、切り口の部分に癒合材を塗布しましょう。

パキポディウム・ウィンゾリーの増やし方

パキポディウム・ウィンゾリーは種まきで増やすことができ、6~7月頃が適期です。容器に赤玉やバーミキュライトなどブレンドした土を入れ、ピンセットで種をつまんで撒いてください。

種を撒いたら、種が隠れるくらいに土を被せます。種まきした後は、発芽するまで水を切らさずに与えましょう。

パキポディウム・ウィンゾリーの注意する害虫・病気

パキポディウム・ウィンゾリーは、軟腐病などの病気にかかる場合があります。軟腐病は細菌によって感染する病気で、感染すると異臭を放ち植物が腐ってしまいます。軟腐病は周囲に感染を広げないためにも、早めに対処することが重要です。軟腐病の感染が確認でき次第、すぐに処分しましょう。

その他、パキポディウム・ウィンゾリーはアブラムシなどの害虫が発生することもあります。アブラムシは3~11月頃にかけて多く発生し、発生すると厄介です。予防策として、薬剤や木酢液を植物全体に散布しましょう。アブラムシが発生した場合は、殺虫剤やガムテープでペタペタと取り除いてください。

パキポディウム・ウィンゾリーを育ててみよう

今回は、パキポディウム・ウィンゾリーの育て方や特徴などについて紹介しました。特徴のある見た目なので、室内に置いておくだけで存在感が抜群ですね!

パキポディウム・ウィンゾリーの育て方は難しくないので、ご興味があればぜひ育ててみてはいかがでしょうか。

パキポディウム・サキュレンタムの育て方|剪定や植え替えの時期や方法は?

パキポディウム・サキュレンタム

パキポディウム・サキュレンタムは、大きな塊根が特徴的な見た目の植物です。ユニークな姿をしているので、インテリアとしても最適ですね!パキポディウム・サキュレンタムは多肉質なので乾燥した環境を好み、開花時期には可愛らしい花を咲かせます。

今回は、パキポディウム・サキュレンタムの特徴や育て方などについて詳しく解説してきます!これからパキポディウム・サキュレンタムを栽培したいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

パキポディウム・サキュレンタムとは

パキポディウム・サキュレンタムは南アフリカに生息する植物で、寒さに強い品種です。サキュレンタムとは多肉質という意味で、名前の通り塊根が大きく生長します。

パキポディウムにはいくつもの品種がありますが、パキポディウム・サキュレンタムは枝にトゲがあることが特徴です。枝は最長1mほどまで伸びることもあり、初夏にはピンク色と白色がミックスした綺麗な花を咲かせます。

パキポディウム・サキュレンタムの育て方:日当たり、置き場所

パキポディウム・サキュレンタムは、日当たりと風通しのよい場所を好みます。日当たりがよくないと根腐れを起こすことがあり、風通しが悪いとカイガラムシなどの害虫が発生するため、育てる環境には配慮しましょう。

パキポディウム・サキュレンタムの育て方:水やり

パキポディウム・サキュレンタムは、夏の時期であれば毎日水やりしてください。涼しくなる秋には回数を減らし、冬から春の間は断水気味にしましょう。春から梅雨の時期までは土が乾いてから水やりします。

パキポディウム・サキュレンタムの育て方:用土

パキポディウム・サキュレンタムは水はけのよい土を好むため、市販の多肉・サボテン専用土でも十分育ちます。ご自分でミックスされる場合は、赤玉土小粒3:鹿沼土小粒3:軽石小粒2:腐葉土2を目安に配合するとよいです。

パキポディウム・サキュレンタムの育て方:肥料

パキポディウム・サキュレンタムは、生長期である春から秋に液体肥料または暖効性肥料を月1回のペースで与えます。

パキポディウム・サキュレンタムの植え替え

パキポディウム・サキュレンタムはどんどん生長するため、2~3年に1回は植え替えてください。植え替えは、暖かくなる3~4月頃が最適な時期です。それでは、植え替えの手順について見ていきましょう!

植え替えの手順

  1. パキポディウム・サキュレンタムの株を鉢から抜きます。
  2. 根の周りに付いた土を少し落とします。
  3. 新しい鉢に鉢底ネットを敷いて、土を少し入れて元肥を混ぜておきます。
  4. パキポディウム・サキュレンタムの株を新しい鉢に入れ、適当な高さで植え付けます。

植え替え後の管理

パキポディウム・サキュレンタムの植え替え後は、直射日光に当てずに管理することが大切です。また、水やりは土の表面が乾いてから与えるようにしてください。このように管理することで、植え替え後の環境に慣れて健康に生長することができます。

パキポディウム・サキュレンタムの剪定・手入れ

パキポディウム・サキュレンタムは上に向かって生長していくので、伸びすぎた場合は剪定したほうがよいです。剪定バサミを使って、株元あたりで思い切り枝を切り取ります。2~3週間後には新芽が出てくるでしょう。

パキポディウム・サキュレンタムの増やし方

パキポディウム・サキュレンタムは株分けで増やすことができ、植え替えするタイミングで株分けするとよいです。株分けの適期は4~6月頃で、暖かくなってから作業しましょう。

パキポディウム・サキュレンタムの注意する害虫・病気

パキポディウム・サキュレンタムは、モザイク病などにかかることがあります。モザイク病とはウイルス性の病気で、葉や茎の部分にモザイクのような模様ができたりします。モザイク病に感染すると治らないので、感染した場合は株ごと処分しましょう。

また、パキポディウム・サキュレンタムはカイガラムシなどの害虫が発生することもあります。カイガラムシは風通しの悪い場所で発生するため、日頃から風通しのよい環境で栽培することが大切です。カイガラムシを見つけ次第、ピンセットなどで取り除いてください。

パキポディウム・サキュレンタムを育ててみよう

今回は、パキポディウム・サキュレンタムの特徴や栽培方法について紹介しました。ユニークな見た目の植物ですが、基本に倣って育てれば元気なパキポディウム・サキュレンタムを育てることができるでしょう。

機会があれば、ぜひともご自宅でパキポディウム・サキュレンタムを育ててみてはいかがでしょうか。

パキポディウム・カクチペスの育て方|赤い肌をもつパキポディウム!どんな花を咲かせる?

パキポディウム・カクチペス 鉢植え 屋外

パキポディウム・カクチペスはマダガスカル南部を原産とする、キョウチクトウ科パキポディウム属の多肉植物です。多肉植物のなかでも根っこに水を溜める塊根植物(コーデックス)に分類されており、株の生長とともに基部が膨張していきます。

ラテン語で”cactipes(サボテン似の足)”という名が表すように、赤みを帯びた枝の表皮に鋭いトゲが見られるのが特徴です。

今回はパキポディウム・カクチペスの育て方をご紹介します。

パキポディウム・カクチペスの育て方:栽培する場所

マダガスカルの熱帯地域に自生するパキポディウム・カクチペスは、風通しと日当たりのよい環境での栽培が必須です。

パキポディウム・カクチペスが日照不足に陥ると、光を求めて上に生長しようとして幹が細くなってしまいます。1日最低でも6時間以上の日照時間を確保することが大切です。

耐暑性は優れるものの耐寒性には乏しいため、気温10℃を下回るような場合は屋内へと移動させましょう。室温を13~15℃にキープすることで、株へのダメージが最小限に抑えられます。

パキポディウム・カクチペスの育て方:水やり

パキポディウム・カクチペスは乾いた土壌を好むため、季節ごとに水やりの量や頻度を調節します。

夏の水やり

表土が乾いてから2~3日後、鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水やりします。水の与えすぎには要注意です。

春・秋の水やり

表土が乾いてから1日後、たっぷりと水やりをします。梅雨や秋雨など長期間に渡って降雨が続いている場合は、屋根のある場所に移動させて多湿状態に陥るのを防ぎましょう。

冬の休眠期の到来に合わせて、徐々に水やり頻度と量を減らしていきます。

冬の水やり

パキポディウム・カクチペスの株は休眠期に入っているため、断水をします。1ヶ月に1回程度の水やりで十分です。

パキポディウム・カクチペスの育て方:用土

パキポディウム・カクチペスは通気性と水はけのよい土を好む植物です。「川砂6:腐葉土4」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。

市販の多肉植物・サボテン用の土でも代用可能なものの、水はけが不十分であれば軽石または赤玉土の小粒も混ぜ込みましょう。

パキポディウム・カクチペスの育て方:肥料・追肥

パキポディウム・カクチペスは強健な性質を誇るため、基本的に施肥の必要はありません。春に開花する花の付き方をよりよくしたい場合は、春~秋の生育期に月1~2回、液肥を施してください。

パキポディウム・カクチペスの育て方:種まき・植え付け・植え替え

パキポディウム・カクチペスの植え付け・植え替え適期は5~7月です。変色して腐っている箇所は胴切りをして、残った元気な株を植え付けていきます。

  1. 植え付け1~2日前から水やりを控え、土を乾燥させる
  2. 株より一回り大きな鉢を用意する
  3. 鉢底ネットを敷いた鉢に、上から鉢底石を入れる
  4. 鉢全体の1/3の高さまで用土を盛る
  5. 根鉢についた土をそのままにして植え込む
  6. 鉢のふち3cm下の高さまで土を盛る
  7. 水やりをして株をしっかり土着させる

パキポディウム・カクチペスの育て方:増やし方

パキポディウム・カクチペスは3月〜5月頃を目処に、挿し木で増やせます。

  1. 腐っている部分が入らないように幹を切る
  2. 切り口を日陰で1日ほど乾燥させる
  3. 用意した新しい赤玉土に枝を挿す
  4. 水やりはせずに、乾燥した環境で管理する

パキポディウム・カクチペスの育て方:注意する病気や害虫

かかりやすい病気

パキポディウム・カクチペスは、ウイルス病の被害に合いやすい植物です。

葉に薄緑や黄色の混じったモザイクがかかったようなものが見られたら、ウイルス病に感染している可能性があります。一度感染するとウイルス病の完治は見込めないため、幹ごと焼却処分しましょう。

ウイルス病にかかった株に触れた道具は、必ずきれいに洗浄しましょう。きれいに洗いきれていない道具を介して、他の植物に感染を広げてしまう可能性があります。

つきやすい虫

パキポディウム・カクチペスは、アブラムシやハダニの被害を受けやすい植物です。放置していると葉から栄養を吸い上げ、健康な生育を阻害されてしまいます。アブラムシやハダニは見つけ次第すぐに駆除してください。

パキポディウム・カクチペスはどんな花を咲かせる?

パキポディウム・カクチペスは3~5月にかけて、長く伸ばした茎先からレモンイエローの花を咲かせます。葉の緑色と表皮の赤色も合わさって、全体的にカラフルな印象を受けるパキポディウムです。

パキポディウム・カクチペスの育て方を覚えよう!

パキポディウム・カクチペスはよく見られる象牙色の肌ではなく、赤茶けた肌をもつ珍しいパキポディウムとなっています。一風変わったパキポディウムを育てたい方におすすめの品種です。

パキポディウム・エブレネウムの育て方|白い花を咲かせるパキポディウム!適切な水やり量と頻度とは?

パキポディウム・エブレネウム 鉢植え 窓際

パキポディウム・エブレネウムはマダガスカルを原産とする、キョウチクトウ科パキポディウム属の多肉植物です。パキポディウム・エブレネウムは体内に貯水機能をもち、根っこに水を溜める塊根植物(コーデックス)に分類されています。

パキポディウムの代表種であるロスラーツムの変種とされ、パキポディウムではなかなかお目にかかれない白い花を咲かせる多肉植物です。
今回はパキポディウム・エブレネウムの育て方をご紹介します。

パキポディウム・エブレネウムの育て方:栽培する場所

マダガスカルの標高1000m以上もある高地に自生するパキポディウム・エブレネウムには、風通しと日当たりのよい環境が必要です。

日照不足に陥ると日光を求めて上に成長する分、幹が細くなってしまいます。1日最低でも6時間以上の日照時間が担保できるような環境で栽培しましょう。
耐暑性には優れるものの耐寒性には乏しいため、寒さ厳しい冬は屋内の窓際に移動させることをおすすめします。

パキポディウム・エブレネウムの育て方:水やり

パキポディウム・エブレネウムは乾燥気味の土壌を好む植物であることから、季節ごとに水やりを調整する必要があります。

夏の水やり

表土が乾いてから2~3日後、鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水やりします。水の与えすぎには注意してください。

春・秋の水やり

表土が乾いてから1日後、たっぷりと水やりをします。梅雨や秋雨といった長期間に渡る降雨(梅雨や秋雨)が続いている場合は、雨風のしのげる軒下へと移動させましょう。

休眠期の近づきとともに水やり頻度と量を徐々に減らしていきます。

冬の水やり

パキポディウム・エブレネウムは休眠期に入っているため、断水気味に管理します。1ヶ月に1回程度、表土を軽く湿らせる程度の水やりで十分です。

パキポディウム・エブレネウムの育て方:用土

パキポディウム・エブレネウムは通気性と水はけのよい土を好みます。「川砂6:腐葉土4」の配合土の使用がおすすめです。

市販の多肉植物・サボテン用の土でも構いませんが、水はけに不安を感じるようであれば軽石や赤玉土の小粒を混ぜ込みましょう。

パキポディウム・エブレネウムの育て方:肥料・追肥

パキポディウム・エブレネウムは強健な性質のため、基本的に施肥なしでも育ちます。より身の締まった株へと育てたい場合は、春~秋の生育期に月1~2回、液肥を施してください。

パキポディウム・エブレネウムの育て方:種まき・植え付け・植え替え

パキポディウム・エブレネウムの植え付け・植え替え適期は5~7月です。腐っている箇所がある場合、胴切りをして元気な部分を植え付けましょう。

  1. 植え付け1~2日前から水やりを控え、土を乾燥させる
  2. 株より一回り大きな鉢を用意する
  3. 鉢底ネットを敷いた鉢に、上から鉢底石を入れる
  4. 鉢全体の1/3の高さまで用土を盛る
  5. 根鉢についた土をそのままにして植え込む
  6. 鉢のふち3cm下の高さまで土を盛る
  7. 水やりをして株をしっかり土着させる

パキポディウム・エブレネウムの育て方:増やし方

パキポディウム・エブレネウムは3月〜5月頃を目処に、挿し木によって増やせます。

  1. 腐っている部分が入らないように幹を切る
  2. 切り口を日陰で1日ほど乾燥させる
  3. 用意した新しい赤玉土に枝を挿す
  4. 水やりはせずに、乾燥した環境で管理する

パキポディウム・エブレネウムの育て方:注意する病気や害虫

かかりやすい病気

パキポディウム・エブレネウムは、ウイルス病にかかりやすい植物です。

ウイルス病の主な症状には、元の緑の葉に薄緑や黄色の混じったモザイクがかかったようなものが見られます。一度感染すると完治は望めないため、その幹ごと焼いて捨てましょう。

ウイルス病にかかった株に触れた道具は、必ず洗浄して清潔な状態にしてください。その道具を介して他の植物に感染させてしまう可能性があります。

つきやすい虫

パキポディウム・エブレネウムは、アブラムシやハダニの被害を受けやすい植物です。葉に寄生することで栄養を吸収され、生育を阻害されてしまいます。アブラムシやハダニを発見したら早急に駆除しましょう。

パキポディウム・エブレネウムはどんな花を咲かせる?

パキポディウム・エブレネウムは春の3~5月にかけて、白く大きな花を咲かせる多肉植物です。原種であるパキポディウム・ロスラーツムの大輪はそのままに、純白の花で見る者を楽しませてくれます。

パキポディウム・エブレネウムの育て方を知ろう!

パキポディウム・エブレネウムは白い花を咲かせる珍しい品種です。栽培難易度自体も比較的簡単に育てられる部類に入るため、園芸初心者にもおすすめできます。

多肉植物を苔玉に寄せ植え!作り方や材料は?形が崩れたどうする?

多肉植物 苔玉 寄せ植え

今回は苔玉で多肉アレンジを作ってみました。ラップを使うのでとっても簡単! しかも少量の多肉植物でも十分かわいいので、ぜひ作ってみてくださいね。

多肉植物を苔玉に寄せ植えしてみませんか?

そろそろふつうの寄せ植えに飽きてきたという方におすすめなのが、多肉植物を苔玉に寄せ植えする方法です♪

より自然な風合いでかわいらしい多肉植物が楽しめますし、意外と簡単につくれるので挑戦してみませんか?

多肉植物の苔玉づくり!材料は?

  • 水苔
  • ネルソル(固まる土)
  • 多肉植物用の土
  • 多肉植物
  • 食品用ラップ

ネルソル(固まる土)とは?

ネルソルとは水を加えると粘着質になる園芸用の培養土で、乾くと固まるので寄せ植えにとっても便利なんです。

使い方は土に水を加え、少しおいてから混ぜるだけ。ねばーっと糸をひくようになったら植物を植えていきましょう。

多肉植物の苔玉の作り方!

  1. ラップに土をのせる
    多肉植物 苔玉 寄せ植え
    まずラップを広げ、下準備をしてねばーっと糸をひくようになったネルソルをひきます。その中央にに多肉用の土を載せます。
  2. 土を丸める
    多肉植物 苔玉 寄せ植え
    ラップをそのまままるめ、土が丸くなるように成型します。
  3. 水苔にのせる
    多肉植物 苔玉 寄せ植え
    新しいラップを広げ、その上に水苔を広げます。広げた水苔の中央に3の丸めた土をのせます。
  4. 土を再び丸める
    多肉植物 苔玉 寄せ植え
    そのままラップを丸めます。
  5. 土に糸を巻く
    多肉植物 苔玉 寄せ植え
    4の苔玉を苔が固定されるように糸でまいていきます。最後は適当な糸にからげて結んだら、苔玉の完成です。
  6. 土台に多肉植物を植える

    多肉植物 苔玉 寄せ植え
    多肉の苔玉にピンセットなどで穴をあけてから植物を植えていきます。根が大きすぎると植えにくいので根つきのものは土をおとしておきましょう。もちろん、根のないものでも植えることはできますよ。

    多肉植物 苔玉 寄せ植え
    多肉植物を一本ずつ植える場合は、数本植えるごとに、手で苔玉をもみ成型します。多肉植物をまとめて植える場合、花束のようにまとめてから大きめに苔玉に穴をあけ植え込み、手で苔玉をもみ成型して完成です。

完成です♪小さいカワイイ多肉寄せができました。
ころーんとした苔玉はなんだか癒されますよね。

多肉植物の苔玉の形が崩れたら?管理方法は?

もし途中で苔玉の形が崩れてしまったら、まわりに苔をたして糸でまいていくか、Uピンなどで苔を外からとめていきます。

ちなみに水やりは、土が軽くなったと感じたら、水の中にドボンといれ水を含ませるか、お皿などに水をはり底面給水をして水を吸わせてくださいね。

多肉植物の苔玉であたらしい寄せ植えの世界を楽しもう!

いかがでしたか?いろんな大きさを作って並べても楽しそうですし、プレゼントにしても喜ばれそうな多肉の苔玉。

簡単ですし、材料も揃えやすいのでよかったら作ってみてくださいね。

以上、「多肉植物を苔玉に寄せ植え!作り方や材料は?形が崩れたどうする?」
~hanaの植物アレンジvol.56~でした。

バニーカクタス(白桃扇)の育て方|うさぎ耳のサボテン!水やりの頻度やコツは?

バニーカクタス 株

バニーカクタスは中南米を原産とする、サボテン科オプンチア属の多肉植物です。

親株の先から生えた子株が、”bunny(子うさぎ)”の耳に見えることからこの名がついたとされています。表皮に生えている棘を触っても痛みはなく、うさぎの毛と同じくふわっとしているのも特徴のひとつです。

今回はバニーカクタスの育て方をご紹介します。

バニーカクタス(白桃扇)の育て方:栽培する場所

バニーカクタスは近縁種のウチワサボテンと同じく、風通しと日当たりのよい環境を好むサボテンです。日照不足になると、株が伸びすぎて徒長したバニーカクタスになってしまうため、栽培の際は十分な日照量を確保してください。

数あるサボテンのなかでも一定の耐寒性と耐暑性を備えているものの、極度の寒さや暑さ、多湿環境には耐えられません。バニーカクタスにとって厳しい気候であれば屋内に取り込み、日当たりの良い窓際で栽培しましょう。

バニーカクタス(白桃扇)の育て方:水やり

生育期(春・秋)の水やり

表土が乾いてから2~3日後、鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水やりします。水の与えすぎには要注意です。

緩慢期(夏)の水やり

表土が乾いてから1日後、たっぷりと水やりをします。梅雨や秋雨といった長期間降雨が続いている場合は、屋根のある場所に移動させて多湿状態になるのを防いでください。

休眠期(冬)の水やり

バニーカクタスは休眠期に入っているため、断水気味に管理します。1ヶ月に1回程度、表土が軽く湿るくらいの水やりで十分です。

バニーカクタス(白桃扇)の育て方:用土

バニーカクタスは通気性と水はけのよい土を好みます。「赤玉土小粒6:腐葉土2:川砂2」の割合で混ぜた配合土がおすすめです。市販のサボテン用培養土を使用しても構いません。

バニーカクタス(白桃扇)の育て方:肥料・追肥

バニーカクタスは比較的強健な性質があるため、肥料を施さなくとも育ちます。より締まった株へと育てたい場合は元肥として緩効性化成肥料を与えましょう。

バニーカクタス(白桃扇)の育て方:種まき・植え付け・植え替え

バニーカクタスの苗の植え付け・植え替え適期は4~6月と9~10月です。栽培を続けた土は水はけが悪くなってくるため、2~3年に1回植え替えすることをおすすめします。

  1. 植え付け1~2日前から水やりを控え、土を乾燥させる
  2. 根が乾ききるまで、日陰に株を置いて乾かす
  3. 株より一回り大きな鉢を用意する
  4. 鉢底ネットを敷いた鉢に、上から鉢底石を入れる
  5. 鉢全体の1/3の高さまで用土を盛る
  6. 根鉢についた土をそのままにして植え込む
  7. 鉢のふち3cm下の高さまで土を盛る
  8. 水やりをして株をしっかり土着させる

バニーカクタス(白桃扇)の育て方:増やし方

バニーカクタスは10月〜11月頃を目処に、葉挿しで増やせます。

  1. 4~5cmに生長した子株を親株から切り離す
  2. 切り取った子株の切り口を半日ほど日陰で乾かす
  3. 赤玉土など乾いた土に子株を挿す
  4. 土に子株を指してから約1週間たったら、軽く水を与える
  5. 根が生えたら土が乾燥しきらない程度に水やりする

バニーカクタス(白桃扇)の育て方:注意する病気や害虫

バニーカクタスは病害虫の被害に合うことが少ないサボテンですが、まれにカイガラムシが発生します。

カイガラムシはバニーカクタスに寄生し、葉から栄養を吸い取ってしまう害虫です。放置しておくと生長が阻害されるだけでなく枯死するリスクをはらんでいるため、早急に駆除しましょう。

バニーカクタス(白桃扇)の育て方:花言葉

バニーカクタスを含むウチワサボテンの花言葉は、『偉大』『熱愛『燃える心』です。通常の植物では耐えられない、ひどく乾いた気候でも生き抜く姿にちなんでいます。

バニーカクタス(白桃扇)の育て方を知ろう!

バニーカクタスは小さく小柄ながらも強健な性質をもつサボテンです。栽培スペースもとらないため、インテリアプランツとしても活躍できます。

カランコエの育て方|剪定や植え替えの時期や方法は?花の咲かせ方は?

カランコエは花がよく咲く多肉植物として、鉢花や花壇にもよく使われる植物ですね。ですが、思うように花が咲かなかったり、ひょろひょろと間延びするように伸びてしまったり、不恰好な株姿になって困っている方も多いと思います。

そこで今回は、多肉植物のカランコエについて基本の育て方から、花を咲かせるコツや間延びする原因と対処方法についてご紹介します。

カランコエといえば花が咲く多肉植物!

カランコエはベンケイソウ科の一種で、夏型の多肉植物です。(品種によっては春秋型のものも一部あります)

夏型というのは、夏に生育期を迎える多肉植物の生育タイプのことで、反対に5度以下の冬の時期は休眠期に入ります。夏といっても適温は18〜25度なので晩春・早秋も生育期ですが、その一方で真夏日以上の環境では少し生育が鈍ります。

季節によって置き場所や水やりの頻度を変える必要はありますが、基本的には丈夫な性質をもっているので初心者でも育てやすい植物ですよ。

また、ほかの多肉植物よりもたくさん花を咲かせるので、育てがいもある多肉植物です。品種によってかなり見た目も変わるので、ぜひこちらの記事もチェックしてみてくださいね。

開花時期 11月、12月、1月、2月、3月、4月
植え替え 5月、6月、9月
剪定 5月、6月、9月
肥料 4月、5月、6月、7月、9月、10月

カランコエの置き場所

春・秋の置き場所

カランコエは春や秋の時期には日当たりの良い場所で管理します。ただし、強い直射日光に浴びせてしまうと葉焼けを起こすことがあるため避けるようにしてください。

また、カランコエは高温多湿に弱いので戸外の雨の掛からない風通しのよい場所が適しています。風通しが悪いと蒸れて腐る原因になるので注意しましょう。

夏の置き場所

夏は直射日光・西日・強い日差しを避け、明るい日陰ほどの場所に移して育てましょう。この時期はとくに蒸れやすくなるので、風通しが確保できなければサーキュレーターなどを定期的に回しておくといいですよ。

冬の置き場所

カランコエは冬の寒さには弱いため、気温が10度を下回る時期になったら室内で管理するようにしましょう。日当たりも大切なので、窓際の日当たりのいい場所に置いてください。

ただし、冬の夜は窓際の温度変化が激しくなるので、夜になったら室内の中ほどに移動させるか、窓に保温シートなどを貼って防寒対策をしておきましょう。また、暖房の風があたる場所も避けましょう。

カランコエの水やり

春・夏・秋の水やり

カランコエは葉にたくさんの水を蓄える乾燥に強い多肉植物なので、4〜9月には土が乾ききったら、鉢底から流れ出るまで水やりをします。このとき、葉や花に水がかからないよう、葉をかきわけて株下の土に水やりするようにしてください。

なお、カランコエは根が細く水を吸収する力が若干弱めです。そのため水やりの頻度が多すぎると根腐れを起こしてしまうので注意してください。

また、真夏の時期は気温が低い朝方か夕方に水やりしましょう。気温が高くなる時間帯に水やりをすると鉢の中の温度が上がって腐ってしまうので、水やりの時間帯にも気配りが必要です。

冬の水やり

休眠期の冬はやや乾燥気味に育てていきます。気温が15度を下回るようになってきたら、だんだんと水やりの頻度を落とし、10度以下になったら土が乾いてから4〜5日後に水やりを行うようにしましょう。5度以下の場合、もしくは12〜3月の間は断水することで耐寒性が増すので、完全に水やりを止めるのもおすすめです。

また室内は暖房などで乾燥しやすい状態になっているので、霧吹きを葉に吹きかける葉水をしてあげるとハリのある姿を楽しめますよ。

カランコエの肥料・追肥

カランコエの肥料には、春と秋に液体肥料を与えます。2週間に1度のペースで、薄めてあげましょう。

ただし真夏は根腐れを引き起こしやすいので控えましょう。休眠期である冬も生長する時期ではないので与えないようにしてください。

カランコエの花を長期間楽しみたい場合は、リン酸の成分を多く含んでいる肥料がおすすめです。

カランコエの花が咲かない原因と正しい咲かせ方

そもそも開花時期はいつ?

カランコエの開花時期は、およそ11〜4月ごろの冬から春の間です。

ただし、品種によって開花時期は異なり、よく花壇に地植えされているカランコエの代表品種ブロスフェルディアナは11月開花、釣鐘型の花がかわいいカランコエテッサは2〜3月などばらつきはあります。とはいえ、1日の日照時間が短い時期に開花を迎えることが多いです。

花が咲かない原因は?

そもそもカランコエは「短日植物」といって、日に当たる時間が12時間以下になり低温に当たることで花が咲く性質をもっているため、冬時期の室内では花が咲く条件に満たないことが多いのです。

たとえば下記のような環境で育てていると、カランコエの花が咲かない原因になります。

  • 室内灯に長時間照らされている
  • 常に暖房が効いた部屋で育てている
  • 気温が10度以下で寒すぎる

なお、低温に当たると咲く、といってもカランコエの自生地である熱帯地方にとっての低温なので、気温15〜10度ほどが目安です。カランコエの耐寒温度は5度ほどですが10度以下になると成長が緩慢になるので、花芽も形成されず花が咲かなくなってしまいます。

花を咲かせるなら短日処理をしよう!

では、どうやってカランコエの花を咲かせるのかというと、「短日処理」をしてあげればいいだけです。

短日処理とは、室内で育てながら外のような日照条件の環境を擬似体験させることで、簡単にいうとダンボールなどを被せて暗闇をつくるだけです。

冬は室内に取り入れて、夕方5時〜朝7時までダンボールをかぶせるか押し入れにしまうなどして、暗闇の時間を14時間作ってあげます。そのあとは柔らかい日光に10時間ほど当てて、また夕方5時になったら暗闇をつくるのです。

これを30〜40日間繰り返えすと、この期間に花芽が形成されて花がよく咲くようになります。

花が終わったらどうする?

カランコエの花が終わったら、花がら摘みをして余分な体力を使わせないようにしましょう。

カランコエはよく花が咲く多肉植物なので、開花時期を迎えると次々と開花します。そのため最近咲いた花と枯れた花が入り混じることもあるのですが、枯れた花をそのままにしておくと種子の形成にエネルギーを使い始めてしまうので、次の花が咲かなくなったり株全体も弱ってしまいます。

そうならないように、カランコエの花が終わったら花がついていた茎(花がら)ごと根元から折り取る、もしくは清潔なハサミでカットして取り除きましょう。

カランコエの切り戻し剪定

切り戻し剪定の時期

切り戻し剪定をする時期は、5〜6月か9月ごろです。ちょうどこの時期は植え替え時期でもあるので、同時に作業するのもおすすめです。2年に1度くらいの頻度で切り戻し剪定をするといいでしょう。

カランコエを長く育てていると、どんどんと茎葉だけが伸びて風通しが悪くなったり花つきも悪くなるので、定期的に切り戻し剪定をしましょう。

またひょろひょろ間延びしてしまった茎も、切り戻し剪定をすることで仕立て直すことができます。切り戻せばその後はどっしりしと力強く伸びていきますよ。

切り戻し剪定のやり方

切り戻し剪定とは、茎を途中で切って株をコンパクトに仕立て直す剪定方法のことです。(花がら摘みは根元から切って取り除きますは、切り戻し剪定は途中出来ってまた生やす剪定方法です。)

カランコエの切り戻し剪定の方法は簡単で、地上から10cm上の部分にある葉の付け根上2〜3mmのところでバッサリと切るだけです。短くしすぎて不安に思うかもしれませんが、数ヶ月もすれば切り口の下の成長点からどんどんと新芽が伸びてくるので安心してくださいね。

ただし、カランコエは数年育てると株元が木質化することがあります。このようなときは、木質化が緑の茎に切り替わる部分から10cm上を目安に切り戻しをしてください。

切り戻しで切った茎は挿し木で増やすこともできます。挿し木のやり方はこちらの記事を参考にしてみてくださいね。

カランコエの植え替え

植え替え時期

カランコエの植え替え時期は、5〜6月または9月頃が適期です。基本的に1〜2年に1回の頻度で植え替えするのが望ましいですが、下記の状態を目安に植え替えしてもいいでしょう。

  • 表土から根が見えている
  • 鉢底から根が見えている
  • 水やりしてもすぐに水が土に染み込まない
  • 鉢の大きさに対してカランコエが伸びすぎている

植え替えに適した土

カランコエの土には、水はけ・通気性のいい土を選びましょう。初心者であれば、市販の多肉植物専用の培養土やサボテン専用の培養土を用意するのがおすすめです。

自分で配合土をつくる場合は、赤玉土小粒5:川砂3:ピートモス2の割合でつくりましょう。草花用の培養土を流用したい場合は、川砂を3割混ぜてください。

植え替えの方法

  1. 一回り大きい鉢に鉢底ネット、鉢底石を敷き詰める。
  2. 多肉植物用の土を鉢の3分の2ほどいれる。
  3. 元の鉢からカランコエを取り出し、根についた土ほぐし落とす。
  4. 黒く腐った根があれば清潔なハサミで切り落とす。
  5. 新しい鉢の真ん中にカランコエを根を広げるように据えて、隙間に土をいれていく。
  6. 割り箸などを突き入れて土が隙間なくはいるようにし、鉢のフチ下2cmまで土をいれる。
  7. 半日陰に置いて管理し、4〜5日後にたっぷりと水やりをする。

なお、同時に切り戻し剪定をした場合は、根をほぐしたときに根を5分の1ほど切って長さも揃えるようにするといいですよ。

カランコエがひょろひょろと間延びするのはなぜ?

カランコエを育てていると、茎や葉がひょろひょろと間延びするように伸びて不恰好になることがあります。このような状態を「徒長」というのですが、ひょろひょろに伸びる原因には下記が考えられます。

日当たりが悪い

カランコエがひょろひょろ伸びる一番の原因は日当たりです。日当たりが悪いと茎葉はできるだけ日が当たっている方向へ伸びていこうとします。その結果、節間が詰まっていない間延びしたような茎が伸びてしまうのです。

そうならないためにも、通年を通して直射日光を避けた日当たりのいい場所に置くことが必要です。

根詰まり・根腐れしている

カランコエに限らず、植物は地下の根と地上の茎葉の量を比例させるように伸びていきます。

鉢の中で根が増えすぎて根詰まりを起こしていたり、根腐れを起こしていると、地上部の茎葉を貧弱にしてなんとか均衡を保とうとするので、結果的に茎がひょろひょろと伸びてしまうのです。

徒長状態から立て直すときは、切り戻し剪定をして植え替えしましょう。根詰まりする前に定期的に植え替えしておくのも大切です。

カランコエは地植えで育てられる?

カランコエは先述の通り、寒さに弱いので基本的には地植えでは育てられません。鉢植えにして季節によって置き場所を屋外や室内に移動させるのが一般的です。

とはいえ、カランコエの中には寒さに強い品種があり、一般地〜温暖地であれば地植えで越冬することもできます。とくにおすすめなのが、弁慶草(ベンケイソウ)はカランコエの中でも寒さに強く地植えで育てられます。

それ以外の品種でも霜にさえ当たらなければすぐに枯れることはないので、徐々に寒さに慣らして屋外で越冬した翌年、地植えにして試してみるのもおすすめです。

ただその場合は部分的にビニールトンネルを張って防寒対策するなどのお手入れが必要になります。

カランコエを寄せ植えするときのポイントは?

カランコエを寄せ植えするときは、春秋型の多肉植物、もしくは夏型の多肉植物と組み合わせるといいですよ。

春秋型の多肉植物にはエケベリアやセダムなど、メジャーな多肉植物がたくさんあります。夏型にはアロエやアガベなどのがあります。

また、カランコエ属同士で寄せ植えするのもおすすめです。とくに月兎耳や熊童子、猫の手など、アニマル系寄せ植えなども最近人気なので挑戦してみてはいかがでしょうか。

カランコエの育て方で注意すべき病気・害虫

葉や花が枯れていて放置していると、灰色かび病になる恐れがあります。枯れた葉や花がらを見つけたら、摘み取って被害を抑えましょう。

カランコエは、オンシツコナジラミやアブラムシなどの害虫にも食べられやすい多肉植物です。

アブラムシが発生したときは、早急に薬剤を撒いて退治します。コナジラミは葉の裏にくっついて液汁を吸い取る、生育に悪影響を及ぼす害虫です。見つけ次第薬剤を散布して駆除しましょう。

多肉植物カランコエの育て方を覚えて、花を咲かせてみよう!

子宝に恵まれるようにという花言葉があるカランコエの育て方についてご紹介しました。母親の様な、強く美しい多肉植物は古くから親しまれています。今回を機にカランコエを育ててみてはいかがでしょうか。

パキポディウム・ホロンベンセの育て方|水やりの注意点は?どんな花を咲かせる?

パキポディウム・ホロンベンセ ポッド 屋外

パキポディウム・ホロンベンセはマダガスカル南部を原産とする、キョウチクトウ科パキポディウム属の多肉植物です。多肉植物のなかでも根っこに水を溜める塊根植物(コーデックス)であることから、株の生長とともに基部が膨張していきます。

生育旺盛な性質により、他のパキポディウムと比べて短期間でまるまるとした株を堪能できるのも魅力です。

今回はパキポディウム・ホロンベンセの育て方をご紹介します。

パキポディウム・ホロンベンセの育て方:栽培する場所

熱帯のマダガスカルにゆかりをもつパキポディウム・ホロンベンセは、風通しと日当たりのよい環境での栽培が必須です。

日照不足に陥ったパキポディウム・ホロンベンセは光を求めて上に成長する分、幹が細くなってしまいます。日中は最低6時間以上の日照時間を確保することが大切です。

耐暑性は高くとも耐寒性には乏しいため、気温10℃を下回るような場合は屋内での栽培に切り替えましょう。室温は13~15℃をキープすると、株へのダメージを少なく抑えられます。

パキポディウム・ホロンベンセの育て方:水やり

パキポディウム・ホロンベンセは乾いた土壌を好むことから、季節ごとに水やりの量や頻度を調節します。

夏の水やり

表土が乾いてから2~3日後、鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水やりします。水の与えすぎには要注意です。

春・秋の水やり

表土が乾いてから1日後、たっぷりと水やりをします。梅雨や秋雨といった長期間降雨が続いている場合は、屋根のある場所に移動させて多湿状態になるのを防ぎましょう。

冬の水やり

パキポディウム・ホロンベンセの株は休眠期に入っているため、断水をします。1ヶ月に1回程度の水やりで十分です。

パキポディウム・ホロンベンセの育て方:用土

パキポディウム・ホロンベンセはは通気性と水はけのよい土を好む植物です。「川砂6:腐葉土4」の割合で混ぜた配合土を使用しましょう。

市販の多肉植物・サボテン用の土でも問題ないものの、水はけが不十分であれば軽石または赤玉土の小粒も混ぜてみましょう。

パキポディウム・ホロンベンセの育て方:肥料・追肥

強健な性質を誇るパキポディウム・ホロンベンセには、基本的に施肥する必要はありません。春に開花する花の付き方をよくしたい場合は、春~秋の生育期に緩効性化成肥料を施してください。

パキポディウム・ホロンベンセの育て方:種まき・植え付け・植え替え

パキポディウム・ホロンベンセの植え付け・植え替え適期は5~7月になります。変色して腐っている箇所がある場合は、胴切りをして残った元気な株を植え付けていきます。

  1. 植え付け1~2日前から水やりを控え、土を乾燥させる
  2. 株より一回り大きな鉢を用意する
  3. 鉢底ネットを敷いた鉢に、上から鉢底石を入れる
  4. 鉢全体の1/3の高さまで用土を盛る
  5. 根鉢についた土をそのままにして植え込む
  6. 鉢のふち3cm下の高さまで土を盛る
  7. 水やりをして株をしっかり土着させる

パキポディウム・ホロンベンセの育て方:増やし方


パキポディウム・ホロンベンセは3月〜5月頃を目処に、挿し木や実生によって増やせます。

挿し木

  1. 腐っている部分が入らないように幹を切る
  2. 切り口を日陰で1日ほど乾燥させる
  3. 用意した新しい赤玉土に枝を挿す
  4. 水やりはせずに、乾燥した環境で管理する

実生

  1. 種を一日中水に浸す
  2. 種まき用土に種をまき、薄く土を被せる
  3. 発芽まで明るい半日陰で管理し、表土を乾燥させないよう水やりを続ける
  4. 発芽を迎えたら、日向に移動させる
  5. 表土が乾いたら水やりをする
  6. 葉が3枚以上になったら新たな鉢へ植え付ける

パキポディウム・ホロンベンセの育て方:注意する病気や害虫

かかりやすい病気

パキポディウム・ホロンベンセは、ウイルス病の被害に合いやすい植物です。

一度感染すると完治は見込めないため、幹ごと焼却処分してください。葉に薄緑や黄色の混じったモザイクがかかったようなものが見られたら、ウイルス病の可能性があります。

ウイルス病にかかった株に触れた道具は、必ずきれいに洗浄しましょう。その道具を介して他の植物に感染させてしまう可能性があります。

つきやすい虫

パキポディウム・ホロンベンセは、アブラムシやハダニの被害を受けやすい植物です。葉に寄生することで生育を阻害されてしまうため、早急に駆除してください。

パキポディウム・ホロンベンセはどんな花を咲かせる?


パキポディウム・ホロンベンセは3~5月にかけて、長く伸ばした茎先から黄色い花を咲かせます。下を向いた釣鐘のような形をしており、可愛らしい印象を受ける花です。

パキポディウム・ホロンベンセの育て方を覚えよう!


パキポディウム・ホロンベンセは寒さ対策や水やりに留意すれば、比較的簡単に育てられます。基部が膨張するパキポディウムであるため、植木鉢とのバランス感も抜群ですよ。

パキポディウム・ラメリーの育て方|胴切りするタイミングは?どんな花を咲かせる?

パキポディウム・ラメリー 鉢植え 窓際

パキポディウム・ラメリーはマダガスカル周辺を原産とする、キョウチクトウ科パキポディウム属の多肉植物です。体の一部に貯水機能をもつ多肉植物のなかでも、パキポディウム・ラメリーは根っこに水を溜める塊根植物(コーデックス)であるとされています。

パキポディウムのなかでも多くの棘を生やすことから、一見するとサボテンに見えるのが特徴です。

今回はパキポディウム・ラメリーの育て方をご紹介します。

パキポディウム・ラメリーの育て方:栽培する場所

マダガスカルにゆかりのあるパキポディウム・ラメリーだからこそ、風通しと日当たりのよい環境が必要です。

日照不足になると光を求めて上に成長する分、幹が細くなってしまいます。日中でも最低6時間以上は日照時間を確保できるような場所で栽培しましょう。

耐暑性は強いものの耐寒性には乏しいため、冬場は屋内の窓際に移動させることをおすすめします。

パキポディウム・ラメリーの育て方:水やり

パキポディウム・ラメリーは乾燥気味の土壌を好む植物であることから、季節ごとに水やりを調整する必要があります。

夏の水やり

表土が乾いてから2~3日後、鉢底から水が溢れるくらいたっぷりと水やりします。水の与えすぎには注意してください。

春・秋の水やり

表土が乾いてから1日後、たっぷりと水やりをします。梅雨や秋雨といった長期間降雨が続いている場合は、屋根のある場所に移動させましょう。

冬の水やり

葉が落ちたパキポディウム・ラメリーの株は休眠期に入っているため、断水をします。1ヶ月に1回程度の水やりで十分です。

パキポディウム・ラメリーの育て方:用土

パキポディウム・ラメリーは通気性と水はけのよい土を好みます。「川砂6:腐葉土4」の配合土の使用がおすすめです。

市販の多肉植物・サボテン用の土でも構いませんが、水はけに不安を感じるようであれば軽石または赤玉土の小粒も混ぜてみましょう。

パキポディウム・ラメリーの育て方:肥料・追肥

パキポディウム・ラメリーは強健な性質のため、基本的に施肥の必要はありません。心配であれば春~秋の生育期に緩効性化成肥料を施します。

パキポディウム・ラメリーの育て方:種まき・植え付け・植え替え


パキポディウム・ラメリーの植え付け・植え替え適期は5~7月になります。腐っている箇所がある場合、胴切りをして元気な部分を植え付けましょう。

  1. 植え付け1~2日前から水やりを控え、土を乾燥させる
  2. 株より一回り大きな鉢を用意する
  3. 鉢底ネットを敷いた鉢に、上から鉢底石を入れる
  4. 鉢全体の1/3の高さまで用土を盛る
  5. 根鉢についた土をそのままにして植え込む
  6. 鉢のふち3cm下の高さまで土を盛る
  7. 水やりをして株をしっかり土着させる

パキポディウム・ラメリーの育て方:増やし方


パキポディウム・ラメリーは3月〜5月頃を目処に、挿し木によって増やせます。

  1. 腐っている部分が入らないように幹を切る
  2. 切り口を日陰で1日ほど乾燥させる
  3. 用意した新しい赤玉土に枝を挿す
  4. 水やりはせずに、乾燥した環境で管理する

パキポディウム・ラメリーの育て方:注意する病気や害虫

かかりやすい病気

パキポディウム・ラメリーは、ウイルス病の被害に合いやすい植物です。

ウイルス病の完治は望めないため、その幹ごと焼いて捨てましょう。ウイルス病の主な症状には、元の緑の葉に薄緑や黄色の混じったモザイクがかかったようなものが見られます。

ウイルス病にかかった株に触れた道具は、必ず洗浄するようにしてください。その道具を介して他の植物に感染させてしまう可能性があります。

つきやすい虫

パキポディウム・ラメリーは、アブラムシやハダニの被害を受けやすいです。葉に寄生することで生育を阻害されてしまうため、早急に駆除しましょう。

パキポディウム・ラメリーはどんな花を咲かせる?

パキポディウム・ラメリーは3~5月にかけて、白い大きな花を咲かせます。棘のある株に咲く花は、サボテンと瓜二つです。

パキポディウム・ラメリーの育て方を知ろう!


パキポディウム・ラメリーはパキポディウムのなかでも比較的育てやすい部類に入ります。冬の寒さ対策と適切な水やりを行えば、きれいなお花をのぞかせてくれますよ。

大きくなる多肉植物4選!存在感抜群に大きく育てるコツは?

大きくなる多肉植物 エケベリア・ラウィ

大きくなる多肉植物は庭に植えるとインパクトのある庭づくり・ガーデニングが楽しめます。魅力が詰まった大きくなる多肉植物を育てて、他とは違う個性的で一風変わった世界観のガーデニングを楽しんでみませんか?

今回はたくさんある多肉植物の中でも、大きくなる多肉植物4つを厳選してご紹介します!

大きくなる多肉植物といえば…

アロエ・ベラ

多肉植物は生命力が高く、過酷な環境でもどんどん大きくなります。その中でもアロエは有名で、とくにアロエベラは食用としても知られています。トゲトゲとした葉っぱは大きければ大きいほど強そうで、生命力を感じますよね。

大きくなるにつれて子株もどんどん増え、株分けせずに育てれば群生させて迫力のある存在感が楽しめます。

カランコエ・唐印

唐印はカランコエの仲間ですが葉っぱを地面に刺していったような見た目で鮮やかな赤い葉っぱが特徴的です。デザートローズという別名もあり、そのかわいらしさで人気の品種でもあります。

よく市販に並ぶのは3号ポットなどに入った小さい状態ですが、長年育てると1株が50cm以上になるほど大きくなる多肉植物です。

エケベリア・プリンセスパール

プリンセスパールは野菜のレタスやキャベツの葉っぱが分厚くなったような見た目をしていて、縁に赤い斑があるのが素敵ですよ。

葉にフリルが入ったように波打つのもかわいらしく、こちらも長年そだてていくと直径30cmほどには成長します。

エケベリア・ラウィ

エケベリアの中でもとくに白くて美しいと人気なのがラウィです。その純白さは大きく育てばより存在感をまして輝いてくれます。

長年育てればバスケットボールよりも大きくなると言われており、大きくなる多肉植物として育ててみたい品種のひとつですね。

多肉植物を大きく育てるコツ

生育型にあった育て方をしよう!

多肉植物は育て方があまり良くないとどんどん形が変になって成長してしまいます。

そうなる前に日当たりに気をつけたり余計な葉っぱや枯れてしまった葉っぱは、摘んでしまうのが良いでしょう。大きくなればなるほど形のゆがみはわかりやすいのでより一層育て甲斐はあります。

基本的には多肉植物の生育型を調べ、生育型にあった育て方をすると大きくなっていきます。

自生地の気温・湿度に合わせるとなおよし!

また、多肉植物を大きく育てたいときは、その品種の出身地・自生地の気温や湿度にも注目してみてください。

基本的には温暖な地域に自生することが多い多肉植物は、日本の四季がある環境の中では成長しづらいです。

できるだけどの季節においても、自生地の気温の変化にあわせるように温度管理・湿度管理をしてあげると、その多肉植物のもつポテンシャルが発揮されて、ぐんぐん大きくなりますよ。

多肉植物が大きくなりすぎてしまったら

ある程度大きくするのは良くても、大きく成長しすぎてしまうと他の多肉植物に影響が出てしまう可能性があります。

他の多肉植物の日光や風当たりを遮ってしまっていると感じたら挿し木として再利用し大きさを調整してあげましょう。

大きくなる多肉植物を育ててみよう!

今回は大きくなる多肉植物についてご紹介させていただきました。

庭に大きな多肉植物があるとインパクトがあり個性的です。

一般的な草花よりお水をたくさんあげる必要もないので、気軽にガーデニングを楽しむことができるようになります。

大きい分挿し木できる葉っぱも増えるので寄せ植えして小さな庭を作ってみたり、プレゼントにしてみても良いですね。