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2022年 7月 の投稿一覧

パキポディウム・ラメレイの育て方|季節ごとの水やりや植え替えの方法は?

パキポディウム・ラメレイ 窓辺

パキポディウム・ラメレイはヤシの木のような姿で、南国の雰囲気が漂います。パキポディウムの中でもトゲが多く、生長も早い品種です。乾燥や暑さに強い塊根植物なので、手入れも難しくありません。

ここでは、パキポディウム・ラメレイの特徴や育て方について紹介していきます!

パキポディウム・ラメレイとは

マダガスカルの南部に生息するパキポディウム・ラメレイは、キョウチクトウ科の多肉植物です。パキポディウムの中でも大型の品種で、高さは約6m、直径30cmほどまで生長します。

幹は沢山のトゲで覆われ、春になると花の底は黄色で白色の花が咲きます。

パキポディウム・ラメレイの姿がヤシに似ていることから、英語では「マダガスカル・パーム」と呼ばれています。

パキポディウム・ラメレイの育て方:日当たり、置き場所

パキポディウム・ラメレイは、風通しと日当たりのよい環境でよく育ちます。日光不足になることで徒長や根腐れなどを起こしやすいため、栽培環境には配慮しましょう。パキポディウム・ラメレイは耐寒性に弱いため、冬の間は室内で管理してください。

パキポディウム・ラメレイの育て方:水やり

パキポディウム・ラメレイは春から秋の時期には土が乾燥したらたっぷり水やりし、真夏や乾燥する時期は毎日水やりします。秋以降は少しずつ水やりの回数を減らしていき、冬場は月に1回程度水やりするか断水してください。春になったら、水やりの量と回数を徐々に増やしましょう。

パキポディウム・ラメレイの育て方:用土

パキポディウム・ラメレイは水はけのよい土を好むため、多肉植物専用土を使用すれば十分育ちます。土をご自分でミックスされる場合は、鹿沼土小粒3:赤玉土小粒3:軽石小粒2:腐葉土2を目安に配合するとよいです。

パキポディウム・ラメレイの育て方:肥料

パキポディウム・ラメレイは、生長期の春から秋にかけて希釈した液体肥料を2週間から1か月に1回のペースで施します。植え替えの際に、元肥として緩効性肥料を与えるとよいです。

パキポディウム・ラメレイの植え替え

パキポディウム・ラメレイは、2~3年に1回の頻度で植え替えします。植え替えは5~7月頃が適期です。

植え替えの手順

  1. パキポディウム・ラメレイの株を古い鉢から抜きます。
  2. パキポディウム・ラメレイの根の周りに付いた土は、少量落としましょう。
  3. 用意した新しい鉢に鉢底ネットを敷き、土と元肥を入れて混ぜます。
  4. パキポディウム・ラメレイの株を新しい鉢に入れ、適当な高さで植え付けします。

植え替え後の管理

パキポディウム・ラメレイの植え替え後は、直射日光が当たらない場所でしばらく管理します。水やりは、土の表面がきちんと乾いてから与えましょう。パキポディウム・ラメレイをこのように管理すれば、新しい環境に慣れて元気よく育ってくれます。

パキポディウム・ラメレイの剪定・手入れ

パキポディウムは、品種によって大きく生長するものもあります。大きく生長しなければ剪定は必要ないですが、枝が伸びすぎたようであれば剪定するようにしましょう。

パキポディウム・ラメレイの増やし方

パキポディウム・ラメレイは、株分けや種まきで増やせます。植え替えする時に一緒に株分けすると作業も楽で、株分けの適期は4~6月頃です。

パキポディウム・ラメレイは、6~7月頃が種まきに最適な時期と言えます。バーミキュライトや赤玉などブレンドした土を容器に入れた後、ピンセットで種をつまんで撒きましょう。種が撒き終わったら、種が隠れるくらいに土を被せていきます。発芽するまでの間、水を切らさずに与え続けてください。

パキポディウム・ラメレイの注意する害虫・病気

パキポディウム・ラメレイは、すす病やアブラムシなどの病害虫が発生しやすいです。

すす病はカビの胞子が原因で、葉や茎の部分などに黒い粉のようなものが現れる病気です。感染すると徐々に広がっていくため、見つけ次第黒い部分をティッシュペーパーなどで拭き取りましょう。

アブラムシは3~11月頃にかけて多く発生し、対策として薬剤を散布します。アブラムシが発生した場合は、ガムテープを使って取り除いたり木酢液をスプレーしましょう。その他、アブラムシに牛乳をかけると窒息死するので、効果的です。

パキポディウム・ラメレイを育ててみよう

パキポディウムには沢山の品種がありますが、その中でもパキポディウム・ラメレイは南国の雰囲気が感じられる品種ですね。インテリアとして室内に飾れば、雰囲気もガラリと変わることでしょう。

ご興味があれば、ぜひともパキポディウム・ラメレイを育ててみることをおすすめします!

三上真史さんのインスタライブレポート「テーブルプランツの楽しみ方」

GreenSnapの公式Instagramでは、オフィシャルアンバサダーの三上真史さんによるインスタライブを不定期で実施しています。6月に開催したライブテーマは「テーブルプランツの楽しみ方」。

「テーブルプランツ(Table Plants)」は、GreenSnapSTOREで好評販売中の、土を使わずスポンジとカップで育てる植物。このたび、累計販売数が9,000個を突破した人気商品です。(2022年7月現在)

テーブルプランツの魅力や育て方のポイントなど、既にお持ちの方にも参考になるコツがたくさん!ライブレポートをお届けします。また、動画でご覧になりたい方は、ぜひアーカイブ配信をご覧ください。

ニワザクラ(庭桜)の育て方|剪定の時期や挿し木での増やし方は?

ニワザクラ 開花

ニワザクラは春の時期に白色や薄ピンク色の花を咲かせ、綺麗な花姿が印象的です。街路樹などで植えられていることが多く、地植えと鉢植え両方で栽培できます。

ここでは、ニワザクラの特徴や栽培方法、病気や害虫などについて紹介していきます!ニワザクラを育ててみたいという方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ニワザクラ(庭桜)とは

ニワザクラは中国に自生する落葉低木で、ニワウメ(庭梅)の変種と言われています。お庭でも栽培できることから「ニワザクラ(庭桜)」と呼ばれ、日本では室町時代より栽培されていたと伝わっています。春になると白色や淡いピンク色の八重咲きの花沢山咲かせ、葉は細長いことが特徴です。

ニワザクラは葉が開く前または同時に開花し、花径は約1~1.3cm、樹高は1~2mほどまで生長します。暑さや寒さに強いため全国的に栽培することが出来、夏越しや冬越し対策も必要ありません。ニワザクラはそこまで大きく生長しないため、地植えはもちろん鉢植えや盆栽でも栽培できます。

ニワザクラはゆっくり生長するためお庭などの狭いスペースでも育てることができ、初心者の方でも育てやすいです。満開になると華やかなので、ご自宅のお庭でもひと際存在感を発揮します。

それでは、ニワザクラの育て方について詳しく見ていきましょう!

ニワザクラ(庭桜)の植え付け

ニワザクラの植え付けは、11~3月頃が最適な時期です。庭に植え付ける際は根鉢の2~3倍ほどの植え穴を掘り、腐葉土又はバーク堆肥を入れて庭土を混ぜます。植え付けした後は、十分に水やりしましょう。

ニワザクラ(庭桜)の育て方:日当たり、置き場所

ニワザクラは日当たりと風通しのよい場所を好みますが、直射日光が3~5時間程当たる半日陰でも育ちます。鉢植えで育てる場合も、日当たりのよい環境で育てましょう。

ニワザクラ(庭桜)の育て方:水やり

ニワザクラは、植え付けしてから2年間は定期的に水やりをします。地植えの場合は水やりは必要ありませんが、鉢植えでは土の表面が乾燥したら水を与えてください。

特に、暑い夏の時期は乾燥しやすいため、水切れしないようにすることが大切です。ただし、ニワザクラは過湿に弱いため、水の与え過ぎには気を付けましょう。

ニワザクラ(庭桜)の育て方:用土

ニワザクラの用土は、赤玉土7:腐葉土3などの割合で配合しましょう。腐葉土の代わりにバーク堆肥を代用しても良いです。

ニワザクラ(庭桜)の育て方:肥料

地植えのニワザクラは肥料を沢山与えなくても綺麗な花が咲きますが、寒肥を与える場合は1~2月頃に与えましょう。鉢植えの場合は、春先に緩効性肥料を施します。

ニワザクラ(庭桜)の植え替え

ニワザクラは鉢植えの場合、2年に1回のペースで植え替えをします。

ニワザクラ(庭桜)の剪定

ニワザクラは必ず剪定するという訳ではありませんが、枝が伸び過ぎたり逆枝などがあれば取り除きましょう。強剪定する場合は、ニワザクラが咲き終わった後に行うと良いです。落葉した後に強剪定すると翌年の花付きが悪くなるため、夏までに行います。

ニワザクラ(庭桜)の増やし方

挿し木

ニワザクラの挿し木は、初夏~晩秋の時期が適しています。以下の方法で、ニワザクラを挿し木して増やしましょう。

  1. 元気の良い挿し穂を約7~15cm切り取ります。
  2. 茎の下部分を斜めにカットし、十分に吸水できるようにします。
  3. 挿し穂の切り口部分を水中に30分程浸します。
  4. その後、切り口に発根促進剤を塗布します。
  5. 挿し木用の培養土を用意して、挿し穂を深くまで挿します。

挿し木した後は、明るい日陰で土が乾燥しない様に水やりをしながら管理してください。

ニワザクラ(庭桜)の注意する害虫・病気

ニワザクラは病気には強いですが、アブラムシが発生しやすいです。アブラムシはニワザクラの葉などを吸汁することで生育が阻害され、大量発生して侵されると枯れてしまいます。

春~秋にかけて発生しやすいため、薬剤を散布して対策しましょう。アブラムシを見つけた場合は、殺虫剤で退治してください。その他、ガムテープでペタペタしたりアブラムシに牛乳をかけることで窒息死します。

ニワザクラ(庭桜)を育ててみよう

今回は、ニワザクラの特徴や育て方、そして病害虫などを中心に紹介しました。ニワザクラはそこまで大きく生長しないので、地植えだけでなく鉢植えや盆栽などでも育てられます。育て方も優しいので、初心者でもニワザクラを育てられます!

ご興味があれば、ぜひともご自宅のお庭などで可愛らしいニワザクラを育ててみてはいかがでしょうか。

パキポディウム・マカイエンセの育て方|水やりの頻度や増やし方、どんな特徴がある?

パキポディウム・マカイエンセ 鉢植え 黒

観葉植物として人気があるパキポディウムにはたくさんの種類があり、パキポディウム・マカイエンセもその一つです。パキポディウム・マカイエンセは2004年に発見された新種で、茎にはトゲがいくつもあります。塊根植物なので、他のパキポディウムのように根の部分も大きく生長します。

ここでは、そんなパキポディウム・マカイエンセの特徴や育て方について詳しく解説していきます!

パキポディウム・マカイエンセとは

パキポディウム・マカイエンセはキョウチクトウ科の多肉植物で、パキポディウムの中でも近年発見された品種です。マダガスカルの南部地方に生息し、マカイエンセという名前は現地のマッケイ山脈が由来です。

パキポディウム・マカイエンセは直径約50cmまで生長し、春の時期には中心は白色の黄色い花を咲かせます。

パキポディウム・マカイエンセの育て方:日当たり、置き場所

パキポディウム・マカイエンセは、日当たりと風通しのよい環境で育ちます。寒くなる冬の時期は、室内で管理してください。パキポディウム・マカイエンセは日光不足になることで根腐れや徒長しやすくなるので、栽培する環境には配慮しましょう。

パキポディウム・マカイエンセの育て方:水やり

パキポディウム・マカイエンセは春から秋にかけて土が乾燥したらたっぷり水やりし、真夏は毎日水やりします。秋以降は少しずつ水やりの回数を減らしていき、冬場は断水しましょう。春の時期になったら、少しずつ水やりの量と回数を増やしていきます。

パキポディウム・マカイエンセの育て方:用土

パキポディウム・マカイエンセは水はけのよい土を好み、サボテン用または多肉植物専用土を使用すれば十分です。これらの土に赤玉土を2割ほど混ぜることで、水はけと保水性がよくなります。

パキポディウム・マカイエンセの育て方:肥料

パキポディウム・マカイエンセは、生長期の春から秋にかけて希釈した液体肥料を与えます。また、植え替えの際に元肥として緩効性肥料を混ぜるとよいです。

パキポディウム・マカイエンセの植え替え

パキポディウム・マカイエンセは、1~2年に1回の頻度で植え替えします。植え替えの適期は、3~4月頃です。

植え替えの手順

  1. パキポディウム・マカイエンセの株を古い鉢から抜き取ります。
  2. 根の周りに付いた土は、少量落とします。
  3. 一回りほど鉢に鉢底ネットを敷き、土と元肥を入れて混ぜておきます。
  4. パキポディウム・マカイエンセの株を一回りほど鉢に入れ、適当な高さで植え付けましょう。

植え替え後の管理

パキポディウム・マカイエンセを植え替えした直後は、しばらくの間は直射日光に当てないで管理します。水やりする際は、土の表面がしっかりと乾いてから与えてください。

植え替え後の管理をすることで、パキポディウム・マカイエンセは新しい環境に慣れて元気に育ちます。

パキポディウム・マカイエンセの剪定・手入れ

パキポディウムには多くの品種があり、品種によって大きく生長するものもあります。大きく生長しないものは剪定する必要はありませんが、枝が伸びすぎたようであれば剪定するとよいです。

パキポディウム・マカイエンセの増やし方

パキポディウム・マカイエンセは、株分けや種まきで増やせます。株分けは植え替えする時に一緒に作業すると楽で、株分けの適期は4~6月頃です。

パキポディウム・マカイエンセの種まきに最適な時期は、6~7月頃です。容器にバーミキュライトや赤玉などブレンドした土を入れ、ピンセットを使って種をつまんで撒きます。撒き終わったら、土を種が隠れるくらいに被せましょう。発芽するまでの期間は、水を切らさずに与え続けてください。

パキポディウム・マカイエンセの注意する害虫・病気

パキポディウム・マカイエンセは、モザイク病やカイガラムシなどの病害虫が発生しやすいです。

モザイク病はウイルスに感染することで発病し、一度かかると治らない病気です。茎や葉の部分などにモザイクのような模様が現れるので、感染したら株ごと処分してください。

カイガラムシは風通しの悪い場所で発生しやすいため、日頃からパキポディウム・マカイエンセを風通しのよい環境で管理しましょう。カイガラムシが発生した際は、ピンセットなどで取り除きます。

パキポディウム・マカイエンセを育ててみよう

今回は、パキポディウム・マカイエンセの栽培方法や特徴について紹介しました。近年発見されたばかりの品種ですが、育て方は他のパキポディウムとあまり変わりません。

機会があれば、ご自宅でパキポディウム・マカイエンセを育ててみてはいかがでしょうか。

多肉植物の水やり頻度は季節で変えて!霧吹きはダメ?水やりサインは?

多肉植物 水やり

多肉植物はもともと乾燥地帯に分布している植物なので、水をあまり必要としない種類も多いです。でもそんな多肉植物だからこそ、たまに与える水やりのタイミングや頻度は大切。

ここでは、種類ごとの多肉植物の水やり頻度や正しい水やり方法などについてご紹介します。

多肉植物の水やりは「控えめ」が基本!

多肉植物 寄せ植え

多肉植物の水やりは控えめにするのが基本中の基本です。

そもそも多肉植物のほとんどは乾燥地帯や高山地帯に自生しており、過酷な環境を生き抜くために、葉に水を溜めたぷっくりとした姿になりました。

つまり、一般的な草花や観葉植物に比べてより乾燥を好む性質があるので、水やりは控えめにして育てるのが基本なのです。

また、毎日ルーティーンのように水やりをするのではなく、季節に合わせた水やり頻度で管理しましょう。

多肉植物の水やり頻度は?

多肉植物の水やり頻度は「生育期は多めに、休眠期は控えめか断水」ということを念頭に置いておきましょう。

多肉植物はどの季節に生育期を迎えるかによって「春秋型」「夏型」「冬型」の3タイプの生育型に分けられます。

とくに人気のエケベリアやセダム、グラプトペタルムなどの多肉植物は春秋型です。アガベなどの葉が固めで力強い多肉植物は夏型、丸く石のような形をしたコノフィツムなどは冬型です。

それぞれの生育型の多肉植物の水やり頻度は、下記を目安にしてみてください。

春秋型 夏型 冬型
2〜3日に1回 2〜3日に1回 10日に1回
10日に1回 2〜3日に1回 断水
2〜3日に1回 2〜3日に1回 10日に1回
月に1回、もしくは断水 月に1回、もしくは断水 5日に1回

また、季節の変わり目は、急に水やり頻度を増減するのではなく、徐々に水やり回数を増やしたり減らして、水やりの回数が山なりに変化していくようにしてください。

自分が育てている多肉植物の生育型がわからないという方は、こちらの記事で確認してみてくださいね。

多肉植物の水やりサイン、タイミングは?

先述した水やり頻度はあくまで目安であり、多肉植物に水やりをするときは、植物の状態をみて判断することが大切です。多肉植物の水やりサインを見極めて、適切なタイミングで水やりをしましょう。

サイン① 葉がしわしわ、くったりしたとき

多肉植物 水やり前

多肉植物の水やりは、葉がしわしわ・くったりとになった頃が一つのサインです。

多肉植物は雨が少ない砂漠地帯など乾燥地に多く生息していることから、植物自体が水分をため込み、生き延びられるように進化したと考えられています。

そのため、多肉植物の葉にしわが寄っているということは、植物の内部から乾いてきているということになります。

サイン② 土が乾いたら

もうひとつの水やり目安に、土が乾いてから数日後に水やりをする方法があります。数日後がどのくらいかは季節によって変えます。

この方法で水やりするときは、たとえば竹串を土に挿しといて、土が乾いたかなというときに引き抜いて、竹串が8割がた乾燥しているなら内部の土も乾燥しているということになります。

そのほか、表土に鹿沼土を使うと、土が濡れているときは色が濃くなり、乾くと色が白くなるのでわかりやすいですよ。

また、市販の水分計を土に挿しておいて、水やりの目安にするのも簡単でおすすめです。

多肉植物の正しい水やりのしかた

多肉植物 水やり

水やりの量はどれくらい?

多肉植物への水やりは、鉢の底穴から流れ出るまでたっぷり与えてください。土が乾ききるまでしっかり乾かす、与えるときはたっぷり与える、とメリハリをつけることを心掛けるとうまく育てられます。

鉢の中にまんべんなく水がいきわたるようにたっぷりと水やりし、鉢底から水がぽたぽたと出るまで与えます。こうすることで、土の中まで水が染みわたるだけでなく、土中の酸素も入れ替えることができ、根が順調に伸びやすくなりますよ。

水やりする位置はどこ?

なお、多肉植物に水やりをするときは、葉には水をかけないようにしましょう。しっかり株元の土に水差しなどを使って水やりする方法がおすすめです。

葉に水がかかって、長時間葉の間に水が溜まったままだと、そこから腐ったり過湿状態によって病害虫が発生する可能性が高まります。日差しが強ければ、虫眼鏡状態で葉焼けが起きることもあるのです。

そのため、葉の間の水が入り込んでしまった場合は、とくに夏場はスポイトエアーなどで吹き飛ばすか、ティッシュでこよりをつくって染み込ませて取り除いたほうがいいです。

水やりする時間はいつがいい?

多肉植物へ水やりをする時間帯は、夕方から夜にかけてがおすすめです。

多肉植物は昼間は蒸散を防ぐために気孔を閉じて、夕方から夜にかけて気孔を開いて呼吸を始めるため、夕方以降に水やりするそうすることで、体内にたくさんの水分をたくわえるのです。

連日続いた熱帯夜が急におさまるような涼しい夜や、1日の中でも特に凉しい夕方〜夜にかけてが、多肉植物の水やりにおすすめのタイミングです。

とはいえ、乾燥地帯で生きている多肉植物なので、水のやりすぎに注意してください。

多肉植物 水やり後

多肉植物の水やりは霧吹きはだけでもいい?

多肉植物に霧吹きをすることは間違っていませんが、霧吹きは水やりの代わりにならないので、まったく別のお手入れだと理解しておくほうがいいでしょう

とくに夏場に霧吹きをして葉の隙間に水分が残ってしまうと、腐る原因や蒸れの原因になるので控えた方がいいです。

多肉植物に霧吹きするのは、冬場、室内に取り込んで空気が乾燥しているときのみにするのがおすすめです。

冬に多肉植物に霧吹きをすることで、乾燥を防ぐだけでなくカイガラムシやアブラムシなど病害虫の被害を防ぐことにもつながります。

多肉植物の水やりは、室内と室外でも違う?

多肉植物の水やりは、室内と室外では水やりの頻度などが少しずつ異なります。また、植えている鉢の素材によっても乾きやすいか乾きにくいかが異なるので、水やりサインに合わせて水やりするのが確実です。

とくに真夏の冷房、真冬の暖房がついている環境では、冷害や空気が乾燥しがちになったりするので、葉が萎れ気味ならたっぷりと水やりをして、霧吹きも併用するといいです。

多肉植物の水やりをするときの注意点

多肉植物の水やりで注意したいのは、水やりの頻度が多すぎることです。

多肉植物に水やりをしすぎると、根が腐って栄養水分を吸収できずに枯れていってしまう、根腐れという生理障害を起こしてしまいます。

同じ多肉植物でも、水が好きな多肉もあれば、あまり水分を必要としない多肉もあるので、品種や株のコンディションによって水やりの頻度を調整することも大事です。

季節ごとの多肉植物の水やり・管理方法

多肉植物

ここからは、春秋型の多肉植物を例に、季節ごとの水やり方法や置き場所などの管理方法についてご紹介します。

夏型、冬型の多肉植物でも、生育期と休眠期を適宜変えて参考にしてみてください。

春と秋の水やり(生育期)

春は多肉植物の生育が最も盛んになり、植物の根も活発に動きだすので、鉢の中の土も乾くのが早くなります。

1週間に1回を目安とし、土が乾いてからたっぷりと水やりをしましょう。とくに4~5月は初夏にむけて徐々に気温が高くなりますし、秋にさしかかる9月~10月はまだ残暑が少し残る時期ですから、最も気温が高くなる昼間の時間帯は避け、午前中のまだ涼しいうちに水やりを済ませるようにしましょう。

普段は日当たりのよい屋外に置き、しっかりと太陽の光をあてることで、葉色や艶がよくなり丈夫に育ちます。

また、水やりのタイミングで、2週間に1回ほど既定の倍率に薄めた液体肥料を与えましょう。

夏の水やり(休眠期)

夏場は、早朝のまだ気温が低めの時間帯もしくは、夕方16時以降から夜の時間帯に水やりをするようにします。昼間は気温が上がるので、高温で株が蒸れる原因になりますので避けましょう。

冬の水やり(休眠期)

冬場は、水やり自体もほとんど必要なくなりますが、もし水やりするなら気温が上がっている昼間に与えるのをおすすめします。

ただし多肉植物は気温が10℃を下回ると、生育がとまり、寒さに特に弱い種類は株自体が弱るので、水やりを完全にやめましょう。霜がついたり、冷気に当たると葉が傷み植物自体も弱ります。室内やハウスの中など、10℃以上の温度を確保できる場所に入れてあげましょう。

冬場に水やりを極力控えることで、植物内部にため込んだ水分濃度が濃くなり、結果的に寒さに強くなります。水やりはほとんど必要なくなりますが、鉢が小さいと長期間水を貯めておくことができないので、3週間ごとぐらいに鉢の中の土が湿っているかどうかを確認しながら、水やりしましょう。

冬場室内に置くことも多くなりますが室内の喚起や風通しをよくしましょう。また、暖房などの温風が直に当たらない場所に置くことも重要です。

多肉植物の水やり頻度は季節・生育型・環境によって変わる!

多肉植物の水やり頻度は、季節や生育型、どんな鉢や土で育てているか、どこに置いているかの環境によっても変わります。

今回ご紹介した水やり頻度はあくまで目安なので、水やりをしてよいタイミングかどうか迷った場合は、葉っぱの状態を見て決めるのが確実です。

水やりサインを見極めて、正しい水やり頻度で多肉植物を育てましょう!

パキポディウム・バロニーの育て方|季節ごとの水やりや植え替えの方法は?

パキポディウム・バロニー 鉢植え

パキポディウムは代表的な塊根植物で、その中でもパキポディウム・バロニーは人気がある品種の一つです。大きな塊根と太いトゲが特徴で、赤色の花を咲かせるので圧倒的な存在感があります。

ここでは、パキポディウム・バロニーの特徴や栽培方法を中心に紹介していきます!これからパキポディウム・バロニーを育てる方は、ぜひ参考にしてみてください。

パキポディウム・バロニーとは

パキポディウム・バロニーはマダガスカルに生息する塊根植物で、パキポディウムの中でも希少価値が高い品種です。壺のような大きな塊根が特徴で、枝には大きなトゲがつきます。開花時期になると鮮やかな赤色の花が咲き、ひと際目を引きます。

パキポディウムには沢山の品種がありますが、パキポディウム・バロニーは表皮に茶色くシワが入っているので区別がつきやすいです。

パキポディウム・バロニーの育て方:日当たり、置き場所

パキポディウム・バロニーは、風通しと日当たりのよい場所で育てましょう。日光が不足することで、根腐れを起こしたり徒長しやすくなります。パキポディウム・バロニーは耐寒性がないため、冬の時期は室内で管理してください。

パキポディウム・バロニーの育て方:水やり

多肉植物のパキポディウム・バロニーは、生長期にあたる初夏から秋の時期は土が乾燥したらたっぷり水やりしましょう。秋以降は水やりの回数を少しずつ減らし、冬から春の間は断水してください。寒い時期の水やりは、気温が高い日にするとよいです。

パキポディウム・バロニーの育て方:用土

パキポディウム・バロニーは水はけのよい土を好むため、市販の多肉植物専用土を使用しても十分育ちます。土をご自分で混ぜるようであれば、鹿沼土小粒3:赤玉土小粒3:腐葉土2:軽石小粒2を目安に配合するとよいです。

パキポディウム・バロニーの育て方:肥料

パキポディウム・バロニーは肥料を与え過ぎると枝が伸びすぎたりするので、生長期に少量の肥料を与える程度で問題ありません。

パキポディウム・バロニーの植え替え

パキポディウム・バロニーの植え替え時期は、3~4月頃が適期です。1~2年に1回の頻度で植え替えするのが最適です。

植え替えの手順

  1. 株を古い鉢から抜き取ります。
  2. 根の周りに付いた土を少量落とします。
  3. 一回り程度大きな鉢に鉢底ネットを敷いて、新しい土と元肥を入れて混ぜておきます。
  4. 株を入れ、適当な高さで植え付けすれば完成です!

植え替え後の管理

パキポディウム・バロニーを植え替えした後は、しばらくは直射日光に当てないで管理します。また、水やりする場合は、土の表面が乾いてから与えましょう。

パキポディウム・バロニーの剪定・手入れ

パキポディウムは品種によって大きく生長しますが、そこまで大きく生長しなければ剪定する必要はありません。枝が伸びすぎるようであれば、剪定するとよいです。

パキポディウム・バロニーの増やし方

パキポディウム・バロニーは、株分けや種まきで増やすことができます。植え替えする際一緒に株分けすると、作業が楽です。株分けに最適な時期は、4~6月頃です。

パキポディウム・バロニーの種まきの適期は、6~7月頃です。赤玉やバーミキュライトなどブレンドした土を容器に入れ、種をピンセットでつまんで撒きましょう。種が撒き終わったら、種が隠れるくらいに土を被せてください。種を撒いた後、発芽するまでの間は水を切らさずに与えてください。

パキポディウム・バロニーの注意する害虫・病気

パキポディウム・バロニーは、モザイク病やハダニなどが発生することがあります。ウイルス性の病気であるモザイク病は、植物の葉や茎などにまだら模様が現れます。一度モザイク病に感染してしまうと治らないので、感染した場合は株ごと処分してください。

ハダニは夏の時期にかけて多く発生し、植物の葉裏に寄生して吸汁します。ハダニは風通しの悪い場所で発生しやすいので、風通しのよい場所でパキポディウム・バロニーを育てるようにしましょう。ハダニは水に弱い性質があるので、植物に葉水することで対策になります。ハダニが発生した場合は、薬剤を散布します。

パキポディウム・バロニーを育ててみよう

今回は、パキポディウム・バロニーの育て方やその特徴について詳しく紹介しました。パキポディウムにはいくつもの品種がありますが、パキポディウム・バロニーは特に存在感がありますね!冬の時期は室内で育てることで、管理もしやすくなります。

パキポディウム・バロニーは育てやすい植物なので、機会があればぜひ育ててみることをおすすめします。

ラベンダーのドライフラワー|失敗しない作り方、おしゃれな飾り方は?

ラベンダー ドライフラワー 

よい香りを漂わせるラベンダーはドライフラワーにしやすい花としても人気です。小さい花なのでいろんな飾り方も楽しめるのが魅力のひとつ。

この記事では、ラベンダーのドライフラワーの作り方から、おしゃれな飾り方についてご紹介します。

ラベンダーってどんな花?

ラベンダー ラバンディン

ラベンダーの花は薄紫色の小花がたくさん集まって細い穂のようにして咲かせるのが特徴です。花は香りがよいのでアロマオイルや芳香剤としてよく使われています。またラベンダー自体は耐寒性は強いですが、暑さには弱いとされていて、日本ではおもに北海道の富良野などで多く栽培されています。

私たちがよく見るラベンダーは「イングリッシュラベンダー」という最もポピュラーな品種です。

ほかにもさまざまな品種があり、それぞれの特徴や草姿が異なっています。

ラベンダーのドライフラワーはどんな仕上がりになる?

ラベンダーはドライフラワーにしても香りが残るのが特徴です。ラベンダーの香りには、疲れた身体や心にそっと寄り添うような癒しの効果があるので、住まいに飾ることで空間に安らぎを与えてくれます。

ちなみに、ラベンダーはドライフラワー以外にも、生花の状態からリボンで編んで香りを楽しむ雑貨、ラベンダースティックにするアレンジも人気です。こちらの記事もぜひご覧食うださいね。

ラベンダーのドライフラワーを失敗せずにつくるコツ

ラベンダーのドライフラワーの作り方は、「ハンギング法」、「シリカゲル法」という2つの方法があります。

ラベンダーは花が少し咲き始めた頃に香りの成分濃度がもっとも高くなるので、香りのよいドライフラワーに仕上げるためには、咲き始めたらなるべく早めに摘んでドライフラワーにしていくのが、失敗せず上手につくるコツです。

晴れた日の朝に摘むとラベンダー自体もとてもいきいきとしているので良い状態でドライフラワーに仕立てることができます。

ラベンダーのドライフラワーをハンギングでつくってみよう!

吊るして自然乾燥させるハンギング法は、花を逆さにして吊るすだけなので、初心者の方でも気軽に取り組めるドライフラワーの作り方です。

ラベンダー特有の鮮やかな紫色はややくすみますが、ラベンダーのような造りが繊細な花は、衝撃を与えないハンギング法でつくるのがおすすめです。

ハンギング法に取り組む際は、晴天が続き、できるだけ空気が乾燥した日が最適です。梅雨時などは湿度が高くカビが発生しやすいのでおすすめしません。

ハンギングでつくるときに用意するもの

  • ラベンダー
  • 麻紐
  • ハサミ
  • 引っ掛けるフックや洗濯バサミなど

ハンギング法でのドライフラワーの作り方

  1. ラベンダーを剪定する

    ラベンダー 剪定

    ラベンダーを自宅で育てている方は、咲き始める前に剪定してドライフラワーにしたほうがいいです。咲いてから剪定してドライにすると、花がポロポロと落ちやすくなるので、咲く前に剪定しておきましょう。

  2. ラベンダーの葉を取り除く

    ラベンダー ドライフラワーの作り方 葉を取り除く

    ラベンダーを剪定したら、茎についた葉を取り除いてください。

  3. ラベンダーの茎の長さをそろえる

    ラベンダー ドライフラワーの作り方 茎を切りそろえる

    好みの茎の長さに合わせてカットします。例えばドライフラワーにして花瓶に飾るときなどは、花瓶分の茎の長さを確保しておきましょう。

  4. 茎を束ねて縛る

    ラベンダー ドライフラワーの作り方 紐で縛る

    ラベンダーを5〜10本ほどで一束にして、麻紐などで縛ります。あとで抜けないよう、きつめに縛っておきましょう。

  5. 乾燥させて完成

    ラベンダー ドライフラワーの作り方 吊るして乾燥させる

    1週間ほど風通しのいい日陰に飾れば完成です。花の付け根が茶色く変色してアンティークな見た目が楽しめますよ。そのほか、茎が手でポキっと折れるくらいに乾燥していたら完成の目安です。

ハンギング法のコツと注意点

ラベンダーをまとめて吊るす際は、一度にたくさんの量を束ねすぎないようにしましょう。束ねる量が多いと、内側が乾ききるまでに時間がかかり、完全に乾燥しきらない場合があります。

また、乾燥が進むと茎から水分が抜け、少しずつ細くなっていきます。最初はしっかりと縛っていても緩めの縛り方だと干している間に、隙間ができて花が抜け落ちてしまうこともあるので、干している途中で落下してラベンダーの花が傷んでしまわないように、麻紐はできるだけきつく巻きつけましょう。

ラベンダーのドライフラワーをシリカゲルでつくってみよう!

シリカゲルを用いると、花そのものの色合いを長期間キープすることができます。また湿気の多い梅雨時や夏場でも花を乾燥させることができる方法です。

用意するもの

  • ラベンダー 適量
  • シリカゲル(ドライフラワー用で粉末状のものが最適)
  • タッパーなどの容器
  • スプーン
  • ピンセットか割り箸
  • ハサミ

シリカゲルによるドライフラワーの作り方

  1. タッパーなどの容器にシリカゲルを3cmほどの厚さで敷きつめる。
  2. 花と花が重ならないようにラベンダーをシリカゲルの上に並べる。
  3. スプーンなどを使ってラベンダーの上にシリカゲルを全体にまんべんなくかける。
  4. 花・茎が完全に隠れるぐらいシリカゲルをかけたら、しっかりと蓋をして密封し、7日間ほど冷暗所で保管する。経過を見ようと途中で絶対に開けないこと。
  5. 7日から10日ほど経ったら、一度蓋を開けて乾燥しきっているかを確認する。取り出すときはシリカゲルを少しずつかき分け、ピンセットや割り箸などで茎をつまみながら取り出す。茎を少し折ってポキッと折れたら乾燥しきったサイン。
  6. シリカゲルをお皿や新聞紙に取り出し、花が崩れないようにピンセットなどで茎をつまみながら丁寧に取り出す。

シリカゲル法のコツと注意点

シリカゲルでドライフラワーをつくるときは、ドライフラワー専用のシリカゲルを使うのをおすすめします。

ドライフラワー用はさらさらとした粉末状になっており、花びらの間にまで入りやすいようにつくられています。

食品用のシリカゲルは粒状で、乾燥させることはできても、花の細部まで乾燥させるのが難しく、またシリカゲルに触れた部分だけ粒の跡が残ることがあるので、注意しましょう。

ラベンダーのドライフラワーのおしゃれな飾り方アイデア!

ラベンダーのドライフラワーでリースをつくって飾る

ラベンダーはドライフラワーにしてからリースをつくって飾ることもできます。ドライフラワーにすると花茎が折れやすくなるので、リースをつくるときはワイヤーやグルーガンでこまめに止めるようにするのが、上手につくるコツです。

ラベンダーのドライフラワースワッグを飾る

ラベンダーをハンギング法でドライフラワーにしたら、そのままスワッグとして飾るのもおしゃれです。ドライフラワーにする前に、紫と相性のいい黄色い花(グラスペディアなど)と合わせて、あらかじめ複数の花を結わえたスワッグにしてからつくるといいでしょう。

ラベンダーのドライフラワーのラフな飾り方

ラベンダー ドライフラワー

ハンギング法でつくったラベンダーのドライフラワーは、少し色褪せたアンティーク感が魅力です。気取らない美しさなので、数本を花器にさしておくだけでも、おしゃれな飾り方を楽しめます。

ラベンダーのドライフラワーでカゴアレンジ

ラベンダーの青紫のカラーは、アレンジの中でも引き締め役として活躍してくれます。ラベンダーのドライフラワーを中心に、黄色〜オレンジ、緑系で花を合わせてアレンジすると、おしゃれにまとまります。

ラベンダーのドライフラワーでハーバリウム

ラベンダーは花穂が細く、スマートな花姿をしているので、ボトルにいれて飾りやすい花でもあります。ラベンダー単体でもおしゃれですし、他の花数本と組み合わせて小さな花束をつくり、ボトルにいれて飾るのもおしゃれです。

ラベンダーのドライフラワーでつくるポプリ

ラベンダーのドライフラワーをつくる途中、花がポロポロととれてしまったら、ポプリにしてみるのもおすすめです。ラベンダーの花びらだけ集めとって、ガラスの器にいれて飾っておきましょう。フローラルエッセンスと併用すれば、心地よいラベンダーの香りを楽しめます。

ラベンダーのドライフラワーは通販で販売している?

ラベンダーのドライフラワーは、通販でも販売されています。

価格相場は大体1000円~5000円前後となっています。ラベンダーの量の違いでも値段は変わってきますし、ブーケやリースなどにアレンジしたものはその分値段も高くなる傾向にあるようです。

また通販では造花のラベンダーもあります。造花は香りはしませんが、枯れたりしないので素材が傷まない限りは半永久的に飾っておくことができます。価格も高いものでも1000円前後と、ドライフラワーより大分手ごろにになっています。

ラベンダーのドライフラワーを楽しもう!

ラベンダーはもともとドライフラワーにしやすい植物です。できるだけ手軽に取り組んでみるなら、ハンギング法を花色をできるだけ残したいならシリカゲル法を用いてみましょう。

飾っているうちにぽろぽろ花が落ちることもありますが、落ちた花は拾い集めてポプリ(匂い袋)などにアレンジしてみるといいですよ。

葉牡丹(ハボタン)の種まき|時期や方法、種の取り方は?

ハボタン

葉牡丹は葉が折り重なった葉が牡丹のように美しい植物です。花の少ない冬の時期に、葉を色づかせる葉牡丹は冬の花壇の定番ですね。

この記事では育てやすくバラエティー豊かな葉牡丹を、種まきから増やす方法についてご紹介します。種取りの方法もご紹介するので参考にしてみてください。

葉牡丹(ハボタン)は種まきから増やすのがおすすめ!

葉牡丹 ポット

葉牡丹は春に黄色い花を咲かせる多年草のひとつです。花後は株姿が乱れやすいので一年草の扱いにされることが多いですが、あえて踊り葉牡丹として楽しんでいる方も多いですね。

そんな葉牡丹ですが、増やすのであれば種まきが一番おすすめです。ほかにも挿し木という方法がありますが、にょっきりとした姿になりがちなので、地際でロゼット状に咲くコンパクトな葉牡丹を楽しみたいときは種まきで増やしてみましょう。

葉牡丹(ハボタン)の種まきの時期はいつ?

葉牡丹の種まきの時期は7月中旬〜8月中旬で、発芽に適した温度は20度前後です。

葉牡丹の葉は秋以降に気温が低くなるにつれて色づいていく性質があるので、寒い地域ではなるべく早く、暖かい地域では遅く種を撒くようにしましょう。

発芽適温に達していれば早めに種まきすることもできますが、その後の気温が高くなると徒長しやすくなります。一方で大株に育つというメリットもあるので、徒長防止剤を活用して早めに種まきし、大株を楽しむというのもおすすめです。

葉牡丹(ハボタン)の種まきで準備するもの

葉牡丹 種まき 準備するもの

  • 葉牡丹の種
  • セルトレイ、ポリポットなどまき床
  • 市販の種まき用培養土
  • 霧吹きや底面給水用のトレー
  • メネデールなどの発根活力剤(なくてもOK)
  • ビーナインなどの徒長防止剤(なくてもOK)

葉牡丹はセルトレイやポリポットで育苗してから育てましょう。花壇や庭には直まきすると過度な日差しや高温で枯れることがあります。

とはいえ、移動できるプランターなどであれば直まきも可能です。その場合は、草花用培養土も用意しておきましょう。

葉牡丹(ハボタン)の種まきの方法

  1. まき床に種まき用の土を入れる

    葉牡丹 種まき セルトレイに土をいれる

    まずはセルトレイに種まき用の土をすり切りいっぱい入れます。ポリポットの場合は9割ほどいれましょう。

    プランターに直まきする場合は、鉢底ネット・鉢底石を敷き詰めて、プランターの深さ半分くらいに草花用培養土をいれ、上半分は種まき用培養土をいれます。

  2. 葉牡丹の種をまく

    葉牡丹 種まき

    葉牡丹の種をセルトレイな一部屋に一粒ずつ、ポリポットやプランターに種まきするときは1cm間隔を目安にまきます。

  3. 土をかぶせる

    葉牡丹 種まき 土をかぶせる

    葉牡丹の種がわずかに隠れるくらい土をかぶせます。フルイなどを使うとかぶせやすいですよ。

  4. 優しく水やりをする

    葉牡丹 種まき 水やりをする

    発芽するまでは水切れを起こさないように注意しながら、こまめに水やりをしましょう。メネデールなどの活力剤を数的混ぜた水を使うと発根率が上がります。

    また種がずれて刺激にならないよう、底面給水を基本にして、さらに霧吹きで水やりしてあげるといいです。

葉牡丹(ハボタン)の種まき後の手入れ

発芽までの手入れ

葉牡丹の種まきが終わったら、風通しの良い半日陰で水切れしないように管理しましょう。種まきは夏の暑い時期に行いますが、涼しい場所で管理すれば簡単に発芽します。乾燥が心配であれば、発芽するまでは室内で管理しましょう。

発芽後の手入れ

葉牡丹は3〜4日ほどであっという間に発芽します。発芽直後は戸外のよく日が当たる場所で管理しましょう。水は表どが乾いたら与えましょう。水をやりすぎると徒長してしまうので注意が必要ですが、水切れを起こしやすい時期なのでよく観察しながら水やりを行いましょう。

また、高性種の場合はとくに徒長しやすいので、徒長防止剤を水に混ぜて水やりするといいです。

セルトレイに種まきした場合、本葉が3〜4枚になったらポリポットにひとつづつ植え替えます。この時、根を痛めないように注意しなくても大丈夫です。葉牡丹の場合は、多少根を切るくらいの方が生育が進んで葉付きが良くなります。

ポットから根がはみ出してきたら、花壇や鉢植えに植え込んで楽しみましょう。

プランターに直まきした場合は、本葉3〜4枚のタイミングで、芽同士の間隔が15〜20cmになるように間引きしてください。

葉牡丹(ハボタン)の種取りの方法

ここからは、すでに育てた葉牡丹から種を採る方法をご紹介します。

まずは鑑賞期間が終わって草姿が乱れてくる3月以降も育て続け、開花させましょう。花が枯れ始めてたら採取の合図です。種が熟すとさやが黄色っぽくなってきます。そのままにしておくと、さやが弾けて種が落ちてしまうので、その前に花茎ごと採取しましょう。

準備するもの

  • 採取用の小さめの紙袋
  • 保存用紙袋か密閉容器
  • 乾燥剤

種取りの方法

  1. ガクが黄色くなった花がらを選んで花茎ごと切り取る
  2. 切り取った家計を紙袋に入れる
  3. 紙袋を洗濯バサミなどに挟んで、日陰に干して乾燥させる
  4. 3〜4週間ほど乾燥させたら、さやから種を取り出す

種の保存方法

種を採取したら、湿気を吸ってカビてしまわないように密閉容器や紙袋などで保存しましょう。除湿剤を一緒に入れると湿気を吸ってくれるので良いですよ♪
冷蔵庫など、乾燥していて日に当たらない場所で保管しましょう。この時、野菜室には入れないように注意しましょう。野菜室には種の寿命を縮めてしまうエチレンが出やすいため、種が発芽しなくくなってしまいます。

葉牡丹(ハボタン)を種まきから育ててみよう!

葉牡丹

今回は葉牡丹を種から増やす方法についてご紹介しますた。最近ではサイズも色も様々な種類の葉牡丹が登場しており、切り花にしたり、寄せ植えにして楽しむことができますよ。
初心者でも比較的簡単に栽培することができるので、ぜひ種まきからチャレンジしてみてくださいね♪

エシャレットの栽培・育て方|発芽しない原因や種球の選び方、収穫時期は?

エシャレット 屋外

若採りのらっきょうであるエシャレットは、らっきょうほどのクセはなく生でも食べられます。エシャレットは家庭菜園でも栽培できますが、育てるためのポイントがいくつかあります。

ここでは、エシャレットの特徴や育て方、病気や害虫などについて詳しく解説していきます!

エシャレットはどんな野菜?

エシャレットとはらっきょうを早い時期に収穫したもののことで、和名では「根らっきょう」とも呼ばれています。見た目は白く株元はふっくらとしていて、ネギに似た葉が付いています。シャキシャキした食感ですが、柔らかくらっきょう特有の辛さも少し感じられます。

エシャレットの生産量が一番多い地域は茨城県で、その次が静岡県です。エシャレットには食物繊維が豊富に含まれるため、便秘解消の効果が期待できます。また、エシャレット特有の香りには「硫化アリル」という成分が含まれ、殺菌作用や抗酸化作用などに効果的です。

エシャレットの栽培環境

エシャレットは日当たりと風通しの良い場所を好み、18~22℃の生育環境でよく育ちます。寒さにはやや強いですが、暑さには弱い野菜です。

エシャレットの収穫時期は?

エシャレットの収穫時期は、11~4月頃が最適です。らっきょうとして収穫する場合は、6月中旬〜7月上旬頃が適期です。

エシャレットは種球の選び方

エシャレットは種ではなく、一般的に苗や種球(鱗茎)から育てます。大粒の種球を選ぶことで、大きなエシャレットが収穫できます。

エシャレットが発芽しない?原因と対策

エシャレットを植え付けても、発芽しないことがあります。エシャレットが発芽しない原因はいくつか考えられますが、エシャレットの植え付け時期が適切でないと発芽しません。エシャレットの植え付け時期は夏~初秋で、18~22℃の環境で発芽しやすいです。そのため、エシャレットを育てる際は、最適な時期に植え付けましょう。

また、エシャレットの種球が傷んでいる場合も芽が出ないことがあります。エシャレットを植え付ける前に、種球の状態をよく観察することが大切です。種球にカビが生えていたり、芽が出る箇所が欠けているものは選ばないようにしてください。

その他、エシャレットを植え付ける際、種球を埋める深さが最適でないと発芽しないことがあります。種球を埋める深さは3~5cmほどが最適なので、浅すぎたり深すぎたりしないように気を付けましょう。

更に、エシャレットは植え付けから発芽までに乾燥した状態が続くことで種球が死んでしまい、芽が出ないことがあります。そのため、エシャレットが発芽するまでの間は、水切れさせないことが大切です。

エシャレットを植える時期は?

エシャレットの植え付けは、8~9月頃が最適な時期と言えます。

エシャレットの土づくり

地植えでは、元肥や堆肥などを入れる2週間前位に石灰を混ぜておきます。その後堆肥と元肥を入れて、土によくなじませましょう。

プランター栽培の場合は、ホームセンターなどで手に入る野菜用の培養土で十分育ちます。

エシャレットの植え方

  1. 畝に株間10~15cmほどの間隔で、深さ約6cmの植え穴を掘ります。
  2. 種球の細い方を上向きにして、土に立てるように挿します。
  3. 最後にたっぷりと水やりすれば、完成です!

エシャレットの水やり

地植えのエシャレットは、水やりは基本的に必要ありません。プランター栽培の場合は、土の表面が乾燥したらたっぷり水やりしましょう。ただし、エシャレットは多湿が苦手なので、水の与え過ぎには注意してください。

エシャレットの肥料・追肥

エシャレットは肥料をあまり必要としないため、春と秋の時期に2回追肥すれば良いです。

エシャレットはまし土がポイント?

エシャレットを栽培する際、まし土はとても重要な作業です。定期的にまし土することで種球と茎の部分が白く柔らかくなり、食べられる部分を多くします。

追肥してから収穫するまでの間は数回まし土して、種球と茎の部分に日光が当たらないように育てましょう。

エシャレットの収穫

エシャレットの収穫では、最適な時期に収穫することがポイントです。葉が青々として柔らかい状態が収穫の適期ですが、葉が枯れてしまうと種球が固くなり、食べごろを過ぎてしまいます。

エシャレットを収穫する際はこてなどで土を掘り、葉の部分を掴んで引き抜きます。堀った部分には、新しい土を足しておくと良いです。

エシャレットの病気・害虫対策

エシャレットは丈夫な野菜ですが、軟腐病やさび病などにかかることがあります。軟腐病は細菌によって感染する病気で、感染すると腐ったような見た目になります。対策としては、薬剤を散布することで完治することが多いです。

さび病はカビが原因で感染し、葉の表面に黒や白い斑点が現れます。さび病にかかった場合は、発病した葉を取り除きましょう。予防策として薬剤の散布が効果的です。

また、エシャレットはアブラムシなどの害虫が発生することもあります。アブラムシは春~秋の時期に多く発生し、葉や茎を吸汁します。大量発生すると厄介なので、見つけ次第捕殺しましょう。

エシャレットは農薬に弱い野菜なので、病気や害虫にかからないためには日頃から風通しの良い環境で育てることが大切です。肥料や水の与え過ぎも良くないため、気を付けるようにしましょう。

エシャレットを栽培してみよう!

今回は、エシャレットの特徴や育て方、そして病害虫などを中心に紹介してきました。エシャレットは若採りのらっきょうなので、美味しいエシャレットを収穫するためには適切な時期に収穫する必要があります。

家庭菜園などでエシャレットを栽培して、ぜひともお料理にエシャレットを使って楽しんでみてはいかがでしょうか。

ソテツ(蘇鉄)の花言葉|どんな花が咲く?人気の種類や風水の効果は?

南国をほうふつさせる大型のソテツ(蘇鉄)から、プチ観葉植物としてのミニソテツ(蘇鉄)まで、ソテツは幅広い楽しみ方のできる、ファンの多い植物です。

この記事ではソテツ(蘇鉄)の花言葉を中心に、種類などご紹介します。

ソテツ(蘇鉄)の花言葉

「雄々しい」

ソテツの花言葉は「雄々しい」です。

ソテツのずんぐりとした極太の幹に由来していて、枝分かれもほとんどせずに一本幹で雄大な立ち姿になる逞しいソテツにぴったりの花言葉ですね。

最近ではドライガーデンやロックガーデンにも人気のソテツ。花言葉もポジティブなので、シンボルツリーにもおすすめです。

ソテツ(蘇鉄)はどんな観葉植物?

ソテツは日本でも九州南部や沖縄でみることができる、熱帯地帯の低木です。恐竜時代のジュラ紀から生息していたとされ、「生きる化石」とも呼ばれています。

暑さや乾燥に強いので、関東以西であれば地植えにして庭木にすることもでき、南国風の庭づくりにもってこいの植物です。

また、成長速度も遅いことから鉢植えにした観葉植物としても人気です。盆栽のようにミニソテツを楽しむこともできます。

ソテツ(蘇鉄)の花は、どんな花?

ソテツは6〜8月ごろの夏に花が咲きますが、開花するのは10年に1回といわれており、開花は希少です。また、雄の株と雌の株が別々に存在しているため、片方しか育てていないと受粉もさせることができません。

雄の花は太い黄金色のトウモロコシの様なルックスです。雌の花はドーム状の羽の塊のようなルックスです。いわゆる草花の花とはだいぶ異なりますね。

ソテツ(蘇鉄)の人気の種類

ソテツは太古から存在し、熱帯地方で広く自生しております。中には絶滅危惧種などの希少種も存在するそうです。ここではいくつかの種類を存在します。ソテツは熱帯地域を中心とした世界のあちこちに、112種類ほど存在しています。

エンセファラルトス・ホリダス(オニソテツ)

エンセファラルトス属は、南アフリカに自生しているソテツです。カールした葉っぱがおしゃれで、人気があります。葉に鋭いとげ状の突起がある。太古から存在する一種。

ザミアフロリダ―ナ

希少種。一般的なソテツに比べて、刃が丸みを帯びています。

ディオーン エデュレ

ディオーン属のエデュレはメキシコ原産のソテツで、日本でよく見るものには50センチ程度のものが多いですね。淡い緑色の葉が特徴的です。

金環ソテツ

希少種。奄美大島で生産されている、一般的にはあまり出回らない種類です。葉の縁が金色に輝く品種です。

ザミア プミラ(フロリダソテツ)

フロリダソテツとも呼ばれるザミア属のプミラは、フロリダから中央アメリカのあたりでみられるソテツです。チクチクしない葉っぱが特徴的で人気があります。

ソテツ(蘇鉄)の風水効果とは?

ソテツのような細い葉が上向きに伸びる観葉植物は、風水では陽の気をもつアイテムとして、邪気を払う、気分を高揚させるといった効果があるとされています。

また、ソテツの花は黄金色をしていて、花が咲くと金運が上がるともされています。風水的には、金運と相性がいいのは北西や西です。

鉢植えで室内に置くなら、玄関におくと邪気を払ってくれて、家に幸運が舞い降りるとされています。

ソテツ(蘇鉄)の花言葉はシンボルツリーやギフトにぴったり!

ソテツは太古からの歴史があり、希少種なども存在するため、植物ファンならずともそのストーリに引き込まれます。見た目の力強さやカッコよさも抜群で、テーブルサイズ、手のひらサイズを、盆栽仕立てにして楽しむこともできます。

花言葉もポジティブなので、シンボルツリーやギフトにしてみてはいかがでしょうか。

科・属名
ヤシ類、ソテツ科・ソテツ属
分類・性質
常緑、低木、裸子植物
原産地
熱帯アジア、沖縄、台湾、中国
学名
Cycas revoluta
英語名
Japanese sago palm
別名
鉄蕉(テッショウ)、鳳尾蕉(ホウビショウ)
出回り期
10月~3月(最盛時期は5月※苗木)
開花時期
6~8月(※実は11月~2月)
花色
黄金色〜茶色