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多肉植物の人気種類20選|おすすめの品種や特徴、育て方のコツは?

多肉植物 Photo by mameさん

近頃人気が沸騰しているといわれる多肉植物。お部屋をおしゃれに見せたい人や、癒しを求める人が、一般的な観葉植物の代わりに買い求めているようです。多肉植物を選ぶ人が増えている理由や、代表的な種類、人気の種類などをご紹介します。

多肉植物が人気なのはなぜ?

多肉植物とは、根っこや葉っぱ、茎の部分に水分をため込んだ、乾燥に強い植物の総称です。

多肉植物の最大の魅力といえば、個性豊かな風貌でしょう。丸みを帯びたかわいらしいものや、トゲトゲしい男性的なものなど、種類によって形も変わり、その種類はとても豊富です。

単品で置いてもいいし、寄せ植えにしてアレンジしてもとってもステキな多肉植物は、おしゃれなインテリアとしての役割もしっかりとこなしてくれる頼もしい植物なのに、手間がかからず育てやすいというのも人気の理由の1つです。

水やりは基本控えめでOKなので、旅行がちな人や、忙しくてついつい観葉植物に水をやり忘れて枯らしてしまうという人でも問題なく育てることができます。

見た目の種類が多くて、おしゃれに見えて、育てるのが簡単!なるほど、多肉植物が人気が出るのも納得ですね。

多肉植物ってどのくらい種類・品種があるの?

多肉植物の種類はじつに多く、原種だけでも1万を超え、配合種まで含めると2万種を超えるといわれています。専門家でさえも把握できないほど種類の多い多肉植物は、とても奥が深い植物なのです。

また、多肉植物の種類は約35の「属種」に分けることができ、さらに細かく「品種」が別れています。

なお、一番有名な多肉植物といえばサボテン科の植物だと思いますが、園芸業界ではサボテンは「サボテン」で一つのカテゴリーとし、サボテン以外の多肉植物をまとめて「多肉植物」と分類することが多いようです。

多肉植物には生育型の種類がある!

多肉植物の種類は多岐にわたりますが、それぞれ生育期がことなる3つの生育型に分類できます。

春と秋に生育期を迎え、夏と冬に休眠期を迎える「春秋型」
夏に生育期を迎え、秋から春は休眠する「夏型」
冬に生育期を迎え、春から秋は休眠する「冬型」

この生育型によってその季節にどういった管理方法をすればいいのかが変わります。

また、多肉植物の寄せ植えをするときも、生育型の同じものを組み合わせる必要があるので、育てる多肉植物の生育型は事前に確認しておきましょう。

人気の多肉植物を20種類ご紹介します!

それでは次に、数多くの種類がある多肉植物の中から、代表的な属種とその中で人気のある品種をご紹介していきます。

人気の多肉植物① アロエ属

【生育型:夏型、春秋型 (品種によって異なります)】

一般家庭への普及率が高い多肉植物といえばアロエでしょう。アロエは鑑賞目的で美しいのはもちろん、その葉肉には胃腸の働きを活発にしたり、殺菌・鎮痛作用があるため、薬代わりに育てているというご家庭も多いようです。

アロエの育て方

アロエは多肉植物には珍しく耐寒性があり直射日光にも強いため、積雪のない暖地であれば戸外で育てることもできます。乾燥にも強いので、水やりも頻繁にする必要はなく、滅多に枯れることはありません。キダチアロエは赤い花、アロエ・ベラは黄色い花が咲きます。

アロエの人気品種

アロエと一口にいっても、じつは500以上の種類があります。有名なのは、薬用として使うことができる「キダチアロエ」や、ヨーグルトなどに入っている食用の「アロエ・ベラ」、鑑賞用で人気の「千代田錦」などです。

人気の多肉植物② エケベリア属


【生育型:春秋型】

エケベリアは、まるでバラの花のように葉が幾重にも重なる、ロゼット状の外見が特徴の多肉植物です。とても華やかでバリエーションも豊か。小型のものから大型のもの、木立のものもありますし、色も緑、パステルカラー、赤みを帯びたものなどさまざまです。

多肉植物ブームの火付け役ともいえる存在で、多肉植物を代表する人気の種類です。

エケベリアの育て方

エケベリアは日当たりの良い場所を好みますので、雨があたらない風通しの良い戸外でも育てることができます。屋内で育てる場合は窓辺に置いてあげましょう。真夏と冬は休眠期にはいるので、水やりは断水するか極力控えてください。

エケベリアの人気品種

エケベリアでとくに人気が高いのが、透き通るような葉色が美しい「エレガンス」です。園芸品種の親株としてもよく使われます。

そのほか、真っ白で肉厚な「ラウィ 」や、紅葉時以外も真っ赤な「ロメオルビン」、屋外に地植えしても元気な「七福神」などが人気です。

人気の多肉植物③ セダム属


【生育型:春秋型】

おもに北半球でよく見かけるセダムですが、日本では「マンネングサ」とも呼ばれ、古くから親しまれてきた身近な多肉植物です。

種類は500以上あるといわれ、茎が上向きに伸びていくものや、下に垂れ下がるもの、地を這うように群生していくものなど多岐にわたり、葉の形もそれぞれ違うため、一目見てセダムに属すると判断するのは難しいです。

セダムの育て方

セダムは耐暑性や耐寒性に優れ、基本的には日光を好みますが、日陰でも育つ種類もあることから、ガーデニングなどにも使われています。

基本的には休眠期を迎える真冬と真夏には、水やりを控えめにし、直射日光を避けた日当たりのいい場所で育てます。

セダムの人気品種

セダムの中でとくに人気が高いのは「虹の玉」や「オーロラ」です。ゼリービーンズのような楕円形の丸い葉が茎一杯についているとてもかわいらしい多肉植物で、秋になると赤く紅葉します。

ガーデニングに使いたいのなら、「メキシコマンネングサ」がおすすめです。丈夫でどんどん増えますし、春の花、夏は緑、秋は紅葉と季節によって異なる姿を楽しむことができます。マットな肌の「乙女心」が人気です。

人気の多肉植物④ クラッスラ属


【生育型:春秋型、夏型 (品種によって異なります)】

クラッスラもとても人気のある多肉植物です。アフリカやマダガスカルが原産で、小さい可憐な花を咲かせます。小さくて群生するタイプや、1mを超える小さな木のように成長するものなど、種類は豊富です。

クラッスラの育て方

クラッスラは湿度を嫌うので、日当たりがよく風通しのいい場所で育てましょう。冬と夏が休眠期なので、この時期の水やりは、表土がかわいてから4〜5日後に与えるなど、控えめにしてください。

クラッスラの人気品種

クラッスラという名前にはあまり聞き覚えはないかもしれませんが、「金のなる木」といえば、皆さんすぐに思い浮かべることができるのではないでしょうか?クラッスラ属の植物である「金のなる木」は「花月」としても出回ります。

そのほか、燃えるように赤く紅葉する「火祭り」、葉が星のようにつらなる「星の王子」、マダラ模様の葉にたくさんの花が咲く「クーペリー」などが人気です。

人気の多肉植物⑤ ハオルチア属


【生育型:春秋型】

ハオルチアは、放射線状に丸く育つ多肉植物です。小さめのものが多く、室内でよく育つのでインテリアとしても人気。葉が柔らかくて、品種によっては半透明に見える「軟葉系」のものと、アロエに似ていて葉が固く、株の形がシャープな「硬葉系」のものがあります。

その育てやすさと見かけの美しさから、初めての多肉植物に選ぶ人も多いそうです。

ハオルチアの育て方

ハオルチアは日当たりがよく、風通しのいい場所で育ててください。ただし葉焼けしやすいので、真夏の直射日光は避けてください。冬と夏に休眠を迎えるので、この時期は水やりを控えると、耐寒性があがり元気に冬越しできます。

ハオルチアの人気品種

ハオルチアの中でとくに人気があるのは「オブツーサ(雫石)」やよく似た「トゥルンカータ」です。幾重にも重なる半透明の丸い葉が、キラキラと光って水の雫のようにも見える、とてもユニークな多肉植物です。

一方、マニアに人気があるのが「万象」です。象の足のような珍しい姿をしています。硬葉系だと「十二の巻」も人気です。

人気の多肉植物⑥ ユーフォルビア属


【生育型:夏型】
ユーフォルビアの多肉植物の多くはトゲがあり、見かけはサボテンのようにゴツゴツしていて、多肉植物の中でも群を抜いてユニークです。ユーフォルビアに属する多肉植物はとても多く、その数は実に2000種以上といわれるほど。そのため、姿かたちや性質もさまざまです。

ユーフォルビアの育て方

中東やアフリカなど暑い地域で自生する多肉植物なので、寒さには弱いものが多いです。とくに冬場は室内で管理し、日当たりのいい場所で育ててください。

ユーフォルビアの中には、切り口から白い毒性のある液体を出すものがあり、皮膚につくとかぶれることもあるため、注意しましょう。

ユーフォルビアの人気品種

ユーフォルビアで人気がある種類といえば、真ん丸なフォルムがかわいい「オベサ」や、パイナップルのような外見をしている「ソテツキリン」です。ユーフォルビアは形のバリエーションが本当に豊かなので、見ているだけで楽しくなります。

人気の多肉植物⑦ アガベ属


【生育型:夏型】

アガベはおもに、メキシコやアメリカの乾燥地帯に自生している多肉植物です。100種類くらいあるといわれ、見上げるほど大きくなる品種もあります。

葉は硬く先がとがっていて、ふちにはトゲがあり、そのスタイリッシュさから、おしゃれなドライガーデンやロックガーデンに欠かせない存在です。

アガベの育て方

アガベは多くの品種が寒さに強く、関東以南であれば地植えにして育てることもできます。夏型の多肉植物で、夏以外が休眠状態になるので、基本的には水やりはほぼせずに育てましょう。

百年に1度花が咲くという言い伝えがありますが、実際には数十年に1度くらいの割合で花をつけることが多いとのこと。ただし、花が咲いた後は枯れてしまうので注意です。

アガベの人気品種

アガベで人気の種類は、公園やテーマパークでもよく見かける「アオノリュウゼツラン」です。地植えにするとかなり大きくなりますので、庭植えにする場合には場所を選びましょう。

室内で育てたい場合は、肉厚でトゲトゲした葉が特徴的な「雷神」や「チタノータ」が、コンパクトな大きさなのでおすすめです。

人気の多肉植物⑧ セネシオ(セネキオ)属


【生育型:夏型】

セネシオは、矢じりのような形をした葉っぱや、イルカのような形をした葉っぱ、ビーズ状に連なって垂れ下がるもの、葉に毛のようなものが生えているもの、根の部分が肥大しているものなど、ユニークな形をしたものがたくさんある多肉植物です。切ると、独特の香りを放ちます。

セネシオの育て方

セネキオは直射日光を避けた日当たりのいい場所で育てましょう。冬と夏に休眠を迎える植物ですが、夏は水やりを控えずに、春秋と同じペースで、表土がかわいてから2〜3日後に与えるといいです。

セネシオの人気品種

セネシオの中で一番人気があるものといえば、「グリーンネックレス」でしょう。緑色の小さな丸い球が連なって垂れ下がる姿は、緑色した真珠のネックレスのよう。ハンギングに入れてぶら下げると、とても映えます。

ほかには、葉が矢じりの形をしている「マサイの矢尻」や、イルカが海から飛び出てくるような「ドルフィンネックレス」なども人気です。

人気の多肉植物⑨ カランコエ属

ブラウニー カランコエ 多肉 母の日
【生育型:夏型】

カランコエは鉢花としても人気がある多肉植物です。鉢花として人気のあるタイプは、秋から春にかけて小さな花をたくさん咲かせます。色も赤やピンク、白、オレンジなど鮮やかなものが多く、一重や八重、釣り鐘型など多彩です。

ほかには、フワフワとした繊毛におおわれた葉を持つものや、丸みを帯びたもの、反対にギザギザしているものなど、さまざまな見た目のカランコエがあります。

カランコエの育て方

カランコエの多くは夏に生育期を迎える、暑さに強いという特徴をもっています。直射日光は避けながら、日当たりのいい場所に置いて、水やりは表土が乾いたらたっぷりと与えましょう。

カランコエの人気品種

カランコエで人気のものといえば、可憐な花をたくさん咲かせる「ベニベンケイ」がカランコエを代表する種類です。また、繁殖力がとても強いことから「子宝草」と呼ばれている「子宝弁慶草」も、子宝を願っている人に人気があります。

そのほか、まるでうさぎの耳のようにフサフサとした繊毛で覆われた「月兎耳」も人気です。

人気の多肉植物⑩ コノフィツム属


【生育型:冬型】

コノフィツムはコロンとした、豆のような形がユニークでかわいらしい多肉植物です。多肉植物には珍しく、休眠が終わった秋に脱皮をする珍しい多肉植物です。

コノフィツムの葉の形は、丸形や足袋型、鞍型などバリエーションも豊富。丸い葉の真ん中から花が咲く様子は、目を引くものがあります。

コノフィツムの育て方

コノフィツムは冬に生育期を迎える、冬型の多肉植物ですが、5度を下回ると生育が鈍るので、室内に置いて育てるといいでしょう。
気温25度以上になると休眠期に入るので、水やりを控え目にして、半日陰の場所に

コノフィツムの人気品種

コノフィツムで人気があるのは、日本生まれの園芸種である「花園」でしょう。緑色の足袋型の葉からオレンジ色の可愛らしい花を咲かせます。足袋型の葉がハートのように見えるのも人気の秘密です。そのほか、まさに透明に輝く宝石のような「ブルゲリ」も人気です。

人気の多肉植物⑪ リトープス属


【生育型:冬型】

リトープスは、日本ではメセンとも呼ばれている多肉植物です。葉の表面がすべすべしていて丸みがあり、女性的な特徴を持つ多肉植物をまとめてメセンと呼んでいますが、その代表的存在が、このリトープスです。

リトープスの特徴は、葉がコロンとしてはいますが上部が平らになっているところ。そして、岩場や砂利の多い砂漠などで自生し、周りの石や砂利の色に似せるという、擬態する性質があります。

リトープスの育て方

リトープスは冬型の多肉植物で、寒さには比較的強いですが、暑さには弱い特性があります。直射日光を避けた日当たりと風通しのいい場所に置いて育ててください。

水やりは、夏場ならほぼ断水するほどに控え、秋から春にかけては、土が乾いていたら水やりするようにしてください。

リトープスの人気品種

リトープスの人気の種類は「日輪玉」です。赤茶色をしていて、濃褐色の模様があります。丈夫で育てやすく、見た目もとてもユニークなところが人気です。直径は7cmくらいまで成長し、黄色い花を咲かせます。

人気の多肉植物⑫ コチレドン属


【生育型:春秋型、夏型 (品種によって異なります)】

コチレドンは成長すると茎の部分が茶糸になり木質化していく多肉植物です。肉厚な葉は、産毛のようなものをまとっているものや、粉を帯びているものなどさまざまです。釣り鐘型のキュートな花を咲かせます。

コチレドンの育て方

コチレドンは春と秋に生育期を迎えます。基本は直射日光を避けた日当たりと風通しのいい場所に置いて、休眠期の夏の冬は室内にしまうのがいいでしょう。水やりは生育期なら表土が乾いたら、休眠期は断水して育てます。

コチレドンの人気品種

コチレドンの中で特に人気があるのが「熊童子」です。ぷっくりとした葉の先が熊の爪のようにギザギザしていることから、この名前がつけられました。葉は緑色で産毛をまとい、爪のようなギザギザ部分は赤く色づいています。よく似ている品種に「子猫の爪」もあります。

そのほか、大きな緑色の葉が赤く縁取りされ、秋になると紅葉する「紅覆輪」や、ふっくらとした葉がかわいらしい「福娘」も人気です。

人気の多肉植物⑬ ガステリア属


【生育型:春秋型】

ガステリアは、平たく肉厚の葉を持つ多肉植物です。茎にあたる部分はなく、地面からすぐに葉が広がる形で、蘭のように左右交互に広がるものや、丸くロゼッタ状に広がるものがあります。

春に開花期を迎え、上に向かって伸びた花芽に複数の釣り鐘型の花をつける、かわいらしい多肉植物です。その花の形が胃袋に似ていることから、ラテン語で胃の意味があるgasterを文字ってガステリア(Gasteria)という名前が付けられました。

ガステリアの育て方

ガステリアは寒さや暑さにもやや弱い傾向があるので、直射日光の当たらない明るい日陰で育てる必要があります。夏と冬の休眠期中は、水やりの回数を月1〜2回ほどに控えてください。

ガステリアの人気品種

ガステリアの中でとくに人気の高い種類は「臥牛(ガギュウ)」です。厚みのある幅広の葉が左右に広がる姿が、牛が寝転がっている姿に似ていることからこの名が付けられました。

ほかにも「ピランシー」や「虎の巻」は扇状に広がる葉で美しいと人気です。

人気の多肉植物⑭ パキフィツム属


【生育型:春秋型】

パキフィツムはふっくらと丸みを帯びた小さ目の葉がとてもかわいらしい多肉植物です。葉は白っぽく粉を吹いたような感じで、円型や紡錘方などの形があります。色も緑だけでなく、赤みを帯びたものや青っぽいもの、パステルカラーのものなど種類が豊富です。秋になると紅葉し、春には可憐な花をつけます。

丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめ。葉差しで簡単に増やすことができる、増やす楽しみも味わうことができる品種です。

パキフィツムの育て方

パキフィツムは直射日光を避けた日当たりのいい場所で育ててください。夏の冬は休眠に入るので断水気味に水やりは控えます。また、表面のブルームと呼ばれる白い粉は、水やりの際に葉に水がかかるととれてしまうため、株元に優しく水を注ぐようにしてください。

パキフィツムの人気品種

パキフィツムで人気があるのは、「星美人」や「月美人」など、美人と名前のついた品種たちです。美人と名付けたくなるのも納得のかわいらしさを誇る種類です。

美人シリーズはどれも見た目が似ていますが、微妙に色合いなどが違うので、集めて美人姉妹として育ててみるのもいいですね。ふっくらとした葉の間から花芽が伸び、複数の釣り鐘型の花をつけるのですが、その花の姿もとても美しいです。

人気の多肉植物⑮ アエオニウム属


【生育型:冬型】

アエオニウムは、まるで大輪の花のような風貌の多肉植物です。多くの種類が茎立ちし、上へ上へと成長していきますが、中には茎立ちせずにそのまま平面で花を咲かせたようなロゼット状になるものもあります。

幾重にも重なって広がる葉は、本物の花に劣らないほど美しく見事なので、観葉植物としても人気です。色は明るい緑や紅色に染まるもの、斑入りのもの、黒い色のものなど、たくさんの種類があります。

アエオニウムの育て方

アエオニウムは冬に育つ多肉植物で、日当たりを好みます。直射日光を避けながらも日当たりと風通しのいい場所で育ててください。夏は水やりをせず、断水気味に育てます。

春ごろに花をつけますが花が咲き終わった後は株が枯れてしまうので、育て続けたいのなら、残念ですが花茎は早めに切ってしまいましょう。

アエオニウムの人気品種

アエオニウムの中で人気があるのは、「黒法師」という品種です。光沢のある黒っぽい色をしていて、大きな花のような華やかさがあり、とても個性的です。下のほうの葉が枯れていくにつれ茎が伸びて木の幹のようになっていきます。

そのほか、斑入りで美しい「ウルビクム」なども人気の品種です。

人気の多肉植物⑯ コーデックス(塊根植物)


【生育型:春秋型 (種類によって異なります)】

コーデックスは塊根植物とも呼ばれている多肉植物の総称です。そのほとんどはマダガスカルやアフリカ、南米や北米などに自生しています。最大の特徴は、水をたくわえるために根や茎が大きく膨らんでいること。

どっしりとしたユニークな姿のものが多く、たくさんの愛好家がいます。ちなみに、あの有名な童話「星の王子さま」に出てくるバオバブの木もコーデックスの一種です。

コーデックス(塊根植物)の人気の種類

コーデックスは総称ですので、さらにいくつかの属種に別れています。なかでも人気があるのは、「アデニウム」です。根の部分がどっしりと膨らんでいるのは、ほかの多くのコーデックスと同じですが、アデニウムは鮮やかな色の花も咲かせます。

また、どっしりした幹にトゲが生えるユニークな「パキポディウム」も人気のコーデックすです。

人気の多肉植物⑰ センペルビウム属


【生育型:春秋型】

センペルビウムは耐寒性に優れているので、冬でも戸外で育てることができる珍しい多肉植物です。もともと自生しているのがヨーロッパやアフリカの標高の高い場所なので、日本の高温多湿な夏に戸外で育てるのは注意が必要になります。

ダリアの花のようなきれいなロゼット状に育つ多肉植物で、色の種類も豊富。ランナーが出てそこからどんどん子株ができるので、地面を覆うように増えていきます。ヨーロッパではガーデニングにもよく使われている人気の品種です。

センペルビウムの育て方

センペルビウムは日当たりと風通しのいい場所で育てましょう。冬に生育期を迎え、寒さにも強いので戸外でも育てられます。多湿を嫌うので、冬以外の時期はかなり水やりを控えめにして育ててください。

センペルビウムの人気品種

センペルビウムで人気の品種といえば、蜘蛛の糸のような白くて細い糸をまとう「巻絹(マキギヌ)」です。たくさんの白い産毛をまとっているものは、本当に蜘蛛の巣が張っているかのように見えます。数年たつと花をつけますが、花が咲いた株は枯れてしまうので、その前に子株を増やしておきましょう。

人気の多肉植物⑱ グラプトペタルム属


【生育型:春秋型】

グラプトペタルムはメキシコやアメリカの南西部に自生している多肉植物で、日本の環境でも育てやすい種類です。先がとがり気味な三角形のぷっくりとした葉が花のように幾重にもロゼット状にかさなっていて、とても愛らしい雰囲気があります。

色の種類も豊富で見た目もかわいらしく、初心者にも育てやすいため、初めての多肉植物に選ぶ人も多い品種です。

グラプトペタルムの育て方

グラプトペタルムは暑さや寒さに強く、西日が長時間当たる場所や、常に雨ざらしの場所をさければ、とくに置き場所を選びません。水やりは葉にシワがよるのを目安に、乾燥気味に育てます。休眠期の冬は月に1〜2回ほどと、水やりは控えめにしましょう。

グラプトペタルムの人気品種

グラプトペタルムで人気があるのは、「朧月(オボロヅキ)」です。耐寒性・耐暑性ともに強く、昔から庭に地植えにしたり、石垣などによく使われてきました。白く粉が吹いたような葉の様子が、雲にかすむ月のように見えるため、朧月という名が付けられたそうです。

ほかにもほんのりピンク色に染まった「ブロンズ姫」も人気の品種です。

人気の多肉植物⑲ ダドレア属


【生育型:春秋型】

ダドレアは多肉植物の中でも最も白くて美しいと評判の品種です。肉厚で花のようにロゼット状に広がった葉の表面が、白い粉をかぶっているため白く見えます。株が充実してくると花茎が伸びてきて、白や黄色の花を咲かせます。

あまり流通数がすくない属種で、多肉植物マニアにも人気のレアな種類です。

ダドレアの育て方

直射日光を避けた日当たりのいい場所で育てましょう。ダドレアはエケベリアにも似ていますが、ダドレアは冬型、エケベリアは春秋型の生育タイプなので、水やりのペースに注意が必要です。

ダドレアの粉はとても繊細で、手で触るとはげてしまいますので注意しましょう。また、水をあげるときも葉に水がかからないようにしてください

ダドレアの人気品種

ダドレアの中で人気がある品種は、「仙女盃」でしょう。純白の多肉植物と呼ばれるほど白さが際立っている品種です。上手に育てれば50cmほどの大きさになる大型種でもあります。

そのほか「グリーニー」という品種も、かなりの白さを誇る人気品種です。

人気の多肉植物⑳ スタペリア属


【生育型:春秋型】

スタペリアは、角ばっている四角柱のような茎を持つ多肉植物です。見かけはサボテンに似ていますが、サボテン科ではなく、ガガイモ科に属します。

スタペリアは花がとても個性的。小さいもので5cmほど、大きなものだと30cmくらいになるヒトデ型や星型の花を咲かせます。虎斑や横縞模様が入ったものや、花にびっしりと毛が生えたものなどがあり、少し禍々しい雰囲気があるため、好みの分かれる多肉植物かもしれません。

スタペリアの育て方

スタペリアは春秋型の多肉植物です。直射日光を避けた日当たりと風通しのいい場所におきましょう。生育期は土が乾いたらたっぷり水やりをし、休眠中の夏と冬は水やりを控えめにして育てます。

スタペリアの人気品種

スタペリアを代表する品種といえば、「犀角(さいかく)」です。上に長細く伸びたサボテンっぽい茎に暗めの赤紫っぽい色の花が咲く品種で、花には毛がびっしりとついていて、独特の臭いを漂わせます。

人気の多肉植物の種類・品種を育ててみよう!

20種類の代表的な多肉植物と、人気の多肉植物をご紹介しましたが、あなたのお気に入りの多肉植物は見つかりましたか?多肉植物は本当に種類が豊富です。その種ついによって見た目も全然異なるので、お部屋の雰囲気を考えながら、お気に入りを見つけて育ててみてくださいね。

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ガステリアの花言葉|意味や人気の種類、花は咲かせるの?

ガステリア Photo by ピピ♪さん

花言葉や品種に「子宝」と名前のつくガステリア。葉色や模様など愛好家によってさまざまな品種が生み出されてきました。多肉植物なので室内インテリアにもピッタリです。

比較的ゆっくりと育ち、トロピカルな色の花を咲かせるガステリアの魅力についてご紹介します。

ガステリアの花言葉

ガステリアには「子宝」という花言葉がついています。

これは特に「ガステリア・子宝」という品種子株がどんどん出して増やすことが由来となっているようです。子どもを授かりたい人への贈り物としても親しまれているようです。

ガステリアの基本情報

学名
Gasteria
科・属
ツルボラン科ガステリア属
原産国
別名
南アフリカ

ガステリアの由来

属名でもあるガステリアの名前は、花の形が胃に似ていることから、胃(gaster)に由来しています。

ガステリアの花の特徴


ガステリアは、葉の色や模様など品種によってさまざまです。個性的な花を咲かせる多肉植物としても知られ、屋外だけでなく、室内でも育てられる観葉植物として人気があります。

多肉植物ならではのぷにっとした葉の感触も魅力的で暖かい季節になると花茎を伸ばし、面白い形の花をいくつか咲かせてくれます。高さは4cmほどと非常に小ぶりな品種もありますが、成長すると30cmほどまで大きくなる品種もあるので、自分に合った品種を見つけて育ててみましょう。

ガステリアは成長は遅く、夏場の直射日光が当たると葉焼けを起こしてしまうこともあるので、育てる際は、1年を通して明るい日陰の場所で管理しましょう。

ガステリアの花は胃袋に似ているといわれており、名前にもその由来があります。花は毎年4~7月頃、花芽を上に長く伸ばして小さな花をつけます。花色は他ではあまり見られないトロピカルな色の組み合わせです。花色は種類によっても違いがあります。

ガステリアの種類

ガステリアは日本でも古くから栽培されている品種もあり、葉の色や模様、形、斑入りなどさまざまな愛好家によって好みの品種が作り出されてきました。その品種のいくつかをご紹介します。

ガステリア・臥牛

日本国内でも最もよく知られている種類で、名前のとおり、牛が横になっているような、どっしりとした姿をしています。また牛の舌のようにも見えることから、この種類の斑入り種は「臥牛錦」と呼ばれ、こちらも人気があります。

ガステリア・子宝

名前のとおり、子株をたくさんつける品種です。株分けで気軽に増やせるのが特徴です。宝石のように透き通った葉に白い斑が入っており、別名「子宝錦」とも呼ばれています。

ガステリア・グロメラータ

青緑色でややふくらみのあるぷっくりとした葉がかわいらしい品種です。他の品種に比べてサイズが小さめで、群生する性質があります。

ガステリア・ピランシー

葉の先が丸くなっており、葉の表面はスエードのようになめらかです。ピランシーという品種には「恐竜ピランシー」という交配種もあります。多肉の葉に爬虫類のうろこにそっくりな模様がついており、まるで恐竜を思わせるような個性的な品種です。

ガステリアの花言葉を楽しもう

窓際など明るめの場所であれば室内でも育てられるガステリア。葉色や模様などがそれぞれ異なるので、自分好みの品種を見つけてインテリアの一つに取り入れてみましょう。毎日眺めるだけでも癒されるかもしれません。

品種名が由来した花言葉も楽しんでみてくださいね。

ガステリアの育て方|植え替え時期や水やりの頻度は?

ガステリア Photo by 銀月さん

ガステリアは、南アフリカが原産地のススキノキ科ツルボラン亜科ガステリア属の多肉植物です。地面に近い場所に肉厚の葉が広がる姿は、牛が横になっている姿にも見えることから、臥牛(がぎゅう)とも呼ばれている種類もあります。

左右交互に肉厚の葉が広がる珍しい形とその育てやすさから、人気のある植物のひとつです。

ガステリアを育てる場所

ガステリアは直射日光の当たらない、明るく風通しのいい屋外で育てます。ただs耐寒性はあまり強くないので、暖かい地域以外では冬に霜を避けて屋内で育てるといいでしょう。

ガステリアの水やり

ガステリアへは、土の表面が乾いてから2~3日後くらいに水を与えます。乾燥ぎみの環境が適しているので、水をやりすぎないよう注意しましょう。

夏場には鉢内が高温多湿にならないように水やりの回数を減らします。冬には休眠状態になり、水があまり必要なくなります。月に1~2回程度を目安に水やりしましょう。

ガステリアの肥料

ガステリアへは4~6月頃と9~10月頃に、液体肥料を月に1回程度与えます。遅効性の固形肥料を少なめに与えるのもいいでしょう。

ガステリアの土

ガステリアを育てるときは、水はけのよい用土を用いましょう。市販の多肉植物用の用土か、赤玉土中粒、鹿沼土、腐葉土を同量と、少量の軽石中粒を混ぜた用土に植えます。

ガステリアの植え付け・植え替え

ガステリアの植え付け・植え替え時期は、4~5月頃が適期です。根が深く伸びるので、鉢植えの場合には深い鉢に植え付けしましょう。

植え替え時には、枯れた根や葉を取り除いてから植え替えします。子株が出ているときには、子株を取って別の鉢に植え付けすると増やすことができます。植え付け・植え替えは根が乾かないように気をつけて行いましょう。

ガステリアの増やし方(株分け・葉挿し)

ガステリアの増やし方は、「株分け」もしくは「葉挿し」が一般的です。

株分け

ガステリアの植え替え作業のタイミングで、子株を取って、別の場所へ植え付けましょう。

葉挿し

こちらも株分け同様、植え替え時に、葉挿しの一番下から葉を2枚ほど取り、切り口を数日乾かして、土に軽く挿しておきます。

ガステリアの育て方で注意すべき病気・害虫

ガステリアを育てるときは、軟腐病(ナンプビョウ)やカイガラムシに注意が必要です。

高温多湿の状態がつづくと軟腐病になる場合があります。軟腐病は土の中の細菌によって生じる病気で、この病気にかかると地面近くの葉や茎などが変色して柔らかくなり、腐敗が進みます。

風通しの良い場所で水はけの良い用土を使用すると予防しやすいでしょう。高温多湿の時期には、微生物防除剤で予防をすることもできます。発病した株は処分します。

カイガラムシは、高温で乾燥した環境で発生しやすい害虫です。カイガラムシは葉や茎などについて吸汁するため、葉の色が抜けて生育が悪くなるなどの問題が生じます。葉の根元につきやすいので、見つけたらすぐに除去しましょう。

ガステリアの花

ガステリアの花の形は、胃に似ているといわれています。このことから、「gaster(胃)」という名前が付けられたそうです。

ガステリアの花の開花時期は4~7月で、この頃になると、花芽を上に長く伸ばして小さな花をたくさんつけます。

おうちでガステリアを育ててみよう!

今回はガステリアの育て方や植え付け・植え替え方法をご紹介しました。

乾燥に強く、水やりの回数が少ないため、手がかからずに育てやすい植物です。また、明るく風通しの良い場所で比較的簡単に育てることができます。

重なって生える厚みのある葉などが個性的な多肉植物なので、インテリアのセンスアップにも役立つでしょう。

※トップ画像は銀月さん@GreenSnap

ガステリアの手入れはどうやるの?

Photo by きーさん

植物であるかぎり、ガステリアにも病害虫はあります。

生命力の強いガステリアですが、育てていたら葉っぱがかれてしまったりとするので注意が必要です。

枯れるのを防ぎ、病害虫への対策はどうすればいいかを紹介していきます。

 

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気をつけたい!ガステリアの水やりについて

Photo by 天・さん

成長が遅いけれど、きれいで肉厚な葉に育つことを思いながら育てることはとても楽しいことでもあります。

またそれがガステリアの面白さのひとつとも言えるのかもしれません。

そこで、元気にガステリアを育てるための水やりのポイントを紹介します。

 

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ガステリアを美しく紅葉させてみよう!

Photo by nicoさん

ガステリアは複数種ある品種で多肉植物を育てたことのある人であれば誰でも知っています。

模様や形はそのままでも十分に綺麗なのですが紅葉させるともっと綺麗になります。

今回はガステリアの特徴や紅葉のさせ方について紹介します。

 

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人気の多肉植物、ガステリアの寄せ植えの仕方

Photo by unirさん

葉が幾重にも重なって生えているガステリアは多肉植物の寄せ植えとしても人気です。

今秋はそのガステリアの特徴や育て方、寄せ植えの方法について紹介します。

独特な形をしたガステリアを寄せ植えとして育ててみませんか?

 

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