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アガベ

アガベの育て方| 土づくりや植え替えのコツは?水やり頻度は?

アガベ ホリダ

アガベとは、南アメリカ北部や北アメリカ南部、中央アメリカを原産地とするリュウゼツラン科のリュウゼツラン属に分類される多年草の多肉植物の名前です。暑さや寒さにも強いのが特徴です。

そんなアガベの育て方について次から詳しく解説します。

アガベの育て方のポイント

アガベ 日当たり

アガベは夏型多肉植物といって、20〜35度ほどの気温でよく成長する植物です。反対に秋から翌春までの間、とくに気温10度以下になると休眠するので、水やりや肥料はやめて管理するのが育て方のポイントです。

ちなみに、アガベは品種によっては1〜2mにも大きくなり、大株になるほど寒さに強くなるので、地植えでも冬越しできます。

アガベの置き場所

アガベは日当たりと風通しのいい場所に置いてあげると、元気に成長します。

一方で夏場の湿気や雨を嫌うので、過湿や長期間雨ざらしにならないよう当たらないように気をつけてください。場合によっては根っこや葉が腐って最後には枯れてしまいます。鉢で管理しているものは暴風雨や台風のときは室内にとりこんでください。

また、寒さには強い性質を持っているとはいえ、戸外で越冬させるためには、0〜3℃の気温が必要となります。とくに3〜5号株は寒さにあまり耐性がないので、冬場に氷点下を下回る気温となる地域で育てる場合には、やはり室内へ移動して管理してあげる方が安全です。

アガベの水やり

アガベ

夏の水やり

アガベの夏の水やりは、土が乾いたらそれからさらに数日程度経ってから水やりしましょう。水やりするときは、鉢底部分から水が流れ出てくるくらいまでたっぷりと水をやるのがポイントです。

アガベの肉厚の葉の部分には水分を溜め込める機能が備わっていて、高温や乾燥には元々強いという特徴を持っています。乾燥気味に育てるので、夏の水やりは控えめでOKです。

水やりの回数が多すぎると、根腐れや株が弱る原因となるので、くれぐれも注意するようにして下さい。

また、水やりの時に受け皿に水が溜まってしまっていると、根っこにカビが生えてきやすくなる原因となるため、そのままにせず必ずチェックして捨てるようにしましょう。

松原真理子

大鉢でアガベを育てている場合は、毎回移動させるのは大変なので、受け皿に溜まった水は乾いた雑巾やスポンジ等で給水して外へ捨てる方法もおすすめです。

冬の水やり

アガベの冬の水やりは、断水するか、月1〜2回を目安に与えましょう。アガベは10月下旬〜3月中旬頃の間は生育が止まり、休眠状態になっているので、気温の低下とともに水やり頻度を落としてください。

休眠期でもあり、気温の低いこの時期に水やりをし過ぎてしまうと、根腐れしてしまうことがありますので、十分に注意してください。過湿や多湿の環境には弱い性質を持っているからです。

また、冬の水やりは水温にも注意してください。水道水では冷たすぎるので15〜20度ほどの水温になるように調節してできるだけ太陽の出ている時間帯から水やりしましょう。

アガベの肥料・追肥

アガベ チノチタ

アガベに肥料を与える時期は、生育期にあたる春〜秋である4〜10月です。この期間には、緩効性の肥料を2ヶ月に1回を目安に与えるようにしてあげて下さい。

もしくは即効性のある液体肥料でもOKです。その場合には、10日に1回を目安として与えるようにしましょう。

ただし、多肥にはしないようにしましょう。多肉植物は元々あまり肥料を必要とせず、肥料が多すぎてしまうと、肥料焼けを起こして大切な根っこ部分が傷んでしまうからです。

アガベの土づくり

アガベを育てるときは、水はけの良い土を選ぶことが重要です。保水力が高くいつまでも水分が蒸発しにくいジメジメとした土では、アガベにとっては加湿状態になり、生育し辛い環境となってしまいます。

初心者は園芸店などで売られている、多肉植物専用の培養土を利用すると簡単で便利です。

もし一から自分でつくりたい場合は、「赤玉土小粒5:軽石小粒4:腐葉土1」の割合で配合して土をつくると良いでしょう。

もしアガベを地植えで育てたいのなら、庭土に4割腐葉土を混ぜ、日向土か軽石小粒を1〜2割加えてください。

松原真理子

地植えで育てる場合は、その場所に水溜りができていたり土に苔が生えているような場所は少し根鉢を高めにして植える(高植え)にするなどの工夫も必要になります。

アガベの植え替え・植え付け

アガベの植え替え時期

アガベの植え替え時期は、霜が完全に降りなくなった4〜5月頃が適期となっています。長年狭い鉢植えで育てていると、水分や養分をうまく吸収することができなくなり、生育不良に陥り、そのうちに鉢全体に根が回ってきてしまいます。そのため、2年に1回を目安にして植え替えを行うようにしましょう。

アガベの植え替えのやり方

  1. 必要なものを準備する

    アガベ 植え替え 準備するもの

    • 多肉植物の培養土
    • 一回り大きい鉢
    • 底石と鉢底ネット
    • 移植ゴテ、ハサミ、軍手、割り箸など

    なお、培養土には害虫対策として、ベニカやオルトラン等の土に混ぜるタイプの殺虫剤を入れると、ネキリムシやハダニなどの被害が減らせます。

  2. 新しい鉢の下準備
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    アガベ 植え替え 鉢の準備

    新しい鉢の底穴をネットでふさぎ、底石を底が見えなくなるまで敷き詰めたら、多肉植物用の土を底石が隠れるくらいまでいれます。

  3. アガベをポット(元の鉢)から取り出す

    アガベ 植え替え ポットから取り出す

    アガベの株元を左手で持ち、ポット(鉢)を右手でつかんで優しく揺すりながら引き抜いていきます。

    左手を動かして抜くと地上部の葉と根が切れる可能性があるので、株を持つ左手は固定しておくといいです。

  4. アガベの根鉢を崩す

    アガベ 植え替え 根鉢を崩す

    買ったばかりの苗や、病害虫の疑いがある場合は、アガベの根鉢を崩します。

    太い根は傷つけないように避けて割り箸などで突きながら、優しく作業しましょう。

  5. 枯れた下葉を取り除く

    アガベ 植え替え 枯れた下葉などを取り除く

    株元に枯れた下葉があれば取り除き、子株があれば切り離して別の鉢に植えて株分けしましょう。

    また、このとき害虫がいないかもチェックしておきます

  6. 不要な根を取り除く

    アガベ 植え替え 細い根や古い根を切る

    古く黒っぽい根があれば、清潔なハサミで取り除きます。

    また、細い根もすぐに寿命がきて根詰まりの原因になるので、できるだけ取り除きます。

  7. 切り口を乾燥させる

    アガベ 植え替え 太い根の切り口を乾燥

    太い根を切って切り口が多く大きい場合は、1日程度明るい日陰で乾かしておきましょう。

    細い根を切っただけのときは、乾燥させなくても問題ありません。

  8. 新しい鉢にアガベを植える

    アガベ 植え替え 割り箸で支えながら隙間に土をいれる

    割り箸を新しい鉢のふちにかけて、その上にアガベを仮置きます。このように割り箸を使うと、根を分散させて植えられます。

    隙間に土をどんどん入れていきましょう。

  9. 9分目まで土をいれる

    アガベ 植え替え 鉢の9分目まで土をいれる

    ある程度まで土をいれたら、割り箸を外して鉢の9分目まで土をいれます。

  10. たっぷり水やりをして完了

    アガベ 植え替え 水やりをたっぷり

    最後に、鉢底から流れ出るまでたっぷりと水やりして完了です。高温期や休眠中ならすぐ水やりせず、2〜3日置いてから水やりしましょう。

    植え替え直後は、明るい日陰ほどの場所に置いて、1〜2週間したら日当たりのいい場所に移動させます。

アガベの仕立て直し・手入れ

アガベは下の方から順に葉っぱが枯れるので、枯れてしまった葉は手で左右に揺り動かしながら抜き取りましょう。

このときに、害虫がいないか、葉の表だけではなく裏側まで観察するようにしておくと良いでしょう。

また、子株ができた場合は、植え替えのときに株分けをします。その他、アガベを増やす場合には「胴切り」や「芯止め」などの方法があります。

松原真理子

親株から子株を外す場合は自然に取れる。もしくは少し力を入れると外れる場合もあります。自然に取れない場合はまだ子株が育っていないケースが多いので付けたまま植え付けましょう。

アガベの増やし方

アガベの増やし方は、「株分け」と「種まき」という方法が一般的です。

株分けを行うのに最適な時期は、植え替えと同じ4〜5月頃、遅くとも夏前までとなります。親株から子株が出ているのを見つけたら、植え替えを行うのと同時に株分けをしてしまいます。

アガベの株元からでている子株を、園芸用のハサミを使って、ていねいに切り取って親株から分離します。このとき、子株には必ず根っこが付いた状態になるように分けるようにしましょう。根っこのないものはNGです。

そして、親株から外した子株のサイズに合った鉢を選んで植え付けるようにします。植え付けを行ったあとの水やりは、しばらくは控えましょう。

また、種まきについては、粒子ができるだけ細かい土がおすすめです。そこに均一に種を蒔きます。そして発芽するまでは、乾燥した状態を避けてください。発芽した後は、風通しが良い場所に置いてあげます。

アガベの種まき時期は、5月以降が適期となっています。

松原真理子

アガベは品種によりますが、好光性の種子が多く種まき後の覆土はごく薄くするのが一般的です。

アガベの育て方で注意すべき病気・害虫

つきやすい虫

アガベには、アザミウマやカイガラムシという害虫がつくことが知られています。アザミウマは夏場の高温時に特に発生しやすく、カイガラムシは季節を問わず一年を通して発生しやすいです。

白くて小さな綿のように見えるものの中には、カイガラムシの幼虫が入っています。放っておくと、アガベを食べてしまって白っぽい小さな凹みを残します。また成虫になると、株元の根の付け根部分について、根から大事な栄養分や樹液を吸い取ってしまい弱らせてしまいます。

幼虫のときは殺虫剤を噴霧して退治し、成虫のときは歯ブラシを使ってこすり落とすか、もしくは薬剤を用いて駆除します。

かかりやすい病気

またアガベが発生しやすい病気には、「さび病」や「黒星病」があります。さび病は秋〜冬の時期にかけて、黒星病は春〜夏の時期によく発生します。どちらも見つけ次第、病斑部分をナイフなどを使って丁寧に切除しましょう。

アガベの育て方は簡単なので初心者にもおすすめ!

アガベ
今回は、初心者にも丈夫で育てやすいアガベという多肉植物の育て方についてご紹介してきました。

様々な品種があり、品種によっては希少価値も高く、ロゼット状に伸びる肉厚の葉や葉色も美しく観葉植物としても楽しめます。

その他にも斑が入る品種などもあり、それぞれに魅力があり、大きく育てると存在感も抜群です。

室内のインテリアとしてぜひ一度アガベを育ててみてはいかがですか?

多肉植物の人気種類20選|おすすめの品種や特徴、育て方のコツは?

多肉植物 Photo by mameさん

近頃人気が沸騰しているといわれる多肉植物。お部屋をおしゃれに見せたい人や、癒しを求める人が、一般的な観葉植物の代わりに買い求めているようです。多肉植物を選ぶ人が増えている理由や、代表的な種類、人気の種類などをご紹介します。

多肉植物が人気なのはなぜ?

多肉植物とは、根っこや葉っぱ、茎の部分に水分をため込んだ、乾燥に強い植物の総称です。

多肉植物の最大の魅力といえば、個性豊かな風貌でしょう。丸みを帯びたかわいらしいものや、トゲトゲしい男性的なものなど、種類によって形も変わり、その種類はとても豊富です。

単品で置いてもいいし、寄せ植えにしてアレンジしてもとってもステキな多肉植物は、おしゃれなインテリアとしての役割もしっかりとこなしてくれる頼もしい植物なのに、手間がかからず育てやすいというのも人気の理由の1つです。

水やりは基本控えめでOKなので、旅行がちな人や、忙しくてついつい観葉植物に水をやり忘れて枯らしてしまうという人でも問題なく育てることができます。

見た目の種類が多くて、おしゃれに見えて、育てるのが簡単!なるほど、多肉植物が人気が出るのも納得ですね。

多肉植物ってどのくらい種類・品種があるの?

多肉植物の種類はじつに多く、原種だけでも1万を超え、配合種まで含めると2万種を超えるといわれています。専門家でさえも把握できないほど種類の多い多肉植物は、とても奥が深い植物なのです。

また、多肉植物の種類は約35の「属種」に分けることができ、さらに細かく「品種」が別れています。

なお、一番有名な多肉植物といえばサボテン科の植物だと思いますが、園芸業界ではサボテンは「サボテン」で一つのカテゴリーとし、サボテン以外の多肉植物をまとめて「多肉植物」と分類することが多いようです。

多肉植物には生育型の種類がある!

多肉植物の種類は多岐にわたりますが、それぞれ生育期がことなる3つの生育型に分類できます。

春と秋に生育期を迎え、夏と冬に休眠期を迎える「春秋型」
夏に生育期を迎え、秋から春は休眠する「夏型」
冬に生育期を迎え、春から秋は休眠する「冬型」

この生育型によってその季節にどういった管理方法をすればいいのかが変わります。

また、多肉植物の寄せ植えをするときも、生育型の同じものを組み合わせる必要があるので、育てる多肉植物の生育型は事前に確認しておきましょう。

人気の多肉植物を20種類ご紹介します!

それでは次に、数多くの種類がある多肉植物の中から、代表的な属種とその中で人気のある品種をご紹介していきます。

人気の多肉植物① アロエ属

【生育型:夏型、春秋型 (品種によって異なります)】

一般家庭への普及率が高い多肉植物といえばアロエでしょう。アロエは鑑賞目的で美しいのはもちろん、その葉肉には胃腸の働きを活発にしたり、殺菌・鎮痛作用があるため、薬代わりに育てているというご家庭も多いようです。

アロエの育て方

アロエは多肉植物には珍しく耐寒性があり直射日光にも強いため、積雪のない暖地であれば戸外で育てることもできます。乾燥にも強いので、水やりも頻繁にする必要はなく、滅多に枯れることはありません。キダチアロエは赤い花、アロエ・ベラは黄色い花が咲きます。

アロエの人気品種

アロエと一口にいっても、じつは500以上の種類があります。有名なのは、薬用として使うことができる「キダチアロエ」や、ヨーグルトなどに入っている食用の「アロエ・ベラ」、鑑賞用で人気の「千代田錦」などです。

人気の多肉植物② エケベリア属


【生育型:春秋型】

エケベリアは、まるでバラの花のように葉が幾重にも重なる、ロゼット状の外見が特徴の多肉植物です。とても華やかでバリエーションも豊か。小型のものから大型のもの、木立のものもありますし、色も緑、パステルカラー、赤みを帯びたものなどさまざまです。

多肉植物ブームの火付け役ともいえる存在で、多肉植物を代表する人気の種類です。

エケベリアの育て方

エケベリアは日当たりの良い場所を好みますので、雨があたらない風通しの良い戸外でも育てることができます。屋内で育てる場合は窓辺に置いてあげましょう。真夏と冬は休眠期にはいるので、水やりは断水するか極力控えてください。

エケベリアの人気品種

エケベリアでとくに人気が高いのが、透き通るような葉色が美しい「エレガンス」です。園芸品種の親株としてもよく使われます。

そのほか、真っ白で肉厚な「ラウィ 」や、紅葉時以外も真っ赤な「ロメオルビン」、屋外に地植えしても元気な「七福神」などが人気です。

人気の多肉植物③ セダム属


【生育型:春秋型】

おもに北半球でよく見かけるセダムですが、日本では「マンネングサ」とも呼ばれ、古くから親しまれてきた身近な多肉植物です。

種類は500以上あるといわれ、茎が上向きに伸びていくものや、下に垂れ下がるもの、地を這うように群生していくものなど多岐にわたり、葉の形もそれぞれ違うため、一目見てセダムに属すると判断するのは難しいです。

セダムの育て方

セダムは耐暑性や耐寒性に優れ、基本的には日光を好みますが、日陰でも育つ種類もあることから、ガーデニングなどにも使われています。

基本的には休眠期を迎える真冬と真夏には、水やりを控えめにし、直射日光を避けた日当たりのいい場所で育てます。

セダムの人気品種

セダムの中でとくに人気が高いのは「虹の玉」や「オーロラ」です。ゼリービーンズのような楕円形の丸い葉が茎一杯についているとてもかわいらしい多肉植物で、秋になると赤く紅葉します。

ガーデニングに使いたいのなら、「メキシコマンネングサ」がおすすめです。丈夫でどんどん増えますし、春の花、夏は緑、秋は紅葉と季節によって異なる姿を楽しむことができます。マットな肌の「乙女心」が人気です。

人気の多肉植物④ クラッスラ属


【生育型:春秋型、夏型 (品種によって異なります)】

クラッスラもとても人気のある多肉植物です。アフリカやマダガスカルが原産で、小さい可憐な花を咲かせます。小さくて群生するタイプや、1mを超える小さな木のように成長するものなど、種類は豊富です。

クラッスラの育て方

クラッスラは湿度を嫌うので、日当たりがよく風通しのいい場所で育てましょう。冬と夏が休眠期なので、この時期の水やりは、表土がかわいてから4〜5日後に与えるなど、控えめにしてください。

クラッスラの人気品種

クラッスラという名前にはあまり聞き覚えはないかもしれませんが、「金のなる木」といえば、皆さんすぐに思い浮かべることができるのではないでしょうか?クラッスラ属の植物である「金のなる木」は「花月」としても出回ります。

そのほか、燃えるように赤く紅葉する「火祭り」、葉が星のようにつらなる「星の王子」、マダラ模様の葉にたくさんの花が咲く「クーペリー」などが人気です。

人気の多肉植物⑤ ハオルチア属


【生育型:春秋型】

ハオルチアは、放射線状に丸く育つ多肉植物です。小さめのものが多く、室内でよく育つのでインテリアとしても人気。葉が柔らかくて、品種によっては半透明に見える「軟葉系」のものと、アロエに似ていて葉が固く、株の形がシャープな「硬葉系」のものがあります。

その育てやすさと見かけの美しさから、初めての多肉植物に選ぶ人も多いそうです。

ハオルチアの育て方

ハオルチアは日当たりがよく、風通しのいい場所で育ててください。ただし葉焼けしやすいので、真夏の直射日光は避けてください。冬と夏に休眠を迎えるので、この時期は水やりを控えると、耐寒性があがり元気に冬越しできます。

ハオルチアの人気品種

ハオルチアの中でとくに人気があるのは「オブツーサ(雫石)」やよく似た「トゥルンカータ」です。幾重にも重なる半透明の丸い葉が、キラキラと光って水の雫のようにも見える、とてもユニークな多肉植物です。

一方、マニアに人気があるのが「万象」です。象の足のような珍しい姿をしています。硬葉系だと「十二の巻」も人気です。

人気の多肉植物⑥ ユーフォルビア属


【生育型:夏型】
ユーフォルビアの多肉植物の多くはトゲがあり、見かけはサボテンのようにゴツゴツしていて、多肉植物の中でも群を抜いてユニークです。ユーフォルビアに属する多肉植物はとても多く、その数は実に2000種以上といわれるほど。そのため、姿かたちや性質もさまざまです。

ユーフォルビアの育て方

中東やアフリカなど暑い地域で自生する多肉植物なので、寒さには弱いものが多いです。とくに冬場は室内で管理し、日当たりのいい場所で育ててください。

ユーフォルビアの中には、切り口から白い毒性のある液体を出すものがあり、皮膚につくとかぶれることもあるため、注意しましょう。

ユーフォルビアの人気品種

ユーフォルビアで人気がある種類といえば、真ん丸なフォルムがかわいい「オベサ」や、パイナップルのような外見をしている「ソテツキリン」です。ユーフォルビアは形のバリエーションが本当に豊かなので、見ているだけで楽しくなります。

人気の多肉植物⑦ アガベ属


【生育型:夏型】

アガベはおもに、メキシコやアメリカの乾燥地帯に自生している多肉植物です。100種類くらいあるといわれ、見上げるほど大きくなる品種もあります。

葉は硬く先がとがっていて、ふちにはトゲがあり、そのスタイリッシュさから、おしゃれなドライガーデンやロックガーデンに欠かせない存在です。

アガベの育て方

アガベは多くの品種が寒さに強く、関東以南であれば地植えにして育てることもできます。夏型の多肉植物で、夏以外が休眠状態になるので、基本的には水やりはほぼせずに育てましょう。

百年に1度花が咲くという言い伝えがありますが、実際には数十年に1度くらいの割合で花をつけることが多いとのこと。ただし、花が咲いた後は枯れてしまうので注意です。

アガベの人気品種

アガベで人気の種類は、公園やテーマパークでもよく見かける「アオノリュウゼツラン」です。地植えにするとかなり大きくなりますので、庭植えにする場合には場所を選びましょう。

室内で育てたい場合は、肉厚でトゲトゲした葉が特徴的な「雷神」や「チタノータ」が、コンパクトな大きさなのでおすすめです。

人気の多肉植物⑧ セネシオ(セネキオ)属


【生育型:夏型】

セネシオは、矢じりのような形をした葉っぱや、イルカのような形をした葉っぱ、ビーズ状に連なって垂れ下がるもの、葉に毛のようなものが生えているもの、根の部分が肥大しているものなど、ユニークな形をしたものがたくさんある多肉植物です。切ると、独特の香りを放ちます。

セネシオの育て方

セネキオは直射日光を避けた日当たりのいい場所で育てましょう。冬と夏に休眠を迎える植物ですが、夏は水やりを控えずに、春秋と同じペースで、表土がかわいてから2〜3日後に与えるといいです。

セネシオの人気品種

セネシオの中で一番人気があるものといえば、「グリーンネックレス」でしょう。緑色の小さな丸い球が連なって垂れ下がる姿は、緑色した真珠のネックレスのよう。ハンギングに入れてぶら下げると、とても映えます。

ほかには、葉が矢じりの形をしている「マサイの矢尻」や、イルカが海から飛び出てくるような「ドルフィンネックレス」なども人気です。

人気の多肉植物⑨ カランコエ属

ブラウニー カランコエ 多肉 母の日
【生育型:夏型】

カランコエは鉢花としても人気がある多肉植物です。鉢花として人気のあるタイプは、秋から春にかけて小さな花をたくさん咲かせます。色も赤やピンク、白、オレンジなど鮮やかなものが多く、一重や八重、釣り鐘型など多彩です。

ほかには、フワフワとした繊毛におおわれた葉を持つものや、丸みを帯びたもの、反対にギザギザしているものなど、さまざまな見た目のカランコエがあります。

カランコエの育て方

カランコエの多くは夏に生育期を迎える、暑さに強いという特徴をもっています。直射日光は避けながら、日当たりのいい場所に置いて、水やりは表土が乾いたらたっぷりと与えましょう。

カランコエの人気品種

カランコエで人気のものといえば、可憐な花をたくさん咲かせる「ベニベンケイ」がカランコエを代表する種類です。また、繁殖力がとても強いことから「子宝草」と呼ばれている「子宝弁慶草」も、子宝を願っている人に人気があります。

そのほか、まるでうさぎの耳のようにフサフサとした繊毛で覆われた「月兎耳」も人気です。

人気の多肉植物⑩ コノフィツム属


【生育型:冬型】

コノフィツムはコロンとした、豆のような形がユニークでかわいらしい多肉植物です。多肉植物には珍しく、休眠が終わった秋に脱皮をする珍しい多肉植物です。

コノフィツムの葉の形は、丸形や足袋型、鞍型などバリエーションも豊富。丸い葉の真ん中から花が咲く様子は、目を引くものがあります。

コノフィツムの育て方

コノフィツムは冬に生育期を迎える、冬型の多肉植物ですが、5度を下回ると生育が鈍るので、室内に置いて育てるといいでしょう。
気温25度以上になると休眠期に入るので、水やりを控え目にして、半日陰の場所に

コノフィツムの人気品種

コノフィツムで人気があるのは、日本生まれの園芸種である「花園」でしょう。緑色の足袋型の葉からオレンジ色の可愛らしい花を咲かせます。足袋型の葉がハートのように見えるのも人気の秘密です。そのほか、まさに透明に輝く宝石のような「ブルゲリ」も人気です。

人気の多肉植物⑪ リトープス属


【生育型:冬型】

リトープスは、日本ではメセンとも呼ばれている多肉植物です。葉の表面がすべすべしていて丸みがあり、女性的な特徴を持つ多肉植物をまとめてメセンと呼んでいますが、その代表的存在が、このリトープスです。

リトープスの特徴は、葉がコロンとしてはいますが上部が平らになっているところ。そして、岩場や砂利の多い砂漠などで自生し、周りの石や砂利の色に似せるという、擬態する性質があります。

リトープスの育て方

リトープスは冬型の多肉植物で、寒さには比較的強いですが、暑さには弱い特性があります。直射日光を避けた日当たりと風通しのいい場所に置いて育ててください。

水やりは、夏場ならほぼ断水するほどに控え、秋から春にかけては、土が乾いていたら水やりするようにしてください。

リトープスの人気品種

リトープスの人気の種類は「日輪玉」です。赤茶色をしていて、濃褐色の模様があります。丈夫で育てやすく、見た目もとてもユニークなところが人気です。直径は7cmくらいまで成長し、黄色い花を咲かせます。

人気の多肉植物⑫ コチレドン属


【生育型:春秋型、夏型 (品種によって異なります)】

コチレドンは成長すると茎の部分が茶糸になり木質化していく多肉植物です。肉厚な葉は、産毛のようなものをまとっているものや、粉を帯びているものなどさまざまです。釣り鐘型のキュートな花を咲かせます。

コチレドンの育て方

コチレドンは春と秋に生育期を迎えます。基本は直射日光を避けた日当たりと風通しのいい場所に置いて、休眠期の夏の冬は室内にしまうのがいいでしょう。水やりは生育期なら表土が乾いたら、休眠期は断水して育てます。

コチレドンの人気品種

コチレドンの中で特に人気があるのが「熊童子」です。ぷっくりとした葉の先が熊の爪のようにギザギザしていることから、この名前がつけられました。葉は緑色で産毛をまとい、爪のようなギザギザ部分は赤く色づいています。よく似ている品種に「子猫の爪」もあります。

そのほか、大きな緑色の葉が赤く縁取りされ、秋になると紅葉する「紅覆輪」や、ふっくらとした葉がかわいらしい「福娘」も人気です。

人気の多肉植物⑬ ガステリア属


【生育型:春秋型】

ガステリアは、平たく肉厚の葉を持つ多肉植物です。茎にあたる部分はなく、地面からすぐに葉が広がる形で、蘭のように左右交互に広がるものや、丸くロゼッタ状に広がるものがあります。

春に開花期を迎え、上に向かって伸びた花芽に複数の釣り鐘型の花をつける、かわいらしい多肉植物です。その花の形が胃袋に似ていることから、ラテン語で胃の意味があるgasterを文字ってガステリア(Gasteria)という名前が付けられました。

ガステリアの育て方

ガステリアは寒さや暑さにもやや弱い傾向があるので、直射日光の当たらない明るい日陰で育てる必要があります。夏と冬の休眠期中は、水やりの回数を月1〜2回ほどに控えてください。

ガステリアの人気品種

ガステリアの中でとくに人気の高い種類は「臥牛(ガギュウ)」です。厚みのある幅広の葉が左右に広がる姿が、牛が寝転がっている姿に似ていることからこの名が付けられました。

ほかにも「ピランシー」や「虎の巻」は扇状に広がる葉で美しいと人気です。

人気の多肉植物⑭ パキフィツム属


【生育型:春秋型】

パキフィツムはふっくらと丸みを帯びた小さ目の葉がとてもかわいらしい多肉植物です。葉は白っぽく粉を吹いたような感じで、円型や紡錘方などの形があります。色も緑だけでなく、赤みを帯びたものや青っぽいもの、パステルカラーのものなど種類が豊富です。秋になると紅葉し、春には可憐な花をつけます。

丈夫で育てやすいので初心者にもおすすめ。葉差しで簡単に増やすことができる、増やす楽しみも味わうことができる品種です。

パキフィツムの育て方

パキフィツムは直射日光を避けた日当たりのいい場所で育ててください。夏の冬は休眠に入るので断水気味に水やりは控えます。また、表面のブルームと呼ばれる白い粉は、水やりの際に葉に水がかかるととれてしまうため、株元に優しく水を注ぐようにしてください。

パキフィツムの人気品種

パキフィツムで人気があるのは、「星美人」や「月美人」など、美人と名前のついた品種たちです。美人と名付けたくなるのも納得のかわいらしさを誇る種類です。

美人シリーズはどれも見た目が似ていますが、微妙に色合いなどが違うので、集めて美人姉妹として育ててみるのもいいですね。ふっくらとした葉の間から花芽が伸び、複数の釣り鐘型の花をつけるのですが、その花の姿もとても美しいです。

人気の多肉植物⑮ アエオニウム属


【生育型:冬型】

アエオニウムは、まるで大輪の花のような風貌の多肉植物です。多くの種類が茎立ちし、上へ上へと成長していきますが、中には茎立ちせずにそのまま平面で花を咲かせたようなロゼット状になるものもあります。

幾重にも重なって広がる葉は、本物の花に劣らないほど美しく見事なので、観葉植物としても人気です。色は明るい緑や紅色に染まるもの、斑入りのもの、黒い色のものなど、たくさんの種類があります。

アエオニウムの育て方

アエオニウムは冬に育つ多肉植物で、日当たりを好みます。直射日光を避けながらも日当たりと風通しのいい場所で育ててください。夏は水やりをせず、断水気味に育てます。

春ごろに花をつけますが花が咲き終わった後は株が枯れてしまうので、育て続けたいのなら、残念ですが花茎は早めに切ってしまいましょう。

アエオニウムの人気品種

アエオニウムの中で人気があるのは、「黒法師」という品種です。光沢のある黒っぽい色をしていて、大きな花のような華やかさがあり、とても個性的です。下のほうの葉が枯れていくにつれ茎が伸びて木の幹のようになっていきます。

そのほか、斑入りで美しい「ウルビクム」なども人気の品種です。

人気の多肉植物⑯ コーデックス(塊根植物)


【生育型:春秋型 (種類によって異なります)】

コーデックスは塊根植物とも呼ばれている多肉植物の総称です。そのほとんどはマダガスカルやアフリカ、南米や北米などに自生しています。最大の特徴は、水をたくわえるために根や茎が大きく膨らんでいること。

どっしりとしたユニークな姿のものが多く、たくさんの愛好家がいます。ちなみに、あの有名な童話「星の王子さま」に出てくるバオバブの木もコーデックスの一種です。

コーデックス(塊根植物)の人気の種類

コーデックスは総称ですので、さらにいくつかの属種に別れています。なかでも人気があるのは、「アデニウム」です。根の部分がどっしりと膨らんでいるのは、ほかの多くのコーデックスと同じですが、アデニウムは鮮やかな色の花も咲かせます。

また、どっしりした幹にトゲが生えるユニークな「パキポディウム」も人気のコーデックすです。

人気の多肉植物⑰ センペルビウム属


【生育型:春秋型】

センペルビウムは耐寒性に優れているので、冬でも戸外で育てることができる珍しい多肉植物です。もともと自生しているのがヨーロッパやアフリカの標高の高い場所なので、日本の高温多湿な夏に戸外で育てるのは注意が必要になります。

ダリアの花のようなきれいなロゼット状に育つ多肉植物で、色の種類も豊富。ランナーが出てそこからどんどん子株ができるので、地面を覆うように増えていきます。ヨーロッパではガーデニングにもよく使われている人気の品種です。

センペルビウムの育て方

センペルビウムは日当たりと風通しのいい場所で育てましょう。冬に生育期を迎え、寒さにも強いので戸外でも育てられます。多湿を嫌うので、冬以外の時期はかなり水やりを控えめにして育ててください。

センペルビウムの人気品種

センペルビウムで人気の品種といえば、蜘蛛の糸のような白くて細い糸をまとう「巻絹(マキギヌ)」です。たくさんの白い産毛をまとっているものは、本当に蜘蛛の巣が張っているかのように見えます。数年たつと花をつけますが、花が咲いた株は枯れてしまうので、その前に子株を増やしておきましょう。

人気の多肉植物⑱ グラプトペタルム属


【生育型:春秋型】

グラプトペタルムはメキシコやアメリカの南西部に自生している多肉植物で、日本の環境でも育てやすい種類です。先がとがり気味な三角形のぷっくりとした葉が花のように幾重にもロゼット状にかさなっていて、とても愛らしい雰囲気があります。

色の種類も豊富で見た目もかわいらしく、初心者にも育てやすいため、初めての多肉植物に選ぶ人も多い品種です。

グラプトペタルムの育て方

グラプトペタルムは暑さや寒さに強く、西日が長時間当たる場所や、常に雨ざらしの場所をさければ、とくに置き場所を選びません。水やりは葉にシワがよるのを目安に、乾燥気味に育てます。休眠期の冬は月に1〜2回ほどと、水やりは控えめにしましょう。

グラプトペタルムの人気品種

グラプトペタルムで人気があるのは、「朧月(オボロヅキ)」です。耐寒性・耐暑性ともに強く、昔から庭に地植えにしたり、石垣などによく使われてきました。白く粉が吹いたような葉の様子が、雲にかすむ月のように見えるため、朧月という名が付けられたそうです。

ほかにもほんのりピンク色に染まった「ブロンズ姫」も人気の品種です。

人気の多肉植物⑲ ダドレア属


【生育型:春秋型】

ダドレアは多肉植物の中でも最も白くて美しいと評判の品種です。肉厚で花のようにロゼット状に広がった葉の表面が、白い粉をかぶっているため白く見えます。株が充実してくると花茎が伸びてきて、白や黄色の花を咲かせます。

あまり流通数がすくない属種で、多肉植物マニアにも人気のレアな種類です。

ダドレアの育て方

直射日光を避けた日当たりのいい場所で育てましょう。ダドレアはエケベリアにも似ていますが、ダドレアは冬型、エケベリアは春秋型の生育タイプなので、水やりのペースに注意が必要です。

ダドレアの粉はとても繊細で、手で触るとはげてしまいますので注意しましょう。また、水をあげるときも葉に水がかからないようにしてください

ダドレアの人気品種

ダドレアの中で人気がある品種は、「仙女盃」でしょう。純白の多肉植物と呼ばれるほど白さが際立っている品種です。上手に育てれば50cmほどの大きさになる大型種でもあります。

そのほか「グリーニー」という品種も、かなりの白さを誇る人気品種です。

人気の多肉植物⑳ スタペリア属


【生育型:春秋型】

スタペリアは、角ばっている四角柱のような茎を持つ多肉植物です。見かけはサボテンに似ていますが、サボテン科ではなく、ガガイモ科に属します。

スタペリアは花がとても個性的。小さいもので5cmほど、大きなものだと30cmくらいになるヒトデ型や星型の花を咲かせます。虎斑や横縞模様が入ったものや、花にびっしりと毛が生えたものなどがあり、少し禍々しい雰囲気があるため、好みの分かれる多肉植物かもしれません。

スタペリアの育て方

スタペリアは春秋型の多肉植物です。直射日光を避けた日当たりと風通しのいい場所におきましょう。生育期は土が乾いたらたっぷり水やりをし、休眠中の夏と冬は水やりを控えめにして育てます。

スタペリアの人気品種

スタペリアを代表する品種といえば、「犀角(さいかく)」です。上に長細く伸びたサボテンっぽい茎に暗めの赤紫っぽい色の花が咲く品種で、花には毛がびっしりとついていて、独特の臭いを漂わせます。

人気の多肉植物の種類・品種を育ててみよう!

20種類の代表的な多肉植物と、人気の多肉植物をご紹介しましたが、あなたのお気に入りの多肉植物は見つかりましたか?多肉植物は本当に種類が豊富です。その種ついによって見た目も全然異なるので、お部屋の雰囲気を考えながら、お気に入りを見つけて育ててみてくださいね。

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アガベの花言葉|意味や由来は?花は咲くの?

アガベ

葉の鑑賞を楽しめるアガベは、お部屋のインテリアとして人気のある観葉植物です。花も咲かせますが十数年に一度しか咲かないので、ゆっくり花を待つのも楽しみの一つですね。

今回は、アガベの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

アガベの花言葉


アガベの花言葉は「気高い貴婦人」や「繊細」などです。

アガベの基本情報

学名
Agave
科・属
リュウゼツラン科・リュウゼツラン属
原産国
中~南アメリカ
別名
竜舌蘭(リュウゼツラン)

アガベの名前の由来

アガベの名前は、別名「リュウゼツラン(竜舌蘭)」の学名である「Agave」をカナ読みにしたもの由来となっています。

原産地は主にメキシコを中心としていて、観葉植物としてのみならず、現地ではお酒のテキーラやアガベシロップの原料としても使われています。

アガベの花の特徴


アガベは放射状(ロゼット状)の葉の中央から茎を伸ばし、黄色い美しい花を咲かせます。

また、花が咲くのは100年に一度だけとも言われていて、「センチュリープラント」とも呼ばれています。一生の間に咲くのはたった一度だけだそうで、アガベの開花はとても珍しいのです。

花が開花したあと、株は枯れてしまいます。

アガベの種類、品種


アガベは種類がかなり豊富で、その数はおよそ300種ほどといわれています。しかし個体変異も大きく、また変種が多いので系統立った分類は難しいそうです。

代表的な品種には、「アガベ・アテナータ」、「アガベ・アテナータ”バリエガタ”」、「アガベ・アメリカーナ」、「アガベ・アメリカーナ”マージナータ・オーレア”」、「アガベ・アスール・テキラーナ」、「アガベ・マクロサ」の7品種があります。

アガベの風水

アガベには、葉に棘がありますので、サボテンと同じく邪気を払ってくれる効果があるといわれています。また、上に伸びる葉っぱが陽の気を発しているとして、気を活発にしてくれる効果もあるそうです。

人の動きがあるリビングや玄関先、仕事場などに置くのがおすすめです。

アガベは品種によっていろいろな楽しみ方できる


アガベには様々な種類があり、大きさもそれぞれ大きなものから小さなものまであります。

小さな種類はミニ鉢で育てたり、大きなものはお部屋のインテリアとしておしゃれな雰囲気を出してくれます。

みなさんの飾りたいスペースに合わせてお気に入りのアガベを選べるので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

アガベの種類|大型、トゲありなどの人気品種は?それぞれの特徴は?

アガベ

サボテンのようなトゲがあるアガベは見た目が個性的。観葉植物として人気ですが、アガベにはどのような種類があるのでしょうか。種類が豊富な植物ですので、人気なアガベをいくつかまとめました。これからアガベをお迎えしたい方はぜひ最後まで読んでみてください。きっと好みのアガベが見つかるはず。

アガベとは、どんな観葉植物?

アガベはリュウゼツラン属リュウゼツラン科の植物。アガベはとても種類が多いのが特徴で、とても個性的な見た目をしています。どれも個性的な見た目をしていますが、種類によって見た目の差は大きいです。

全体的に多肉質で、見た目はアロエにも似ています。しかし、アロエはツルボラン科、アガベはリュウゼツラン科で、そもそも別の植物。また「ラン」と名前に入っていますが、いわゆる花を楽しむラン科の植物とはまったく異なります。

アガベの特徴

アガベの見た目の特徴は、前述にもあるとおりアロエのようで、トゲがあること。葉の先端にトゲがあるため、サボテンのような見た目をしています。茎が短く、葉が根から直接生えているように見えます。

また、アガベの樹液はシロップにすることができます。これをアガベシロップと呼びます。甘味料として今でも利用されることがあります。

アガベの性質の特徴としては、生命力が強いことも挙げられます。夏の暑さ、冬の寒さにも強くとても丈夫です。日当たりが強くても、水やりを数日忘れてしまっても育ってくれるため、初心者の方にもおすすめできる植物といえます。

ただし、アガベの成長はとてもゆっくりで、花を咲かせるまでは時間が非常にかかります。そのため、花の開花はあまり期待しないほうが良さそうです。

アガベの種類・品種はどれくらい?

アガベは種類が豊富な植物で、世界に300種類はあると言われています。アガベは個体での変異が大きいため、同じアガベだとしても見た目が非常に異なるのですよ。たくさんの種類がありますので、見た目の好みでお選びください。葉の分厚さ、トゲの印象、葉の色などで選ぶのがおすすめです。耐寒性も若干異なりますので、環境によっても探してみませんか。

人気のアガベの種類・品種

アガベは300種類はあるとされていますが、実際に日本で流通し、人気があるものはごく一部です。ここではアガベの代表的な種類をご紹介していきます。

アガベ・アテナータ

アガベアテナータはアガベのなかでも人気で、広く流通しています。葉が柔らかいという特徴があり、プニプニとした感触が楽しめます。ただし、直射日光があたる場所では葉が傷む可能性があるので、気を付けましょう。鉢植えで室内で育てるのがおすすめです。

アガベ・チタノタ

アガベチタノタは、アロエのような分厚い葉が特徴です。ずっしりとしたアガベで、人気があります。チタノタは寒さに強い品種なので、屋外で地植えも可能とされています。とはいえ、個性的な見た目が楽しめるので、鉢植えで育てるのがおすすめです。

多肉植物やサボテンコーナーで売られていることが多いですので、お探しください

アガベ・ベネズエラ

ウェーブをした葉の表面がとても特徴的なアガベ・ベネズエラ。葉は若干灰色のような見た目をした、白い粉が葉の表面についています。葉の色が変わっていて、個性的なものをお探しの方は、アガベベネズエラがおすすめです。

耐寒性はありますが、5度以上の環境で育てる方が良いとされています。

アガベ・アメリカーナ

アガベアメリカーナは大型のアガベで、成長すると1~2メートルにまでなることもあります。寒さに強いので、育てやすい品種といえるでしょう。

アガベ・笹の雪

アガベ・笹の雪には、白い筋が入ります。それがまるで雪をかぶったようなことから、このような名前がつけられました。全体的に丸く成長して愛らしい姿をしていますが、こちらにもやはりトゲはあります。ツートーンカラーの葉が綺麗で人気も高いです。

また、笹の雪は非常に生命力のある品種で、年に数回した雨が降らない地でも育つとされています。育てやすいこともあり、多肉植物初心者の方にもおすすめの品種です。

アガベ・吉祥冠

シルバーグリーンを持つ、アガベ・吉祥冠。こちらも白い粉が表面についているため、灰色っぽい見た目をしています。褐色のトゲがあるため、見た目はごついですが、個性的でインパクトがあります。

アガベ・乱れ雪

アガベ・乱れ雪は、葉のフチにある白い繊維がほつれてヒゲが生えているように見える品種です。葉のフチには白い繊維がほつれていて、奇妙な見た目をしています。白い繊維があちこちに向いてついているため、それが乱れ雪のようだからこのような名前となりました。

アガベ・雷神

アガベ雷神は強そうな見た目をしていることから、雷神という名前がつきました。がっちりしたアロエのような葉のフチは、ギザギザとしていてトゲもあります。トゲは褐色でまさにサボテンのようです。白い粉をまとっています。

アガベ・モンタナ

アガベモンタナのトゲは長く、強そうな印象的なアガベです。フチにあるトゲも力強い特徴があります。

アガベ・ホリダ

ホリダの葉には光沢があり美しいです。短いトゲをたくさんつける特徴があります。

アガベ・五色万代

グラデーションが入る特徴のあるアガベで非常に美しいです。他のアガベとは見た目が異なるため、人気度も高いです。

いろいろなアガベの種類・品種を覚えてみよう

アガベの種類は暗記する必要はありません。しかし、アガベにどんなものがあるのかを知っておくと、自分の好みにぴったりなものを選ぶことができるでしょう。トゲがあり、ごつい感じが好きなのか、シルバーリーフを楽しみたいのか、ラインが入ったものを楽しみたいのかでずいぶん違ってきますので、ぜひ好みに合うものを見つけてみてくださいね。

狭いお庭にもおすすめ!ワイルドでおしゃれなドライガーデンの作り方とは?

ドライガーデン

こんにちは、GreenSnap編集部です♫

最近、多肉植物や珍奇植物の人気が高まったことで、「ドライガーデン」というガーデンスタイルが注目されているのを知っていますか?ワイルドな雰囲気がおしゃれなのに、お手入れも楽チンという魅力たっぷりのガーデンスタイルです。

今回は、そんなステキなドライガーデンの魅力や作り方のポイントをご紹介します!

ドライガーデンってどんなガーデンスタイル?


ドライガーデンはその名の通り、乾燥した風情のガーデンスタイルのことで、主に南半球の植物を組み合わせてつくります。ちょっとした狭いスペースでも楽しむことができて、乾燥を好む植物を植えるので、水やりの手間がほとんどかからないのが魅力的です。

なかなか異国感が漂うお庭になるので、人と被りたくないオリジナリティあるお庭づくりにしたい方にはとってもおすすめです。

ドライガーデンをつくるときのポイントは?

ドライガーデンの土づくりが大事!


ドライガーデンは乾燥を好む植物をつかうので、水はけの良い土にすることが大事です。とくに日本は梅雨や真夏の豪雨などで、雨による過湿状態になりやすいので、土作りはしっかり考慮しましょう!

おすすめは赤玉土小粒〜中粒6:腐葉土2:軽石2の配合です。

うまくレイアウトするには余白が大事!


ドライガーデンのレイアウトは、余白をうまく取り入れることが大事です。なんとなく乾燥地帯って植物が所狭しと生い茂っているイメージ、ないですよね。ちょっと殺風景だなと思えるくらいが、一つ一つの植物がアクセントとなって際立ちます。

ときには大きめの石、岩などを取り入れつつ、背の低い植物を手前に、左右非対称の三角形を意識して植えていきましょう。

ドライガーデンでよく使う植物とは?

ドライガーデンでよくつかわれる南半球の植物を、日本で育てるとなると、やはり耐寒性が心配ですよね。でも大丈夫!なかには寒さに強い植物もあるので、日本でドライガーデンを楽しむときにおすすめな植物たちをご紹介します。

アガベ・アメリカーナ


アガベは地植えでそだてれば、ほぼ水やり不要といっても過言ではありません。とっても管理が楽!そして意外と耐寒性も優れていて、-8度くらいまで耐えます。10号鉢のものでだいたい3〜4万くらいです。-15度までたえるアガベ・パリィは10号鉢で10万円前後。

ユッカ・ロストラータ


ユッカがあるだけで、だいぶドライガーデンのクオリティが上がります。ユッカの中でとくに人気なのがロストラータですが、初心者でも育てやすく、-20度ほどど耐寒性もばっちりです。だいたい1.5mほどの高さで10万円前後です。

柱サボテン・キメンカク


サボテンもドライガーデンには欠かせない存在です。水のあげすぎに注意しておけば、繁殖力も強く、丈夫に育ってくれます。-9度ほどまで耐えるので関東以南での栽培なら問題なし。価格も1.5サイズのもので1〜2万とお手頃感もありますね。

サバルヤシ


ヤシの木も一本大きいものがあると、シンボルツリーのような存在感がでますよね。サバルヤシは雄々しくてワイルドな印象です。耐寒性は-12度と、結構高いので寒い地域でも安心です。成木の販売は少ないですが、苗木だと5〜6000円で手に入りそうです。

コルディリネ・オーストラリス


落ち着いたトーンの赤い葉が、ドライガーデンのアクセントになりそうなコルディリネ。コルディリネに耐寒性はあまりないのでは?と思われがちですが、オーストラリスという品種であれば、関東以南であれば地植えでも大丈夫です。

ドライガーデンでおしゃれなお庭づくりを楽しもう!


ドライガーデンの魅力は手入れが楽なことと、ワイルドなおしゃれさ!ご近所でも目を引くお庭ができそうですよね。あまりに長雨や雪がふるときは、マルチングや雪よけのシェードなどをつけてあげてみてください。

みなさんもドライガーデンでおしゃれなお庭づくりを楽しんでくださいね♫

インパクトも大!巨大多肉植物3選

Photo by すら子さん

色んなフォルムや様々な色合いなど多くの種類が存在する多肉植物。中でも大型に成長する多肉植物は見た目も個性的でインパクトも特大です!今回は、部屋のインテリアや庭のアクセントにぴったりな巨大多肉植物を3つご紹介します。

 

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県立相模原公園内「サカタのタネ グリーンハウス」多肉・サボテン編

植物とハンドメイドのある暮らしの好きなhanaです。

前回の「雨の日も楽しめる!相模原公園の「サカタのタネ」温室がすごい。南国編」の続きです。

滝もある! 300種類もの植物が育てられている温室の二階は「カクタスガーデン」(多肉・サボテン)でした。

 


 
 
 

階段を上って下をみると・・
「トロピカルガーデン」

 


 
 


 
 

大きなイロトリドリの葉っぱや 存在感のある花がとても綺麗。

2階は 少しマニアックな・・「カスタスガーデン(多肉・サボテン)」でした。
 
 
 


 
 

正面には ちょっと 宇宙っぽい・・三角な空間。
 
 


 
 
 
宇宙からやってきた大きな「多肉の箱庭」みたい!

中をのぞいて写真を撮ってみました。
小さな多肉植物・サボテン・・・巨大サボテン!

ちょっと 見てくださいね。
 
 
 

 
 
 
小さな多肉植物やサボテンたち。
ぽてっとしていて かわいい〜!!
 
  
 


 
 
 
シルバーリーフに、トゲトゲ。
びゅーんって のびた先には 小さな花が咲いています。

このギャップも 素敵!
 
 
 


 
 
 

 
 
ヒボタン。一年中・・・この可愛さ!
プレゼントにも 人気のサボテン。
 
 
 


 
 
 
大きな存在感満点な植物。
ハードなイメージの植物。

すこし可愛らしい植物。

個性的な植物が 勢ぞろい。

箱庭のまわりには、また更に個性的で大きな植物たちが いっぱいでした。
 
 
 


 
 
 
サカタのタネ グリーンハウス」は 県立相模原公園の中にある大温室で1Fは「トロピカルガーデン」(←クリック) 他にも「グリーンシアター」「グリーンギャラリー」「アクアテラス」大人から子供まで楽しめるコーナーがいっぱいあります。

南国ムードいっぱいな 大温室へ。

ぜひ おでかけしてみてくださいね。

↓↓(こちらもよかったらクリック)
雨の日も楽しめる!相模原公園の「サカタのタネ」温室がすごい。南国編

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県立相模原公園内 「サカタのタネ グリーンハウス」
相模原市南区麻溝台1889

開館時間 午前9時30分~午後4時30分(入館は午後4時まで)
* 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は開館)祝日の翌日と年末年始(12月28日~1月4日)

www.sagamihara.kanagawa-park.or.jp/greenhouse-toha.html

 

 

今日からできる!日々のアガベのお手入れ術

Photo by ひろぱんさん

初心者さんが入りやすい入り口である多肉植物。

奇抜で愛着ある形はもちろんのこと、なんといっても育てやすさが人気の秘密です。

今回は初心者さんでも今すぐに実践できるお世話の仕方や、お手入れ方法を紹介していきましょう。

 

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寒さに強いアガベを地植えしよう!

Photo by アンブンさん

リュウゼツランとも呼ばれる多肉植物のアガベは暑さ、そして寒さに強い多肉植物です。

耐寒性は0℃までで育てる地域と環境によっては地植えで育てることも可能です。

今回はアガベを地植えする際の条件とコツを紹介します。

 

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