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2021年 1月 の投稿一覧

ドルフィンネックレスの育て方|水差しでの増やし方は?植え替えは必要?

ドルフィンネックレス

ドルフィンネックレス(セネシオ・ペレグリヌス)は、葉っぱがイルカを上から見たような形にみえる、人気の多肉植物です。茎が垂れ下がるため、ハンギングなどにもよく用いられます。今回は、そんなかわいいドルフィンネックレスの育て方や増やし方などをご紹介していきます。

ドルフィンネックレスとはどんな多肉植物?

ドルフィンネックレス(セネシオ・ペレグリヌス)は、サボテンなどと同じ多肉植物の一種です。ただサボテンのように存在感のあるどっしりとした姿ではなく、その名のとおり、イルカたちが集まって水面を跳ねているような軽やかな姿をしています。

ドルフィンネックレスの育て方:置き場所

ドルフィンネックレスを育てるとき、鉢の置き場所は非常に重要なポイントになります。というのもサボテンと同じ多肉植物ではあるものの、サボテンに比べて水分をこまめに補給しないといけないうえ、温度や湿度の変化にも強くないからです。

ドルフィンネックレスを育てるのに適した場所は、季節によって異なります。春と秋、冬の日差しがそれほど強くない季節は直射日光が当たり、風通しの良い場所に置いてあげましょう。日差しが強くなる夏は日中の数時間は日陰になり、雨水が当たらない場所がおすすめです。風通しが悪かったり、湿度が高すぎたりすると、根腐れを起こしてしまうので注意しましょう。

マイナス1℃からマイナス2℃くらいまでは寒さに耐えられますが、寒すぎる環境も好みません。冬に気温が下がりすぎる地域の場合は、室内で育てたほうがいいでしょう。室内で育てる場合でも、日光が当たる場所に置くのが鉄則です。温度差が出やすく、結露しやすい窓際は避けましょう。日光が当たらない部屋もおすすめできません。

ドルフィンネックレスの育て方:土づくり

ドルフィンネックレスを育てるときは、ホームセンターなどで販売されている一般的な園芸用の土と赤玉土(保水性と排水性を兼ね備えた土)を混ぜたものを使うといいでしょう。多肉植物向けに肥料などが配合された専用の土を使うと、より簡単に植えることができます。

ドルフィンネックレスの育て方:水やり

ドルフィンネックレスの水やりの方法は、一般的なサボテンと異なり少しデリケートです。高い湿度を嫌うため、季節ごとに水やりの方法が少しずつ違います。

春と秋はドルフィンネックレスが成長する季節で、その分水もたっぷり必要になります。表面の土が乾いていたら鉢の底から十分に水があふれるくらい与えます。

その一方で、夏の間は水やりは特に必要ありません。ただし葉がしおれてきたなと感じたら、土の表面を湿らせる程度に水を与えましょう。冬は1ヶ月に1回程度、土の表面を湿らせる程度に水やりをします。水を与えすぎると根腐れを起こす原因になりますので、十分注意しましょう。

ドルフィンネックレスの育て方:肥料・追肥

あまり肥料がいらないイメージがある多肉植物ではありますが、ドルフィンネックレスには肥料が必要です。ドルフィンネックレスに肥料を与えるタイミングは、大きく成長するタイミングと同じ春と秋の2回。ゆっくり浸透して肥料の効果が続く「緩効性肥料」を2ヶ月に1度くらいの頻度で少し与えるか、もしくは液体肥料を1ヶ月に1回程度与えます。

ドルフィンネックレスの育て方:夏越し・冬越し

ドルフィンネックレス

夏越し

湿度にあまり強くないドルフィンネックレスを育てるときには、多湿となる日本の夏のあいだ、ケアを十分にしてあげることがポイントです。

夏以外の春、秋、冬には直射日光に当てながら育てますが、日差しが強くなる夏には直射日光には当ててはいけません。日中、日陰になりやすい場所に置いて、夏のあいだは水を与えずに育てましょう。夏の日差しに当てすぎると葉焼けを起こす可能性があります。

冬越し

ドルフィンネックレスは、比較的寒さに強い植物です。しかしそれだけに日光に当てるときの管理が難しい面もあります。冬のあいだ室内で育てるときでも日光に当ててあげることが必要です。

日光に充てないまま冬を過ごさせた場合、春の日差しに変わったとき葉焼けを起こしてしまう可能性があるからです。冬のあいだも日光の当たる場所に置き、日差しに慣らしておきましょう。

ドルフィンネックレスの手入れ:剪定

ドルフィンネックレスは春と秋に、ぐっと成長します。茎が伸びすぎて徒長してきたら、適宜剪定してあげましょう。剪定した茎でさらにドルフィンネックレスを増やすこともできます。葉焼けなどにより枯れてしまった葉は、取り除いてあげましょう。そのほうが風通しがよくなり、株が枯れるのを防ぐことができます。

ドルフィンネックレスの増やし方(水差し)

ドルフィンネックレスを増やすとき、最も向いている方法が「水差し(挿し木)」です。増えてきた茎を剪定し、水を張った器に刺しておきます。根がしっかりと成長してきたら、土に植え替えます。土に植えた直後は、水をたっぷりと与えてあげましょう。

ドルフィンネックレスの育て方:注意する害虫・病気

春から秋にかけては、アブラムシに注意が必要です。外にドルフィンネックレスを鉢を置いている場合、よく観察してアブラムシがいないかチェックしましょう。もしアブラムシがついていたら、アブラムシがついている部分のドルフィンネックレスの茎をよく水で洗い、虫を流すか、アブラムシ用の薬剤を散布するなどします。

ドルフィンネックレスの花言葉

ドルフィンネックレスの花言葉は、グリーンネックレスと同じで「健やかな成長」「青春の思い出」です。青々とした葉を広げる姿や、イルカが跳ねるような葉のかたちが、青春の日々を楽しむ青少年の姿と重なりますね。季節によって手入れの仕方が異なり、意外と手をかける必要がある点も、子どもの健やかな成長を願う親の姿のようですね。

ドルフィンネックレスを育ててみよう

季節ごとに手入れの仕方が違っている点が初心者には難しい、というイメージがあるかもしれませんが、ドルフィンネックレスは毎日水やりが必要な植物ではありません。横から下方向に育っていくので、吊るして飾り垂れ下がる茎を愛でるなど、一般的なサボテンや多肉植物とは違った面から目を楽しませてくれます。

増やすときもカットした茎を水を張った器に入れるだけで済むなど、比較的増やしやすい植物です。

1年中、鮮やかな緑を楽しめるドルフィンネックレスを、育ててみませんか?

キクザキイチゲ(菊咲一華)の育て方|水やりや肥料やりの頻度は?植え替えは必要?

キクザキイチゲ

キクザキイチゲ(菊咲一華)は、早春から春にかけて青や白の花を咲かせる多年草です。近畿、関東、東北、北海道各地の山林のなか、そして渓流のそばで咲き乱れるさまを目にすることができます。ここでは人気の高い山野草、キクザキイチゲの育て方全般についてご紹介します。

キクザキイチゲ(菊咲一華)を育てる場所

置き場所

冷涼な気候の土地の山林で育つキクザキイチゲには、温度と通風管理が重要です。地植え・鉢植え共に開花時期にあたる早春から春の終わりまでは、日当たりのよい場所で育てます。

花が終わると根元から葉が出るようになり(根生葉)、やがて地上部が消失します。鉢植えであれば直射日光のあたらない涼しい場所に移動させましょう。

日当たり

開花時期には日当たりのよい場所が好ましいですが、花後の地上部が焼失した後は半日陰になる場所で管理します。

キクザキイチゲ(菊咲一華)の水やり

生育旺盛となる開花期には、水切れを起こさないように注意します。土の表面が乾いたら、たっぷり水やりを行いましょう。

花が終わり地上部が消失した後も乾燥に強くないため、週に1、2度の水やりを敢行します。

キクザキイチゲ(菊咲一華)の肥料・追肥

山林の豊富な腐葉土に群生するキクザキイチゲを栽培するには、植え付け時にたっぷりと腐葉土を加えた赤玉土や鹿沼土で育てましょう。加えて緩効性肥料も与えておきます。

キクザキイチゲは開花前から地上部が消失するまでのあいだ最も旺盛に生育します。この時期には液肥や置き肥で開花と成長を促すようにします。

キクザキイチゲの休眠期にあたる夏から冬にかけては肥料は必要ありません。

キクザキイチゲ(菊咲一華)の用土

キクザキイチゲを育てる用土は有機質に富み、排水性がよい土を選ぶことが重要です。

赤玉土を主体に腐葉土と緩効性肥料をプラスしておきましょう。市販の園芸用土に腐葉土を加えたものでもよいでしょう。

鉢植えの場合は根腐れ防止のために鉢底石を多めに入れて水はけのよい土で育てましょう。

キクザキイチゲ(菊咲一華)の植え付け・植え替え

植え付け

赤玉土や鹿沼土に腐葉土をたっぷりと加えた有機質の多い水はけのよい土を用意します。市販の園芸用土に腐葉土を加えたものも適しています。地植え、鉢植え共に植え付け時には緩効性肥料を加えておきましょう。

植え替え

花が終わった夏以降の休眠期が植え替えに適した時期になります。キクザキイチゲの根張りは、水平方向に伸びていくことを覚えておきましょう。根を折ってしまうとその後の生育に影響が出ます。

鉢植えの場合は広くて底の浅い容器が適しています。

キクザキイチゲ(菊咲一華)の増やし方(株分け・根伏せ)

キクザキイチゲを増やすには、「株分け」という方法を用います。根茎を2〜3節ずつ手で折って分けて植えればOKです。重要な点は必ず節ずつ外すようにすることです。途中で折ってしまうことのないように注意しましょう。

そのほか種から生じた実生や、挿し穂に根を用いる「根伏せ」でも増やせます。根伏せの方法は、健康な根を5~6センチほどカットして、先端を少し出して残りは土に埋めるというものです。

キクザキイチゲ(菊咲一華)の手入れ

キクザキイチゲは、特に手入れを必要としません。自然の中にあった姿のとおり自由に咲くようすが最も美しいものです。

キクザキイチゲを育てる上で気をつけたいことは水切れです。特に地上部がなくなる休眠期は水やりを忘れがちなもの。この点は気をつけましょう。

キクザキイチゲ(菊咲一華)の育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

キクザキイチゲは病気に強く、注意すべき病気は特にありません。

つきやすい虫

ネコブセンチュウがつくことがあるため、植え替えや根伏せ時には殺虫剤を施しておきましょう。

キクザキイチゲ(菊咲一華)の花

キクザキイチゲの花の開花時期は3~5月頃で、この季節になるとピンクや薄紫の花を咲かせます。草丈は10~20センチまでと比較的低いものの、花の大きさは大きく、群生していることが多いので見ごたえがあります。

キクザキイチゲ(菊咲一華)の花を育ててみよう!

早春の山林や渓流を歩いた経験のある方なら、キクザキイチゲの群生に目を奪われた経験を持つ人は多いのではないでしょうか。

春の訪れにふさわしい、山野草の中では華やかな大輪の花を見せてくれるキクザキイチゲ。ぜひ春花壇の仲間に加えたいですね。

※トップ画像はおーなみこなみさん@GreenSnap

ボールみたいでかわいい!まん丸の球体状にさくお花とは?

ドライフラワー アレンジ

こんにちは、GreenSnap編集部です♫

ドライフラワーのアレンジや、和装の結婚式でみるようなまん丸のお花って、その綺麗なフォルムについつい目を奪われてしまいますよね。そんなボールみたいなユニークでかわいい形のお花って実はいろいろあるんです。

そこで今回はまん丸のボール状に咲くお花を、GreenSnapユーザーさんの投稿からご紹介します!

まん丸に咲くかわいいお花

ピンポンマム

まさにピンポン玉のような菊(マム)ということで、そのままの名前がついたピンポンマム。和装の結婚式のボールブーケなどによく使われています。菊特有の花びらの多さに和との調和もとれていてステキですよね。色もピンクや白、みどりなどさまざまです。

エキノプス(ルリタマアザミ)

ドライフラワーでよくみる紫のまん丸のお花といえば、エキノプスです。名前の由来となったハリネズミのようにつぼみの状態でも花が咲いた状態でもトゲトゲしています。お花の水分がすくないのでドライフラワーにしてもほとんど花姿は変わりません。

クラスぺディア

クラスぺディアは、一見するとピンポンマムにも似ていますが、ちょっとトゲトゲしたような花姿で、ピンポンマムより洋風な装いです。切り花としてもドライフラワーとしてもよく出回っているお花で、アレンジのアクセントになる人気のお花です。

ダリア

ダリアにはポンポン咲きや、変わり咲きの他に、大きなまん丸状にお花を咲かせるボール咲きがあります。ボール咲は筒状の花びらが球体状に密集したような咲き方で、花径7cm前後の大きなお花になるので、とってもインパクトのあるお花です。色も豊富でかわいいですよ。

ギガンチウム

ダリアより大きいのがギガンチウムです。大きいものは花径20cmほどになるお花で、小さなお花を密集させて、大きなボール状のフォルムを作り出しています。ドライにもできますが色味は落ちてしまうので、鮮やかな紫とそのフォルムを楽しむなら切り花がおすすめです。

オジキソウ

触れると葉が閉じることで馴染みのオジギソウも、こんな可憐なまん丸のお花を咲かせます。ポンポンのような花びらの先が白く光っていて、ふわふわできらきらなかわいいお花ですよね。

セファランサス・ムーンライトファンタジー

こちらはなんともロマンチックな名前のセファランサス・ムーンライトファンタジーという木になるお花です。名前に負けず、花姿も美しくステキなお花ですよね。線香花火がはじけたような咲き方が、遠くから見るとふわふわ浮いているようで、まさにファンタジックなお花です。

まん丸のお花を楽しもう!

まん丸のお花は、アレンジでもアクセントになりますし、そのフォルムになんだかほっこりしますよね。きれいな球体状に咲くお花は珍しいので、見つけたらぜひGreenSnapの投稿で教えてください♫

秋海棠(シュウカイドウ)の育て方|水やり頻度や植え替えの時期は?

秋海棠 シュウカイドウ

「秋海棠(シュウカイドウ)」は江戸時代頃に中国から伝わった多年草で、和名は瓔珞草(ようらくそう)です。ベゴニアの一品種として扱われている花で、夏の終わりから秋にかけて淡いピンク色の花を咲かせます。湿り気の多い場所を好み、日本各地の山中や河原などでもよく見かけます。この記事では人気の多年草、秋海棠の育て方全般についてご紹介します。

秋海棠(シュウカイドウ)を育てる場所

秋海棠は、直射日光のあたらない場所で水分を切らさないように育てます。また、葉をよく茂らせるために、風通しの良い場所で育てましょう。木陰などが最適な生育場所といえます。

秋海棠(シュウカイドウ)の水やり

秋海棠は山野の湿り気の多い場所でよく茂ることからわかるように、水分を好む植物です。鉢植えの場合は、土の表面が乾くたびに水やりしましょう。

庭植えの場合は日陰で湿潤な場所なら、よほど乾燥している時期以外特に水やりは不要です。保水性のよくない場所であれば、土の表面が乾いたら定期的に水やりします。

秋海棠(シュウカイドウ)の肥料・追肥

秋海棠の植え付けのときに緩効性肥料を加えた後は追肥は必要ありません。肥料を与えすぎると葉が茂りすぎ、花月が悪くなるので注意しましょう。

秋海棠(シュウカイドウ)の用土

秋海棠を育てる用土は保水力に優れた性質のものを選びましょう。とはいえ、過度な水分は根腐れを引き起こす可能性があります。腐葉土を多めに配合したうえ小粒軽石などを混ぜて、水はけと通気性にも考慮する必要があります。

秋海棠(シュウカイドウ)の植え付け・植え替え

植え付け

赤玉土や鹿沼土に多めに腐葉土を混ぜ込んだ土に植え付けます。用土には少量の緩効性肥料を加えておきましょう。

植え替え

花が終わった秋以降地中で球根が肥大化します。この頃に新しい用土に植え替えておくとよく育ちます。

秋海棠(シュウカイドウ)の増やし方

秋海棠は開花後には地上部が枯れ、地下で球根が太り年々大きくなる多年草です。

秋海棠の増やし方は「わき芽」が養分を貯えたむかごを採取して別の鉢で育てるとよいでしょう。花が終わったころ、葉の付け根の内側(葉腋)にむかごを見つけることができます。

また、「挿し木」でもよく根付きます。

秋海棠(シュウカイドウ)の手入れ

秋海棠は耐寒性・耐暑性ともに強く、半日陰の湿り気のある環境でよく育ちます。水分を切らさないようにすることがなにより重要です。

秋海棠(シュウカイドウ)の育て方で注意すべき病気・害虫

かかりやすい病気

秋海棠は野生でもよく育ち、注意すべき病気は特にありません。ただし葉がよく茂るので、特には夏場は通気性に注意しましょう。

つきやすい虫

梅雨明けから夏にかけて繁殖する吸汁性の害虫アザミウマがつくことがあります。葉裏に卵が産みつけられていないかチェックしましょう。

秋海棠(シュウカイドウ)の花

秋海棠の花は、8~10月頃が開花時期です。この時期になると、白やピンクの小さな花を咲かせます。

秋海棠(シュウカイドウ)の花言葉

秋海棠には下向きに咲く可憐な花にふさわしい「片思い・繊細」といった花言葉がつけられています。

しかし、左右の葉がそろっていない様子から、イギリスでは「不格好」という意味の少々かわいそうな花言葉が用いられることもあります。

秋海棠(シュウカイドウ)の花を育てて楽しもう!

秋海棠は半日陰でもよく繁茂する育てやすさ、そしてうつむき加減に咲く花の控えめな美しさから、古来より文人たちから愛されてきました。

松尾芭蕉の句にも秋海棠を題材に取り上げた「秋海棠西瓜の色に咲きにけり」があります。

秋海棠の苗や鉢植えは主に園芸店の山野草のコーナーでよく見かけます。夏の終わりから秋にかけてのお庭の植栽にぜひ取り入れてみてください。

※トップ画像はJuneさん@GreenSnap

白木蓮(ハクモクレン)の花言葉|花や実の特徴、コブシとの違いは?

白木蓮

白木蓮(ハクモクレン)は冬にツボミをつけて冬の終わりに開花します。ふんわりとした花はとても見事です。見た目の美しい植物ですがどんな花言葉がつけられているのでしょうか。

このページでは白木蓮の花言葉についてご紹介しています。ご自宅に白木蓮が植えられている方も白木蓮の花が好きな方もぜひご参照ください。

白木蓮(ハクモクレン)の花言葉

白木蓮(ハクモクレン)の花言葉は「高潔な心」、「荘厳」、「気高さ」、「崇高」です。

白木蓮の花言葉の由来はイギリスの植物園の園長の言葉が由来しています。中国から白木蓮が入ってきたときに、白木蓮のことを「枝先に百合の花がついている木」と表現したそうです。これが由来して百合のような高貴な花言葉がつけられています。

白木蓮の花は上を向いて咲き、まるで空を見ているような様子が「気高さ」や「崇高」につながったとも考えられています。

白木蓮(ハクモクレン)の花の基本情報

学名
Magnolia denudata
科・属
モクレン科モクレン属
原産国
中国
別名
ハクレン

白木蓮(ハクモクレン)の花の由来

白木蓮(ハクモクレン)はモクレン科モクレン属の植物です。花期になると真っ白な花を咲かせるのが特徴で、白い木蓮であることから白木蓮という名前がつけられました。

木蓮の花はハス(蓮)の花と似ています。ハスは本来水辺ですが、白木蓮は樹木のハスということで「木蓮」となりました。白木蓮は白い花を咲かせるのに対して、紫色の花を咲かせる木蓮のため、紫木蓮(シモクレン)と呼びます。

以前はハスではなくランに見えることから「木蘭」(モクラン)とも呼ばれたときもあったようです。現在は木蓮に統一されています。

学名のMagnoliaは植物学者Magnolの名前にちなんでつけられました。

白木蓮(ハクモクレン)の花の特徴

白木蓮(ハクモクレン)の花期は3月から4月で、寒い時期からツボミをつけます。このツボミには毛が生えていて、ふわふわとした見た目が特徴的です。ツボミの時期は長く3ヶ月ほど続き、3月になると大型で厚みのある花弁を上向きにして咲かせます。

白木蓮の花は全開で開花はせずに、開き切らないままの状態が大きな特徴です。白木蓮の花弁は6枚で少ないと驚くかもしれませんが、正確には白木蓮の花弁は6枚です。残りの花弁のように見えるものはガクです。ガクと花弁はどちらも白く、区別がつきにくいため実際は9枚あるように見えます。

花が開花すると良い香りして、木全体にたくさん花が咲いた様子は、白い小鳥がたくさんとまっているように見えて美しいとされています。

白木蓮(ハクモクレン)の実の特徴

白木蓮(ハクモクレン)は花後に赤い実をつけます。丸い実ではなく、ボコボコした形の個性的な実です。必ずしも実がなるとは限りません。食用にはなりませんが、ヒヨドリが食べrこともあります。

白木蓮(ハクモクレン)の花の種類

白木蓮(ハクモクレン)の仲間についてここではご紹介します。

紫木蓮(シモクレン)


同じ木蓮でも紫色の花を咲かせるもののことを紫木蓮と呼んでいます。花期は白木蓮と比べると遅く花付きも悪いことが多いです。花色で簡単に見分けがつけられます。

白木蓮はコブシに似ているといわれ、実際に区別がつきにくいことがあります。

コブシもモクレン科の植物で、ツボミもよく似ていてふわふわとした毛が生えています。しかし、白木蓮と比べるとボリュームに劣ります。

コブシの花弁は6枚で、9枚に見える白木蓮と比べると少ないです。さらに開花も横に広がって咲くため印象が異なります。花弁が薄く横に開くものがコブシで、上を向いて細長く開花するものが白木蓮と覚えると区別しやすいですよ。

白木蓮(ハクモクレン)の白い花や花言葉を楽しもう


白木蓮(ハクモクレン)の花言葉は立派なものばかりなのでぜひ花言葉を添えて花をプレゼントしてみませんか。

新築祝いなどでプレゼント してみるとよいかもしれません。白木蓮をお庭に植えたらシンボルツリーにもなりますよ。

日陰で育つ花|日当たりが悪くても育てられるおすすめの植物は?

インパチェンス

北向きのお庭やベランダ、隣のお家や建物で陰になって半日もしくは一日中日が差し込まない場所もあるかと思います。そんなスペースの有効活用としたい方、日陰でも育つ植物を植えてみませんか。

日陰で育つ花とは?

一般的なお庭やベランダや隣接する住宅や建物との関係、方角によっては太陽の日差しが差し込む時間が限られていることも多いのでないでしょうか。もし日当たりがあまりよくない場所であってもそのような環境を好む植物を用いて育てるとスペースの有効活用にもなりますよ。

日陰で育つ花:条件は?

日陰といっても、日が全く当たらない暗い場所だけでなく、半日だけ直射日光が当たる場所や木漏れ日が差し込む場所など大きく分けて4つのタイプがあります。その中から植物の種類に応じて栽培にふさわしい環境をご紹介します。

日陰の条件

日陰と一言でいっても、条件によって育つ環境も変わってきます。1日中光が差し込まないような暗い日陰から木漏れ日や間接光が差し込むような明るい日陰までレベルごとにご紹介します。

1.暗い日陰

1日中直射日光がささず、間接光もほとんど差し込まない暗い場所です。

2.明るい日陰

直射日光は当たりませんが木漏れ日や間接光は差し込むような日陰環境です。

3.午前中に日がさす

午前に日がさす半日陰…午前10時ごろまで直射日光が数時間あたる場所を指します。

午後に日がさす半日陰…午前10時ごろから夕方の直射日光が数時間さす場所です。

このように、同じ「日陰」でも、まったく光が差し込まないような場所と、直射日光が数時間だけあたる場所では、植物の生育の仕方も違ってきます。

日陰で育つ花:種類

ここでは暗い日陰でも育つ(咲く)花の種類を紹介します。

1日中日が差し込まないような場所でも花を咲かせる植物です。

シャガ

日本各地の低地や湿地のある森林などで咲いているのをよく見かけます。アヤメに似た可憐で白い花をつけます。葉はやや厚みと光沢があり、垂れています。長い地下茎を伸ばして増えるので、大きな群集を作って花を咲かせるのが特徴です。

シュウカイドウ

日陰で湿った場所に生える多年草で、ベゴニアによく似たピンク色の花を咲かせます。環境に適応できれば放っておいてもよく育つので、手入れは必要ありません。冬になると地上部は枯れ、球根だけになるので、ガーデニングで植える場合は、常緑の多年草と組み合わせて植えるのをおすすめします。

ヤブラン

和風庭園などの下草によく用いられており、晩夏に穂のような形の花を咲かせます。葉は緑色で落ち着いた色合いをしており、和の雰囲気をもっています。グラウンドカバーとして植えられることも多く、落葉樹の株元にまとめて植えると開花時が美しく映えます。

シソ科の植物で、耐暑性、耐寒性ともに強いです。子株のついたランナーを旺盛に伸ばして増えます。アジュガは地面を覆うように匍匐(ほふく)して生長するため、グラウンドカバーにもおすすめです。

ヤブコウジ

木が生い茂る林ややぶなど暗い場所に自生している常緑低木です。成長しても20㎝程度にしかなりません。小さな株ですが、葉は大きめで、花は目立ちませんが夏に白い花を咲かせます。強健な性質で、日陰をはじめ、条件の悪い場所でも育ちます。

半日陰で育つ花:種類

午前中または午後だけ、もしくは木漏れ日程度の弱い光が当たる場所で育てる場合におすすめしたい花です。

インパチェンス

初夏から秋まで開花期がとても長く、半日陰の場所でも無理なく育ちます。赤やピンク、オレンジなど色鮮やかな花を咲かせます。草丈は低めで、花壇の寄せ植えや、ハンギングバスケットなど植え方のバリエーションもさまざまです。

ケマンソウ

別名「タイツリソウ」と呼ばれ、花はハート形でイヤリングのように花茎に10~15個ほど垂れ下がり、弓なりに連なって咲きます。

木漏れ日が当たるような明るい日陰や、午前中の朝日が差し込み、午後からは日陰になるような場所で育てましょう。

シュウメイギク

漢字で書くと「秋明菊」と書き、秋になるとピンクの花を咲かせるキンポウゲ科の常緑草です。花はアネモネによく似ています。花が少なくなる秋に咲くのでお庭の色が少なくなる時期にも重宝します。草丈が高くなる系統と矮性の系統がありますので、花壇の配置時には、矮性品種は花壇の前方に植え、カラーリーフプランツと組み合わせると花壇が華やかに埋まります。

ホタルブクロ

日本全国に自生している山野草で、釣鐘のような形の花が花茎から下向きに垂れ下がるようにして咲きます。庭で栽培されることもあり、愛好者の方も多いです。花茎は成長すると40cm~80cmほどにもなります。長時間直射日光を浴び続ける場所もよくないので、半日陰で育てるのが好ましいです。

日陰で育つ花でガーデニングをしよう

「日陰」といっても、1日中太陽光がほとんど差し込まないような場所と、数時間でも直射日光が当たる場所では、植物の育ち方も変わってきます。植物を無理にその環境において育てるのではなく、日陰のレベルを観察し、その環境を好む植物を探して育ててみましょう。

トイレに置きたい観葉植物8選!風水でおすすめの種類や飾り方とは?

トイレ 観葉植物

トイレに観葉植物を飾るときは、吊るすことができる小さい観葉植物や、風水を活用して金運をあげる観葉植物を選ぶといいですよ。トイレにグリーンがあると、清潔感も増して、よりおしゃれな空間を楽しめます。

今回は、トイレに飾りたい観葉植物と飾り方、風水の効果などをご紹介します。

トイレに飾る観葉植物の選び方とは?

トイレに飾る観葉植物を選ぶときは、日陰でも育つ耐陰性の高い観葉植物を選びましょう。また、湿気がこもりやすい場所でもあるので、高温多湿にも強い観葉植物がおすすめです。

トイレの観葉植物は飾り方を工夫しよう!

トイレに観葉植物を飾るときは、「飾り方」が大切です。たとえば、トイレの窓際に飾るなら、100均などで売っているような、3号サイズ未満のミニ観葉植物を並べてみるとおしゃれです。

また上部に棚などがあるときは、つる性の観葉植物を置いて垂らすように飾ると、グリーンが目に入りやすくておすすめです。

トイレの観葉植物、風水ではどんな効果がある?

風水にとって、トイレは健康をつかさどる大切な場所とされていますがと、それと同時に、悪い気がたまりやすい不浄な場所ともいわれています。そのため、観葉植物がもつ気のエネルギーで、心を落ち着けたり邪気を払うと、健康運が上がると考えられているのです。

トイレにおすすめの観葉植物8選!

フィカス・プミラ

フィカス・プミラは耐陰性や多湿に強く、水回りに置く定番の観葉植物です。丸く小さい葉はトイレに爽やかな印象を与え、風水的には心を落ちつけるとされています。

耐陰性があるので、窓のないトイレでも育てることができるので、初心者におすすめの観葉植物です。

アイビー(ヘデラ)


アイビーは星型の葉がかわいらしい、つる性の観葉植物です。耐陰性はもちろん、耐暑性、耐寒性も高いので、寒暖差が激しいトイレにもぴったりでしょう。どんどんつるが伸びるので、棚上から吊るす飾り方も楽しめます。

風水では、陽の気を持つとされ、健康運とともに金運にも効果があるようです。

ポトス

園芸品種が多く生み出されているポトスは、葉っぱの色や斑入りのものなどさまざまあり、場所によってその種類を選べる、人気の観葉植物です。ポトスは半つる性なので、窓際に置いて飾ったり、伸ばせば吊るす飾り方も楽しめるでしょう。

風水では陰の気をもち、心を落ちつかせて邪気を払う効果があるといわれています。

グリーンネックレス


グリーンネックレスは、コロコロとした多肉質の葉が連なった、人気の観葉植物です。生長はゆっくりで、葉も小さいので、トイレのような狭い場所にはぴったりでしょう。吊るしたり、高い位置から垂らして飾れます。

風水では、トイレの悪い気を調整し、良縁も招くといわれています。

オリヅルラン


オリヅルランはすらっと伸びた葉っぱが、爽やかさや清潔感を出してくれます。丈夫な観葉植物なので育てやすく、トイレや洗面所、玄関などに置いても元気に育ちます。

風水では陽の気をもち、邪気を払うとされています。

サンスベリア


サンスベリアは高い空気清浄効果を持つエコプランの1つです。ほとんど手入れがいれない育てやすさからも人気を博しています。風水的にも、悪い気を浄化すると考えられています。

カウンターがあれば3〜4号サイズのサンスベリアを置いて、シンプルに飾るのがいいでしょう。

アジアンタム


アジアンタムは、小さく細かい葉っぱが爽やかな雰囲気の観葉植物です。耐陰性が高く、多湿を好む性質があるので、トイレにぴったりの観葉植物といえるでしょう。

風水では陰の気をもち、溜まった悪い気を流してくれるといわれています。

シュガーバイン


シュガーバインは、5枚の葉っぱがまるでお花のようでかわいらしい、つる性の観葉植物です。耐陰性はやや高いという程度なので、窓際の程よい日当たりで育てるといいでしょう。

風水では、丸い葉が悪い気との温和をもたらし、健康運をあげるといわれています。

トイレの観葉植物は飾り方で雰囲気がガラッと変わる!


トイレに観葉植物を飾ると、狭い空間に広がりがでて、清潔感も感じられます。

いつもはテーブルやリビングに置いている植物も水回りに置いてあげるとまた違った魅力を見せてくれますよ。

ぜひこの記事を参考に、トイレに観葉植物を飾って楽しんでください。

ハヤトウリの育て方|栽培のコツは?その効能は?

ハヤトウリ

ハヤトウリは中央アメリカを原産とする、ウリ科ハヤトウリ属のつる性多年草の野菜です。一株で数百個の収量が得られるコストパフォーマンスの高さにくわえ、サッパリとした味わいが特徴で、古くから漬物やきんぴらなど、和え物として重宝されてきました。

今回は育てやすくて、いろいろな食べ方ができるハヤトウリの育て方をご紹介します。

ハヤトウリの育て方:栽培する場所


ハヤトウリは、基本的に日当たりのよく、風通しのよい場所で育てましょう。熱帯地方が原産なので、栽培に適した生育温度は、20〜25度ほどです。

ハヤトウリの育て方:用土

ハヤトウリは、水はけのよい土壌を好みます。

プランターのハヤトウリ

プランターでハヤトウリを栽培する際の用土は、「赤玉土小粒7:腐葉土3」の割合で混ぜ込んだ配合土を用意しましょう。あるいは、市販の野菜用培養土を利用してもいいです。

地植えのハヤトウリ

地植えでハヤトウリを栽培する際の用土は、植え付けする2週間前に準備して、pH6.0前後の弱酸性の土壌にしておきましょう。苦土石灰を1㎡につき100gほどまいて、その1週間後、堆肥を1㎡につき2kg、化成肥料を100gまいて、よく耕しておきます。植え付けはそのさらに1週間後に行なってください。

ハヤトウリの育て方:肥料


ハヤトウリの肥料は、元肥として緩効性化成肥料や有機肥料を土に混ぜ合わせておきましょう。
そのあとは月1回、定期的な追肥を行います。プランターでの栽培であれば希釈した液体肥料を、地植えの栽培であれば株元から20cm以降のところに化成肥料を施します。

ハヤトウリの育て方:水やり

プランターのハヤトウリ

プランターでハヤトウリを栽培する場合は、表土が乾いてから水やりをします。水やりしすぎると、根腐れを起こす原因となるので、注意しましょう。

西日や暑夏のつよい日差しが当たると、葉がしおれることがあるので、涼しい夕方の時間帯に水やりします。

地植えのハヤトウリ

地植えでハヤトウリを栽培する場合は、ほとんど水やりは必要ありません。過度に乾燥した日が続いた場合は、水やりをしてください。

ハヤトウリの育て方:植え方


ハヤトウリを植える適期は、4〜5月頃です。ハヤトウリの種はほとんど流通していないため、ハヤトウリの実(種瓜)を用意します。

鉢植え・プランターのハヤトウリ

プランターの場合は、10合鉢に1株、60cmのプランターであれば1〜2株が目安となります。実の割れ目を斜め上に向けた状態で、実半分を土に植え付けましょう。

地植えのハヤトウリ

地植えの場合は、植え付ける2週間前に土作りをします。直径30cm、深さ30cmほどの植え穴を掘ると同時に、元肥を施します。あとはプランターと同じく、実の半分を土に植え付けて完了です。複数の株を植えるときは、間隔を60cmあけて植えましょう。

ハヤトウリの育て方:発芽後の管理


ハヤトウリは生育旺盛なため、こまめなお手入れが必要です。

誘引・支柱立て

ハヤトウリの栽培では、親づるの生長と同時に、早い段階で支柱やネットを使って誘引していきます。最終的に、つるは全長4m以上になるので、支柱は180cm以上のものを用意しましょう。つるは垂れ下がっている箇所を、麻ひもなどで結びつけるとよいです。

摘心

ハヤトウリの親づるが30cmほど伸び、葉が6枚ほどついたタイミングで、先端部を摘み取って摘心しましょう。摘心した箇所から伸びた子づるが、長さ100cmほどになったら、ふたたび再度摘心します。つるが伸びるたびに、この作業を繰り返していきましょう。

ハヤトウリの育て方:増やし方

ハヤトウリは、秋の10〜11月に実を収穫して、春の4〜5月に、収穫した実を植え付けることで増やします。
秋に実を収穫したら、来春まで実を消耗させないように、新聞紙に包んで、冷暗所で保存しましょう。

ハヤトウリの育て方:実の収穫


ハヤトウリの実は、秋に収穫します。9月頃から花が咲きはじめ、受粉後2〜3週間で実が収穫できるようになります。多いときには1株から100個もの実をつけることもあるので、どんどん収穫していきましょう。

ハヤトウリの実の特徴とは?

ハヤトウリの実は、一見するとピーマンのようですが、実の表面に、刺毛特有のザラつきが見られるのが特徴です。品種によって、クリーム色の実をつけるものも存在します。

ハヤトウリの実の食べ方とは?

ハヤトウリの食べ方は、皮と種を取り除いて、下茹でアク抜きをしてから食べるのが一般的です。生で食べることも可能ですが、少々苦味があります。
歯ごたえのある食感は、漬物、煮物、サラダや炒めものなど、どんな料理とも相性抜群です。

ハヤトウリにはどんな栄養や効能があるの?

ハヤトウリの実は、ほとんど水分で構成されているため。栄養はそれほど含まれていません。しかし、食物繊維が豊富なので、腸内環境の改善や、ダイエットなどに最適です。

ハヤトウリの育て方:注意する害虫・病気

ハヤトウリは丈夫な植物ですが、ハムシやうどんこ病などに注意しましょう。梅雨の時期は病害虫が発生しやすいため、拡大を防ぐためにも、早めの薬剤散布を心がけます。

ハヤトウリの育て方を覚えて、秋の味覚を味わおう


ハヤトウリは、1株からたくさんの実をつけるため、家庭菜園におすすめの植物です。ハヤトウリの育て方を覚えて、自分たちで収穫した実を食べる醍醐味を味わってみましょう。

シラン(紫蘭)の育て方|植え替えの方法は?増えすぎたときの対策とは?

シラン Photo by いずみさん

シラン(紫蘭)はラン科の植物で、春になると白やピンク、紫色の可憐で美しい花を咲かせます。地植えも鉢植えもできるほか、寒さや暑さに強く丈夫なので、初めて園芸をする人でも育てやすい花です。シランの育て方について詳しく見ていきましょう。

シラン(紫蘭)の育てる場所

シランは年間を通して、日当たりよいところで育てるのが適しています。ただし、日に当たりすぎると葉が白くなったり枯れたりするので、西日に当たらないようにするなど、半日陰になるよう移動してください。

また、適度に風が通る場所に置きましょう。熱がこもる場所だと花や葉が枯れてしまうことがあります。

シラン(紫蘭)の水やり

シランは乾燥に強いほうですが、湿っている土壌を好みます。春・夏は土の表面が乾燥してきたら水やりをしましょう。冬は休眠期なので水やりの回数を減らし、土が乾きぎみで大丈夫です。水のやりすぎなどにより凍結すると枯れてしまうので注意しましょう。

シラン(紫蘭)の肥料

シランの肥料は、元肥として緩効性化成肥料を土に混ぜて施します。追肥は4月~6月、9月~10月に緩効性化成肥料を置き肥、もしくは液体肥料を与えます。

シラン(紫蘭)の土

シランには赤玉土を6割、腐葉土4割にした用土が適しています。地植えの場合は、適度に穴を掘って腐葉土を2〜3割程度混ぜます。また、市販の山野草やラン用の培養土も使用して問題ありません。

シラン(紫蘭)の植え付け・植え替え

シランの植え付け・植え替え時期は、3月〜4月、もしくは10月〜11月上旬頃が適しています。鉢植えの場合、1〜2年に1回大きな鉢に植え替えます。置く場所などの関係上、大きな鉢に植え替えるのが難しい場合は、株分けをして根詰まりを防ぎましょう。

地植えの場合は、2〜3年に1回株分けをして植え替えましょう。植え替えをせずそのままにしていると弱くなってきます。

シラン(紫蘭)の増やし方

シランを増やす方法には、「種まき」と「株分け」といった方法があります。

種まき

種まきは9月〜11月頃が適しています。なお、ラン科の植物は菌の力がないと発芽が難しいので、親株の付近に種まきするようにしましょう。花が咲くまでには約2〜3年かかります。

株分け

株分けをして増やす場合、1株にバルブ(球根)が3つは付いているようにすると翌年、花が咲きやすくなります。

シラン(紫蘭)が増えすぎる原因と対策

シランは枯れた花茎を取り除くと、見た目をきれいに保てます。花後は葉がワサワサして多すぎるように感じることもありますが、葉を切る必要はありません。葉は光合成をして養分を蓄えているため、葉を切ってしまうと冬が越せなくなる場合があるからです。枯れた葉だけを取り除くようにしてください。

シラン(紫蘭)の育て方で注意すべき病気・害虫

シランに寄生する病害虫は、アブラムシやナメクジです。アブラムシは新芽やつぼみにつきやすく、新芽につくと芽が縮んでしまいます。加えて、ウィルス性の病気を引き起こすこともあり、すすが付いたように葉を黒くし生育を阻害します。寄生していた場合は、殺虫剤で駆除しましょう。

ナメクジは花や葉、芽につきやすやすく、寄生されると花や葉に穴が開いてしまいます。湿った場所を好むので周辺の雑草や落ち葉を取り除き、寄せつけない環境にすることで寄生するのを防げます。

シラン(紫蘭)の花

シランの花の開花時期は5~6月頃で、この季節になると紫や赤紫、白、ピンク色の小さくてかわいらしい花を咲かせます。

シラン(紫蘭)の花言葉

シランの花言葉は、「互いに忘れないように」「苦しむ勇気」「変わらぬ愛」などです。

シラン(紫蘭)の育て方はかんたん!

鉢植えも地植えもできるシランは、きれいなお庭づくりにもインテリアとして飾るにも最適な花です。また、暑さや寒さに強いほか、手入れの手間もあまりかからないので、園芸初心者に向いています。色とりどりの可憐で可愛らしい花を咲かせるシランを、ぜひ育ててみてください。

※トップ画像はいずみさん@GreenSnap

リュウビンタイの育て方|植え付けや水やり方法は?枯れる原因はなに?

リュウビンタイPhoto by chippiさん

リュウビンタイは、南国ムードただよう大形のシダ植物です。葉の長さは1mほどになりますが、鉢植えではそれほど大きくなりません。原産は日本南部、台湾、東南アジアなどで、観葉植物として広く親しまれています。リゾート風の空間はもちろん、シンプルモダンなお部屋や和の空間にもぴったりです。また、耐陰性があるので、室内でも育てやすく人気があります。そんなリュウビンタイの育て方についてご紹介します。

リュウビンタイの特徴

リュウビンタイは古くなった葉が落ちると、そこがゴツゴツとした鱗片が集まった黒褐色の塊茎になる性質を持ちます。そこから、ゼンマイのようにまるまった新芽が出てきます。新芽は、成長にともなって徐々に開いていきます。塊茎から芽が出る姿は、野性味あふれる雰囲気があります。

また、リュウビンタイの塊茎の鱗片を切り取って、水ゴケに挿して増やすこともできたりします。

リュウビンタイを育てる場所

明るい日陰が置き場として最適です。春~夏は、直射日光が当たらない明るい場所で管理します。直射日光が当たると葉焼けを起こしてしまうことがあるので、カーテンなどで遮光するようにしてください。耐陰性はあります。

リュウビンタイは多湿を好むので、バスルームやキッチンなどに置いて育てることもできますよ。気温が下がってきたら、室内の明るい場所に移すようにしましょう。

冬越しには5度以上必要なので、冬場は室内で管理してください。エアコンの風が当たる場所は避け、日中は窓越しの光を当てます。冬場の室内管理で株が弱ってしまったら、春に屋外の明るい日陰に移動させ葉水を与えるようにしましょう。

リュウビンタイの水やり

年間を通して、鉢土が乾いたらたっぷり水を与えてください。夏場は毎日、鉢が乾く前に与えます。水が足りないと葉が下がってきます。水切れには注意して、特に塊茎は常に湿った状態を保つようにします。冬場は、やや乾燥気味に管理します。
ただし、水の与えすぎは根腐れの原因となることがあるので注意しましょう。過湿の状態では、カビが発生してしまうこともあります。鉢の受け皿にたまった水は必ず捨てるようにします。

葉水

リュウビンタイは葉水も好むので、霧吹きなどで積極的に与えます。葉水はハダニ・カイガラムシなど虫の予防にもなります。時々は、お風呂場で株全体にシャワーをかけてもよいです。
乾燥に弱いので、エアコンの風などが葉に直接当たらないよう気を付けてください。

リュウビンタイの肥料

肥料をやらなくても育ちますが、大きく育てたい場合や株の元気がない場合、様子を見ながら与えるようにしましょう。
4月から10月の暖かい時期に、緩効性肥料の置き肥を2カ月に1回やります。
液肥の場合、2週間に1回水やり代わりに施します。冬場は施肥の必要はありません。

リュウビンタイの土

水はけと保水力のある用土が適しています。市販の観葉植物用土で問題なく生育します。
赤玉土7:腐葉土3や、バーキュミライト、水ゴケなどでも育てられます。リュウビンタイは多湿を好む植物ですが、用土にカビを発生させないよう過湿には注意してください。

リュウビンタイの植え付け・植え替え

リュウビンタイの植え付け・植え替えの適期は、生育期間の少し前の5月から6月。基本的には一年中植え付け・植え替えができますが、初夏がベストです。鉢から株を抜き取り、古い土と傷んだ根を整理して、ワンサイズ以上大きい鉢に植え替えます。植え替えの目安は、2~3年に1度で充分でしょう。

リュウビンタイの増やし方

鱗片挿しや胞子を使って増やせます。

鱗片挿し

リュウビンタイは、鱗片挿しで増やすことができます。塊茎の鱗片を切り取り、切り口に水ゴケを巻いて水ゴケを詰めた鉢に植えてください。通常であれば、1~2カ月ほどで発根します。発根したら、水ゴケごと土に植え替えて育てましょう。市販の観葉植物の土が使えますよ。

胞子で増やす

シダ植物なので、胞子を使って増やすことができますが、一般家庭では少々難しいかもしれません。やり方は、リュウビンタイの葉の裏に付いた胞子の入った袋がはじけたら、葉ごと採取。クッキングシートなどに包んで、ジップロックに入れておきます。

胞子が落ちたら、フタ付き容器にバーキュミライトを入れて、胞子をまいてください。フタをして、乾燥しないよう直射日光の当たらない場所で管理します。1週間ほどで発芽がみられ、根がはるまで育てたら土に植え替えます。

リュウビンタイの手入れ

リュウビンタイは、茎を切り落とすような強剪定には弱いので注意。横に葉を広げて大きくなっていく性質があるので、置き場所には余裕を持ちましょう。日々の手入れは、枯れた葉を取る程度にしてくださいね。

リュウビンタイが枯れる原因

リュウビンタイが枯れる主な原因は、根腐れ、水不足、葉焼け、日照不足、温度が低すぎる環境などがあげられます。適切な湿度や置き場所に気をつけて育てましょう。

リュウビンタイの育て方ポイント

基本的には、高温多湿を好みます。室内で育てる場合、エアコンの風で乾燥させることがないように注意しましょう。お風呂場で育てることもできますが、過湿によるカビには注意してあげてください。
また、直射日光に当たると葉焼けを起こしてしまうことがあるので、明るい日陰で管理するようにしましょう。

リュウビンタイの育て方で注意すべき病気・害虫

つきやすい虫

カイガラムシ、ハダニなどの害虫が発生することがあります。過湿によるナメクジ・カタツムリ・カビなども注意が必要。

4月から10月は、カイガラムシやハダニに注意。葉につくことがあります。発生してしまったら、薬剤散布し駆除しましょう。葉水はこうした害虫の予防にもなるので、欠かさないようにしましょう。農薬を使いたくない場合、有効な予防手段です。

葉を食べてしまうナメクジやカタツムリも厄介です。ジメジメとした環境を好むので、梅雨の時期は特に注意します。屋外で育てる場合、鉢底にネットをしっかりと張って侵入を防ぐと安心です。見つけたら、割りばしなどで即座に取り除くようにしましょう。

かかりやすい病気

風通しが悪くジメジメとした場所では、カビの発生にも気を付けます。過湿になると、基部にカビが発生しやすいです。

リュウビンタイの仕立て方

リュウビンタイは、さまざまなスタイリングを楽しめます。木製・カゴなど自然素材の鉢でナチュラルな雰囲気に仕立てるのもいいですし、陶器製の鉢でスタイリングすれば和モダンな印象になります。個性的な形の鉢に植えると、ユニークなオブジェとして楽しめますよ。

リュウビンタイは仕立て方次第で、和洋どちらの空間にもマッチするので、いろいろ試してみるのも楽しいですね。

リュウビンタイをおうちで育ててみよう!

リュウビンタイは、アンギオプテリス、ウロコシダ、龍鱗などとも呼ばれます。根元の塊茎の姿が龍のウロコのように見えることから、こうした名前が付きました。

黒褐色をした塊茎から新芽を次々に出す姿が力強いです。葉も大きく、南国のジャングルに生えていそうな、熱帯植物のような姿形が特徴。リュウビンタイを置けば、お部屋が一気にワイルドな雰囲気になるでしょう。

少し難易度が高めですが、鱗片挿しや胞子を使って増やすこともできるので、植物好きなら一度チャレンジしてみても良いかもしれません。

リュウビンタイを育成するうえで気を付けるポイントは、乾燥・直射日光・寒さです。基本的には高温多湿の場所が向いています。気温が5度以下になる場所や、ひどく乾燥する場所や直射日光が当たる置き場は避け、しっかりと水と葉水を与えてくださいね。

※トップ画像はchippiさん@GreenSnap