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植物の病気・害虫

黒とう病とは|ブドウがかかりやすい病気なの?予防や対策は?

ブドウ

植物は種類によってかかりやすい病気が異なりますが、今回ご紹介するのはおもにブドウがなる「黒とう病」です。黒とう病の原因や症状、対策はあるのかなど解説しています。ブドウを育てている方、これから育てたい方は参考にしてみてください。

黒とう病とは?どんな症状・被害がでる病気?

黒とう病は植物の葉、果実に発生する病気で、おもにブドウがかかりやすい病気です。

はじめは黒色の小さな斑がぷつぷつと生じて、それが徐々に広がり斑も大きくなっていきます。次第に斑の中央部が白っぽく変色し、周囲はオレンジ、黒に変わりへこんだ斑となります。

黒とう病が発生する原因とは?

カビ菌

黒とう病の根本的な原因はエルシノエ・アンペリナというカビ菌の一種です。この菌が繁殖することで黒とう病が発生します。

湿気

カビ菌は湿気を好み、湿度が高いとよく繁殖します。

雨による泥はね

雨が降って雨水で泥がはねることで、土のなかの原因菌が植物に付着し、そこから黒とう病が広がることもあります。

黒とう病が発生しやすい時期はいつ?

黒とう病が発生しやすい時期は、4月から7月、9月から10月です。春から梅雨の時期に菌が多く発生し、気温が高くなる夏に一度おさまります。9月になって秋雨前線の影響を受ける時期から再び発生し、10月の下旬くらいに落ち着きます。

黒とう病にかかりやすい植物とは?

黒とう病にかかりやすい植物はブドウですが、なかでもシャインマスカットは被害に遭いやすい傾向にあります。

黒とう病にかかったときの対処方法とは?

葉を取り除く

葉に黒い斑を見つけたら広がる前に取り除いてください。取った葉は近くに放置せずにゴミ袋に入れて行政のルールに従い処分をしてください。または焼却処分をしましょう。

症状が出ている葉などをそのまま放置するとそこから菌が繁殖して別の株にも被害が広がる可能性があります。

薬剤を使用

黒とう病の症状を発症している部分を取り除いたら、これ以上被害を広げないためにも薬剤をまいてください。

黒とう病の予防・対策方法とは?

マルチングをする

土に雨が落ちて泥がはねて菌が広がることがあるため、マルチングをしましょう。マルチングとは土にビニールを敷いて、泥がはねないようにすることです。

マルチングは雑草を防いだり、土が乾燥しにくくなるなどよい効果がたくさんあります。

傷んだ葉や枝を落とす

傷んだ葉や病気の枝から黒とう病が広がります。弱っている部分があればすぐに切除をして処分すると、黒とう病を防ぐことができます。

薬剤を使用する

発芽前に薬剤を使用するとより効果的なので、早めに使用しましょう。

剪定をして風通しをよくする

通気性が悪いとカビ菌が繁殖しやすい環境になります。枝や葉が多い場合は、剪定をして通気性を上げてください。

土壌改善

水はけが悪いとカビ菌が繁殖しやすくなるため、水はけのよい土壌づくりをしましょう。

黒とう病を防除して植物を健康に育てよう!

黒とう病にかかると植物の見栄えが悪くなり、果実のできも悪くなります。病気が発生しやすい時期を知って、前もって対策をしておくとある程度防ぐことができます。ぜひ試してみてくださいね。

観葉植物のコバエ対策|効果的な駆除方法と予防方法とは?殺虫スプレーはNG?

植物のある暮らし 観葉植物 コバエ 枯れる

暑い時期になってくると、コバエがどこからともなくわいてきて、とても不快になりますよね。じつはお部屋の中に飾っている観葉植物が、コバエ発生源のひとつです。

ただし、この観葉植物にわくコバエは、事前にいくつか対策をしておくことで発生をぐんっと予防することができます。

今回は、観葉植物からコバエが発生する原因と合わせて、発生してしまった場合の駆除方法や効果的な予防方法などについてご紹介していきます。

観葉植物にコバエがわく原因は「土」にある?

発生原因① 土に有機成分が含まれている

コバエは、観葉植物の土に含まれている有機成分を好みます。

たとえば、鶏糞や油かすなどの有機肥料を使っていたり、腐葉土などの有機用土を使っていると、成虫が土に卵を土に産み付けて、そこから繁殖して観葉植物からコバエが発生してしまうのです。

発生原因② 土が通気性の悪い湿った環境にある

コバエはこのような湿度の高い場所や水が好みます。

気温が高い時期は、観葉植物に水やりをした直後から、土が蒸れていき、長時間湿った環境が続きます。通気性の悪い土や、受け皿に溜まったままの水に引き寄せられて、観葉植物からコバエが大量発生してしまうのです。

観葉植物にわくコバエの駆除方法4選

駆除方法① 土を入れ替える

前述にもあるとおり、観葉植物にコバエが発生する主な原因は土にあります。部屋の中を飛んでいるコバエだけを駆除しても、土の中にコバエの卵がひそんでいる可能性もあるため、土を丸ごと入れ替えてしまうと安心でしょう。

駆除方法② 鉢ごと水に沈める

観葉植物の土にひそむコバエの卵や幼虫は、水を使って駆除することもできます。

土を買ってくるのが面倒に感じる方は、水を張ったバケツに、10分ほど鉢ごと沈めて見ましょう。

しばらくすると、窒息したコバエの幼虫や卵が水面に浮かび上がってくるので、網ですくて駆除します。そのあとは風通しのいい日向で、土を乾かしてください。

駆除方法③ 掃除機で吸う

観葉植物の鉢の表土付近にたかるコバエは、一気に掃除機で吸い取りましょう。このとき、葉っぱを巻き込まないように注意してくださいね。

もしくは土に挿すタイプのハエとり棒もおすすめです。とにかく、卵を産み付けるコバエの成虫を、まずは駆除していきましょう。

駆除方法④ 粘着トラップを置く

掃除機で吸うのがむずかしいという方には、観葉植物付近に市販の粘着トラップを置いておくのも効果的です。

コバエがトラップに入らないと駆除できませんが、置くだけなので方法としては一番かんたんでしょう。粘着トラップは、園芸店やドラッグストアなどでも入手可能です。

観葉植物にわくコバエを殺虫スプレーで駆除してはダメ?

コバエの駆除に効果抜群の殺虫スプレーですが、虫が死ぬほどの成分なので、もちろん観葉植物にもよくありません。

また、ガスタイプの殺虫スプレーの場合は、近距離で吹きかかると、観葉植物に冷害などが起きる可能性もあるので避けたほうがいいでしょう。

もし殺虫スプレーでコバエを駆除したいときは、できるだけ遠くから観葉植物の土に向かって吹きかけるようにしてください。

観葉植物にわくコバエの予防方法6選

観葉植物からわくコバエを予防するには、成虫に卵を産ませないことが大切です。夏前や夏前半に、コバエが発生しない環境をつくっていきましょう。

予防対策① ハッカ油スプレーを吹きかける

観葉植物のコバエ発生予防には、市販のハッカ油もしくは精油と精製水、無水エタノールを使ったハッカ油スプレーをかけるのが効果的です。

配合比の目安は、「ハッカ油:精製水:無水エタノール=約10滴:50ml:5ml」です。

予防対策② 薄めた木酢液を吹きかける

また、木酢液を水で300〜1000倍に薄めて、1日3回ほど吹きかけるのも効果的です。

葉の表面や茎、土に吹きかけることで、虫除け以外にも、株全体の代謝をうながしたり、土の微生物を活性化させる働きもあるので、一石三鳥くらいの効果があります。

予防対策③ 表面に無機質の土をもる

コバエは観葉植物の土の深さ2〜3cm卵をうみつける習性があるので、表土5cmほどに「無機質の土」を盛るようにしましょう。

たとえば、赤玉土、鹿沼土、バーミキュライトなどが無機質の土にあたります。最近では100円ショップでも売っている、カラーサンドもおすすめです。

そのほか、室内用の観葉植物培養土もおすすめです。腐葉土をつかわず、酸度調整したピートモスという資材を使っているので、コバエが発生しにくいです。

予防対策④ 化成肥料を与える

有機質の土からコバエが発生することからもわかる通り、油かすや鶏糞などの有機肥料もコバエが発生する原因となりえます。これは、コバエが有機肥料を餌とするためです。

そのため、室内で観葉植物を育てる場合は特に、鉱物などの無機物を原料とする「化成肥料」を使用するのがおすすめです。

一般的な化成肥料は即効性はあるものの持続性が弱いため、緩効性の化成肥料を選ぶとよいでしょう。

予防対策⑤ 思い切ってハイドロカルチャーに植え替えする

観葉植物からコバエを一切発生させたくないのであれば、思い切ってハイドロカルチャーに植え替えするのもおすすめです。

ハイドロボールは無機質なので、コバエがわくこともなく、清潔に育てられます。小さいサイズであれば、植え替えもさほど難しくありません。

予防対策⑥ 風通しの良い場所で管理する

コバエの幼虫は、観葉植物を育てている土がじめじめしたままになっていると繁殖しやすいです。

種類によっては室内の日陰で育てているものもあるかと思いますが、土や部屋の湿気が気になったときなど、一時的に日当たりや風通しの良い場所に移しておくとよいでしょう。

GreenSnapユーザーのコバエ対策体験談

GreenSnapユーザーのみなさんが実践している、このほかのコバエ対策の方法ご紹介します。

キノコバエ対策いいのを発見!
ネットで見つけたのですが、プリンカップにお酢+水+台所洗剤数滴入れてハオルチアの近くに置いておいたらめっちゃ入ってました(・ω・)b

きりまる

ハエトリソウはコバエでは小さすぎて無理?閉まりません、大バエならいけるかも。

Myway

お酢と洗剤というおうちにあるものでコバエ対策ができたら嬉しいですよね!

また、さまざまな害虫を食べてくれるイメージのある食虫植物ですが、意外と害虫の種類によって相性があるのかもしれませんね。

観葉植物のコバエを対策して、快適に植物のある暮らしを楽しもう!

うっとおしいコバエはちょっとした工夫で、だいぶ発生予防ができます。快適な植物のある暮らしを楽しむためにも、ぜひ、今回ご紹介したコバエ対策方法を活用してみてください♫

ナスの病気|うどんこ病や青枯れ病、灰色かび病などの予防・対策は?

ナス 病気

プランターでも育てることができるナスは庭がないお宅でもベランダで栽培ができます。しかし、ナス栽培では病気がつきものです。今回はナスの病気について解説しています。

予防や対策についてもまとめたので、ぜひご参照ください。

ナスがかかりやすい病気は?

うどんこ病

ナスの葉の表面にうどんの粉をかけたような白いカビがつくのが特徴です。進行するとナスの生育が悪くなります。

灰色かび病

糸状菌が原因の病気で、空気感染をするため周囲の植物にもうつる可能性がある病気です。ナスの葉に丸いくすんだ斑が出現し、悪化するとナスが枯れます。

また果実に灰色のカビがつくこともあります。商品価値が下がり、出荷できなくなることもあるでしょう。

すすかび病

すすかび病も灰色かび病と同様空気感染をするため、一度植物が感染すると広まりやすい病気です。

ナスの葉の裏にカビによる斑点ができます。進行すると葉がすすで覆われたようになることからすすかび病という名前になりました。

半身萎凋病

半身萎凋病は「はんしんいちょうびょう」と読みます。特徴はナスの株の片側の葉だけが黄色く変色してしんなりとしおれることです。悪化をすると、片側だけでなく全体がしおれて枯れます。

青枯れ病

青枯れ病は空気感染ではなく土壌感染する病気で、葉が青いまま全体的にしおれる症状があることからこのような名前になりました。実際は青ではなく緑色の葉のまま枯れます。

青枯れ病の特徴としては、暗くなると葉のしおれが回復し、翌朝になるとまたしおれることです。しおれと回復を何度か繰り返し、最終的に枯れる病気です。

ナスが病気になる原因

ナスが病気になる原因は湿気です。ナスは初夏に植え付け、夏に収穫する夏野菜で、さらに乾燥を嫌う植物であることから、栽培環境として高温多湿になりがちです。それによってカビ菌が発生してナスが病気になります。

とくにハウス栽培だと高温多湿になりやすく病気が発生しやすくなり注意が必要です。

株が密集していることや、剪定不足で葉が混み入っていることも多湿の要因となるため、注意しましょう。

ナスナスの病気の予防と対策

ナスの病気は予防することができます。

農薬散布

うどんこ病、青枯れ病、灰色かび病には農薬散布が効果的です。発生する前からこまめに薬剤をまいておくことで予防ができます。薬剤は必ず対象になる病気を確認しておきましょう。ナスがよくなる病気が書いてあるかチェックしておいてください。

換気

ハウス栽培の場合は換気扇を利用して多湿を避けることで、灰色かび病、すすかび病を予防することができます。また植える際も密集させず、間隔を開けて通気性をよくしてください。

太陽熱による消毒

太陽熱による消毒も予防となります。地面をビニールで覆い、温度を上げて原因菌を死滅させることができます。

病気を見つけたらすぐに除去する

ナスの葉などに病気の兆候があればすぐにその部分を切り取って処分をしましょう。早めに切り取ることで蔓延を予防できます。切り取った葉や茎は、焼却処分をするのがおすすめです。

病気のある部分を元気なナスの近くに放置していると、そこから菌が広がり元気な株にも病気が広まるおそれがあります。

ナスの病気を防いでおいしく栽培しよう

ナスは乾燥を嫌うため、多めの水やりが必要でどうしても多湿になりがちになります。これにより病気になりますが、農薬をまくことである程度予防ができます。

こまめに葉の表面が裏側をチェックして病気の症状がでていないか見ることも重要です。病気に気をつけながら育てましょう。

ネギの病気|症状や原因、対策はどうする?

ネギ

ネギは古くから日本で親しみがある野菜で、江戸時代には日本各地で栽培されていました。さまざまな料理で活躍し、とくに和食料理では必要不可欠な存在といえるでしょう。

ネギはスーパーなどで1年中手に入りますが、旬の時期は11月~2月頃です。ネギは高温多湿の環境で病気にかかりやすい傾向にあり、多くの病気の種類があります。ネギがかかりやすい病気の種類や対策などについて紹介していきます。

ネギがかかりやすい病気は?

べと病

葉の部分に黄色い大きめの班病が現れます。多湿の時は表面に白色のカビが生じ、雨が降った後は灰色に変色します。病気の進行が進むと、次第にしおれて最後には枯れてしまいます。

べと病は、春の時期で降雨量が多い日に発生する確率が高いです。

軟腐病(なんぷびょう)

主に茎や葉の部分に発生し、最初に水が浸みたような班病が生じます。その後、外側から次第に軟化腐敗していきます。腐敗した部分は特有の悪臭を発し、地際部に発生した場合、地上部は生育不良となります。

生育中の株に発生することはほとんどなく、5月~10月頃の収穫時期が近い時期に発生することが多いです。

さび病

さび病は葉の表面に橙色の小さな斑点が生じ、その後盛り上がり黄色~赤褐色の班病が形成されます。病斑が破れた場所から胞子が飛散することで、伝染していきます。

春と秋の時期に雨が多く降ると発生することが多いです。

白絹病(しらきぬびょう)

葉鞘の表面に光沢がある白い菌糸のカビが多数生じ、下葉から黄化していき最終的に株全体が枯死します。

カビの発生が原因で周辺に被害に遭った株や土壌の中に菌核が残っている場合は、他の株に伝染してしまいます。夏の時期で高温多湿の環境で発生しやすいです。

白色疫病(しろいろえきびょう)

茎や葉の部分に発生することが多く、最初に青白色の大きな班病が現れます。その後葉が垂れ下がりはじめ、病気が進行すると葉のほとんどが白色に変色して枯れます。

白色疫病は感染力が強いため、被害が大きくなることがあります。主に水がはねることで周囲に感染すします。

萎縮病(いしゅくびょう)

モザイク状に葉の色が抜けてしまい、葉がボコボコの波状に変形します。被害に遭った株は生育が制限され、下葉が垂れて葉先から枯れていきます。

萎縮病はウイルスが植物の体内で増殖することにより発生する病気で、おもにアブラムシ類などの害虫が感染源となることが多いです。

ネギが病気になる原因

ネギは乾燥には強い方ですが、土壌の水分過多には弱いです。そのため、高温多湿の環境で病気にかかることが多いです。

ネギの病気の予防と対策

主な対策としては、病気の株を見つけた場合は抜き取るか薬剤を使用しましょう。ネギは高温多湿の場面で病気にかかりやすいため、白色疫病などは対策として雨が降る前後に薬剤を散布すると良いでしょう。

その他、雨よけを行うことも重要です。白絹病などは土壌中で菌が伝染する病気のため、土壌消毒をすることで連作を避けることができます。

ネギの病気を防いでおいしく栽培しよう

冬の野菜として知られるネギは多種多様な料理で使われ、ビタミンや葉酸などの栄養素も豊富です。強い抗菌作用があることから、風邪予防にも効果があります。

ネギは畑やプランターなどで栽培されますが、環境によっては今回紹介したような病気にかかることもあります。あらかじめ病気を予防して、おいしいネギを栽培しましょう!

イチゴの病気|炭疽病、うどんこ病、モザイク病などの予防策は?

いちご

イチゴはプランターで育てることができ、ベランダ菜園で楽しむ方も少なくはありません。おいしい果実を収穫するためにも、病気は避けたいですよね。今回はイチゴの病気について解説しています。どんな病気があるのか、予防方法や対策はあるのかまとめたので、参考にしてみてください。

イチゴがかかりやすい病気は?

炭疽病

炭そ病は、イチゴの葉に黒い斑が出ます。またランナーにも茶色い斑が出るのが症状の特徴です。やがて根が傷み、イチゴが枯れます。

果実に炭そ病の症状が出た場合はそのまま腐ってしまいます。雨が続いて湿気が多くなる時期(とくに梅雨や秋)は注意が必要です。

うどんこ病

イチゴの葉にうどんの粉がついたようなかびが付着するのがうどんこ病の症状です。はじめは小さな白い斑が出ますが、うどんこ病が進行するとかびが広がり、やがて白く覆われます。

うどんこ病が悪化すると、成長が阻害され、最終的に枯れることがある病気です。5月から6月は特に注意が必要です。

灰色かび病

イチゴの葉や果実に水が浸み込んだような斑ができるのが特徴です。主に春から初夏に見られる病気で、果実が熟しすぎると症状が出ます。

萎黄病

萎黄病は「いおうびょう」と読みます。こちらはイチゴの葉が黄色く変色して萎凋(いちょう)するのが特徴です。萎凋とは、しなしなとしぼむことです。萎黄病は高温多湿の環境で発生しやすい病気です。

モザイク病

モザイク病はイチゴの葉に病斑がでて、まだら模様の見た目がモザイクのようになることが名前の由来です。アブラムシが媒介するウイルスが原因となる病気です。

イチゴが病気になる原因は?

イチゴの病気の主な原因は多湿または乾燥によるカビの発生です。またモザイク病はアブラムシを媒介にしたウイルスが原因となります。

イチゴの病気の予防と対策

薬剤散布

うどんこ病や灰色かび病などは薬剤散布をすることで予防することができます。症状が出てから薬剤を散布しても効果がありますが、症状がでる前、病気の発生前から薬剤を定期的にまくことで、予防に繋がります。

葉など病気の症状のある個所を取り除く

病気の症状が出た葉には原因菌であるかびが付着しているので、すみやかに取り除くことおすすめします。放置しているとそこから病気が広まります。取り除いた葉や茎を土の上に放置していると、かびが広まり病気が蔓延します。葉など病気のある部分は、取り除いたあと焼却処分をするか、ゴミ袋に入れてよく袋を閉じておきましょう。

水はけをよくする

水はけをよくして排水性をアップさせることも病気の予防となります。必要に応じて土壌改善をしましょう。

収獲をきちんと行う

果実ができれば収穫する方がほとんどかと思いますが、果実の収穫時期が遅れてしまうと果実が熟しすぎて病気になることがあります。収穫し忘れや、果実の放置に気を付けてください。

アブラムシ対策をする

アブラムシがつかないように防虫ネットなどを利用することでモザイク病の予防になります。またこまめに葉をチェックして虫がついていたら、取り除きましょう。

イチゴの病気を防いでおいしく栽培しよう

甘くておいしいイチゴの果実の収穫を楽しみにしている方は多いでしょう。せっかく育てているイチゴが病気になってしまうと最悪果実が収穫できなくなることもあります。

病気は事前に薬剤をまくことで予防することができます。早めの対策をしておきましょう。

イチゴにわく虫|黒い虫の正体は?アブラムシやゾウムシの虫除け方法は?

いちご

ベランダで栽培もできるイチゴは、害虫がつくことがあります。虫は小さいため、発生してもすぐに気が付かないこともあり、発覚するとすでに大量発生ということもあり得るのです。

ここではイチゴの害虫について解説しています。イチゴを栽培している方はぜひチェックしてみてください。

イチゴにわく害虫の種類は?

アブラムシ

アブラムシは0.3mmから3mm程度の大きさの小さな虫で繁殖力が高いことで知られています。イチゴの葉の表面に大量に発生することがあり、生育が阻害され、アブラムシの糞によりかびが発生して病気になります。

幼虫、成虫で被害がでるため、注意が必要です。またアブラムシはモザイク病の媒介をします。

ゾウムシ

イチゴには「イチゴハナゾウムシ」というゾウムシの一種がわきます。このゾウムシは体長約3mmで黒褐色で背中の羽には白い筋模様がはいっているのが特徴です。3〜7月と長期間発生し、つぼみの中に卵をうみつけ幼虫が食害します。

ハダニ

ハダニは0.5mmから1mmほどの大きさの虫で成虫と幼虫ともに葉の裏で吸汁し食害をもたらします。症状としてハダニが吸汁した部分が白く見えるのが特徴です。葉緑素が吸い取られるため、光合成ができなくなり、枯れてしまいます。

コナガ

コナガは蛾の幼虫で、体長は5mmから1センチほど。目視することができるため、他の害虫と比べて見つけやすいです。イチゴの葉を食害し、その部分は白く変色し、穴が開きます。

ミナミキイロアザミウマ

体長1.2mmの虫で、イチゴの葉を食害します。吸汁した部分は黄色く変色し、かたくなります。

イチゴの周りに飛んでいる黒い虫の正体は?

イチゴをよく観察していると、苗の周りを小さな黒い虫が飛んでいるのが見えます。イチゴの栽培ではもっともよくみられるとも言われていますね。

この黒い虫の正体は羽の生えたアブラムシです。

アブラムシは一定量以上イチゴに発生すると、羽の生えた個体に進化して、イチゴの周りを飛びます。羽の生えたアブラムシはなかなか予防や駆除がしづらいので、野菜用の殺虫スプレーを使うのがもっとも効果的です。

イチゴの虫除け方法と対策

マルチを敷く

マルチを敷くことで、アブラムシなど害虫の成虫の飛来をあらかじめ防ぐことができます。ただし、害虫予防としては万能ではなく、すでに繁殖して葉についた害虫は防ぐことはできません。

防虫薬剤で虫除けする

害虫に効果がある薬剤をまくことで予防になります。目視しにくい害虫が多いため、定期的に薬剤を散布しましょう。ただし、果実を収穫して食べたい場合は、野菜や果物に使える薬剤をお選びください。

天敵を利用する

アブラムシはアリが捕食します。天敵を利用することも害虫を防ぐことに繋がります。また、ミナミキイロアザミウマは、薬剤の抵抗性が高いので天敵利用がおすすめです。カメムシはミナミキイロアザミウマを捕食するため、カメムシを放って利用するのもよいでしょう。

牛乳スプレーをする

牛乳をそのまま薄めずに霧吹きなどの容器にいれて、イチゴに吹きかけます。歯の裏側や茎、つぼみの方まで牛乳スプレーをすると、ほとんどの害虫が窒息するのでかなり効果的です。

なお、牛乳スプレーは必ず2〜3時間後に水やりをして洗い流すようにしましょう。

雑草を取り除く

ミナミキイロアザミウマやハダニは雑草で繁殖をするため、イチゴの周囲に雑草を放置している場合は、雑草を取り除くことで害虫予防になります。

防虫ネットを張る

防虫ネットを敷くことで、害虫の産卵を防ぐことができます。

イチゴにわく虫を防いでおいしい果実を収穫しよう1

イチゴを気持ちよくおいしく食べるには、害虫予防が欠かせません。虫がつかないよう、こまめにチェックし薬剤を使用してみてください。

トマトは実りだすと虫がわく?おいしく収穫するための害虫対策

トマト ミニトマト 害虫 防虫

こんにちは、GreenSnap編集部です♫

皆さんのトマトも、そろそろ実りだした頃でしょうか?すくすくと花をつけて育っていくトマトは、育てがいがあって楽しいですよね。ただし!おいしい果実を収穫するためには、これからの時期が要注意なんです!気温湿度が上がるにつれて、害虫も発生しやすくなります。

今回は、トマト・ミニトマトに発生しやすい害虫や、その駆除方法・予防方法を、GreenSnapユーザーさんの投稿画像とともにご紹介します。

>>トマトの育て方<<
>>ミニトマトの育て方<<

トマトの害虫発生サインと原因とは?

基本的に下記のような症状がみられたら、害虫が発生していると考えましょう。発生してそのままにしておくと枯れ込み、収穫が難しくなります。見つけたらすぐに被害部分を取り除いてください。周りの株にも繁殖している可能性が高いので、全体を殺虫スプレーなどで駆除しましょう。

農薬を使いたくない方は、おうちにある材料で、無農薬殺虫・防虫スプレーを簡単につくることができますよ。あわせてご紹介していきます!

トマトの葉に果実に穴が空いてる!

トマトの葉に果実に穴が空いてるときは、タバコガが発生しているかもしれません。夜に成虫が飛び回り、ごく小さい白い卵を産み付け、5mmほどの幼虫が新芽や花、果実を食い荒らします。タバコガはやっかいで、殺虫剤をまいて益虫が少なくなった環境で発生しやすいです。

トマトの葉に白い筋が見える!

トマトの葉に白い筋が見えるときは、トマトハモグリバエが発生しているかもしれません。成虫が葉の内部に卵を産み付け、幼虫が葉肉を蝕んでいくことで、葉の表面に白い筋が浮かび上がります。雑草が発生源で、そこから成虫が飛来して繁殖します。

トマトの青実に小さな陥没がある!

トマトの果実に小さな陥没があいてるときは、アザミウマが発生しているかもしれません。成虫が野菜をかじって吸汁するので、被害が大きいです。土の中の窒素成分が多いと発生しやすく、日頃から殺虫剤を使用して益虫が減少すると繁殖してしまいます。

トマトの葉の裏に小さい粒がついてる!

トマトの葉の裏に小さい粒のような虫がついてるときは、アブラムシやタバココナジラミが発生しているかもしれません。アブラムシは風通しの悪い株に、タバココナジラミは乾した時期に発生しやすく、枝葉をたべてベタベタにし、ウィルスやさらなる害虫を引き寄せます。

トマトの害虫予防方法とは?

トマトの害虫予防① トマト専用の防虫・殺虫剤を使う

最近ではトマト専用の防虫・殺虫剤が販売されています。とくにトマトが被害を受けやすい害虫撃退をねらってつくられているので、ピンポイントで被害を防ぐことができます。

トマトの害虫予防② 手作り防虫剤をまく

農薬に抵抗があるという方は、手作りで防虫・殺虫剤を作ってみてはいかがでしょうか?次の3つの材料を合わせて、1ヶ月ほど寝かせて、使うときは水で10倍に薄めてスプレーで吹きかけます。簡単にできるのでぜひ挑戦してみてください!

  • 米酢:200ml
  • 唐辛子(鷹の爪):5本(ヘタとタネをとっておく)
  • にんにく:1片(つぶす)

トマトの害虫予防③ 寒冷紗や防虫ネットで物理的にブロック!

寒冷紗などをかけて、物理的に害虫の侵入を防ぐのも効果的です。最近では100円ショップでも、寒冷紗や防虫ネット・アーチ型支柱などが手に入るので、設置してみましょう。成虫が寄り付かないので、かなり防虫効果抜群です!

トマトの害虫予防④ コンパニオンプランツを植える

コンパニオンプランツという、栽培生育を助ける植物の組み合わせというものがあります。トマトにはとくにバジルの混植がおすすめ!バジルが土の中の窒素成分を抑え、多くの害虫が好むアミノ酸の生成を抑えてくれるので、防虫効果があります。

上手く害虫を駆除して、おいしいトマトの収穫を目指そう!

せっかく家庭菜園で育てるなら無農薬で育てたい、と思う方も多いですよね。トマトに限らず、野菜は実がふくらみ始めると、害虫の被害を受けやすいです。ぜひこの時期から予防に努めてください。適切に害虫予防して、夏のトマト収穫を目指しましょう!