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胡蝶蘭におすすめの肥料とは?選び方や使い方、注意点をプロが解説

青い胡蝶蘭

胡蝶蘭を育てる上で肥料は欠かせません。しかし、どんな風に胡蝶蘭に肥料を与えたらいいのかわからないという方もいますよね。このページでは、胡蝶蘭の肥料について解説しています。

肥料の選び方から、与え方、注意点についてまとめているので、胡蝶蘭に肥料を与えたい方はぜひご参照ください。

そもそも胡蝶蘭に肥料は必要なの?

胡蝶蘭を美しく育てるためには、肥料が適度に必要を与えた方がいいですが、必ずしも必要というわけではありません。

買ったばかりの胡蝶蘭であれば、農園でしっかりと育てられていますので、すぐに肥料を与える必要はありません。購入後1~2年は肥料を与えなくても十分育ちますので、それ以降に肥料を与えましょう。

胡蝶蘭におすすめの肥料とは?

胡蝶蘭の肥料としておすすめなのは洋ラン用肥料として売られているものです。

胡蝶蘭は洋ランですので、市販の洋ラン用肥料で育てられます。洋ラン用肥料が見当たらない場合は花用の肥料でも大丈夫です。

肥料は液体肥料と固形肥料がありますが、固形の肥料を与える場合は、緩効性と書いてあるものをお選びください。緩効性とはゆっくりとジワジワ効いていく肥料のことです。速効性のある肥料を与えると胡蝶蘭が傷むため、気をつけてください。

胡蝶蘭に肥料を与える時期

胡蝶蘭の新しい根がしっかりと伸びている状態であれば、肥料を与えて問題ありません。肥料を与える時期は、4〜6月、9月です。真夏の高温期を避けてください。

胡蝶蘭に肥料を与える時期だとしても、胡蝶蘭から新しい根が出ていなければ肥料は与えないでください。必ず新しい根が出たあとに肥料を与えましょう。

冬の寒い時期は、胡蝶蘭が弱っています。胡蝶蘭は寒さが苦手ですので、この期間は肥料を与えないでください。冬に胡蝶蘭に肥料を与えると、株が弱ることもありますので何もしないようにしましょう。

夏の暑い時期も胡蝶蘭に肥料を与えるのは厳禁です。

胡蝶蘭の肥料のあげ方

胡蝶蘭に液体肥料を与える場合は、規定量以上に異常に薄めて与えてください。肥料を与えすぎると根腐れしたり、栄養過多になりバランスが悪くなることもあります。

固形肥料の場合は、株の根元に置きます。胡蝶蘭の肥料は水苔など用土が乾いてから与えるようにしてください。

胡蝶蘭に肥料を与えるときの注意点

胡蝶蘭の肥料を与えるときは、いくつか注意点があります。

液体肥料は薄めにする

液肥を与える場合は、やや薄めにして与えてください。肥料の容器の裏などに規定の説明書きがあると思いますが、それよりもさらに薄めてください。

液体肥料は根元に与える

液体肥料は胡蝶蘭の根元に与えてください。水やりをするような感覚で根元に与えましょう。

固形肥料は根元から離して与える

固形肥料を与える場合は、胡蝶蘭の株元から少し放して、鉢のすみに置くようにしてください。

肥料を与えて元気な胡蝶蘭を楽しもう

胡蝶蘭は肥料を与えると元気に育ちます。元々寿命の長い植物ですので、水やりのしすぎ、肥料の与えすぎなどに注意をすれば数年、長ければ数十年楽しむことができます。買ってからある程度経ったら、胡蝶蘭に肥料を与えてみませんか。

ネギ栽培|苗の植え方や植え付け時期、植え替え時期などを解説

ネギ

ネギは、汁物や鍋物に入れたり、薬味として添えるなど、日本料理には欠かせない食材です。畑にあれば重宝する万能野菜のひとつですね。

関東では土を寄せて育てて白い部分を食べる「長ネギ(白ネギ・深津ネギ)」、関西では葉の部分を食べる「葉ネギ」が好まれていますが、今回は長ネギの育て方をご紹介します。

ネギはどんな野菜?栽培は簡単?

連作障害
あり(1〜2年は休む)、ヒガンバナ科の野菜との連作も避ける
栽培期間
7月〜翌3月初旬ごろまで
生育適温度
15〜25℃

ネギは朝鮮を経由して奈良時代に渡来したとされ、日本各地に伝統野菜としてさまざまな在来種が残っています。

関東では土寄せして白い部分を食べる「長ネギ」「深津ネギ」が多く栽培されており、関西では緑の葉の部分を食べる「葉ネギ」が栽培されています。

長ネギは、栽培期間が長く、土寄せが必要で手間がかかるので、初心者には難易度の高い野菜です。初心者は葉ネギの栽培から始ると良いでしょう。

家庭菜園士 七尾びび

根深ネギとも呼ばれる長ネギの白い部分は「葉鞘(ようしょう)」と呼ばれます。この葉鞘部分を長くするのが長ネギ栽培のコツです。ネギは以前は「ネギ科」「ユリ科」などに分類されてきましたが、今は「ヒガンバナ科」に分類されています。

ネギの栽培環境

ネギは、日当たりがよく、風通しと水はけの良い環境を好みます。

「ネギは人影を嫌う」といわれるほど、日陰が苦手な野菜です。日当たりが悪いと溶けてしまうこともあるので、一年を通して日当たりの良い場所で栽培しましょう。

水はけが悪く湿気がたまる場所や、酸性の土壌では栽培できないので注意が必要です。

ネギの土づくり


ネギの栽培では、植え付け前に土を耕す必要はありません。もしも土を耕してしまった場合は、足で踏み固めれば大丈夫です。

ネギは酸性の土壌を嫌うので、植え付けの2週間前には苦土石灰を散布して土を中和しておきます。1㎡あたり100gの苦土石灰を散布し、表面の土と軽く混ぜておきましょう。

家庭菜園士 七尾びび

ネギ栽培は元肥は不要です。肥料が根や苗の茎に当たると傷むため、肥料は入れずに栽培をスタートしましょう。

ネギの畝づくり

ネギ 植え付け準備 イラスト
ネギは他の野菜と違って、植え付けをする場所に溝を作ります。溝は、植え付けの2〜3日前までに掘っておくと良いでしょう。

畝の作り方は以下の通りです。

  1. 幅を80cmとり、幅15cm、深さ20cmの植え溝を掘っていく
  2. 畝の片側に、溝から掘り出した土を盛り上げて土手を作る

ネギの苗の選び方

ネギは種から育苗するのが難しいので、初心者の方はホームセンターで苗を購入して育て始めましょう。市販の苗を購入するときは、なるべく茎が太く、葉色が良く元気な苗を選びます。

家庭菜園士 七尾びび

分けつしやすい品種の長ネギと、分けつしづらい一本種の長ネギがあります。品種が不明のまま売られていることが多いので、お店の方に聞いてみましょう。分けつしやすい品種の場合は1本の苗から何本にもなるため、間隔をあけて植え付ける必要がありますよ。

ネギの苗の植え方

ネギは寄せ植えにしたほうが、お互いが成長を助け合って生育がよくなります。株間を狭めにして密植にして定植します。

ネギを植える時期

ネギを植える時期は、7月上旬〜8月中旬です。植え付けの時期が遅れると収穫量が減るので、植え付けに適した時期に終わらせるようにしましょう。

ネギの植え付け方法

ネギ 植え付け 地植え イラスト
ネギを定植する前に、ネギの苗をバラして、太さ別に分けていきましょう。太い苗の隣に細い苗を植えると、太い苗に負けて細い苗が枯れてしまう場合があります。

同じくらいの太さの苗を隣り合わせにして定植していきます。

  1. 株間5cm間隔で、苗を溝を壁にして立てかける(畝が東西ならば北側に、南北ならば西側に立てかける)
  2. ネギの根がかくれるくらい3〜4cmほど土をかけ、軽く手で押さえる
  3. 通気性と水はけをよくするため、溝に堆肥かワラを5cmほど敷き詰める
家庭菜園士 七尾びび

ネギの根は酸素を欲しがります。そのため、溝にワラを入れる方法で栽培することが多いです。植え付け時にネギの首の部分、分岐点まで土を被せてしまうと生長がとまってしまうので注意しましょう。

ネギの水やり

地植え栽培のネギは、自然の降雨のみで十分育ちます。ただし、夏場に長期間雨が降らないときは、土が乾いてるのを確認して、朝か夕方の涼しい時間帯に水を与えましょう。

太陽が照りつける日中に水やりをすると、土の中で蒸れて根が傷んでしまうことがあるので、注意が必要です。

ネギはどちらかといえば乾燥を好むと覚えておくとよいですよ。

ネギの肥料・土寄せ

ネギ 追肥・土寄せ① イラスト
ネギは、植え付け1か月後から追肥と土寄せの作業を繰り返します。徐々に土寄せしていくことで、白い部分を長く伸ばしていきます。

ネギ 追肥・土寄せ② イラスト

  1. 1回目の追肥・土寄せ
    植え付けの1カ月後:溝の中に1㎡あたりひと握り(20g〜30g0の化成肥料を施し、軽く土寄せする
  2. 2回目の追肥・土寄せ
    1回目の追肥から1カ月後:1㎡あたりひと握り(20〜30g0の化成肥料を株の両側に施す。
    両脇の土が同じ高さになるように、ネギの葉が分かれた部分まで土寄せする
  3. 3、4回目の追肥・土寄せ
    2回目の追肥から1カ月後:1㎡あたりひと握り(20〜30g0の化成肥料を株の両側に施す。
    両脇の土が同じ高さになるように、ネギの葉が分かれ目が隠れない程度の部分まで土寄せする
家庭菜園士 七尾びび

元肥はなしでOKですが、追肥は必要です。もし化成肥料を使わない完全有機栽培を実践しているなら、追肥に鶏ふんを使ってもよいでしょう。その場合はかならず「完熟」「発酵」と記載されている鶏ふんを使います。

ネギに植え替えは必要?

ネギを種から育てている場合は、草丈が30cm〜40cmになった頃に畑に植え替えます。苗から育て始める場合は、植え替えの必要はありません。

また、ネギの品種によっては、生育のために真夏に植え替えを行うものもありますが、家庭菜園でネギを育てる場合は必要ないでしょう。

家庭菜園士 七尾びび

ネギは一度植え替えをすると太く育つといわれています。移植の際に根が切れてもう一度根を張るため太くなるのでしょう。そのような方法は「スパルタ栽培」などとも呼ばれます。

ネギの収穫時期と収穫方法

ネギ 収穫 イラスト

ネギの収穫時期は、12月上旬〜翌年の3月中旬までです。最後の土寄せから3週間ほどで収穫適期を迎えます。

よく育ったものから順番に、株元の土をよけて引き抜きましょう。土が硬い場合は、根を傷つけないように畝の片側を掘り出して収穫します。

ネギは、寒い時期に一度霜に当たると、甘みが格段に増して美味しくなります。春になるととうが立って味が落ちるので、3月上旬までに収穫を終わらせるのがコツです。保存するときは、泥をつけたままにしておきましょう。

ネギの栽培に関するQ&A

ネギは植えっぱなしにして、翌年も栽培することはできますか?

ネギは多年草に分類されますが、基本的に植えっぱなしにしておくことはおすすめしません。ネギの栽培では、土づくり作業が大切になってきます。良い状態のネギを収穫するためには、適度に植え替えてあげる方が良いでしょう。
ただし、葉ネギなどのネギの種類によっては、植えっぱなしでも育つ場合もあります。

ネギに白い花のようなものが咲いたのですが、これはなんですか?

ネギを植えっぱなしにしていると、とう立ちし、やがて「ネギ坊主」と呼ばれる、タンポポの綿毛のような形をした白っぽい花を咲かせます。ネギの葉の先端部分に、小さい6弁花が数十〜千輪ほど球状に集合します。

ネギ坊主ができてしまったネギも収穫できますか?

ネギ坊主ができたあと(とう立ちしたあと)のネギは、芯が固くなったり、味が落ちるため、収穫して食すのには向いていません。なるべく、ネギ坊主ができる前に収穫しておきましょう。
ちなみに花が咲ききる前の蕾の状態のネギ坊主であれば、それ自体を収穫して、天ぷらなどにして食べることができます。

ネギの苗を干している人がいますが、どんな効果があるのでしょうか?

種まきから育ったネギ(中サイズ)の苗は、乾燥するまで少しの間干すことによって、再び土に戻したときに刺激が加わり、発根性が高まり、株が大きく育つという効果があるといわれています。
干しネギ栽培の方法は、以下の通りです。

  1. 10月頃に種まきをします。
  2. 7月下旬頃に苗を掘り上げ、まずそのまま1週間ほど地面においておきます。
  3. ネギを束にまとめて、風通しの良い場所に2週間ほど吊るして干します。
  4. 枯れた葉は切り取り、苗を土に戻します。
  5. あとの手順は通常通りです。

ネギを栽培するとき、土寄せは何回行うといでしょうか?

白くて長いネギを収穫するためにも、土寄せは大切な作業の一つとなります。植え付けから1ヶ月後とその1ヶ月後、さらにその1ヶ月後の、合計3回目ほど土寄せを行ってあげると良いでしょう。
なお、土寄せをするときには、必ず追肥も同時に与えることを忘れないようにしてくださいね。

ネギの葉に黄白色の斑点があるのですが、これはなんでしょうか?

黄色にやや白みがかった斑点が部分的に広く広がっている場合は、「べと病」という病気を発症している可能性があります。

べと病は湿気が多い時期に発生しやすく、最終的には葉が枯れてしまいます。予防剤を散布したり、土の水はけ具合をチェックするなどの予防が大切となりますが、もしすでに発症している場合は、放っておくと斑点がどんどん広がってしまうので、直ちに葉を取り除きましょう。

ちなみに褐〜黒色の斑点が細かく点々とついている場合は、「さび病」という病気を発症している可能性があります。こちらもべと病と同じく事前の予防が大切となります。

ネギは水耕栽培でも育てることはできますか?

ネギは、水耕栽培でも育てることができます。事前に用意するものも少なく、時期を問わず栽培できるので、初心者の方にもおすすめです。

ネギ栽培のトラブル・病害虫

ネギは、さび病やべと病などの病気にかかりやすい野菜です。また、ナメクジやアブラムシ、ネギコガなどの幼虫などの被害にも注意しましょう。病気にかかると、黄色く変色して枯れてしまったり、株が腐ってしまうこともあります。

乾燥に強い一方で、水はけの悪い場所や酸性の土壌、高温多湿の環境に弱いのがネギです。生育環境には十分に気をつけましょう。ネギの病気について、詳しくは関連記事を参考にしてくださいね。

家庭菜園士 七尾びび

葉の汁を吸い病気を発生させるアブラムシにも注意が必要です!アブラムシを見つけたら指で潰すか、「油石鹸水」を自作して噴きつけると効果絶大です。植物油と無香料の食器洗剤を使って作る簡単で効果がある殺虫剤です。

ネギ苗の植え方を覚えて、たくさん収穫しよう!

ネギは栄養が満点で、寒い冬の時期の風邪予防にもぴったりの野菜です。自宅で育てれば、いつでも必要な時に新鮮なネギを収穫できるのでとても便利ですね。

長ネギは追肥と土寄せの手間がかかり、初心者さんには難易度の高い野菜ですが、一度育て方を覚えてしまえば何度でも畑で栽培できますよ。

ぜひ美味しいネギを栽培してみてくださいね。

胡蝶蘭の寿命は長い!長持ちする管理のコツ、2度咲きさせる方法は?

胡蝶蘭

お祝いでもらう胡蝶蘭の左右対称の花弁はとても美しいですよね。自宅にある胡蝶蘭をずっと長く楽しみたい方もいますよね。

このページでは胡蝶蘭の寿命について紹介しています。少しでも長く楽しみたい方はぜひ読んでみてくださいね。

胡蝶蘭の寿命はどれくらい?

胡蝶蘭はとても寿命の長い植物で、なんと最長で50年以上も生きるとされています。

胡蝶蘭は根腐れしやすい植物で、病気になることもあります。そのため、必ずしも50年以上楽しめるというわけではありません。数年の場合もありますし、1年ももたずに枯れてしまうこともあります。

胡蝶蘭を長く楽しむためにはどうする?

基本的には胡蝶蘭は寿命の長い植物ですが、水やりを間違えるとすぐに枯れてしまうことがあります。まず水やりに注意しましょう。

水やり

根腐れしやすい植物なので、水苔など用土がしっかりと乾いてから水やりをしてください。冬は月1回の水やりでも問題はありません。水の与えすぎは胡蝶蘭の寿命を縮めてしまうことになってしまいます。

日当たり

胡蝶蘭は風通しがよく日当たりがよい場所を好みますが、直射日光は苦手です。葉焼けして色が変わってしまったり、傷んでしまうこともあるので気をつけてください。基本的に年中屋内栽培でもかまいませんが、屋内栽培の場合はレースのカーテン越しの窓際に置きましょう。

気温

胡蝶蘭が一番長持ちしやすい気温は15〜25℃といわれています。屋外よりも室内のほうが胡蝶蘭の栽培には向いています。25℃以上の暑い気温や15℃以下の寒い気温ではすぐに枯れてしまうということではありません。

しかし、長持ちさせたい場合は、このくらいの気温を意識して室内で育てましょう。

胡蝶蘭の手入れの方法

胡蝶蘭はていねいに手入れをすると、長持ちします。

花がら摘み

胡蝶蘭の花が半分くらい咲き終わった段階で花茎をカットしましょう。花茎は、花がついていた茎のことです。2~3節ほどを残してカットすると、その部分からまた花芽が伸びてきます。株を長持ちさせたい場合は、花茎を根元から切り取る方が良いと思います。

花茎切り

胡蝶蘭の花が半分くらい咲き終わった段階で花茎をカットしましょう。花茎は、花がついていた茎のことです。2節~3節ほどを残してカットすると、その部分からまた花芽が伸びてきます。

胡蝶蘭の植え替えで寿命をのばす

胡蝶蘭は元々は寿命の長い植物ですが、適切な環境ではないと枯れてしまうことがあります。水やり、日当たり、気温だけでなく、植え替えも必要です。植え替えて適切な大きさの鉢で育てましょう。

胡蝶蘭の植え替えは2年に1度ほどの頻度で行います。植え替えの時期は、4〜6月です。植え替えをしたあとは、よく生育します。気温が20℃くらいの日が植え替えに向いています。

胡蝶蘭の花を2度咲きさせるには?

胡蝶蘭は花後の手入れによっては2回目の花を楽しむことができます。

  1. 支柱を外す

    胡蝶蘭が咲き終わったら、支えていた支柱を抜きます。

  2. 茎を切り落とす

    茎をカットしますが、根元からではなく、ある程度残します。胡蝶蘭には節がありますので、その節を下から数えてみてください。2〜3節ほど残してカットするのがおすすめです。

  3. 管理

    カットした場所から芽が出てきますが、すぐには出ません。1~2ヶ月ほど時間がかかりますので、それまでは18度から25度の場所で管理をしましょう。自然と芽がでてまた2回目の花が楽しめます。

寿命の長い胡蝶蘭をさらに長く楽しもう

胡蝶蘭は美しく寿命も長いことから高級な花とされています。適切な管理をすると長持ちしますので、手入れの仕方や2度咲きの方法を覚えて花を楽しみませんか。

蘭の種類一覧|代表的な洋ランと東洋ランの名前や画像、見分け方など

お祝い事の花としてよく知られている蘭の花は種類がとても多く、地球上のあらゆる地域に分布している植物です。蘭の種類は「洋ラン」「東洋ラン」というように原産地で分類されたり、「着生蘭」「地生蘭」というような生育環境で分類されます。

今回は蘭の種類について紹介していきます。

蘭の種類・品種はどれくらいある?

蘭の種類は非常に多く、野生種だけでも2万5千種以上あり、主な原産地としては熱帯アメリカ、熱帯アジア、熱帯アフリカなどがあげられます。また、園芸用に品種改良されたものは毎年新品種が登録されており、それを加えると非常に多くの種類が存在しています。
温暖な気候を好む種類も多いですが、地球上では南極大陸をのぞき、アラスカ大陸や北極圏など極寒地域にも分布しています。非常に広範囲で分布しているラン類の植物は、地球上に生息する植物の1割を占めていることになります。
このように非常に多くの種類が存在する蘭ですが、蘭の種類は、生育している場所(着生蘭と地生蘭)や原産地(洋蘭と東洋蘭)などで分類することができます。

蘭の種類の分け方① 着生蘭と地生蘭

蘭を「生育している場所」で分けると、「着生蘭(ちゃくせいらん)」と「地生蘭(ちせいらん)」というように分けられます。

着生蘭と地生蘭では、どちらも生質や形態が大きく異なり、おのずと栽培形態も異なります。蘭を育てる上では手元にある蘭植物が「着生」「地生」どちらなのかを知ることも重要です。

着生蘭とは?

まず「着生蘭」というのは、ラン科の植物の中でも木や根に寄生するように根を張り、そこで成長していく種類のことをいいます。この着生蘭と呼ばれる種類には、コチョウランのほか、カトレアやオンシジウム、バンダ、デンドロビウムなどが含まれます。

主に熱帯、亜熱帯に分布しており、その多くが樹上に生息しています。樹上というのは水分や栄養を確保しづらい環境ですが、それにもうまく対応できるように、その分葉や茎が進化していきました。

根からも空気中の水分を取り込みますが、それだけでは必要な水分量を確保できないので、葉や茎が肥厚し水分や養分を蓄えられるようになっています。これを「バルブ(偽球茎)」と呼びます。

樹木の枝や幹に根を這わせ、株の基部から茎を伸ばして葉をつけたあと、その茎が丸みを帯びて肥厚し、水分や養分を蓄える器官になるのです。

また、そのほかにも「CAM植物」と呼ばれる特徴があります。これは、通常植物が行う光合成とはまったく逆の作用で、日中は気孔を閉じて水分の蒸発を防ぎ、夜になると二酸化炭素を取り込む光合成を行うことです。

地生蘭とは?

もう一つは「地生蘭」です。これは地中や岩などに直接根を張って成長していく種類を指します。

この種類にはシンビジウムやパフィオペディラムなどが含まれます。また熱帯や亜熱帯をはじめとする温帯まで広く分布しています。生育特徴としては、雨期に根や茎を肥大させて水分や栄養を蓄えたあと、乾期になると休眠するものが多くみられます。

中にはツチアケビのように葉緑素をもたず、共生している菌から栄養をもらうものもあり、このような生体のものを腐生ランと呼びます。腐生ランと呼ばれるものの中には花も地中で咲かせ、植物としての一生を土の中で過ごす「リザンテラ・ガードネリ」のようなユニークなものもあります。

蘭の種類の分け方② 洋蘭と東洋蘭

蘭を原産地(生息地)で分類する場合は、以下のような2種類に分けられます。

ラン科の植物のうち、日本~中国を原産とする種類の一部を「東洋ラン 」と呼び、それ以外を「洋ラン」と呼びます。

次に、洋蘭・東洋蘭に分けて、それぞれの代表種の名前や特徴をご紹介します。

東洋蘭の種類

東洋蘭は名前のごとく、これまで古くから培われた東洋人の美意識や生活になじみ深い趣が感じられるものが多いようです。
東洋蘭には花だけでなく葉芸、鉢も含んだ全体像が観賞対象とされる物もあります。中には、「根」を観賞するフウキランのような種類もあります。セッコクの芸物を長生蘭、風蘭の芸物を富貴蘭といいます。
そのほか、東洋蘭に含まれる「カンラン」は寒さに比較的強く、一般家庭でも比較的栽培しやすい種類です。

シュンラン

日本を代表するランの種類で、北海道から九州まで広く分布しています。

里山や雑木林などに自生しており、漢字では「春蘭」と書きます。

古くから季節の花や祝い事の花として親しまれています。

カンラン

「寒蘭」は、単子葉植物ラン科シュンラン属の1種で、南部以南の森林内に自生しています。

寒い冬の時期に咲くことから、「寒蘭」という漢字があてはめられています。

花柄は4cmと日本産のランとしては大柄な種類です。

フウラン

日本原産のランで着生植物の一種で、うどんのような白く太い気根を長く伸ばして、樹木や岩の上に着生します。葉は硬く、5cm~10cm程度の長さ、花は6月~7月頃に1cm~1.5cm程度の小柄で香りのよい花を咲かせます。花色は白やピンク、グリーンをはじめ淡い色合いもあり、園芸種としても人気を集めています。

このほか、エビネやセッコクなども東洋ランの代表種として知られています。

洋蘭の種類

洋蘭の種類は東洋蘭に比べて花色があでやかなものが多く、花を中心に鑑賞されるものが多いです。

中でも胡蝶蘭(ファレノプシス)は、開店祝いなど贈答用としてよく用いられる定番の蘭の花としてよく知られています。栽培時には、最低温度が15度以上になるような環境を作り、温室で丁寧に手間をかけて育てられています。

ファレノプシス(胡蝶蘭)

贈り物の花としてよく知られている花です。蝶が舞うような花を咲かせることからこの名がつきました。東南アジア原産の着生ランで、暖かい栽培環境を好みます。

シンビジウム

年末の贈り物としても良く使われる蘭で、主に地生のランです。花の大きさはさまざまで、10cm以上の大型種から3cm程度の小型種まであります。

オンシジウム

ラン科の植物の中では、小ぶりで甘い香りをもつ種類が多く存在する植物です。中南米を中心に約400種が存在します。

耐寒性が比較的高く、環境適応能力が高いので、一般的なガーデニング品種としても栽培しやすくなっています。

デンドロビウム

棒状の茎を伸ばして葉をつけ、葉を落とした茎から順に花を咲かせていきます。原種は約1000種ともいわれ、色や形、特徴などがそれぞれ違うことから、鉢植えで愛好される方も多いようです。デンドロビウムの1種であるデンファレは胡蝶蘭に似た花を咲かせることでも知られています。

カトレア

大ぶりでゴージャスな花を咲かせることから、「ランの女王」とも呼ばれているカトレアは、荘厳で美しく鉢植えや切り花などどのような形式であっても華やかさが感じられる花です。四方に開いた花びらが四方に開き、その中心は筒状になっています。

バンダ

東南アジア原産でヒスイラン属に属するランです。濃紫色の花がよく知られていますが、最近は濃ピンクや黄色、白などの花色もあります。花の寿命が長いのが特徴で、花びらに独特の網目模様が入ります。洋ランの中では珍しく神秘的な青系の色と大輪花を咲かせる種類です。

パフィオペディラム

カトレア・シンビジウム・デンドロビウムと並ぶ世界4大洋ランの一つです。袋状の唇弁が特徴的な花です。洋ランの中では比較的寒さに強い方です。花の形からよく食虫植物に間違われることがありますが、自ら虫を捕食するようなことはありません。

たくさんの種類の蘭の名前を覚えよう

種類が多く、種類ごとに色や見た目など生体の特徴はさまざまです。

贈答品としての胡蝶蘭以外にも種類ごとに観賞ポイントを知り、それぞれの美しさや生体に目を向けたいものです。

胡蝶蘭の育て方|水やり頻度や初心者必見のポイントとは?

胡蝶蘭

開店祝いや移転祝いなど、ギフトとしてお祝いごとに贈られる胡蝶蘭。もらったはいいものの、どこに置けばいいか、どんな手入れをすればいいか困ることもありますよね。

そこでこの記事では、初心者にもわかるように胡蝶蘭の育て方を詳しく見ていきます。水やり頻度、置き場所、お手入れの方法についてご紹介しているのでぜひ参考にしてください。

初心者必見!もらった胡蝶蘭の育て方ポイント

胡蝶蘭

お祝いでもらった胡蝶蘭のラッピングをそのままにしておくと、蒸れや傷みの原因となります。花を長持ちさせるためにも、もらった胡蝶蘭はできるだけ早くラッピングを外しましょう

花が終わったあとは、化粧鉢に寄せ植えしたままではなく、一つずつ分けて栽培した方が管理がしやすいです。

また、胡蝶蘭の育て方のポイントは、「水やり頻度」と、「生育気温・湿度」です。

これらさえ抑えておけば、初心者の方でも、お祝いごとなどでもらった胡蝶蘭の花を1〜3ヶ月ほど楽しむことができます。また、一度花が終わった胡蝶蘭を2度咲きさせることもむずかしくありませんよ。

胡蝶蘭の置き場所

胡蝶蘭 正しい置き場所

胡蝶蘭は基本的に「直射日光の当たらない明るい場所(気温18〜25℃)」かつ「風通しの良い場所」に置いて育てます。

夏はレースカーテン越しの窓際に置いて、窓を開けるかエアコンで温度を下げましょう。夏以外の時期は午前中にのみ日光が当たるような半日陰の窓際に置くといいでしょう。

また、胡蝶蘭は多湿も好むため、エアコンの風が直接当たるような場所は避けてください。

胡蝶蘭はどれくらいの湿度を好むの?

胡蝶蘭はもともとアジアの熱帯地域のジャングルに自生する着生ランの一種であるため、高温多湿の環境を好みます。

本来は「湿度60〜80%」ほどの環境が適していますが、水やり頻度で調整できるので、おうちで育てる場合はそこまで神経質になる必要はありません。

胡蝶蘭は屋外に置いて育てることもできるの?

気温18〜25℃の環境を維持できる5〜9月頃に限っては、胡蝶蘭を屋外に置いておくこともできます。ただし、その場合は直射日光が長時間当たらないよう、遮光ネットなどを活用してください。

胡蝶蘭の水やり頻度

胡蝶蘭 ポット

胡蝶蘭を元気に長く育てるには「水やり」が最も大切な作業になります。花を長持ちさせるためにも、以下3つの水やりポイントをを押さえておきましょう。

  • 水苔が乾いてから水やりをする
  • 水やりのあとは、しっかり水を切る

水やりの仕方

多くのプレゼント用の胡蝶蘭は、一つの贈答鉢の中に、水苔で根をつつんだ透明ポットが3〜5株セットになって入っています。

すべての株に水が届くようにするためにも、贈答鉢全体に水やりをするのではなく、内側に入った透明ポット一つひとつの水苔に、まんべんなくたっぷりと水をあげます。

また冬は、濡れた状態で夜になると植え込み材が冷えて株に負担がかかるため、午前中に水やりをしてあげるといいでしょう。

なお、水やりのあとに受け皿にたまった水は必ず捨ててください。

大きさ 水の量(目安)
3号(6cm) 100〜150㎖
3.5〜4号(10〜12cm) 200㎖

※水苔ではなく、バークチップで包まれている場合もあります。

ぬるま湯は必要ですか?

ぬるま湯を与える必要はありません。冬の水やりは、水温は重要ではなく、夜に冷え込むまでに湿っている状態になっていること(濡れているのではなく湿っている程度)の方が重要ですので、午前中に終わらせるようにしましょう。

水やり頻度

胡蝶蘭 水やりカレンダー 水やり頻度
胡蝶蘭へ水やりするタイミングは、基本的には「水苔の表面が乾いてから」です。水苔が湿っているうちは、水やりをする必要はありません。

また、季節や株の状態によっても水やり頻度を変えてあげるといいでしょう。冬については胡蝶蘭の休眠期に当たるため、「水苔全体が乾いてから」でも問題ありません。

季節 頻度目安 水やりの時間帯
1〜2週間に1回 日中
3日〜1週間に1回 夕方
1〜2週間に1回 午前中
2週間〜1ヶ月に1回 午前中

冬は室内を暖かくしています。その場合も、水やり頻度は少なめにしますか?

暖房などによって、冬でも室温15℃以上を常に保てる場合は、水やり頻度を無理に減らさなくても大丈夫です。春や秋と同じく、1〜2週間に1回程度を目安に水やりしましょう。

また、室内が乾燥している場合は、週1程度の間隔で葉に霧吹きをしておくと乾燥を防ぐことができますよ。

胡蝶蘭の肥料

胡蝶蘭 肥料カレンダー

初心者の方は、市販の洋ラン専用の液体肥料を使うのがおすすめですが、花用なら何でも問題ありません。活力剤のようなアンプルタイプではない、液体肥料を使うのがおすすめです。

4月下旬〜10月上旬頃かつ花がついていない間にのみ、10日に1回ほどの頻度で、液肥を規定量よりも薄めに希釈して与えます。

胡蝶蘭の花が終わったあとの手入れ方法

胡蝶蘭 植え替え

胡蝶蘭は一度花が終わっても、きちんと管理を続ければ、数十年もの間くり返し花を咲かせることができます。

花茎の剪定

そのためには、花が半分以上咲き終わりはじめたら、花がついていた茎の2〜3節ほどを残して切り落とします。詳しい方法については、こちらの記事を参考にしてください。


その後3〜4か月ほどかけて新しく花茎が伸びてきて、花を咲かせます。しっかりと株を育てたい場合は株元から花茎を切りましょう。

植え替え

また、水苔などの植え込み材が傷んできた場合、株が弱っている場合は、植え替えもしてあげるといいでしょう。

植え替えには「水苔」を使う方法と「バークチップ」を使う方法の2パターンがあります。それぞれの詳しい方法については、こちらの記事を参考にしてください。

胡蝶蘭は着生ランなので、流木やコルクに植え替えて着生させれば、吊るして飾ることもできます。いろんな楽しみ方ができるのも魅力のひとつなので、花が終わったからといって捨てずに、お手入れをして長く楽しんでくださいね。

胡蝶蘭の育て方でよくある病害虫トラブル

花がすぐ枯れてしまいました。原因と予防策は?

胡蝶蘭の花が早く枯れてしまうのは、ほとんどが水やりのしすぎによる「根腐れ」、もしくは乾燥しすぎによる「シケ」が原因です。

ポットの上にのせてある飾りの水苔ではなく、その下の株元にある水苔が乾燥したかを確認しながら水やりをすることで予防につながります。

葉っぱが黄色く変色した!原因と予防策は?

茎の下の方にある古い葉っぱが黄色くなっている場合は、病気ではなく寿命です。

茎の上の方についている新しい葉っぱが変色している場合は、「立ち枯れ病」の可能性があります。風通しの良い場所で育ててあげることで予防できます。

葉っぱに茶色い斑点ができた!原因と予防策は?

茶色い斑点が徐々に腐ってきている場合は、「軟腐病」の可能性があります。

これに感染すると栄養分の通り道が塞がれ、全体が枯れてしまいます。こちらも風通しの良い場所で育ててあげることで予防できます。変色した葉や病気になった箇所は、その都度切り落としておきましょう。

胡蝶蘭の増やし方

胡蝶蘭 株分けカレンダー

胡蝶蘭の増やし方は、「株分け」が一般的です。難易度はやや高めですが、ポイントさえ押さえておけば、むずかしすぎることはありません。

株分けに適した時期は、4〜6月頃です(ただし、室温を常に20℃以上に保てる場合は通年可)。

胡蝶蘭を株分けするには、「①高芽を分ける方法」と「②子株を分ける方法」の2つのパターンがあります。高芽の株分けについては、根が数本出て植えられる長さになってからおこないます。

次にそれぞれの手順について説明します。

①高芽の株分け

  1. 高芽を切り取る

    親株から約4cmほどを残して、高芽を切り取ります。

  2. 水苔で巻く

    水苔で覆うカットした高芽を水苔で巻きます(巻く量は植えこむ鉢の直径より少し多め)。

  3. 鉢に植える

    親指の腹で押し込むと簡単にできます。

②子株の株分け

  1. 株を抜き取る

    子株の葉っぱが2〜3枚になったら、親株ごと鉢から抜き取ります。

  2. 苔を取り除く

    株についている苔を取り除きます。

  3. 傷んでいる根を取り除く

    傷んでいる根や子株を、ていねいに根本から切り落とします。

  4. 水苔で巻く

    なるべく根を傷つけないようにして水苔を巻きます(巻く量は植えこむ鉢の直径より少し多め)。

  5. 鉢に植える

    親指の腹で押し込むと簡単にできます。

胡蝶蘭の育て方初心者は、水やり頻度と水のやり方を抑えるべし!

今回は、胡蝶蘭を育てる上で初心者が押さえておきたい、置き場所と水やりについて詳しくご紹介しました。水やり頻度や量、正しい与え方を守ることに注意して、胡蝶蘭を長く育ててくださいね。

7月14日は「ひまわりの日」。ベランダでも育てられる“ミニ”6品種をご紹介!

7月14日が「ひまわりの日」というのはご存じですか?実はお花のひまわり(向日葵)のことではなく、気象衛星ひまわりが打ち上げられた記念日。この気象衛生の名前は、いつも太陽を向いているひまわりの花のように、地球の方向を向いているという意味に由来しているそうです。

7月の事務局イチオシ植物でもある「ひまわり」は7月中旬〜9月に見頃をむかえるお花。現在『夏空とひまわりフォトコンテスト2030』も開催中!今回は鉢植えやプランターなどを使い、ベランダでも育てられる“ミニひまわり”6品種をご紹介。燦々と輝く、まるで太陽のようなひまわりを、ぜひご自宅で育ててみてくださいね。

ベランダで育てられる!“ミニひまわり”とは?

「ひまわり」というと1m以上ある草丈の高い品種が想像されますが、品種改良により草丈を抑えた小型の品種が増えています。一般的に草丈が25cm以下の品種をミニ、30〜60cmは矮性(コンパクト)と呼び、小ぶりなので日当たりが良ければベランダやおうちの中でも育てることができます。

草丈60cm以下!おすすめの“ミニひまわり”6品種をご紹介

寄せ植えにも◎「小夏」(草丈 約25cm)

1株にたくさんの花を咲かせる”分岐”という花のつき方で、花をたくさん咲かせる「小夏」は寄せ植えにぴったり◎小さな鉢でもボリュームを出すことができます。草丈も約25cmと、コンパクトでかわいらしく、花壇植えでも大きくなりにくいのが特徴。花粉が出にくいため花もちも良く、長い期間楽しむことができます。

黄金色の花が美しい!「ミスサンシャイン」(草丈 約25~40cm)

黄金色の花と、葉の緑とのコントラストが美しく、思わず見惚れてしまう「ミスサンシャイン」。1輪の花を真っすぐ咲かせる1本立ちで、株がコンパクトにまとまるので鉢植えに最適な品種です。1番花が終わっても、脇から次の花が咲き始めるので、長くお花を楽しむことができます。花粉が出にくいため、開花中は日当たりが良ければお部屋の中での鑑賞も◎プレゼントにもおすすめです。

ぽこぽこと花咲く「スマイルラッシュ」(草丈 約30~40cm)

種蒔きから55日前後で花を咲かせる早生品種の「スマイルラッシュ」。”たくさんの笑顔の花を咲かせたい”という思いを込めてつけられた名前の通り、分岐性で、次々にぽこぽことかわいい花を咲かせます。鉢植えでも育てられますが、分岐に優れるため、大型のプランターや花壇で株間をとって栽培することで、さらにたくさんの花を楽しむことができます。

1990年、花博グランプリ「ビッグスマイル」(草丈 約15~50cm)

1990年に大阪で開催された花の万国博覧会でグランプリを獲得した「ビッグスマイル」。1本立ちで早生品種の「ビッグスマイル」は、プロの農家が切り花用として扱う品種でもあります。地植えの場合、草丈は50cm程度まで成長しますが、鉢植えの場合は20cm程度と、ご家庭で育てるのにも丁度いいサイズ。こどもの目線からも花を楽しめるので、”美しい花が咲いたときに、大きな笑顔をもたらすことができるように”という思いで名付けられました。

冬でも花を楽しめる!「グッドスマイル」(草丈 約12~45cm)

「ビッグスマイル」をテーブルの上でも楽しめるように、と開発されたのが「グッドスマイル」。無花粉で「ビッグスマイル」よりもコンパクトなので、開花中はお部屋の中で育てるのも◎咲いた後は切り花として飾るのもおすすめです。品種改良により、夜間10℃以上の気温があれば冬でも花を咲かせることができるため、条件が揃えば年間通してひまわりの花を楽しむことができます。

黄色×クリーム色がまるで絵画「夏物語」(草丈 約20~60cm)

黄色とクリーム色の花がランダムに咲く混合品種の「夏物語」。寄せ植えすると、花色の違いが際立ち、まるで絵画のような見栄えを楽しめます。花壇で育てた場合は草丈が4〜60cm程度、プランターや小鉢では10〜20cm程度に成長します。

ひまわりフォトコンテスト2023開催中!

募集期間:7月2日(日)〜9月10日(日)

GreenSnapでは現在『夏空とひまわりフォトコンテスト2023』を開催中です!
入道雲、夕焼け、夕立などダイナミックに変化する夏の空模様。そんな様々な夏空に映える『ひまわり』のある風景をご投稿ください。

応募者全員に参加賞としてGreen Snap STOREで使える5%OFFクーポンをプレゼント。さらに、優秀賞に選ばれた10名様にはGreen Snap STOREで使える1000円分のギフトカードを贈呈します。

皆様からの素敵なお写真のご投稿をお待ちしております。

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