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お正月に飾りたい植物15選!アレンジメントをお正月らしくするコツは?

正月 花 植物 アレンジメント

新年の始まりを祝う「お正月」は、私たちにとって、一年で最も盛大な行事と言っても過言ではありませんよね。年末の大掃除でお部屋を片付けたのなら、キレイなお花や緑を飾って新たな年を迎えたいもの。

そこで今回は、お正月に飾りたい縁起のいい花・植物と、お正月のフラワーアレンジメントのアイデアについてご紹介します。

お正月には花や植物を飾ろう!

お正月とはそもそも新年の幸せをもたらす年神様を歓迎するための行事のひとつ。門松やしめ縄の正月飾りは、年神様がその家に行きやすくなるよう、目印として飾られるものでもあります。

そしてその年神様や新年の来客をもてなすときに大切なのが、縁起のいい花や植物です。

年神様を招いた後、おうちの中が殺風景では年神様も肩透かしをくらってしまいます。せっかく招くなら花や植物を飾って年神様をもてなし、より新年がよく発展して無事に過ごせるよう、五穀豊穣・無病息災を祈りましょう。

お正月に飾りたい縁起のいい植物といえば松竹梅!

お正月の植物といえば「松竹梅」をイメージする方も多いのではないでしょうか。そもそもなぜ松竹梅の縁起がいいとされるのかというと、松と竹は冬の寒さに負けずに緑を保つこと、そして梅は寒さを乗り越えて花を咲かせることからきているそうです。

なじみのある植物ではありますが、じつは一つ一つ意味や象徴があるので詳しくご紹介します。

松(マツ)

松は一年中青々としていて、樹齢が千年とされるものもあるため、長寿と健康の象徴とされています。また、マツという名前の由来は「神を祀る(まつる)」から来ているという説があり、新年の神様を迎えるために、お正月には門松が飾られてきたと云われています。

竹(タケ)

竹は折れずにまっすぐ伸びる姿から、生命力や強い志の象徴とされています。また、根を深くしっかり張ることから、子孫繁栄を表すとも云われ、お正月の門松に用いられてきました。

梅(ウメ)

梅は早春の他の花よりに早い時期に咲き始めるため、出世や開運の象徴とされてきました。また、まだ寒さが厳しい中でも清らかで甘い芳香をただよわせうことから、縁起がいい花として昔から愛されてきました。

お正月に飾りたい縁起のいい赤い実の植物

お正月といえば紅白カラーが縁起がよいとされていますね。諸説はありますが、紅白とはもともと赤=赤ちゃん、白=白装束(死)を意味していて、生と死の一体を表す人生を讃えた色ともされています。

お正月にもやはり赤い植物を飾って縁起良くもてなしいたいところ。ということで、縁起のいい花言葉がついた冬に実る赤い実の植物をご紹介します。

南天(ナンテン)

南天は「難を転ずる」に通じて汚れを祓う植物として、厄除けの象徴とされてきました。赤い実が有名ですが、赤くなる前は白い実を楽しむことができます。2つを組み合わせると紅白で、縁起がいいですよね。

万両(マンリョウ)

万両の花言葉には、「金満家」などの花言葉がついていますが、これは万両の実が熟しても落ちないことからついたとされています。名前からもわかるとおり、商売繁盛や家運をあげる縁起物として古くから親しまれてきました。

千両(センリョウ)

千両は赤い実をこれでもかというほどたくさん実らせるので、「富」や「財産」などの花言葉がついています。万両と並んで縁起がよいとされていて、千両もお正月飾りによくあしらわれてきた植物でもあります。

お正月に飾りたい冬に咲く縁起のいい花

福寿草(フクジュソウ)

福寿草は雪解けと共に美しい黄金色の花を咲かせることから、幸福を呼ぶ縁起のいい花とされてきました。また、旧正月の初め頃に咲くことから、元日草とも呼ばれています。「難を転じて福となす」という意味から、南天と合わせて飾られることが多いのだとか。赤と黄色の組み合わせは可愛いのでおすすめです。

椿(ツバキ)

椿の葉は冬でも落ちないことから、繁栄の象徴とされてきました。また、南天同様に、紅白の色を楽しむこともできます。上品なイメージがあるので、お正月に飾るにはもってこいのお花ですよね。

水仙(スイセン)

水仙も冬の寒さの中で花を咲かせるので、お正月花として親しまれています。すっきりと立っている姿や花姿が凛として、とっても美しいですよね。

葉牡丹(ハボタン)

葉牡丹には祝福や利益といった花言葉がついているため、縁起の良い花としてお正月の寄せ植えに多く使用されています。昔はお正月には牡丹を飾る人が多かったそうですが、牡丹に似ていて且つ安価の葉牡丹が、近年は普及しつつあるのだとか。

お正月の冬でも入手できる切り花

お正月は切り花を買って花瓶にお花をいけて、気軽に楽しみたいという方も多いはずです。冬というと切り花の種類が少ないと思われるかもしれませんが、じつは春の花が先に出回ることが多く、冬だからといって花数が少ないわけではありません。

ここからは冬でも入手できる切り花の中から、縁起がいい種類をご紹介します。

薔薇(バラ)

薔薇は昔から長春(常に春である)と呼ばれるほど花期が長く、長寿の花とされてきました。華やかな見た目なだけでなく、縁起もよいので、お正月に飾るにはぴったりですよね。花色も豊富で紅白カラーの演出もしやすい花です。

菊(キク)

菊は天皇家の紋章にもなっている高貴な花の象徴とされてきました。中国では不老長寿の薬効があると信じられていたほど縁起がよい花のひとつでもあります。

ただ、日本では仏花を連想させるとして敬遠されがち。気になる方は、供花に使われるな「輪菊」や「小菊」は避けるようにするといいですよ。

アネモネ

アネモネは球根植物のひとつで、花の中央部分がダークカラーになる花色のものが多く、シックで高級感のある花です。アネモネ全体の花言葉はお正月向きではありませんが、とくに白いアネモネには「希望」などの花言葉がついているので、気になる方は白をチョイスするといいですよ。

シンビジューム

シンビジュームは洋ランのひとつで、1ヶ月以上花が咲き続ける花です。切り花にしても花持ちがよく、12月ごろから出回るのでお正月のアレンジメントにおすすめです。花言葉もどれもポジティブなので、花色を気にせずに組み合わせられますよ。

ヒヤシンス

ヒヤシンスはカールした花びらが可愛らしく、ひとつの球根からたくさんの花を咲かせてくれる球根植物ですね。お正月に飾るなら紅白カラーの白いヒヤシンスがおすすめです。白いヒヤシンスの花言葉は「控えめな愛らしさ」なので、お正月に飾ってもいいですよね。

お正月のアレンジメントをおしゃれにするヒント

花色を紅白カラーにしてみる

まずは花色を赤と白だけの紅白カラーにしてみると、簡単にまとまりが出るのでステキなお正月アレンジメントが楽しめます。花の量が少なくても、花器が立派だとバランスがとれますね。アクセントに金色の巻き枝があるのがお正月感を演出するポイントです。

組み合わせた花・植物

  • カーネーション
  • ホワイトパイン
  • ホーリーツリーの実
  • オウゴンヒヨクヒバ
  • スプレーカーネーション
  • 金色スプレーペンキのかかった巻き枝

オーナメントを取り入れる

黄色と紫は金や雅で高貴なイメージを連想することから、お正月のアレンジメントにもおすすめの配色です。こちらのアレンジメントでは紫の扇子のオーナメントがあしらわれていて、松の葉とも合間ってお正月感のあるアレンジメントに仕上がっていますね。

組み合わせた花・植物

  • ピンポンマム
  • 葉牡丹
  • シンビジューム
  • フリージア
  • 千両
  • 松の葉
  • スイートピー

ミニ門松を添えてみる

お正月といえば門松もお正月のアレンジメントの完成度を上げるオーナメントとして便利です。最近では100円ショップにも売っていますし、ストローで自作することもできますよ。菊や葉牡丹などと合わせるといいですね。

組み合わせた花・植物

  • ピンポンマム
  • 葉牡丹
  • スイートピー
  • 枯れ枝

水引きを巻いて花器も工夫してみる

お正月のアレンジメントでは花器も大切です。こちらの写真の花器は100円ショップの竹筒だそう。水引きを巻き付ければそれだけでお正月アレンジメントの完成度がグッと上がりますね。

組み合わせた花・植物

  • ピンポンマム
  • 千両
  • スイートピー
  • バラ
  • カーネーション
  • 松の葉
  • 白枝

お正月は縁起のいい植物を飾って迎えよう!

いかがでしたか?みなさんもご存知の植物ばかりでしたが、それが縁起がいいとされる所以まではご存知ない方も多かったのではないでしょうか。植物のもつ意味を知って飾ると、また違った見え方がしてきたりしますよね。ぜひ、これらの豆知識をご家族やご友人と共有してお正月を楽しんでください♪

スズラン(鈴蘭)の毒は死の危険性も!安全に楽しむための3つの注意点

スズラン

花が揺れると音が鳴りそうな愛らしい花のスズランには、じつは死に追いやるほどの毒があるのをご存知でしょうか。

このページではどの部分に毒が含まれるのか、致死量はどれくらいか、似た花や植物との見分け方はあるのかなど、スズランを安全に楽しむために知っておくべきことをまとめました。

スズラン(鈴蘭)には毒がある!

スズランはキジカクシ科スズラン属の植物で、ふんわりしたスカートのような形の愛らしい春に咲く花ですが、毒をもつ球根植物でもあります。

スズランの毒は強力で、劇薬として知られる青酸カリの15倍もの毒性をもち、ときとして人を死に追いやることもあります。事実、過去には幼児がスズランをいけていた水を誤飲して亡くなる死亡事故や、スズランの毒を使った殺人事件などもあったほどです。

ガーデニングや花束でも人気のスズランですが、扱い方を間違えるととても危険なので、スズランの毒について正しい知識を覚えておきましょう。

スズラン(鈴蘭)のどこの部分に毒があるの?

毒があるのはスズランの茎、葉、花など全体に及び、とくに根と花には毒が多いので注意が必要です。前述のように、切り花をいけた水も口や目に入ると危険なので気をつけましょう。

さらには花粉にも毒がありますので、花粉がついたものを口にするのも危険です。とはいえ、スギ花粉のように勝手に風で舞うことはほぼないので、ガーデニングでは適切に育てれば安全に楽しめます。

スズラン(鈴蘭)のに含まれる毒の成分は?

スズランに含まれる毒性が強い成分は「コンバロシド」、「コンバラトキシン」、「コンバラマリン」です。本来は強心剤として心不全や不整脈の改善をはかる薬物として使われる成分ですが、摂取量によっては死に至ります。

スズランの毒は体重1kgあたり0.3mgが致死量とされています。つまり体重50kgの体重の方であれば15mgで死に至る計算です。体が小さい人ほど少量で死に至ることがありますので、とくに幼児がいる家庭では気をつけなければいけません。

スズラン(鈴蘭)の毒の症状

スズランの毒を万が一摂取してしまうと、吐き気、頭痛、めまいを引き起こし、さらには血圧が下がり、心臓麻痺を起こす可能性があります。少量であれば、吐き気や頭痛、めまいといった症状がほとんどです。

これらの症状は、スズランの毒を摂取して1時間以内に出ます。もしもスズランを食べてしまった、目や鼻などの粘膜に付着した可能性がある場合は、すぐに洗い流して病院へ行きましょう。

スズラン(鈴蘭)の毒をふまえて気をつけるべき注意点

幼児やペットの手の届く場所で育てない・飾らない

スズランは体が小さいほどわずかな摂取量でも死に至ります。そのため幼児やペットの手の届く場所には絶対に置かないようにしてください。

ガーデニングではペットが誤って摂取しないように、ハンギングにして高い位置で育てたり、室内に飾るときもカウンター上などの高い位置にいけるなどしましょう。

食卓の上・作業スペースなどには置かない

スズランは花粉にも毒が含まれており、食卓やキッチンなどのスペースに飾ると、気付かぬ合間に料理に花粉が付着して摂取してしまう可能性があるので気をつけましょう。

また、デスク上などの作業スペースなどにおくと、手に花粉がついたのに気づかずに目を擦って粘膜に付着するということもあるので、玄関カウンターの上など普段常にいない場所に飾るのがおすすめです。

素手で触らない

神経質になる必要はありませんが、植え替えや植え付け作業で長時間スズランを触る際は手袋を着用して素手で触らないようにしましょう。

少し触っただけで命の危険が出るということはありませんが、スズランを触った手で目をこする、口を触ることはしないようにしてください。スズランを触ったら手洗いをしておくと安心です。

スズラン(鈴蘭)に似た行者ニンニクに注意!

スズランはギョウジャニンニクの葉に似ています。花が咲いている状態であれば、ニンニクなのかスズランなのか区別はつくかと思いますが、花が咲いていないと分かりにくいです。山菜採りの際に誤って採取して、食べてしまうと命の危険があるので要注意です。

開花期にスズランが咲いている場所を覚えておくようにするとよいですよ。

ギョウジャニンニクは、ネギのような独特のニオイがしますが、スズランはしません。ニオイの有無で判断しましょう。不安な場合は山菜に詳しい人に聞くことをおすすめします。自信がない場合は、採取しないようにしましょう。

スズラン(鈴蘭)の毒に気をつけて安全に楽しもう!

かわいらしい見た目とは裏腹に、毒があるのが特徴のスズラン。触った手で食べ物を口にすることや、直接花や根を食べることをしなければ危険はありません。ただし、ギョウジャニンニクの近くにスズランを植えてしまうと、見た目が似ていて区別できずに誤って食べてしまうこともあるので、気をつけましょう。

冬の果物といえば?寒い時期に旬を迎えるフルーツや種類は?

柚子

冬は植物が育つイメージがありませんが、実はたくさんの果物が収穫の時期をむかえます。旬の果物は、美味しいだけでなくビタミンなどの栄養が豊富に含まれているので、積極的に取り入れたいですよね。

今回は、冬が旬の果物と、家庭で育てるときの植え付け方などをご紹介します。

冬が旬の果物の特徴

冬の時期に旬を迎える果物は、栄養価が高く、体の免疫力を高める効果があります。いちごやみかんなどに含まれるビタミンCには、美容や健康に高い効果を発揮する栄養素です。ビタミンCは免疫力を高め、体内のコラーゲンを生成するために必須の化合物です。また、抗酸化作用があるため、老化の防止にもなります。

体が冷えやすい冬を健康に過ごすために積極的に旬の果物を取りたいですね。

冬の果物の種類

冬に旬を迎える果物はどのようなものがあるのでしょうか。寒さに負けずに鮮やかな実をつける冬の果物をご紹介します。

みかん

特長

冬の定番の果物といえば、みかんを思い浮かべますよね。みかんは古くから日本で栽培されている果物です。コタツで温まりながら、家族でみかんを味わう楽しみは日本ならではの風習ですよね。みかんはビタミンCなどの栄養も豊富で風邪予防にも最適なので、人気の果物です。

みかんは育てやすく、果樹の中でも難易度は低いため、家庭で栽培するのに挑戦しやすい果物のひとつです。樹高も2m前後とそれほど大きくならず、常緑樹のため、シンボルツリーとしても最適です。

植え付け時期

みかんの木の植え付け時期は3~4月が適しています。日当たりがよく水はけのよい場所を選び、風があまり当たらないところに植え付けましょう。鉢植えに植え付ける場合は、苗よりもひとまわり大きな鉢を使用します。使用する用土は、赤玉土と腐葉土を7対3の割合で混ぜたものか、市販の果樹用培養土を使用するのがおすすめです。

地植えの場合は、苗木の根鉢をくずして根を広げながら用土をかぶせます。接ぎ木の部分が埋まらないように浅植えにし、落ち着くまで水を与えながら管理しましょう。

収穫時期

みかんは苗を植え付けてから5年前後で実をつけます。収穫時期は品種により異なりますが、実全体がオレンジ色に染まる10~12月頃が収穫に適した時期です。

いちご

特長

かわいらしい花と鮮やかな赤い実をつけるいちごは、大人から子どもまで人気の果物です。甘酸っぱくてジューシーないちごは、ショートケーキやパフェなどのデザートにもよく使われます。いちごはフルーツとして親しまれていますが、実はスイカやメロンと同じ、野菜の仲間です。

植え付け時期

いちごの植え付け時期は10~11月頃が適しています。いちごは家庭菜園でも人気がありますが、いざ収穫してみると期待していたよりも甘くなかったということもよくあります。

いちごが甘く育たない原因の一つが日当たりのよさです。太陽の陽をたくさん浴びたいちごは、よく育ち実が甘くなります。また、通気性と水はけの良く、柔らかい土を選ぶことも重要なポイントです、

収穫時期

いちごの収穫は、実が赤くなり始める4~6月頃が適期となっています。いちごの実は目立つため、鳥に食べられてしまうことがあるので、防虫ネットを張るなどして対策することをおすすめします

ゆず(柚子)

特長

ゆずは、ミカン科の常緑小高木です。中国を原産地としており、奈良時代に日本に伝わったと言われています。柑橘類の中でも高貴でさわやかな香りが世界的にも注目されており、食事や飲み物、入浴時などにも使われています。

夏には白く小さな花を咲かせるゆずは、観賞用の果樹としても人気があります。

植え付け時期

常緑樹であるゆずの植え付けは、春の風が吹き始めた3~4月が適期となっています。植え付ける際は、みかんの植え付けと同様に根をできるだけ広げ、接ぎ木部分が埋まらないように浅植えにします。その後、土と根が密着するようにたっぷりと水を与えます。

ゆずは暑さにも寒さにも強いですが、寒すぎる場合は室内に移動させたり、株元を腐葉土などでカバーしましょう。

収穫時期

ゆずは、実の色が緑から黄色に変化する頃が収穫の目安です。鉢植えの場合は2年目から収穫することもできますが、基本的には植え付けてから3年間は、木を成長させる期間に当てましょう。

特長

柿は、カキノキ科に分類される落葉樹です。柿は昔から日本の秋冬の風景として親しまれてきました。ことわざにも「柿が赤くなれば医者が青くなる」というものがあるほど、日本人にとって馴染み深い果物の一つです。

しかし実は原産国は中国で、日本には7世紀頃に伝わったと言われています

植え付け時期

柿の植え付けは、12~3月頃が適しています。地植えの場合は、苗の根鉢よりもひとまわり大きな穴を掘って植え付けましょう。鉢植えの場合は、用意した鉢の底穴にネットを敷き、軽石を入れてから培養土を入れます。その後、鉢底から流れ出すまで十分に水を与えましょう。

収穫時期

柿の実が熟す10~11月頃に、ハサミでカットして収穫します。実をつけたままにしておくと、木に負担がかかり、翌年の実のつきに影響があります。

柿は、植え付けてから実がなるまで4年ほどかかりますが、じっくりと年月をかけて育てることで樹勢が強くなり、長く収穫が見込めますよ。

冬の果物を旬の時期に収穫して食べよう

冷えやすく、乾燥しがちで風邪をひきやすい冬だからこそ、冬が旬の果物から栄養を取り入れて元気に過ごしたいですよね。

自分の手で育てた果物はおいしさも格別です。お菓子に使ったり、料理や入浴の際の香り付けなど、使い方もさまざまです。冬に旬をむかえる果物を取り入れて、日常を豊かに暮らしてみてくださいね。

スリット鉢は機能性抜群!根張り効果や向いている植物は?

スリット鉢

植木鉢には様々な種類がありますが、その中でもスリット鉢は性能が高く注目されている鉢です。今回はスリット鉢の性能や、スリット鉢を使った植物の育て方をご紹介します。

スリット鉢とは?

スリット鉢とは、鉢底だけではなく、鉢の底面に深いスリットが入っているプラスチック製の鉢です。スリット鉢は、地植えで栽培した時の同じ環境を鉢の中で再現できるように設計されています。鉢のなかで根が回りにくく、まんべんなく根を成長させることができます。スリットが大きいため、通気性が高く、水はけが良くなるのも特徴です。

スリット鉢は深い緑色や黒色のものが一般的です。

スリット鉢の特長

植物を植木鉢で栽培すると、水分や養分を求めて鉢の中で根がぐるぐるととぐろを巻くように伸びてしまいます。これを「サークル現象」と呼びます。サークル現象が起こると、植物が水分や養分の吸収する力が落ちてしまい、弱ってしまいます。

スリット鉢は鉢底にスリットが入ることで、鉢底に溜まる水分を除き、酸素を取り込めるので、根が健全な状態で生長します。また、樹幹の直下からも根が伸び、たくさん発根するので植木鉢の中の土の90%を使うことができ、肥料の吸収が良くなります。

根が元気に育つことで、植え替えの回数も最小限で済み、花や実もたくさん実ります。

スリット鉢の種類

スリット鉢は、円形、四角形、八角形など様々な種類が販売されています。サイズも豊富で、縦に長いロングサイズや、おしゃれなものも販売されているので、目的や好みに合わせて好きなものを選びましょう。

スリット鉢のサイズは以下の表の通りです。

号数 鉢の直径 容量
4号 12cm 0.6l
6号 18cm 2.2l
8号 24cm 5.2l
10号 30cm 8.4l

スリット鉢の素材

スリット鉢の素材はプラスチックがポピュラーですが、素焼きのものも存在しています。プラスチックよりも重量があるため、風に強く倒れにくいほか、日差しに強く鉢内の温度が上がるのを抑えてくれます。

スリット鉢におすすめの植物

スリット鉢は、果樹や野菜、観賞用としての園芸植物にも最適に使える植木鉢です。特に根が深く張るクリスマスローズなどのバラは、スリット鉢との相性が良いです。

スリット鉢の使い方のポイント

①土を濡らしてから詰めるように入れる
スリット鉢は、底の近くや鉢の側面に穴が空いているので、普通に土を入れると漏れてしまいます。土を湿らせてから、きっちり詰めるように土を入れるとこぼれにくくなります。また、鉢底のみに粒の大きな土を入れることで、こぼれを防ぐことができます。

②鉢底石は不要
スリット鉢には鉢底石は必要ありません。鉢底石を使うと、根の成長を止めるスリットを塞いでしまうので、スリット鉢の効果がなくなってしまいます。

③土の上に置いてはいけない
スリット鉢を土の上に置いてしまうと、スリットから出た根が地面に潜ってしまいます。スリット鉢を使うときは、地面の上に直接置か図に、レンガやブロックの上に置くようにしましょう。

スリット鉢は自作できる?

スリット鉢は、市販のプラスチック鉢をリメイクすることで簡単に自作することができます。100円均一などで購入できるノコギリで鉢底に縦に切れ込みを入れ、カッターで切り落とせば完成です。切れ込みは2本以上、鉢の1/3程度の深さになるように入れましょう。

スリット鉢でガーデニングを楽しもう

スリット鉢は、安価で購入でき、植物にとって最適な生育環境を作り出すことができます。植え替えの回数を減らせるので、効率的にガーデニングを楽しむことができますよ。

どんな植物にも使えるので、これから鉢植えでガーデニングを始める方はぜひチェックしてみてくださいね。

おしゃれなテラコッタ鉢で園芸を楽しもう!素焼き鉢との違いや特徴は?

テラコッタ鉢

テラコッタ鉢は、海外の雰囲気の強く存在感があるため、置いた場所をおしゃれな雰囲気に変えてくれます。今回はテラコッタ鉢の特徴や、テラコッタ鉢に向いている植物をご紹介します。

テラコッタ鉢とは?

「テラコッタ」はイタリア言で「焼いた(cotta)土(terra)」を意味します。テラコッタ鉢は明るい茶色〜オレンジ色が特徴で、表面に模様がついているデザイン性の高いものも多く、アンティークで華やかな雰囲気を演出できます。

素焼き鉢とほぼ同じ作り方をされますが、テラコッタ鉢の方が高温で焼かれているため駄温鉢に近い性質を持っています。現在では、イギリスやイタリアなどヨーロッパから輸入されるものと、東南アジアで生産されて輸入されるものの2種類が流通しています。

テラコッタ鉢の特長

テラコッタ鉢は、素焼き鉢にはやや劣りますが、通気性、排水性、吸水性に優れています。土に含まれる余分な水を排出してくれるので、鉢のなかの温度と湿度が適度に保たれます。

テラコッタ鉢の種類

テラコッタ鉢はデザインやサイズが豊富なので、好みの柄や模様、深さ、形を選べます。シンプルなものから、表面に模様が施されたもの、定番の円形から、四角、バスケット型、壺型など様々な種類があるので、植え付ける植物に合わせてお好みのものを選びましょう。

最近では白いテラコッタ鉢も流通しています。大型の鉢にはヨーロッパが源さんの観葉植物などを植え込むとおしゃれな雰囲気になりますよ。

テラコッタ鉢におすすめの植物

テラコッタ鉢には幅広い植物を植えることができますが、通気性と排水性が良いことから、加湿が苦手でやや乾燥を好む植物がおすすめです。

例えば、多肉植物やハーブ類が向いています。テラコッタ鉢は、日本の高温多湿の夏とは異なり、空気の乾燥しているヨーロッパなどで作られています。日本的で湿り気を好む山野草などよりも、バラやイチゴ、ローズマリーなどを植え付けると爽やかな雰囲気を作れますよ。

大きなテラコッタ鉢には、オリーブなどのヨーロッパが原産の観葉植物が似合いますよ。また、観葉植物を寄せ植えにするとカフェのような雰囲気を味わえます。

テラコッタ鉢を使うときポイント

①底穴を広げる
テラコッタ鉢は、ヨーロッパなどの空気が乾燥した土地で作られるため、穴が小さめに作られています。日本は高温多湿の気候なので、鉢の中が蒸れると植物が根腐れを起こしやすくなります。鉢底の穴を少し大きく広げてあげると良いでしょう。

テラコッタ鉢の底は一定の厚さではないため、完全に丸く穴を開けるのは難しくなります。太い針と金槌などで穴を開けましょう。

②地面に直接置かない
テラコッタ鉢の鉢底は平たいため、隙間がほとんどありません。地面に直接置いてしまうと水はけが悪くなり、根くされなどのトラブルの原因になります。

テラコッタ鉢を置くときは、鉢底に空間が作れるようにテラコッタ製のポットフィートの上に鉢を置いたり、レンガをいくつか並べて鉢底に空間ができるように鉢を設置するのがおすすめです。

③衝撃に弱いため丁寧に扱おう
テラコッタ鉢は、見た目よりも重く、ずっしりと重厚感があります。移動や植え替えが大変などで、割れてしまわないように取り扱いには注意しましょう。

テラコッタ鉢にカビが生えてしまったら

テラコッタ鉢も多孔質なので、高温多湿の日本ではカビが生えてしまうことがあります。粘土を焼き上げて作られた鉢は養分が豊富に含まれているためです。

カビが生えてしまったら、漂白剤や消毒用エタノールを用いてしっかりと取り除きましょう。カビの根を取り除いてから完全に乾燥させることが大切なので、天気の良い日に作業を行うようにしましょう。

テラコッタ鉢でガーデニングを楽しもう

テラコッタ鉢は、他の鉢と比べれば少し値段が張りますが、その分高級感があり長持ちします。ずっしりと重厚感があるので、玄関先や庭にひとつあるだけでグッと雰囲気が作り込まれますよ。

デザインも豊富で、簡単に洋風な雰囲気を出すことができるので、ぜひ使用してみてくださいね。

プラスチック鉢は通気性に注意!デメリットを知って相性のいい植物を植えよう。

プラスチック鉢

プラスチックの植木鉢は、なんといっても軽くて持ち運びがしやすいのが一番のメリットです。色やデザインが豊富でおしゃれなものも、安価で手に入れることができます。

プラスチックの植木鉢は様々な植物に使用できますが、通気性のない素材なので注意が必要なポイントがいくつかあります。今回は、プラスチックの植木鉢で植物を栽培するポイントをご紹介します。

プラスチック植木鉢の特徴

プラスチックの植木鉢には通気性がないため、水を通したり側面から空気が入ることはありません。夏場に外気が高温になるため、鉢の温度が上がりやすく、高温で根が傷んでしまうこともあります。夏場の水やりや、置き場所には注意が必要です。

アスファルトの上に直置きすると、日光の照り返しによってさらにダメージが大きくなってしまいます。ラックやスタンドを利用して、地面の温度が直接伝わらないようにしましょう。

プラスチック植木鉢のメリット

プラスチックの植木鉢の最大のメリットは、なんといっても軽いことです。植木鉢は土を入れるので、どうしても重くなります。また、陶器の植木鉢は衝撃に弱いため落とすと簡単に割れてしまいます。プラスチックの植木鉢であれば簡単に壊れることはないことがメリットですね。

また、大きさや色も様々で価格も安いので、好みのデザインのものを探すことができます。高いところから吊るすハンギングなどにも使用しやすいと言えるでしょう。

プラスチックの植木鉢のデメリット

プラスチックの植木鉢のデメリットは、水はけが悪いことです。プラスチックの鉢は、底穴以外は完全にプラスチックで覆われてしまうため密閉状態となってしまいます。陶器や素焼きの鉢のように気功がないため、蒸れやすく土が乾きにくい一面があります。

湿気に弱い植物には向かないのと同時に、そのほかの植物でも根腐れしないように注意しなければいけません。

プラスチックの植木鉢に向いている植物

プラスチックの植木鉢は蒸れやすいですが、逆に保湿性が高いとも言えます。シダやランなど、多湿を好む植物には最適の鉢でしょう。

プラスチックの植木鉢でガーデニングを楽しもう

プラスチックの植木鉢で植物を育てる場合、加湿になっていないか注意しながら育てる必要があります。しかし、湿気を好む植物には最適の状態を作れます。

プラスチックの植木鉢は安価なので、自身で塗装するなどしておしゃれにリメイクすることもできます。市販のおしゃれな鉢を探す楽しみもあるでしょう。自分好みのプラスチック鉢で素敵な植物を育ててみてくださいね。

素焼き鉢は通気性がよく万能!植え付けにおすすめの植物は?

素焼き鉢

植木鉢には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。今回は、植木鉢の定番である素焼き鉢についてご紹介します。

素焼き鉢とは?

素焼き鉢とは、釉薬をかけずに700〜800度の高温で粘土を焼いて作られた植木鉢です。粘土を高温で焼いているため、多孔質であり、通気性、排水性に優れています。様々な植物と相性の良い植木鉢です。

「テラコッタ鉢」も素焼き鉢とよく似ていますが、テラコッタ鉢は外国から輸入されたもののことを指します。テラコッタ鉢は、生産国によって使われている材質が異なり、イタリア製のものは明るいオレンジ色をしていることが特徴です。テラコッタ鉢はどっしり大きく、表面に模様が浮かび上がるような装飾がされているものもあります。

素焼き鉢のメリット

素焼き鉢のメリットは、多孔質で通気性、透水性に優れていることです。鉢が空気を通すため、土が乾燥しやすく、根腐れを起こしにくいことが特徴です。また、鉢全体から水分が蒸発するので、気化熱で鉢内の土の温度が上がるのを抑えてくれます。

素焼き鉢のデメリット

素焼き鉢は粘土で作られているので重く、陶器のため割れたり欠けたりしやすいのがデメリットです。また、多孔質で通気性が良い反面、水分が蒸発しやすいことがデメリットになることもあります。

素焼き鉢は、空気を通すので土が乾きやすく、乾燥を好む植物には向いていますが、湿度が高い状態を好む植物にとっては水分が足りなくなってしまう可能性があるので注意しましょう。

また、多孔質で空気の通りやすいということは、気功から苔やカビの胞子、病原菌も出入りできるということです。長年使っていると苔むしたり、病原菌が穴から侵入するケースもあります。

病気になってしまった植物を育てていた素焼き鉢は、使いまわさずに処分するのが良いでしょう。苔が生えてもデメリットはありません。

素焼き鉢におすすめの植物

素焼き鉢は水を与えてもすぐに乾いてしまうくらい、通気性と排水性が良い鉢です。そのため、多湿に弱く、乾燥気味な環境を好む植物を育てるのに適しています。胡蝶蘭などの洋ラン類や山野草、高山植物の栽培には素焼き鉢がおすすめです。

また、サボテンや観葉植物など丈夫で乾燥した環境が好きな植物も、素焼き鉢に植え付けるとよく育ちますよ。

素焼き鉢にカビが生えてしまったら?

素焼き鉢自体が水分を吸収する性質であるので、高温多湿の状態が続くと表面にカビが生えてしまうことがあります。特に、屋内で観葉植物を素焼き鉢に植え付けると、水分をたくさん必要とする

素焼き鉢で様々な植物を育ててみよう

素焼き鉢は、植木鉢の中でも定番のものですね。多孔質で通気性が良いので、様々な植物を育てることができますよ。

気軽に手に入れることができるので、素焼き鉢を使ってガーデニングを楽しんでみてくださいね。

植木鉢の種類|基本の選び方や鉢と相性の良い植物は?

植木鉢

植物を迎え入れる時、最初に気になるのが植木鉢ではないでしょうか。園庭用品店やホームセンターにいくと様々な種類の鉢が販売されているので、どれを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

一口に鉢といっても、素焼きからプラスチック、金属製のものまで、材質によってそれぞれに特徴があります。見た目だけではなく、植物に合わせて選んであげることが大切ですよ。今回は、よく見かける植木鉢の種類とそれぞれの特徴をご紹介します。

植木鉢とは?

植木鉢とは、植物を育てるための容器の総称です。植木鉢には、観賞用の園芸植物を植えるための「観賞用」と、野菜などの作物の収穫を目的とした「栽培用」の2種類があります。「プランター」や「ポット」と呼ばれることもあります。

植木鉢の種類

プラスチック鉢

プラスチック鉢は、軽量で割れにくく、持ち運びしやすいのが大きな特徴です。様々な種類の植物に使うことができるので、色や形、サイズも豊富に揃っています。

素材がプラスチックなので、通気性や透水性はありません。乾燥や水切れを嫌う植物を育てるのにおすすめです。鉢内が高温になりやすいので、観葉植物など根が温かい状態を好む植物には向いていますが、夏場の管理には注意が必要です。

素焼き鉢

素焼き鉢は、粘土を高温で焼いた自然素材の陶器の鉢です。多孔質で、通気性、排水性に優れており、土が乾きやすいのが特徴です。鉢が空気を通し、余分な水分を排出するので、様々な植物を育てやすい鉢です。

陶器のため重く、衝撃に弱いため、丁寧に扱う必要があります。

テラコッタ鉢

テラコッタ鉢は素焼き鉢よりも高温で焼かれた鉢です。素焼き鉢には劣りますが、通気性・透水性がよく、どんな植物にも使えます。

テラコッタ鉢は海外から輸入した鉢が多く、模様が浮かび上がるような装飾が施されているデザイン性の高い鉢です。どっしり大きいテラコッタ鉢は存在感があるので、玄関や庭に置くとポイントになります。

化粧鉢

化粧鉢は、素焼き鉢に釉薬をかけ高温で焼いた鉢です。きれいな色と艶やかな表面の質感が特徴です。デザイン性に優れているため、インテリアとして楽しむのに適しています。

釉薬がかかっているので熱を通しにくいですが、通気性や透水性が劣ります。水はけの良い土を使用して調節したり、観葉植物などの生命力の強い植物に使用するのおすすめです。

木製鉢(ウッドコンテナ)

チーク材や木製のつるを編んで作られる木製の鉢は、通気性や透水性に加えて、保温性も高い容器です。木の質感が優しく、植物との相性がとても良い鉢です。

ただし、素材が木であるため、防腐剤を使っても腐りやすく壊れやすい一面があります。地面に直接おくと腐りやすいので、鉢台に乗せて使用し、時々鉢の状態を確認しましょう。

金属鉢

アルミやステンレス、ブリキなどで作られた金属製の鉢は、形が豊富でデザイン性が高いのが特徴です。インテリアとして植物を育てたり、観葉植物を植えるのによく使用されます。錆びてくればアンティークな雰囲気が生まれます。

通気性や透水性はないので、水はけの良い土を使用するか、鉢カバーとして使用するのもおすすめです。

用途に合わせた容器の種類

植木鉢の中でも、植物の用途に合わせて変わった形をしているものがあります。目的に合わせた容器をご紹介します。

ハンギング鉢

ハンギング鉢は、天井から吊り下げたり、壁に掛けるハンギング専用の植木鉢です。ハンギング鉢には、軽量で衝撃に強い素材が使われ、プラスチックやワイヤー製など様々なものがあります。ハンギング鉢は乾燥しやすい環境になるので、水切れしないように多めに水やりをしましょう。

スリット鉢

スリット鉢は、鉢底だけではなく側面まで深いスリットが入ったプラスチック製の鉢です。鉢の中で根が回りにくい仕組みになっており、自然環境に近い環境で真っ直ぐ下に根が伸びるようになっています。

スリットが大きく、通気性や水はけが非常に良くなるので、土が乾いていないかをこまめに確認して水切れしないように注意しましょう。

植物に合わせて、適した鉢を選ぼう

今回は、ガーデニングには欠かせない植木鉢のタイプについて解説しました。見た目もサイズも様々なタイプの鉢がありますが、育てる植物に合わせて適した鉢を選んでみてくださいね。

ニンニクの栄養|効果・効能や旬の時期、選び方や保存方法は?

ニンニク 収穫 干し方

食べると元気になり、栄養が多く含まれていそうなイメージのニンニクですが、実際にはどのような栄養が含まれているのでしょうか。

保存方法もまとめているのでニンニクが大量に余って困っている方もぜひ参考にしてみてください。

ニンニクはどんな野菜?

ニンニクはヒガンバナ科ネギ属の植物で、独特のニオイがするのが特徴です。スタミナ増進作用があるとされ、よく料理にも使われます。茎はニンニクの芽として食べられていて、炒めるとシャキシャキとした食感が楽しめるのが特徴です。

独特なニオイが肉の臭みを消すとされていて、さらに食用をそそるため香りづけにも使われます。韓国料理、中華料理、フランス料理、イタリア料理に使用される調味料でさまざまな料理に使われます。

ニンニクの栄養・成分

栄養

ニンニクにはアリシン、ビタミンB6、ビタミンB1、マンガンが含まれます。

アリシンはニンニクの独特な香りの原因となる成分です。

カロリー

ニンニク100gあたりのカロリーは136kcalです。

成分表

水分
63.9g
タンパク質
6.4g
脂質
0.9g
炭水化物
27.5g
飽和脂肪酸
0.13g
不飽和脂肪酸
0.32g
コレステロール
0
食物繊維
6.2g

ニンニクの効果・効能

免疫力アップ

ニンニクは免疫力アップによいとされています。ニンニクを食べることで体内の免疫システムが強化され、風邪を引きにくくなるなどメリットがあるとされています。

またニンニクは細菌や病原菌からも守ってくれるとされています。風邪が流行る時期によいでしょう。

心臓病のリスク軽減

ニンニクは心臓病にかかるリスクを軽減する効果があります。

疲労回復

アリシンがビタミンB1と結合することでアリチアミンという成分に変わり、疲労回復効果が期待できるとされています。疲れやすいと感じている方にはニンニクがおすすめです。

ニンニクの旬の時期や選び方

ニンニクはスーパーにはほぼ通年出回りますが、旬の時期は5月から7月となっています。

おいしいニンニクの選び方は、ふっくらと丸みのあるもの、ハリ・ツヤがあるものです。薄皮がついているものがあればそちらもよよいでしょう。

ニンニクは白いですが、色が均一なものを選びましょう。持ってみて重いものが中身がつまっているニンニクです。

ニンニクの保存方法

常温保存

ニンニクは常温保存ができます。薄皮がついている場合は、そのままにして湿気にさらさないよう風通しがよい場所で保存をしてください。

湿気がある場所だとカビることや、腐ってしまうことがあるため注意が必要です。ネットに入れて吊り下げるとよいでしょう。常温でも2週間から3週間ほど保存ができます。

冷蔵保存

ニンニクをすぐに使用しない場合は冷蔵庫に入れて保存をしてください。ニンニクを1つずつ新聞紙に包み、袋に入れます。冷蔵庫の野菜室やチルド室に入れて保管しましょう。冷蔵庫に入れるとだいたい1ヶ月半は日持ちします。

ニンニクはいろいろな食べ方や栄養が楽しめる

ニンニクは香りづけに使用すると食用も増すのでおすすめです。自宅で栽培してニンニクだけでなくニンニクの芽も一緒に料理して食べてみてくださいね。

ハイビスカスの寿命|地植えと鉢植えでは違う?延ばす方法は?

ハイビスカス

常夏のイメージが強いハイビスカスはお庭にお迎えしている方も多いかと思いますが、こちらはどれくらい寿命があるのでしょうか。このページではハイビスカスの寿命について解説しています。

ハイビスカスの寿命は何年か、寿命を延ばす方法はあるのか、翌シーズンも花を楽しむための方法について記載しました。ハイビスカスを育てている方はぜひご参照ください。

ハイビスカスの寿命はどれくらい?

ハイビスカスは植物のなかでは寿命が短いほうといわれています。

ハイビスカスを鉢植えで育てた場合は寿命が5年から7年ほどで、地植えでハイビスカスを育てる場合はだいたい10年ほどです。一般的には地植えのほうが寿命が長い傾向があるため、長く楽しみたい方は地植えがおすすめです。

この年数はあくまで一般的にいわれている寿命で、育て方によってはこの寿命よりも長くハイビスカスを栽培することもできるでしょう。反対に病気や害虫被害に遭うことで、ハイビスカスが早く寿命を迎えることにもなります。

また、ハイビスカスの1つ1つの花の寿命は短く、種類によっては1日しか持たないものもあります。

ハイビスカスは寿命を迎えるとどうなる?

ハイビスカスが寿命を迎えると、水やりをしても吸水しなくなり、枯れてしまいます。

ハイビスカスの寿命を延ばす方法はある?

ハイビスカスの寿命を延ばすには寿命を迎える前に枯らさないようにすること、健康に育てることが重要です。

まず鉢植えで育てている場合は、そのまま育てているとハイビスカスの根が伸びて鉢が窮屈になるため、植え替えをしてください。1~2年に1回の頻度で鉢をひとまわり大きなものに植え替えをすることで寿命を延ばすことができます。ハイビスカスの植え替えは、5月から6月の気温が穏やかな時期に植え替えをしましょう。

また生育期には肥料を与えてハイビスカスに栄養を与えてください。化成肥料を規定量よりやや多めに与えるのがおすすめです。夏の暑い時期は、液体肥料を与えると綺麗に花を咲かせてくれます。

また病気になるとハイビスカスの寿命が短くなるため、病気に注意して栽培をします。風通しをよくして湿気がこもらないようにしましょう。カビが付着するとハイビスカスが病気になって枯れることもあります。こまめに葉の表面や裏を見て病気の症状がないかチェックしてください。

害虫の被害に遭うことでハイビスカスが枯れることもあるので、こまめに虫がついていないかも確認しましょう。虫が発生しやすい時期は、薬剤を撒くことも効果的です。

ハイビスカスの次の花を咲かせるには?

ハイビスカスをまた次の年にも美しく咲かせるためには、冬越しが必要です。

夏のイメージが強いハイビスカスは、夏の暑さに強くて寒さに弱い植物です。10月下旬になると気温が下がるため、鉢ごと室内の明るい場所に移動をさせてください。

鉢を移動させられない場合は、軒下に移動をさせて雨にあたらないようにしましょう。

地域によっては屋外でも冬越しすることができますが、その場合でも寒い風があたらないように注意をしてください。

1日でも長くハイビスカスの花を楽しもう

夏のお庭を彩るハイビスカスは、ていねいに栽培をすると寿命を延ばすことができますが、反対に植え替えなど世話を怠ると寿命も短くなるため、こまめに世話をして長く楽しみましょう。