GreenSnap

植物の名前を調べるなら

アプリで聞いてみよう!

★★★★★
ダウンロード
無料

2022年 6月 の投稿一覧

デイジー(雛菊)の花言葉|花が咲く季節はいつ?種類・色によって意味が違う?

デイジー

馴染みのあるお花の代表デイジー(デージー)。

丸くふんわりした花姿がかわいらしい、デイジー。和名も雛菊(ひなぎく)と言い、名前からしてかわいらしいですよね。早ければ2月頃から咲き始め、開花期間が長く育てやすいのも、人気のポイントです。

この記事では、デイジーの色別の花言葉を中心に、特徴などもご紹介します。

デイジーの花言葉

デージー ピンク

デイジーの全般的な花言葉は「希望」「平和」「美人」「純潔」という意味です。悪い意味は全くありませんので、プレゼントに安心して送ることができますね。かわいらしい姿から、誰に贈っても喜ばれると思います。

それぞれの花言葉の由来について、詳しくご紹介します。

「希望」「平和」

デイジーには光が差すと開花する性質があることから、「希望」や「平和」の花言葉がついています。

また、デートするときにポケットに忍ばせておいて、枯れなければ恋が成就するという恋占いの風習を由来としている説もあります。

「美人」「純潔」

デイジーの学名は「Bellis」といいますが、これはラテン語の「bellus(美しい)」からきていて、これが「美人」という花言葉の由来となっています。

デイジー(雛菊)の花言葉には怖い意味があるって本当?

デージー 白

デイジーの花言葉には怖い意味があるとする説がありますが、実際には怖い意味はありません。

ただし、シェイクスピアの悲劇「ハムレット」にはデイジーが「欺瞞」「虚偽」「不実」の象徴として描かれていたり、その登場人物であるオフィーリアが川で溺れ死ぬ間際を描いた名画『オフィーリア』にはデージーが描かれています。

このことからデイジーには怖い意味、悲しい意味があるとされるようになりましたが、実際には怖い花言葉はありません。

デイジー(雛菊)の色別の花言葉

じつはデイジーには全般の花言葉の他にも、色別で異なる花言葉がついています。

どの花言葉もポジティブでプレゼントに贈るときに避けることはありませんが、より贈りたい人のイメージやシーンにあった花色を選んでみるのもいいかもしれませんね。

赤いデイジー
「無意識
白いデイジー
「無邪気」
ピンクのデイジー
「希望」
黄のデイジー
「ありのまま」
紫のデイジー
「元気」「健やかな」
青のデイジー
「幸福」「恵まれている」

デイジー(雛菊)の花が咲く季節

デイジーの花が咲く季節は早春から初夏にかけての2〜5月ごろです。

デイジーは暑さに強く、夏の到来前には枯れてしまいますが、春の花より一足早く咲くため、早春の時期から花壇を彩ってくれます。

デイジー(雛菊)の花の基本情報

デイジー 赤

デイジーはヨーロッパ原産の植物で、イタリアの国花としても知られています。日本ではヒナギクの名前でも有名です。

太陽の光を受けると花が開き、晴れない日や夜は花を閉じる性質を持っています。

一般的に園芸用主として栽培されているデイジーは、八重咲き・ポンポン咲きの園芸品種です。

これらのデイジーは、ホワイトを始めとしてピンクやレッド、サーモンカラーなどの色味を中心に流通しているデイジーの花の大きさは直径3〜8cmで、草丈は20cm程です。

花びらの形状によって、リグローサ種とフィストゥローサ種の2種に分けることができます。

  • グローサ種:花びらは舌状花という平たい形をしている。
  • フィストゥローサ種:花びらはくるっと筒状になっている。
科・属名
キク科ヒナギク属
分類・性質
秋まき一年草、多年草
原産地
ヨーロッパおよび地中海沿岸
学名
Bellis perennis
英語名
English daisy, Common daisy
別名
雛菊(ヒナギク)、延命菊(エンメイギク)、長命菊(チョウメイギク)
出回り期
9月~3月
開花時期
2月~5月
花色
白、黄、ピンク、紫、赤、オレンジ、青
誕生花
1月4日(白)、1月27日(紫)、2月15日、3月6日

デイジー(雛菊)の花の名前の由来

デイジーの名前は、「day’s eye」という言葉が語源とされています。日の眼という意味のこの言葉は、日光がさすと花を開き、黄色い花芯を見せる点や、夜や曇っている日には花を閉じる性質にちなんでいるといわれています。

日本では明治になってから伝来し、小さくて可愛い花をつける、菊によく似た花であったことからヒナギク(雛菊)と呼ばれるようになりました。

花の期間が長い品種であることから、エンメイギク(延命菊)やチョウメイギク(長命菊)、トキシラズ(時知らず)と呼ばれていることもあります。

デイジー(雛菊)の花の咲き方の種類

デージー

品種改良が進んでいる植物で、色や咲き方に様々なタイプがあります。
ここでは、咲き方の種類をご紹介します。

八重咲き

デイジーの中でも豪華な印象を与えます。花の少ない冬場の花壇にもおすすめです。

一輪咲き

春のイメージ、お花の典型的な姿で親しみがわきます。

ポンポン咲き

思わず手に取って触りたくなる、かわいらしい人気の花姿です。

丁子咲き

珍しい印象を与えます。キク科の植物ならではの咲き方ですね。

デイジー(雛菊)の人気の種類・品種

デイジーはキク科ベリス属の植物で、ヨーロッパや北アフリカ等の地域で10種発見されていますが、デイジー以外の品種はほぼ栽培されていないです。

とはいえ同じ科に属する近縁種は◯◯デージーと呼ばれることが多く、そのどれも初心者向けの植物で比較的育てやすいので、一緒に育てて花の違いを楽しむのも良いですよ。

なかには種類によって別の花言葉もついているので、関連記事もチェックしてみてくださいね。

シャスターデージー

ジャスターデージー

シャスターデイジーは日本のハマギクとフランスギクを交配した園芸品種で、5月中旬~7月に白い花を咲かせます。花の中央が黄色でコントラストが美しく、マーガレットにもよく似ています。

ブルーデージー

ブルーデージー

ブルーデージーは花姿が似ていて、単なる青いデイジーと思われがちですが、じつは属から異なるまったく別の種類の草花です。実際はフェリシア・アモエナなどがブルーデージーと呼ばれていますが、科は同じなので近縁種として親しまれています。3~5月、10~12月に開花します。

イングリッシュデージー

イングリッシュデージー

イングリッシュデージーはヨーロッパなどにみられる原種のデイジーのひとつです。一般的に園芸種として出回るデイジーよりも花がやや小ぶりですが、こぼれ種でどんどん増える強い性質をもっています。

ユリオプスデージー

ユリオプスデージー

ユリオプスデージーも属が異なる近縁種で、株元が木質化する低木のひとつです。黄色いデージーに思えるほど花姿が似ていますが、開花時期が11〜5月とユリオプスデージーのほうが早くから咲く違いがあります。

チロリアンデージー

チロリアンデイジー

一般にポンポン咲きのデイジーとして親しまれている品種のほとんどは、このチロリアンデージーです。ボリュームがあり花も大きめで花壇では存在感のある花姿が楽しめます。

デイジー(雛菊)の花や花言葉を贈ろう

初心者でも簡単に育てることが出来るデイジーは、春のお庭にピッタリです。前向きな花言葉が多いので安心してプレゼントすることが出来ます。

平和のシンボルとしても使われるデイジーを、是非一度プレゼントしてみませんか?

ジニア(百日草)の育て方|種まきの時期は?寄せ植えのコツは?冬越しもできる?

ジニア 百日草

ジニア(百日草)は、暑い時期でも花が咲き続けるほど丈夫で、花期が長く丈夫で育てやすいことから、ガーデニングで人気の植物です。さまざまな花色が楽しめることから、寄せ植えにもおすすめの花ですよ。

そんなジニア(百日草)の育て方をご紹介します。

百日草(ジニア)はどんな花?

ジニア 百日草 つぼみ

ジニアは、メキシコが原産のキク科ジニア属の花です。日本には江戸時代後期に伝わり、開花期が長いことから「長久草(ちょうきゅうそう)」と呼ばれて親しまれてきました。現在では、100日楽しめるほど長い期間花が咲き続けることが由来して、別名「百日草(ひゃくにちそう)」と呼ばれています。

また、ジニア(Zinnia)の学名は、18世紀に活躍したドイツ人医師、植物学者である「ヨハン・ゴットフリート・ツィン(Johann Gottfried Zinn)」の名前にちなんでいます。

ジニアは、品種改良によって様々な品種が生まれ、草丈や花びらの大きさ、そして咲き方や色など多種多様な品種があります。赤やピンク、黄色やオレンジなどのビビットな色はもちろん、複色などのシックな色味の品種も存在しています。

ジニア(百日草)を種まきから育てよう!

種まき時期

ジニアの種まきは、4月中旬~5月頃が最適の時期です。ジニアは種まきからでも簡単に育てることができます。

ただし、発芽温度は約20~25度ほどと高く、気温が低い場合は芽が出にくくなるので注意しましょう。発芽温度が適していれば、種まきから1週間ほどで芽が出ます。

ジニアは品種によって異なりますが、発芽率は90%くらいと言われています。古い種はそれよりも発芽率が下がるので注意しましょう。

no-img2
藤原 正昭
市販の種の裏に賞味期限みたいな書き方で記載されていたり、発芽率も記載されています。育てる前にチェックしてみてくださいね。

種まきの方法

ジニアの種は、他の植物と比べると大きめで種まきがしやすいことが特徴です。ジニアは、育苗ポットに種まきを行い、植え付け苗を育てていきましょう。

気温が安定した5月以降であれば、花壇やプランターの土に直播きして育てても良いでしょう。ただし、花が育つまでは花壇が寂しい状態になってしまうので、育苗してから植え付けするのがおすすめです。

  1. 育苗ポットに用土を入れる
  2. あらかじめたっぷりと水やりをして土を湿らせておく
  3. 指で5mmほどごく浅くくぼみをつけて、1粒ずつ種まきする
  4. 種の上に5mmほど、フルイなどを使いながら土をかぶせる
  5. 発芽するまでは、明るい日陰に置いて、土が乾きすぎないように水やりするか底面給水させる
  6. 発芽して本葉が2~3本程に増えたら、植え付け苗の完成

ジニア(百日草)の苗の植え方

苗を植える時期

ジニアの苗を植える時期は、4月下旬~7月、9月頃が適しています。購入した苗から育てる方は、葉色が濃く、病班などがない、葉と葉の間隔がつまっていて徒長していない苗を選びましょう。

ジニアは直根性といって、主に1本の太い根が株全体を支えています。本来は移植を嫌うので、苗を植えるときは根を傷つけないように作業しましょう。

プランター栽培の苗の植え方

プランター栽培のジニアは、市販の草花用培養土を用意しておきましょう。自分で配合する場合は[赤玉土小粒6:腐葉土3:バーミキュライト1]の割合で混ぜて、緩効性化成肥料を足しておきます。

  1. プランターに鉢底石を底面が見えなくなるまで敷き詰める
  2. プランターの3分の1ほど、草花用培養土を入れる
  3. ポットからジニアの苗を取り出し、根鉢(根とまわりの土)を少しほぐす
  4. 苗を土の上に置いて、根鉢の肩とプランターのふちから2〜3cm下の位置がそろうように、土の量を調整する
  5. 位置調整ができたら隙間に土を入れていき、プランターのふち下2〜3cmまで土をつめる
  6. 軽く手で土を固めて、たっぷりと水やりをして完了!

地植え栽培の植え方

花壇などに地植えしてジニアを育てる場合は、苗の植え付けの2週間前に土作りをしてから苗を植えましょう。苦土石灰と堆肥を準備しておいてください。

  1. 日当たりのいい場所を植え付け場所に選び、植え付け2週間前に苦土石灰を100~200g/㎡ほど、庭土に混ぜておく
  2. その1週間後、堆肥を2kg /㎡すきこんでおく
  3. さらに1週間後、土をならしたら、苗の根鉢の高さと同じ深さの植え穴を、20cm間隔でほっていく
  4. ポットからジニアの苗を取り出し、根鉢(根とまわりの土)を少しだけほぐす
  5. 植え穴に優しくいれて、隙間に土を入れて植えていく
  6. 軽く手で押さえ、たっぷり水やりをする

ジニア(百日草)の置き場所は?直射日光でも平気?

ジニア 百日草

ジニアは風通しと日当たりが良い場所で育てましょう。ジニアは直射日光に当たっても平気なほど日光を好みます。日光不足になると、途端に花つきが悪くなって生育が悪くなるので注意しましょう。

ただし、梅雨の時期はあまり雨に当たらせないほうがいいので、鉢植えなら軒下やベランダなど雨風が入らない場所に移動させましょう。

ジニアは長雨に当たると葉に泥がついて病気に罹りやすくなります。そのため、地植えなどの移動できない場合はマルチングを行うと良いでしょう。

ジニア(百日草)の水やり頻度は?

夏の水やり

ジニアは水をとても好みます。水切れしないためによくよく注意が必要です。特に夏は蒸発がはやいので、水切れが起こりやすくなります。水切れになると、葉っぱがしおれて花も小さくなります。

鉢植え、庭植えともに水はたっぷりあげて、乾燥しないようにしましょう。水やり頻度については朝夕2回程度が基本ですが、その日の土の乾き具合によって調節すると良いです。

全体的に水をかけるよりも、土が跳ねないように株元に水を与えましょう。そうすることで病気の予防にもなります。

冬の水やり

冬も夏と同じく乾燥させないようにします。ジニアは耐寒性がないため、寒さには弱いので注意しましょう。

ジニア(百日草)の肥料は?時期や与え方

ジニアの植え付けの際に、元肥として緩効性の肥料を混ぜておくといいでしょう。1週間から10日に1回の頻度で、液体肥料を与えます。

ジニアの花の開花期間は長いため、花を長い期間咲かせるためには、肥料を切らさないように追肥しましょう。本葉が5枚ほどになり、苗がある程度育ってきたら肥料を与え始める頃合いになります。

ジニア(百日草)の花が終わったら、花がら摘みと切り戻しを行おう

ジニア 枯れた花

ジニアの花が咲き終わったら、花がらはこまめに摘むようにしましょう。また、咲き終わった花を早めに摘み取ることで、次の花が咲く準備が出来ます。

また、ジニアの花付きをよくするためにも、梅雨や夏の時期に切り戻しをしてあげましょう。切り戻しでカットする位置は上から2節目の葉の上です。

リネアリスとプロフィージョンなどの品種は花がら摘みを行う必要はなく、切り戻すことで再び花を咲かせます。小さな手入れを心がけることで、より長く花が咲き続けますよ。

ジニアは別名百日草(ヒャクニチソウ)と呼ばれる一年草で、初夏から晩秋までの間に咲き続ける植物です。開花期間が長いので、ジニアと同じような開花時期に花を咲かせる植物と寄せ植えするのもおすすめです。今回はジニアの寄せ植えの作り方や相性のよい植物、寄せ植えの管理方法などをご紹介します。

ジニアで寄せ植えしてみよう!

ジニア 寄せ植え

ジニアと同じく夏の花の定番であるマリーゴールドを用いて、植木鉢やバスケットに寄せ植え際の作り方をご紹介します。土の作り方などは他の植物でも対応できる方法です。

ジニアの寄せ植えにおすすめの植物

ジニアの寄せ植えで相性のよい植物は、下記の4つのポイントです。色や品種の異なるジニア同士の寄せ植えもおすすめですし、いろんな草花と組み合わせてみましょう。

  • 開花時期が重なるもの
  • 日当たりを好むこと
  • 病害虫の発生が少ないもの、
  • 花の咲き方や付き方、花色が異なるもの

寄せ植えにおすすめの草花をいくつかご紹介します。

センニチコウ

ジニアをメインとする場合、ジニアよりも花が小さいセンニチコウはバランスが取りやすいです。メインのジニアをピンクやオレンジの鮮やかなカラーにするならば、それを引き立たせるために、少しくすんだ色合いのセンニチコウを選ぶとよいでしょう。

ペチュニア

ペチュニアは暑さに強く、日当たりにも比較的強い草花です。開花時期も5〜9月ごろでジニアと近いので、一緒に寄せ植えをすれば長期間楽しめますよ。

ペチュニアもかなり花色が豊富なので、ジニアの色合いと合わせてチョイスしましょう。

その他におすすめの草花

ジニアと寄せ植えするとおすすめな植物として、葉ものとしても便利なつる性のハゴロモジャスミンや、病害虫が少なく星形とラッパ型の小花が寄り集まるように咲くペンタスなどがあげられます。

また開花時期が比較的長いジニアには、鮮やかな緑を長く楽しませるコキア、常緑のセダムなども用いるとナチュラルでシックな仕上がりになるでしょう。

ジニアの寄せ植えのポイントは?

植え付け前に配置を考える際に、正面から見て逆三角形になるように配置するときれいにまとまります。

また、手前に低い株、奥に背の高い株を配置するとバランスがよくなります。また植え付け場所はできるだけ中心をあけて、配置し、風通しを良くします。根鉢を崩さなくても無理なく入る株数を植え付けるようにしましょう。

ジニア(百日草)の増やし方

ジニア 百日草

ジニアは、種まきや挿し木(挿し芽)で増やすことができます。

種は花がらから採取し、封筒などに入れて冷蔵庫で保管しておきます。春過ぎの十分に暖かくなった時期に、先に紹介した方法で種まきしましょう。

さし芽の場合は、ジニア茎を切り戻して切り落とした枝を水に約30分浸し、その後土に挿します。1か月から1か月半程度で根が生えてくるので、その期間は半日陰にて管理するようにしましょう。また、土を乾かさないために定期的に水やりをしましょう。

ジニア(百日草)の育て方で注意すべき病気・害虫

ジニアがかかりやすい病気は、うどんこ病や斑点細菌病、灰色かび病などです。

マルチングをしておかないと、雨で跳ねた泥の中にいる細菌がジニアにつき、そこから発病する確率が高くなります。予防しておけば発症率は下がるので、水やりの仕方や雨には気をつけましょう。病気に侵された株は早めに処分します。

また、風通しをよくして、株の蒸れを防ぐと病気にかかりにくくなります。ジニアの中でも、リネアリス(ホソバジニア)とよばれる系統はうどんこ病の耐性があるためかかりにくいです。

ジニアにつきやすい害虫は、高温期に多いアブラムシやハダニです。殺虫剤を散布して駆除しましょう。

ジニア(百日草)は冬越しできる?

ジニアは一年草のため、基本的に冬越しはできません。とはいえ、環境によっては11月上旬まで咲くことがあるので、晩秋まで楽しめます。

鉢植えの場合は、室内に取り込めば冬越しできる可能性もありますが、一年草の性質上、あまり繰り返し咲く体力をためておけないので、翌シーズンの花は少ないか咲かない可能性もあります。

自然の摂理にまかせて、無理に冬越しさせないほうがいいでしょう。

ジニア(百日草)の育て方は簡単!初心者におすすめの花

ジニアは、一重咲きや八重咲き、絞り咲きなど、さまざまな咲き方があり、花色にもたくさんの種類があります。初夏から秋まで長い期間可愛らしい花を咲かせて楽しませてくれるので、暑い夏の時期にぴったりのお花です。

初心者の方でも育てやすい花なので、ぜひ庭先や花壇で育ててみてくださいね。

菊(キク)の花言葉|怖いって本当?色別の意味や見頃の時期は?

菊 白

秋の花の代表の一つである菊は、古くから日本とゆかりのある花です。種類が多く様々な姿の菊を楽しむことができる魅力があり、開花時期も長いことから人気が高いです。

今回は、菊の花言葉や種類、見頃の時期や特徴を紹介していきます。

菊(キク)の花言葉

菊 赤

Photo by atsumiさん@GreenSnap

キクの主な花言葉には、「高貴」や「高尚」といったものがあります。

キクは気品のある美しい花を咲かせることで古くから親しまれており、天皇家の家紋としても使われていることから、この意味が付けられました。

色別の菊(キク)の花言葉

キクの花言葉を色別で見てみると、恋愛に関する花言葉が多くあることがわかります。

赤いキクの花言葉

菊 赤

Photo by ハギコさん@GreenSnap

赤いキクの花言葉は、「あなたを愛します」や「愛情」を意味しています。

黄色のキクの花言葉

菊 黄色

Photo by crystalさん@GreenSnap

黄色のキクの花言葉は、「破れた恋」を意味しています。

白いキクの花言葉

菊 白

Photo by mnsmamaさん@GreenSnap

白いキクの花言葉は、「真実」や「誠実」を意味しています。

紫のキクの花言葉

菊 紫

Photo by ゆゆさん@GreenSnap

紫のキクの花言葉は、「恋の勝利」や「夢が叶う」を意味しています。

ピンクのキクの花言葉

菊 ピンク

Photo by ちえさん@GreenSnap

ピンクのキクの花言葉は、「甘い夢」を意味しています。

緑のキクの花言葉

菊 緑

Photo by まきたむさん@GreenSnap

緑のキクの花言葉は、特に定められていないようです。

オレンジのキクの花言葉

オレンジのキクの花言葉も、特に定められていないようです。

菊(キク)の花言葉は怖い意味を持つ?

キクの花言葉は怖いというイメージを持つ方の多いようですが、実際にはそのようなことはありません。おそらくお葬式や仏壇にキクの花が供えられていることが由来していると考えられます。

ただし、キクの花はお祝いの席でも用いられる縁起の良い花であり、怖い意味の花言葉も持たないので、贈り物にもぴったりです。

菊(キク)の花の基本情報

学名
Chrysanthemum
科・属
キク科・キク属
原産国
北半球各地
別名
家菊(イエギク)

菊(キク)の花の特徴

菊 アレンジメント

Photo by モンモンモンチさん@GreenSnap

キクの種類は多いため、花の大きさや形も品種によってそれぞれ特徴が分かれます。花の大きさは小菊と呼ばれる花径9cm未満のものから、大輪の大菊と呼ばれるものでは20cm以上にもなります。

多くは放射状に花を咲かせ、天皇家の家紋にもなっている菊花紋章の形は、一文字と呼ばれる一重咲きの和菊がモデルとなっています。

そのほかの和菊では、美濃菊のように蓮の形に似た八重咲きの花を咲かせるものなどがあります。

また、開花時期の多くは秋頃ですが、江戸菊のように季節外れに咲くものもあり、狂い菊と呼ばれます。

洋菊と呼ばれるヨーロッパや欧米で品種改良が行われたキクは、1つの茎に多くの花をつけるのが特徴的です。花の形にも一重咲きや八重咲き、クッションマムのようにドーム状に花が膨らんで咲くものなどがあります。

菊(キク)の花の由来

キクの花は和歌でも多く詠まれるなど、主に貴族など身分の高い人の間で観賞用として栽培されていましたが、江戸時代頃には庶民の間でも観賞用として品種改良が行われ、広く栽培されるようになりました。

気高く美しい花を咲かせるキクは、海外でも注目を集め、ヨーロッパや欧米を中心として独自に品種改良が加えられました。

こうしたキクは洋菊と呼ばれ、スプレーマムなど豊富の色を咲かせる品種がつくられるようになりました。

また、キクは観賞用だけではなく、長寿の花として食用で使われる文化もあります。古代の中国でも薬用として使用され、日本では江戸時代頃に延命楽や阿房宮といった品種が食用菊として栽培されるようになりました。

菊(キク)の花の見頃の時期

菊 白

Photo by たかさん@GreenSnap

キクは種類によっても見頃の時期が異なりますが、一番多く栽培されている秋菊は10月から11月が見頃とされています。夏菊は6月から7月、冬菊は12月から1月が見頃となっています。

菊(キク)の種類、品種

キクは原産地である中国から平安時代頃に日本へ伝わり、江戸時代頃には庶民の間でも普及し、品種改良が多く進められました。

日本で独自に発展した種類を「和菊」と呼び、その中でも江戸時代頃につくられたものが「古典菊」とされています。

日本以外のヨーロッパや欧米で発展した品種は、和菊ではなく洋菊と呼ばれており、代表的なものとしてはスプレーマムやポットマムなどがあります。

サイズは小〜中菊のものが多く、花の色が豊富なのが特徴で、現在は日本でも鉢植えなどで多く育てられています。

菊(キク)の花は、さまざまな種類を楽しめる!

これまで紹介してきた通り、菊はとても多くの種類があります。それぞれ大きさや色、見頃の時期まで違うので自分が楽しみたい時期の菊を育てたり、飾ってみると良さそうですね。

菊は古くから日本と馴染みの深い花ですが、海外でも人気があり、スプレーマムなどが日本にも渡ってきて人気がありますよね。

みなさんもお気に入りの菊を楽しんでみましょう!

桔梗(キキョウ)の育て方|球根の植え替え、種まきの時期や方法は?

桔梗の花

キキョウ(桔梗)はキキョウ科に属する植物で、日本をはじめとする東アジアに広く分布しています。秋の七草に一つでもあり、日本人には馴染みのある野草です。しかし、近年では数が減っており、絶滅危惧種に指定されている草花でもあります。

今回は古くから愛される美しい花、キキョウの育て方についてご紹介します。

桔梗(キキョウ)の育て方のポイント

桔梗 日向

Photo by しろくま92さん@GreenSnap

キキョウの育て方のポイントは、乾燥や水切れに注意することです。日光を好む一方で、とてもに乾燥に弱いので、土の表面をマルチングして保湿したり、夏は頻繁な水やりが必要になります。

マルチングの資材は腐葉土が最適です。夏は蒸れやすくなるので、そのまま土にすきこんで、一旦マルチングをはずしてあげるといいですよ。

桔梗(キキョウ)を植える場所・置き場所

キキョウは日光を好む植物なので、日当たりのいい場所に植えたり、鉢植えを置いてください。光が不足しがちな室内などでは、光合成が上手くできないのでよく育ちません。

ただし、あまり強すぎる光が当たると葉焼けを起こして弱ってしまい、最悪の場合枯れてしまうことがあるため、西日などには直接当てないようにして管理します。

また、夏は暑すぎて弱ることがあるので、遮光をするか、鉢植えなら明るい日陰に移動して管理しましょう。

桔梗(キキョウ)の水やり

桔梗 つぼみ

Photo by 天野たくさん@GreenSnap

キキョウの水やりは、鉢植えなら表土が乾いていたら、たっぷりと水やりをするのが基本です。キキョウは水分を好むので吸い込みも早く、とくに夏は水切れしやすいので、朝夕に表土のチェックをしましょう。

地植えにしたキキョウは、雨の水分で十分育ちますが、夏場に晴天が続いて元気がなくしおれているようなら、水やりをしてください。

桔梗(キキョウ)の肥料・追肥

キキョウの肥料は、まず元肥として球根を植える際に、緩効性の草花用肥料を混ぜ込んでおきましょう。追肥はつぼみができ始めた頃から、花が枯れるまでの間、2〜3週間に一度ぐらいの頻度で液肥を与えます。

キキョウはあまりにも肥料が少なすぎると、花が小さくなってしまう場合がありますが、基本的に野草ですので、それほど神経質になる必要はありません。逆に、肥料をしっかり与えて育てても枯れることはありません。

キキョウは肥料を与えて育てると、大きな花を咲かせて茎が太くなり、野生のキキョウのイメージとは異なった、力強い印象の姿に育ちます。野生のキキョウに見られるような繊細な風情がなくなってしまうので、お好みで様子を見ながら調整して与えてください。

桔梗(キキョウ)の花が終わったら?

キキョウは初夏から秋頃まで長期間にわたって花が咲きますが、花が終わったら花がら摘みをします。

花がら摘みは剪定のひとつで、やり方はキキョウの花がついている茎を半分の高さのところで切るだけです。

このとき、葉が生えている茎の分岐点の1cm上の部分で切っておくと、切り口の下の葉(わき芽)が伸びて、秋により咲いてくれるようになります。

桔梗(キキョウ)の冬越し

キキョウは多年草ですが、寒さには弱いため、冬になると地上部がすべて枯れてしまいます。

ただし地下の球根や根は生きているので、しっかりと土の保温保湿をしていれば、春になると芽吹いてきます。

まず冬になったら、キキョウの根が眠る場所に5cm以上腐葉土を積み重ねてマルチングして土を保温しましょう。土が深くまで乾ききっていたら暖かい日中に水やりをして、乾燥させすぎないように管理します。

初夏ごろに腐葉土のマルチングは土にすきこんであげるといいです。

桔梗(キキョウ)の植え替え

桔梗 地植え 花後

桔梗(キキョウ)は植えっぱなしではダメ?

キキョウは球根植物ですが、もともと同じアジア圏の中国から渡来してきた植物なので、日本でも地植えであれば植えっぱなしにして育ちます。

ただし、鉢植えの場合は植えっぱなしで育てると、球根が増えて根詰まりを起こすので、2〜3年に1回の頻度で植え替えが必要です。

植え替え時期

キキョウの植え替えの時期は、冬越しをして暖かくなった3〜4月の春頃です。芽出しする前に土に植え付けてあげましょう。

植え替えの頻度は目安です。株の状態を見て、鉢から根がはみ出しているような場合や、鉢に対して明らかに植物が大きくなりすぎているときは植え替えをしましょう。

植え替えの手順

  1. 市販の草花用培養土、鉢底ネット、鉢底石、深さ30cm以上の一回り大きい鉢を用意する。
  2. 新しい鉢に鉢底ネット、鉢底石をしきつめ、培養土を鉢の深さに対して3分の2ほどいれる。
  3. 元の鉢から優しく球根を掘り出し、よく増えているなら分球しておく。
  4. 球根の頭がぎりぎり地表に出る程度に、隙間を土で埋めていく。
  5. たっぷり水やりをする。

ほぼ同じ方法で苗を植えることもできます。苗を植えるときは、地植えなら株間30cm、鉢植えなら5号鉢に1〜2苗を目安に植えます。

根がぎっしり回って白っぽくなってるときは、十字に切れ込みをいれて、根を広げるようにして植えるといいです。

桔梗(キキョウ)を種まきから育てるには?

キキョウの種まきは3〜4月に行いましょう。早ければその年の秋に花を咲かせますが、翌年の体力づくりのためにも、種まきした年は花を咲かせずに、つぼみの段階で取ってしまいましょう。

  1. 育苗箱に種まき用の培養土をすりきりいっぱい入れる。
  2. 水やりをして土を湿らせておく。
  3. 小指でごく浅くくぼみをつける。
  4. キキョウの種を一粒ずつくぼみにいれる。
  5. フルイなどで上から薄く土を被せる。
  6. 霧吹きで表面の土を十分に湿らせる。
  7. その後は乾燥させないように保湿を心がけ、明るい日陰で管理する。
  8. 発芽が出そろう20日後ごろに、3号ポットに移植する。
  9. 5月ごろに植えつけする。

桔梗(キキョウ)の増やし方

桔梗の花 白 紫

Photo by 化け猫さん@GreenSnap

キキョウの増やし方としては、種まきのほかにも株分け、挿し芽の3つの方法があります。

株分け(分球)

株分けは気温が下がって地上の葉や茎がすべて枯れてから行います。根を新芽が付いている部分を含めて切り離し、植え付けます。

挿し芽

挿し芽は初夏の頃、茎を切り離し、すこし水に浸した後で土に挿します。早ければ1ヶ月ほどで根が出てきます。

桔梗(キキョウ)の育て方で注意すべき病気・害虫

キキョウは基本的に丈夫な植物であるため、育てていて病気が発生することはあまりないです。

害虫に関しては、ほかの植物同様、ハダニやアブラムシが発生します。気温が高く、乾燥した環境下で発生しやすく、葉の裏に付くことが多いため、注意が必要です。

キキョウにとって一番被害が多い害虫がセンチュウです。センチュウは土の中で暮らしているナメクジのような形をした害虫で、小さすぎてほとんど肉眼では見えません。

センチュウは成長を止めたり、根の中に入り込み栄養分を奪い取ったりされるため、根がコブ状に膨れ上がります。もしコブが見つかった場合は、ほかの株に寄生が拡大するのを防ぐため、株ごと捨ててしまった方が無難です。

桔梗(キキョウ)の育て方は意外と簡単!

日本人に広く親しまれているキキョウですが、花が長く楽しめて育てるのもそれほど難しくありません。

もしキキョウに興味を持たれた方は、是非育ててみてください。

千両(センリョウ)の花言葉|由来や種類、万両との違い

千両 赤い実

お正月などによく見かけることのある千両は、古くから縁起物として愛されてきました。

万両と似て、赤い実をつけ庭木の定番となっていますね。

今回は、千両の花言葉や種類、万両との違いを紹介していきます。

千両(センリョウ)の花言葉

千両 赤い実

千両の花言葉は「利益」「富」「財産」「裕福」「恵まれた才能」です。

たくさんの実をつける千両は、豊かなイメージを持たせることから、「利益」や「富」などの花言葉がつけられました。

千両(センリョウ)の花の基本情報

学名
Sarcandra glabra
Chloranthus glaber
科・属
センリョウ科・センリョウ属
原産国
日本~中国、マレーシアなど東アジア
別名
仙寥花(センリョウカ)

千両は10月から2月につける赤い実を楽しみます。東アジアの熱帯地方に分布しますが、日本でも庭木としてよく見かけますよね。

初夏から秋にかけてい緑色の花を咲かせますが、花びらはなくあまり目立つことはありません。

千両(センリョウ)の種類

千両 赤い実 黄色い実

日本では江戸時代初期から栽培されていた千両は、品種改良が難しく、主に流通しているのは赤い実と黄色い実になります。

名前に「センリョウ」と入る仲間もいくつか存在しますが、いくつか種類を紹介していきます。

ムラサキセンリョウ

「紫葉千両」などともよばれる品種で、赤い実をつけます。リーフプランツとしておすすめです。

シロミノセンリョウ

千両の中では珍しく、白色の実をつける品種で、その珍しさから入手がとても難しくなっています。

斑入りセンリョウ

葉に白やクリーム色の斑が入る希少な品種で、人気が高いため、流通が少なくなっています。

ヒトリシズカ

千両の近縁種の一つで、日本各地の林で自生しています。

千両(センリョウ)と万両の違い

千両と万両はよく似ている植物で、特徴をよく掴んでいなければ間違えやすいですよね。違いをいくつか紹介していきます。

千両の特徴

千両 赤い実 フェンス

  • 樹高50cm〜80cm
  • 葉の上に実がつく
  • 左右対称に葉がつく
  • 万両より実が少ない

万両の特徴

万両 赤い実

  • 樹高100cm以上
  • 葉の下に実をつける
  • 互い違いの葉をつける
  • 多くの実をつける

千両(センリョウ)は縁起物

千両、万両はともにきれいな赤い実をつけ縁起物として日本人に愛されてきました。風水でも実が赤いものを東に植えると家が栄えるといわれているそうです。

鉢植え、地植えのどちらでも楽しめる千両を東に植えて、育ててみませんか?

サボテンの育て方|初心者のための基本!室内で育てるコツは?肥料は必要?

サボテン

サボテンはあまり水やりをせずとも育つ、手入れのいらない植物というイメージがあるかもしれませんが、じつは違います。

サボテンも生き物なので、ほかの草花と同じように水やりも肥料も植え替えも必要です。ただし、その頻度は季節によって異なるのです。

今回は初心者に覚えていただきたい、サボテンの育て方の基本をご紹介します。

サボテンの育て方は季節によって変えよう!

サボテン バニーカクタス

サボテンの育て方は、生育期と休眠期に合わせたお手入れが大切です。

多くのサボテンは春〜秋(20〜30℃の時期)によく成長する生育期を迎え、真夏と冬には休眠期を迎えます。日当たりいい場所に置いて、生育期には水やりや肥料を定期的に与え、休眠期はストップするのが基本的な育て方です。

休眠期中に水やりや肥料をやりすぎると、枯れるので気をつけましょう。

サボテンの育て方:置き場所

サボテン

サボテンには日当たりと風通しのよい場所におきましょう。日当たりがよければ室内でも屋外でも育てられます。

サボテンの種類の中には、日本の真冬の寒さに耐えられる品種もありますが、基本的には鉢に植えて季節によって場所を移動して管理しましょう。

春と秋の置き場所

春と秋はサボテンにとって生育期であり過ごしやすい時期です。屋外の日当たりの良い場所に置くか、室内のガラス越しの日光にあてて育てましょう。

夏の置き場所

夏はとくにサボテンの置き場所に気を遣いましょう。日当たりは大切ですが、葉焼けしないよう直射日光は避けてください。

先述した通り、サボテンは日本の熱帯夜が苦手なので、屋外に置いていた場合は夜間だけ室内に取り込むことをおすすめします。

また、可能な限り除湿に努めてください。

冬の置き場所

サボテンは冬の気温5℃以下のような寒さのときは室内のガラス越しの日光が当たる場所で育てましょう。

とはいえ、夜間に暖房が切れるような室内の窓際は、外気とほぼ同じ温度になるので、窓から離れた場所に置くようにしてください。

no-img2
三上真史

サボテンが元気ない場合、多くは日光不足が原因です。本来は外で日をさんさんに浴びて生きる植物ですから、置き場所の基本は屋外で、鑑賞したい時に室内へいれるようにしましょう。

室内でもいつも楽しみたい方は2つ以上育てて、1週間ごとに外と室内でローテーションするのがオススメです。

サボテンの育て方:水やり

サボテンの水やりは、基本的には土が乾いたらたっぷりと与えてください。

ただし、季節によって水やりの頻度は変わります。生育期は土が乾いたら、反対に、休眠期は断水気味で育てましょう。

季節ごとの正しい水やりはこちらの記事で詳しくご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

サボテンの育て方:肥料・追肥

サボテン 花

肥料を与える時期

サボテンに肥料を与える時期は、真夏と冬を避け、生育期である4〜7月、9〜10月に追肥します。

とはいえ、サボテンは基本的にとても丈夫な植物なので、状態によっては肥料を必要としない場合があります。元気がなさそう、生育期なのに大きく伸びないと感じたら、肥料を与えるくらいでもかまいません。

サボテンに肥料を与えすぎると、栄養分を過剰に摂取してしまい逆に弱ってしまうこともあるので気をつけましょう。

なお、追肥に加えて、1〜2年に1回するべき植え替えのときに、元肥として肥料を与えます。

与える肥料の種類

サボテンに与えるといい肥料は緩効性化成肥料です。とくに葉茎と根を丈夫にする窒素分とカリが多く配合された肥料を使うといいでしょう。

市販には、サボテン・多肉植物用の化成肥料があるので、そちらがおすすめです。錠剤タイプのものが使いやすいです。

肥料の与え方

サボテンに肥料を与えるときは、基本的に製品の規定量よりも少なめに与えます。

緩効性化成肥料の多くは2ヶ月ほど効果が持続するので、生育期間中2ヶ月に1回の頻度で与えるようにしましょう。

もし製品が半年ほど効果が持続するものであれば、春に1回追肥するだけでいいです。製品の効果持続期間に合わせて頻度を変えましょう。

錠剤タイプであれば、土の上において水やりのときに溶け出すようにします。

サボテンを元気に美しく育てるための手入れ

サボテン 植え替え

植え付け・植え替え

サボテンには1〜2年に1回の定期的な植え替えが必要です。また、サボテンの苗(柔らかいポットに入っている状態)を入手した場合は、そのままの状態では育てられないので、鉢に植え付けする必要があります。

サボテンの植え付け・植え替えをする時期は、3〜4月が適期となります。

サボテンを植え替えするときは、一回り大きい鉢のほか、市販の多肉植物用培養土やサボテン用培養を用意しましょう。草花用や観葉植物用だと、乾燥を好むサボテンには適さないので枯れることがあります。

植え替え直後のサボテンは、傷ついている状態なので、植え替えから1〜2周間は水やりしない、直射日光に当てないようにしましょう。

仕立て直し

サボテンを育てていると、ひょろひょろと細長く伸びてしまう徒長状態になったり、根本に小さな子株がたくさんできる子吹き状態になることがあります。

もともとの状態でサボテンを育てたいときは、剪定や株分けなどの仕立て直しが必要です。剪定や株分けはサボテンにとって刺激となるので、生育期の時期に行うのが基本です。

剪定や株分けで切り取ったサボテンは、挿し木で増やすこともできるので挑戦してみても楽しいですよ。

詳しいやり方はこちらの記事を参考にしてください。

サボテンの育て方でよくある質問

サボテン 根腐れ シワシワ

サボテンが黄色い、ぶよぶよしている

サボテンが黄色く変色していたり、胴の部分がぶよぶよしている、ふにゃふにゃしている場合は、完全に根腐れを起こしています。

根腐れとは、サボテンの根がうまく水分や栄養を吸収できずに腐ってしまっている状態で、水やりのしすぎや肥料のやりすぎ、植え替えを長年していない状況のときに起こります。

ただし、場合によってはサボテンが根腐れしていても復活できることもあるので、諦めないでください。詳しい復活方法やお手入れは、こちらの記事を参考にしてみてくださいね。

サボテンに花は咲く?咲いたらどうする?

サボテンは花を咲かせる品種と、咲かない品種が存在します。花を咲かせる品種は、まるで株から顔を出しているかのように、きれいな花を咲かせます。

色鮮やかでかわいらしい限りですが、厳しい環境下で子孫を残すためにサボテンが編み出した手段なので、長期間咲かせておくとそのまま元株は枯れることがあります。できれば花芽の段階で早めに摘み取るか、花が咲いたら早めに摘み取りましょう。

サボテンが白くなるのはなぜ?

サボテンの表面が白くなったり、トゲ以外に白い粉や粒のようなものが付着していたら、病害虫が発生しています。

白い粉がかかっているように見える場合は「うどんこ病」にかかっており、殺菌スプレーなどで防除する必要があります。

白い粒のようなものが付着している場合は「カイガラムシ」が発生している可能性があります。歯ブラシなどでこそげ落としてから、防虫スプレーなどを活用しましょう。

いずれの場合も、サボテンが多湿状態になっていたり、日当たり不足の場合に発生しやすくなります。日当たりと風通しの良い場所において、水やりを減らしたり、土の状態を見直して対処しましょう。

サボテンは種まきから増やせる?

サボテンの発芽温度は20〜25℃なので、20℃以上の気温が多い3〜10月に種まきするとよいでしょう。

  1. 浅い平鉢の底に軽石を入れ、川砂や赤玉土(小粒)など清潔な土を入れる
  2. 重ならないように種をまく
  3. 土を被せずに、水を張った容器の中に鉢を置く
  4. 鉢にラップをかぶせて密閉し、半日陰で管理する
  5. 発芽したら、3〜4日かけて徐々にラップを外す
  6. 3ヶ月ほどすれば、十分にサボテンが育つので、新たな鉢に植え替える

サボテンの寿命はどのくらい?

サボテンの寿命は鉢植えで育てる場合、10〜25年程度と言われています。とはいえ、環境によってはもっと短くも長くもなるので、手入れ次第なところが大きいです。

自生地のアフリカや砂漠に生えているサボテンの中には、樹齢100年を越す個体もいるそうなので、サボテンの本来の寿命は人間よりもはるかに長いと言えます。

サボテンの育て方を覚えて室内でも元気に育てよう!

サボテン

サボテンは一般的に育てやすいといわれますが、デリケートな一面も併せ持っているので、要点を抑えて栽培することが重要です。

とはいえ、一度慣れてしまえば簡単に育てられるので、自分にあう素敵なサボテンを見つけてみるのも面白いかもしれませんね。

桔梗(キキョウ)の花言葉|色別の意味や怖い由来とは?

桔梗 花

古くから日本人に愛されてきた桔梗(キキョウ)の花。多くの武士の家紋に使われていたり、秋の七草にも入っていたりと歴史ある植物です。今回は、そんな桔梗の花言葉の意味を色別にご紹介するほか、由来や怖いとされる理由、種類・品種などについてもご紹介していきます。

桔梗(キキョウ)の花言葉

桔梗 花

Photo by 化け猫さん@GreenSnap

「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」

桔梗の花言葉は、「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」です。この花言葉は、悲しい物語が由来となっているそうです。

あるところに、戦に出た夫を10年間待ち続けた若い娘がいました。夫が戦から帰ってくる日に妻が他の男性と宴の準備をしていたところを目撃した夫は、妻が別の男と結婚したと勘違いしてしまいます。

その後、ツナは身の潔白を証明するために自ら命を断ってしまいました。自らの過ちに気がついた夫も、妻の後を追って命を断ちました。そうして、悲しくもふたりの命は永遠となってしまいました。また、紫は古来より高貴な色とされているので、そこから「気品」という花言葉がつけられたとされています。

色別の桔梗(キキョウ)の花言葉

桔梗には、白、紫、ピンクの花色があり、それぞれの花色ごとに花言葉が異なります。花言葉は下の表の通りです。

「清楚」「従順」
「永遠の愛」「変わらぬ愛」「気品」「誠実」
ピンク
「幸薄」

英語での桔梗(キキョウ)の花言葉は?

英語での桔梗の花言葉は「endless love(永遠の愛)」「honesty(正直者、誠実な人)」「the return of a friend is desired(友人の帰りを願う)」「obedience(従順)」です。

桔梗(キキョウ)の花言葉は怖いの?

桔梗 花 白

Photo by 化け猫さん@GreenSnap

桔梗の花言葉は、ピンク色以外は全体的にポジティブです。ピンクの桔梗には「幸薄」という花言葉がつけられているので、贈り物しないように気をつけましょう。

紫と白の桔梗には怖い意味はありませんが、紫の桔梗の花言葉の由来となった、戦に出た夫を一生待ち続けた若い娘が、最終的に亡くなってしまうという物語から、桔梗は怖いというイメージがついてしまったと考えられます。

桔梗(キキョウ)の名前の由来は?

桔梗は中国などで漢方の原材料である生薬として使用されています。その生薬の名前である「キチコウ」が変化し、「キキョウ」と呼ばれるようになったとされています。

桔梗(キキョウ)はいつの誕生花?

桔梗は、10月31日の誕生花とされています。

桔梗(キキョウ)とはどんな花?花の季節は?

桔梗 鉢植え

Photo by カリエさん@GreenSnap

桔梗は古くから日本人に愛されてきた花で、明智光秀や坂本龍馬などの武士の家紋に使われています。上から見た姿が陰陽道の五芒星に似ていることから、平安時代に活躍した陰陽師である安倍晴明も紋として用い、自宅の庭にたくさんのキキョウを植えて育てていたといわれています。

また、古くから漢方としても利用されており、秋の七草にも入っている歴史のある花です。野生の桔梗は絶滅危惧種に指定されており、とても貴重な植物です。

桔梗は6月〜9月の初夏から秋の季節に花を咲かせます。開花は6〜7月が最盛期です。

科・属名
キキョウ科・キキョウ属
分類・性質
耐寒性・多年草
原産地
日本、朝鮮半島、中国
学名
Platycodon grandiflorus
英語名
Balloon flower
別名
ムラサキバナ(紫花)、オカトトキ(岡止々岐)
出回り期
6月~7月頃
開花時期
6月~9月頃(最盛期は6〜7月)
花色
白、紫、ピンク
花もち
3日ほど
誕生花
10月31日

桔梗(キキョウ)の種類・品種

桔梗 種類

Photo by はっちゃんさん@GreenSnap

キキョウの品種としては、自然界に分布する原種と、原種を園芸用に品種改良することで誕生した品種改良種、の2種類に大分されます。

野生種の桔梗は絶滅危惧種に指定されていますが、園芸品種は多く存在しています

桔梗の種類は、以下の記事に詳しく紹介しるので、ぜひ参考にしてくださいね。

桔梗(キキョウ)の風水の効果とは?

キキョウは、凛として控えめな花姿から、恋愛運を上昇させると考えられています。叶わぬ恋や苦しい恋愛を乗り越えて、幸せを引き寄せる力があると風水的には考えられています。

また、冬に枯れても春にまた芽を出し、初夏にしっかり花を咲かせることからも連想されるように、キキョウは生命力や健康の象徴としての意味合いも持っています。

今より健康で活発に仕事や恋愛に取り組みたいと考えている方にとって、キキョウは風水的に強い味方になってくれるでしょう。

凛とした桔梗(キキョウ)の花言葉を贈ろう!

桔梗といえば和風な日本のイメージによく合う植物ですよね。日本では古来から愛されてきた桔梗は、その時代の家柄や地位を示すものとして、多くの武士たち家紋になりました。

秋の七草としても歴史があり、凛とした紫の美しい花は魅力的ですよね。

桔梗の切り花を花瓶に挿してお家で秋の雰囲気を味わってみるのも良いかもしれませんね。

ムスカリの育て方|植え替えの時期や球根の増やし方は?

ムスカリ

青紫色で彩りのよいムスカリは、控えめな存在感ながらも丈夫で、ガーデンカバーとして花壇に彩りを添えます。また、育てやすいことから初めて球根栽培にチャレンジする人にもおすすめの植物です。

今回はそんなムスカリの育て方を見ていきます。

ムスカリの日当たり

ムスカリ 花

ムスカリは比較的、太陽を好む植物です。そのため、できるだけ直射日光の当たる場所で管理してあげましょう。

午前中の数時間だけでも日光が当たれば成長していくので、多少の半日向で育てても大丈夫です。ただし、あまりにも日陰すぎる場所で育てると、茎が間延びして弱々しく成長したり、花つきが悪くなったりします。

ムスカリの置き場所

ムスカリは温暖で、夏に乾燥する地中海沿岸、西南アジアが原産地です。そのため、日当たりがよい、かつ風通しの良い場所へ置くのが良いでしょう。

夏の暑さと冬の寒さのどちらにも強いため、冬越し、夏越しの対策をしなくても、植えっぱなしできちんと成長します。

ムスカリの水やり

ムスカリへの水やりの方法は、地植えと鉢植えで変わってきます。

地植え

ムスカリを地植えで育てている場合は、基本的に水やりをする必要がありません。降雨だけでもすくすくと育っていきます。

ただし、気をつけなければいけないのは、梅雨の時期など降雨が続いた時期です。ムスカリは乾燥に強いですが、水はけが悪くなり、潤ったままの状態が続くのは好ましい状態ではありません。

水はけが悪くなったら、花壇の土を入れ替えるなど、水が貯まらないように手入れをしてあげます。

鉢植え

一方、ムスカリを鉢で育てる場合は、土が乾いてきたと感じたら、たっぷりと水をあげるぐらいで大丈夫です。蕾が出てから開花の時期に差し掛かる3月から5月にかけてだけ、水切れした状態がないように注意しましょう。

夏はムスカリが休眠状態に差し掛かるため、この時期になると葉っぱがだんだんと枯れていきます。このときは、基本的に水やりをする必要はありません。冬は、土が乾燥したと感じたときに与える程度で大丈夫です。

ムスカリの肥料・追肥

ムスカリ 白

ムスカリは水耕栽培でも育てることができるほど、球根に栄養を貯えているの植物です。そのため、肥料を与えなくても花を咲かせることはできます。とはいえ、ムスカリの生育を促進するために、肥料を施しても問題ありません。

ムスカリを地植えで育てる場合は、球根を植え付けたあとで、土の上から化成肥料をぱらぱらと撒きます。花の開花後にも、緩行性のある肥料を与えることで、球根が太くなり、翌年の実を結ぶ花の数が増えます。

ムスカリを鉢植えで育てる場合は、置き肥として化成肥料を与えてあげます。追肥をする場合、花後から葉っぱが緑色をしている間に、液体肥料を水やりの代わりに、月に2回程度与えます。

ただし、ムスカリの夏の休眠時期に肥料を与えてしまうと、球根が傷んでしまうので避けましょう。

ムスカリの土

ムスカリは水はけのよい土を好みます。市販で売られている培養土を用いても大丈夫ですが、酸性の土を苦手として好みません。

特に、ムスカリを地植えをする場合には、日本の土は酸性雨が降る影響もあって、どちらかといえば酸性気味になっていますので注意が必要です。

酸性を緩和するためには、苦土石灰と呼ばれる石灰とマグネシウムの混合物を土に入れて、混ぜ込みます。土1Kgあたりにつき1.5g程度の散布量で大丈夫です。

ただし、苦土石灰を撒いてから馴染むまでには時間がかかるため、植えるのは撒いてから1週間程度経ってからになります。

鉢植えで育てる場合、自分で配合する場合には小粒の赤玉土を7、腐葉土を3の割合で混ぜ合わせたものをを使う方法もあります。

ムスカリの植え替え・植え付け・種まき

ムスカリの植え替え、植え付け時期は、9月から11月頃の間頃です。

植え替え

ムスカリを植えっぱなしにしておくと、土の中でどんどんと球根が増えていきますので、次第に窮屈になってしまい、花つきがどんどん悪くなります。そのため、2年に1度を目安として、植え替えてあげましょう。

植え付け

ムスカリの植え付けをする際、あまり早くに植えてしまうと、だらしなく伸びた葉っぱになってしまいます。できるだけ遅く植えてあげることがポイントです。とはいえ、あまりにも遅すぎると、ムスカリの球根の成長があまりよくないので、注意が必要です。

ムスカリを鉢植えにする場合は、5合鉢ぐらいの大きさで7球ほど植え付けます。冬の霜に当たってしまうと枯れてしまうので、冬場は比較的暖かい戸外か、もしくは室内で管理します。

ムスカリの地植えの場合には、5〜15cmぐらいの間隔をあけて球根を植え付けます。土は5cmほど、覆いかぶさる程度かけてあげます。植えっぱなしにすると自然に球根が増えるため、やや広めに間隔を取って植え付けましょう。

種まき

種まきをする場合には、採種した後で撒くことになるので、時期としては11月が目安です。種を植えてから花が咲くまでには、3年ほどかかります。

ムスカリの増やし方(球根の掘り上げ方)

ムスカリ

ムスカリは自然分球する品種です。親球根の周りに小さな球根ができ、そこからどんどん増えていきます。

6月から7月の時期に、球根を掘り上げて回収し、秋まで風通しの良い涼しい場所で保管します。

球根を植え付ける時期になったら、小さな球根を引き剥がして、別々に植えてあげることで増やしてあげることができます。

ムスカリを地植えで植えっぱなしにする場合は、どんどんと増えてきます。

ムスカリの育て方で注意すべき病気・害虫

つきやすい害虫

もし害虫がつくとすれば、アザミウマ、エカキムシ、アブラムシ、ハダニ、ネキリムシ、ナメクジ、ヤトウムシ、コナジラミ、カタツムリといった種類が挙げられます。しかし、3月から4月の、まだ比較的寒い時期に花を咲かせるムスカリには、害虫はほとんど見られません。

かかりやすい病気

ムスカリがかかりやすい病気ですが、水はけの悪い状態で育てると、白絹病と呼ばれる白い糸状のカビが発生します。一度感染してしまうと、治療できず元には戻せないです。罹患したら株を抜き取ってしまい、焼却処分します。

また、白絹病にかかった土から、他の植物へと感染してしまうので、日光で消毒する必要があります。高温で、なおかつ湿度の高い6月から8月にかけて発生しやすくなりますので、この時期は水やりを控えて乾燥気味に管理したり、風通しの良い場所に移す必要があります。

また、石灰分を与えておくことで予防の効果が期待できます。

ムスカリの植え方

頑丈で増えやすいことから、ムスカリはグランドガードとして花壇の余ったスペースや、開花時期の異なる植物と混植として利用できます。花が控えめながら綺麗であることから、寄せ植えの際にはチューリップなどの主役を引き立たせます。

ムスカリの管理温度

原産地が西南アジア・地中海沿岸であるムスカリは、夏の暑さに強いのはもちろんですが、耐寒性に強く、寒冷なヨーロッパ地方でも咲き誇ります。

植えっぱなしでもすくすくと育つため、手間がかからず注視する必要がないのが特徴ともいえます。

低温の状態だとあまり葉っぱが伸びないという性質があるため、この性質を活かして植える時期を遅らせ、葉っぱがあまり伸びない状態にする方法もあります。

ムスカリの花

ムスカリ 花壇

一般的にムスカリと呼ばれている、「ムスカリ・アルメニアカム」の花の形態について紹介します。

ムスカリは丸い釣り鐘型の小さな花が、まるでブドウの房のように群がって咲きます。色は青紫色で、開花時期は3月〜4月の間です。

ムスカリの花言葉

ムスカリの花言葉には、「明るい未来」・「寛大な心」・「通じ合う心」という希望を抱かせるものがある一方で、「失意」・「絶望」といった暗いイメージのものもあります。

これは、ヨーロッパでは青色が象徴するのは気分が沈むことと、ブルーブラッドと呼ばれる貴族の血統だという2種類の意味を持つためとされています。

ムスカリを花壇鉢植え、地植えで育ててみよう!

手間があまりかからず、植えっぱなしで生育されることもあるムスカリは、丈夫なことからグランドカバーとして、また控えめで美しい花を身につけることから寄せ植えとして、幅広い用途で活躍します。ただし、球根の増えすぎには注意してくださいね。

あまり世話いらずで育てやすいため、この記事を参考にして是非育ててみてください。

セダムの育て方|肥料や水やりの頻度は?冬の手入れは?

セダムはベンケイソウ科万年草属(セダム属)の多肉植物です。とても種類が多く、色や形状も違うので、いくつもの品種を組み合わせて寄せ植えやグランドカバーにする方も多いはず。セダムは手間いらずで育てやすいので、初心者にもおすすめの多肉植物です。

今回は、そんな見た目も可愛く、おしゃれなセダムの育て方を詳しくご紹介します。

セダムを育てる場所

セダムは直射日光を好むので、冬以外は屋外の日当たりがよい場所というのが基本になります。ただ、夏場の日照りが強いときは、葉焼けを防ぐため、半日陰の場所に移動して管理します。冬は、霜にあたると枯れてしまうので、室内で育てます。

また、セダムは加湿に弱いので、風通しがよい場所を選ぶことも大事になります。土壌は、常に水はけが良い状態にしておきましょう。梅雨時は雨よけがある場所に移動させます。

多肉植物はもちろん室内でも育てられますが、外で太陽にたっぷり当てた方が生育はよく、花つきもよくなります。

セダムの水やり

セダムをはじめとした多肉植物は、あまり水やりをしなくても育てられます。多肉植物といえば、葉がプニプニとしていますが、この部分に水を貯め込むことができるのです。真夏の日照りの強い時期を除けば、水やりの回数は少なくても問題ありません。

水やりは、土が真っ白に乾いてからでいいので、春と秋は数日おきに行います。冬は休眠期となるので、葉も枯れた状態になりますが、水やりはしないで、土が乾燥した状態を保つようにしてください。

セダムの肥料・追肥

セダムは多肉植物のなかでも成長が早く、どんどん大きくなります。種類によっては、大きくなる性質を活かして、庭のグランドカバーにすることもできます。

しかし、肥料を与えることで、茎がひょろひょろと伸びてしまったり、葉と葉の間に隙間ができることもあります。むしろ、セダムは肥料なしのほうが育てやすいといえるかもしれません。肥料の与え過ぎは、多肉植物を枯れさせてしまう原因となりうるので注意してください。

どうしても、セダムの成長を速めたいというのであれば、植え付けや植え替えのときに、緩効性の錠剤タイプの肥料を置くようにしましょう。追肥は不要です。

セダムの土

セダムなどの多肉植物に限らず、どんな植物でも鉢植えをするときは、新しい清潔な土に植え付けをするのが基本です。きれいな土に植えることで、病気や害虫からの被害を予防することもできますよ。

セダムは水はけがよく、排水性が高い土を選んで育てましょう。鉢植えにするなら、市販の多肉植物用の培養土か赤玉土3、鹿沼土3、腐葉土4を混ぜた土が適しています。観賞植物用の培養土は、多肉植物用に比べると保水性が高いので、セダムを育てる土には向いていません。

セダムの植え付け・植え替え

植え付け

多肉植物には春型、秋型、春秋型の3つの生育型があり、セダムは「春秋型」といわれています。セダムの植え付けに適している時期は、3月~5月か、9月~10月頃になります。

地植えの場合

セダムを地植えする場合は、水はけが良い土壌にしてから植え付けを行います。

鉢植えの場合

セダムを鉢植えで育てる場合は、一回り大きな鉢に植え付けます。鉢の底には、ネットと鉢底石を敷いてから、清潔な土を入れましょう。

植え替え

セダムの植え替えに適している時期は、3月~5月か、9月~10月頃になります。セダムは成長が早く、大きくなりやすいので、鉢植えで育てるときは、1年に一回を目安に植え替えをしましょう。

セダムの増やし方(挿し木・葉挿し・株分け)

セダムは形状にあわせて「挿し木」、「葉挿し」、「株分け」といった方法で増やすことができます。ハサミや土は、ウィルスや害虫による被害を防ぐためにも、清潔なものを使用してください。セダムを増やす時期は、植え替えのときが適しています。

セダムの手入れ(剪定・切り戻し)

セダムは、一年草、二年草、多年草と種類によって形状が異なります。できるだけ、長い期間栽培を楽しみたいのであれば、こまめに手入れをしましょう。

生育期のセダムは茎が伸びてくるので、風通しをよくするためにも、こまめに切り戻しをしましょう。夏と冬の休眠期には、枯れた茎を整理します。

セダムの花の開花時期は、種類によって違いますが、花が終わったタイミングで、整理すると翌年以降も新芽が出やすくなります。

セダムの育て方で注意すべき病気・害虫

セダムを育てるときは湿気に注意して乾燥気味にする分、害虫つきやすくなります。次に、セダムにつきやすい害虫について説明していきます。

カイガラムシ

カイガラムシは、貝殻のようなものが、葉の部分につくだけではなく、排泄物がウィルスを媒介したり、スス病という病気にかかることもあります。葉に白い粉のようなものが付着しているときは、カイガラムシが付いている可能性も。除去をする時は、消毒用のアルコールをピンセットや楊枝につけてかきだします。

アブラムシ

アブラムシは、新芽ややわらかい葉につきます。カイガラムシと同様に、スス病の原因にもなります。セダムにカイガラムシがついていたら、水をかけて洗い流すのが効果的です。

ネジラミ

ネジラミは土の中にいるので、ほかの害虫に比べると被害がわかりにくいのが難点です。根の部分の栄養を吸い取ってしまうので、葉が枯れていたり、成長していないように感じたら、一度鉢から取りだして、清潔な土に植え替えをしましょう。ネジラミは、鉢植えで育てていても、ほかの鉢に媒介する可能性があるので、近くに置いてある鉢は、すべて植え替えをします。

ハダニ

ハダニは葉の裏から養分を吸い取ります。被害にあった部分は白や黄色に変色します。ハダニもネジラミと同様に、症状が出るまで被害にあっていることに気が付かないこともあります。

ナメクジ

梅雨時に出てくるナメクジもセダムの天敵です。葉が食べられたり、這った跡がつくことも。ナメクジが付いていたら、即取り除くようにしましょう。

セダムの種類・品種

セダムは500種類以上もの品種があり、世界中で栽培されている人気の多肉植物です。日本原産のセダムは「マンネングサ」という名前でも広まっています。

セダムの種類には、よく紅葉するものや、グランドカバーとして使えるもの、垂れ下がるように伸びるものなどがあります。

 関連記事

セダムの育て方を覚えて、寄せ植えやグランドカバーを楽しもう!

セダムは名前は知らなくても、これ見たことがあるという品種がたくさんある多肉植物です。初心者向けの品種も多いので、多肉植物を育ててみたいという人に向いています。ぜひ、セダムの育て方をみながら、寄せ植えやグランドカバーに挑戦してみてくださいね。

※トップ画像はTenさん@GreenSnap

クチナシ(ガーデニア)の花言葉|怖い意味はある?縁起が悪いって本当?

クチナシ 花 花壇

甘くリラックスさせる香りを漂わせるクチナシの花は、初夏を感じさせてくれる花の一つです。ジンチョウゲ、キンモクセイと並ぶ三大香木として人気があります。今回は、そんなクチナシ(ガーデニア)の花言葉の意味や由来のほか、種類、花の香り、実の効能などについてもご紹介していきます。

クチナシ(ガーデニア)の花言葉

クチナシ 花

「喜びを運ぶ」「洗練」

初夏の頃になると、クチナシの花の甘い香りが風で運ばれてくることから「喜びを運ぶ」という花言葉がつけられました。

「洗練」という花言葉もまた、真っ白なクチナシの花の美しさに由来しているとされています。

「とても幸せです」

アメリカでは、初めてのダンスパーティーに女の子を誘うときにクチナシの花を贈るという習慣があります。このことが由来となって、英語では「I’m too happy(とても幸せです)」という花言葉がつけられました。

クチナシ(ガーデニア)の花言葉は怖い?

クチナシの花言葉は、上記のようにポジティブな意味の花言葉がつけられていますが、一方で怖い意味があるとも噂されています。

これはクチナシの花自体が「死人に口なし」という言葉を連想させることから、クチナシの花言葉は怖いというイメージがついてしまったのかもしれません。

ただし、実際にはクチナシの花言葉には怖い意味はないので、安心してくださいね。

クチナシ(ガーデニア)の花が縁起が悪いの?

クチナシ 花 生垣

純粋な白一色の花を咲かせるクチナシは、昔から「天使が地上に降ってきた花」といわれ、西洋ではとても縁起のいい花として扱われています。

しかし、日本では吉兆をともなう、縁起が悪い花ともいわれています。

実が熟しても口が開かない姿から、音をあげない、まっすぐに黙々と努力する吉花とする一方、「クチナシ=くちがない」ということから、「嫁にもらうくちなし」とされ、女の子のいる家では、クチナシの花を植えることが昔から疎まれてきました。

言葉を大切にする陰陽五行説に則った風水で開運に使うべきか否かは、判断に困るところですね。

クチナシ(ガーデニア)の花の基本情

科・属名
アカネ科クチナシ属
分類・性質
庭木、低木
原産地
日本、中国、台湾、インドシナ
学名
Gardenia jasminoides
英語名
Cape jasmine、Common gardenia
別名
ガーデニア
出回り期
4〜7月
開花時期
6〜7月
花色
花もち
2〜4日
誕生花
3/19、4/29、5/6、6/30、7/7

花・実の特徴

クチナシは初夏から夏の間に、5〜6枚の白くて大きな花びらを咲かせます。この花からは強い香りがするため、ジンチョウゲ、キンモクセイと並ぶ「三大香木」とされています。

秋になるにつれて黄色く変色し、やがてオレンジの実をつけます。この実は着色料としても用いられます。

名前の由来

クチナシという名前は、果実が熟しても実が割れないことから「口がない」、そこから「口無し」と呼ばれるようになったことが由来とされています。

また、花のガクが鳥のくちばしに似ていて、果実は梨に似ていることから「口梨」となった説もあります。

さらには、ヘビは古来「くちなわ」と呼称され、ヘビしかその果実を食べないことから、いつしか「クチナシ」に変化していった説もあります。

ただしもっとも候補なのは、和歌でクチナシの花は「口無し」と詠まれ、そこから転じた「口無し」説だといわれています。

クチナシ(ガーデニア)の種類・品種

クチナシ 花

世界に200種類以上あるとされるクチナシの代表的な品種を紹介していきます。

ヒメクチナシ

通常のクチナシよりもひと回り小さい品種で、コクチナシとも呼ばれます。

マルバクチナシ

名前の通り、葉や花が丸みをおびており、春と秋の2回花を咲かせます。

ヤエクチナシ

天然記念物に指定されていて、八重の大輪の花を咲かせる品種です。

オオヤエクチナシ

大輪の花びらが特徴的で、アメリカで品種改良され、「ガーデニア」と呼ばれます。

クチナシ(ガーデニア)の花の香りと効能

クチナシの甘く漂う香りにはリラックス効果があります。香水などにも使用され、この香りのファンはとても多く、人気です。

クチナシ(ガーデニア)の実の使い方と効能

クチナシ 実

クチナシの実は主に、食用、着色料、薬用に用いられています。実からつくられる高粘度の液は、今でもゼリーなどの色づけに使われています。

また、薬用としては、止血、鎮静、不眠、精神不安に効果があるとされていて、「山梔子(さんしし)」という名前で、処方されます。

クチナシ(ガーデニア)の花言葉を贈ろう!

クチナシの花言葉は「喜びを運ぶ」「とてもしあわせです」「洗練」です。

初夏の香りを感じさせるクチナシは、その美しい花や甘い香り、素敵な花言葉からファンの多い花で、海外ではプロポーズの際に贈ったり、ブーケに使われています。

そんな素敵なクチナシの花束を、気になる人に贈ってみてはいかがでしょうか?