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スイレン

夏の花一覧|夏に咲く花の名前30選を写真付きで紹介!

夏に咲く花と聞いて、あなたはどんな花をイメージしますか?ジメジメした梅雨~猛暑の夏と、厳しい環境下でも花壇を彩ってくれる夏の花たち…きれいと感じるのはもちろん、たくましささえ感じます。今回は、夏の花として、6月・7月・8月に咲く花をご紹介します。各月に咲く花を計画的に育て、夏の花で、夏のガーデニングを楽しみましょう。

夏の花といえば?特徴は?

夏の花といえば、梅雨時のアジサイ、夏に咲くアサガオ、強い日差しに立ち向かうハイビスカスやヒマワリ、睡蓮などがありますね。でもこのほかにも、夏の花壇を彩ってくれる花はたくさんあります。

それぞれの花には、鮮やかで夏らしい色彩や、涼しげな雰囲気を持つものが多く、夏の季節感を表現するのにぴったり。夏の花は、日差しに強く、多くの水を吸収し、大輪の花を咲かせたり、香りの強いものがあったり、特徴的ですよね。

夏の花一覧!夏に咲く花30選

アジサイ(紫陽花/ハイドランジア)

アジサイ 紫陽花

アジサイは、梅雨時の6月に咲く花の代表格です。ジメジメした梅雨の季節にきれいな花を咲かせ、癒してくれます。花の色は、青、紫、ピンクなどです。丈夫で、乾燥にさえ気をつければ、比較的容易に育てられます。

  • 開花時期:6~9月上旬
  • 植え付け時期:12月中旬~3月
  • アナベル

    アジサイ 紫陽花

    アジサイ科アジサイ属のアナベルはアジサイの仲間です。白やピンクの花を咲かせ、梅雨時の庭を彩ってくれます。アジサイ同様、丈夫で育てやすい花です。

  • 開花時期:6~7月
  • 植え付け時期:3~4月/10~11月
  • ガクアジサイ(額紫陽花)

    アジサイ 紫陽花

    アジサイ科アジサイ属のガクアジサイ。その名の通りアジサイの仲間ですが、アジサイ(ハイドランジア)やアナベルとは異なり、特徴的な花を咲かせます。額縁のように花序の周りに装飾花をつけ、魅力的です。白、青、紫、ピンクなどの花を咲かせます。丈夫で育てやすい花です。

  • 開花時期:6~7月
  • 植え付け時期:3月
  • キキョウ(桔梗)

    キキョウ

    まっすぐ伸びた茎の先にきれいな花をつけるキキョウ。その美しい姿は、日本でも古くから愛されています。色は、青、紫、白、ピンクなどがあり、開花時期が長いのも魅力の1つです。暑さ、寒さにも強く、初心者でも育てやすいでしょう。

  • 開花時期:6~10月
  • 種まき・植え付け時期:2~3月
  • クチナシ(梔子)

    クチナシ 梔子 夏の花

    クチナシは、大きな白い花を咲かせ、いい香りを漂わせる庭木です。クチナシの名前の由来は、クチナシの実が熟しても開かないことから、口が開かない→口なし→クチナシとなったといわれています。寒さにやや弱く、乾燥を嫌うため、寒さ対策、水やりには注意が必要です。

  • 開花時期:6~7月
  • 植え付け時期:3~4月
  • ダリア

    ダリア

    白、黄、オレンジ、赤、ピンク、紫、複色など色とりどりの花が魅力のダリア。品種により、大・中・小と花の大きさも様々です。暑い時期は咲きにくいものの、開花時期は長く、人気があります。

  • 開花時期:6月中旬~7月及び9月中旬~11月
  • 植え付け時期:3月下旬~7月中旬
  • トケイソウ(時計草)

    トケイソウ 時計草 夏の花

    時計の文字盤に似た花が特徴的なトケイソウ。白、黄、赤、ピンク、紫色の花を咲かせる熱帯植物です。つる性植物のため、緑のカーテンとしても楽しむことができます。品種により開花時期が異なりますが、開花時期は長いです。

  • 開花時期:5~10月
  • 植え付け時期:4~6月
  • ハナショウブ(花菖蒲)

    ハナショウブ

    梅雨時に優雅な花を咲かせるハナショウブ。同じアヤメ科アヤメ属のアヤメやカキツバタとよく似ていますが、アヤメは乾燥を好み、平地や山野の草地に自生し、カキツバタが水辺を好むのに対し、ハナショウブは湿地を好みます。花の色は、白、黄、ピンク、青、紫、複色などです。暑さ、寒さに強く、初心者でも育てやすいでしょう。

  • 開花時期:6~7月中旬
  • 植え付け時期:3~7月/9月下旬~11月中旬
  • ホリホック(タチアオイ)

    タチアオイ ホリホック

    ホリホックは、まっすぐに伸びる姿から、和名タチアオイと呼ばれています。花の色は白、黄、オレンジ、赤、ピンク、紫、黒、複色など色とりどりです。暑さ、寒さにも強く、比較的育てやすい花の1つでしょう。

  • 開花時期:6月上旬~8月中旬
  • 植え付け時期:3~4月/9月下旬~11月
  • ユリ(百合)

    ユリ 百合

    ゴージャスな花と、いい香りが魅力のユリ。品種により花の色も様々で、白、黄、オレンジ、赤、ピンク、複色などがあります。初心者でも育てやすく、初夏の花壇におすすめの花です。

  • 開花時期:5月下旬~7月
  • 植え付け時期:10~11月
  • アサガオ(朝顔)

    アサガオ 朝顔

    アサガオといえば、小学校の時に栽培した人も多いのではないでしょうか?間違いなく代表的な夏の花の1つです。花の色には白、ピンク、赤、青、紫、複色などがあり、また、つる性植物のため、緑のカーテンとしても楽しむことができます。初心者でも育てやすいです。

  • 開花時期:7月中旬~10月上旬
  • 種まき時期:5月中旬~6月上旬
  • グラジオラス

    グラジオラス 夏の花

    グラジオラスは、ラテン語で「小さな剣」という意味があり、葉や蕾の形が由来といわれています。すらりと伸びた花穂と横向きに整然と並ぶ花が魅力的で、夏の花壇の中でも、特に目を引く存在です。花の色は、白、黄、オレンジ、赤、ピンク、青、紫、緑、複色などがあります。開花時期が長く、初心者でも育てやすいのも魅力です。

  • 開花時期:6~10月
  • 植え付け時期:3月下旬~7月
  • ケイトウ(鶏頭)

    ケイトウ 鶏頭

    鮮やかな色の花を咲かせ、夏~秋の花壇の中でも、ひときわ目立つケイトウ。ニワトリのトサカに似ていることから鶏頭(ケイトウ)と呼ばれるようになったといわれています。花の色は黄、オレンジ、赤、ピンク、緑などがあり、花の形も品種により様々です。初心者でも育てやすい花の1つでしょう。

  • 開花時期:7~11月
  • 種まき時期:4月下旬~8月
  • ゲッカビジン(月下美人)

    ゲッカビジンの名前の由来は、夕方から咲き始め、朝にはしぼんでしまう、つまり月の下で美しいことから、月下美人(ゲッカビジン)と呼ばれるようになったといわれています。白い花の他、強い芳香も大きな特徴です。

  • 開花時期:7~11月
  • 植え付け時期:5~9月
  • スイレン(睡蓮)

    睡蓮 スイレン

    水面に浮かぶ、丸い葉と美しい花が特徴のスイレン。暑い夏に涼しげな演出をすることができます。庭に池がなくても、水鉢で育てることも可能です。花の色は白、黄、赤、ピンク、複色などがあります。

  • 開花時期:5月中旬~10月
  • 植え付け時期:3月中旬~7月下旬
  • ノウゼンカズラ

    ノウゼンカズラ

    ノウゼンカズラは、濃い色の花が特徴的なつる性の植物です。花の色は黄、オレンジ、赤などがあり、夏の庭の中でも存在感があります。つるが旺盛に伸びるため、剪定が必要です。

  • 開花時期:7~8月
  • 植え付け時期:3月中旬~4月下旬
  • ノリウツギ

    ノリウツギ 糊空木 夏の花

    ノリウツギは、アジサイ科アジサイ属に属するアジサイの仲間ですが、一般的なアジサイとは花が咲く時期が異なり、7~花を咲かせます。花房の形も異なり、円錐形をしているのが特徴です。花の色は白、ピンクで、アジサイ同様、育てやすい花の1つといえます。

  • 開花時期:7~9月中旬
  • 植え付け時期:11~3月
  • ハイビスカス

    ハイビスカス

    南国ムードが漂うハイビスカス。白、黄、オレンジ、赤、ピンク、青、紫、茶、複色など、花の色は多いです。ハワイ諸島、モーリシャス島原産の低木のため、寒さには弱く、暑さに強いイメージですが、多くの品種は、30℃を超える暑さでは花が減ります。品種にもよりますが、開花時期は長く、花を楽しめる期間が長いのも魅力の1つです。

  • 開花時期:5~10月
  • 植え付け時期:5~6月
  • ひまわり(向日葵)

    ヒマワリ

    夏の花の代表格であるヒマワリ。夏のイメージにピッタリです。黄色い大きな花を見ているだけで、明るい気持ちになれます。初心者でも育てやすいので、花壇に夏の演出をしたいのなら、是非育ててみてください。

  • 開花時期:7~9月
  • 植え付け時期:4月下旬~6月
  • プルメリア

    プルメリア 夏の花

    南国のイメージが強いプルメリア。ハワイではレイにも使われます。白、黄、赤、ピンク、複色など、きれいな花といい香りが魅力です。また、開花時期が長く、長い間、花を楽しむことができます。

  • 開花時期:6~10月
  • 植え付け時期:4~6月
  • アスター

    アスター

    お盆の頃に開花し、夏の花のイメージが強いアスター。素朴な花姿と白、赤、ピンク、青、紫など、カラフルな色あいが人気の花です。暑さ、寒さにも強く丈夫なので、初心者でも気軽に育てられるでしょう。

  • 開花時期:8~11月
  • 植え付け時期:2~3月
  • マリーゴールド

    マリーゴールド

    マリーゴールドは夏~秋にかけて花壇を彩る花です。花の色は、黄、オレンジ、ゴールドなどがあります。育つのが早く、暑さにも強くて丈夫なので、育てやすい花の1つです。

  • 開花時期:6~11月上旬
  • 種まき時期:3月下旬~6月下旬
  • オシロイバナ(白粉花)

    オシロイバナ 白粉花 夏の花

    小さなラッパのような形がかわいいオシロイバナ。花の色には白、黄、オレンジ、赤、ピンク、複色などがあり、いい香りもします。とても丈夫なので、初心者でも育てやすいでしょう。

  • 開花時期:6~10月
  • 種まき時期:5~6月
  • カンナ

    カンナ 夏の花

    大きな葉の間からきれいな花を咲かせるカンナも夏の花壇を彩る花です。花の色は白、黄、オレンジ、赤、ピンク、複色などがあります。また、花の色だけではなく、赤や黄色の縞斑などの美しい葉の色を楽しめる品種も多いです。初心者でも育てやすい花の1つでしょう。

  • 開花時期:6~10月中旬
  • 植え付け時期:4月下旬~5月/9月
  • コスモス(秋桜)

    コスモス 秋桜

    元々、コスモスは日が短くなると花が咲くため、秋に花を咲かせる秋の花のイメージが強い花でした。しかし近年では、日の長さに左右されずに花が咲く、早生品種が主流となり、夏に花を楽しむようになったのです。花の色には白、黄、オレンジ、赤ピンク、複色などがあります。初心者でも育てやすい花の1つです。

  • 開花時期:6~11月
  • 種まき時期:4~9月下旬
  • サルスベリ(百日紅)

    サルスベリ 百日紅

    「百日紅」の別名通り開花時期が長く、夏~秋の長期にわたり花が楽しめるサルスベリ。白、赤、ピンクなどの花を咲かせます。初心者でも育てやすいですが、品種によっては10mもの高さに達する庭木なので、植える場所を選ばなくてはいけません。

  • 開花時期:7~10月
  • 植え付け時期:4~5月/9月
  • サルビア

    開花時期が長く、夏~秋の花壇を彩るサルビア。真っ赤な花のイメージが強いサルビアですが、品種により赤の他にも、白、ピンク、青、紫、複色などがあります。比較的育てやすい花です。

  • 開花時期:6~11月
  • 種まき時期:4月下旬~6月中旬
  • ハギ(萩)

    夏~秋にかけて庭を彩るハギ。古くから日本人に愛されてきた庭木の1つで、花の色には白、赤紫、複色などがあります。暑さ、寒さにも強く、初心者でも育てやすい庭木です。

  • 開花時期:7~9月
  • 植え付け時期:2月下旬~3月中旬/11~12月
  • フヨウ(芙蓉)

    芙蓉 フヨウ

    白やピンクの大輪の花を咲かせるフヨウ。中国原産といわれていますが、日本でも古くから栽培さてきた庭木の1つです。初心者でも育てやすく、夏の庭を彩ってくれます。

  • 開花時期:8~10月
  • 植え付け時期:3月下旬~5月
  • リコリス

    ヒガンバナの仲間であるリコリス。秋のイメージが強いヒガンバナに対し、リコリスは品種により、夏~秋にかけて花を咲かせます。品種が多いため、花の色も白、黄、オレンジ、赤、ピンク、青、紫、複色など色とりどりです。

  • 開花時期:7月中旬~10月中旬
  • 植え付け時期:6月中旬~10月中旬
  • 夏の花の名前がわからないときは?

    夏の花の名前がわからないときは、スマートフォンアプリ「GreenSnap」で調べてみましょう。

    「GreenSnap」には、花の写真を撮影・投稿して、アプリユーザーのみんなに、花の名前を質問する『名前を教えて!』サービスや、より手軽に花の名前を調べられる、AIによる花の名前検索サービス『教えて!カメラ』があります。もちろんアプリの使用は無料。

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    夏の花の名前を覚えてみよう

    夏に咲く花をご紹介しました。夏は、ジトジトした梅雨に始まり、日差しが強く、厳しい暑さの季節へとつながります。心身ともに疲れる時期に、きれいな花で私たちの心を癒してくれる夏の花を計画的に育て、夏のガーデニングを楽しみましょう。

    水やりには注意が必要ですが、きっと、夏が楽しい季節になるはずです。くれぐれも、熱中症対策をして、夏のガーデニングを楽しんでくださいね。

    睡蓮(スイレン)の育て方|植え方や植え替えの方法は?肥料や土はなにを使う?

    スイレン 睡蓮 紫

    スイレンは、睡蓮鉢や水槽などがあれば、家庭でも育てられます。一般的な草花の育て方とは異なる点もありますが、それほど難易度が高いわけではありません。

    また、スイレンと一緒に金魚やメダカを育てるといい雰囲気の空間になりますよ。今回は、スイレンの育て方をご紹介します。

    睡蓮(スイレン)の育て方の基本!

    スイレン 睡蓮 白

    スイレンを育てるには、スイレンを植え付ける内鉢と、水をためる睡蓮鉢(もしくは池)が必要です。粘土質の土を内鉢にいれてスイレンを植え、内鉢ごと睡蓮鉢に沈めて育てます。

    管理のポイントとしてはとくに夏場は水やりも必要ですし、1年に1回の植え替えが開花するかどうかを左右します。

    また、スイレンの種類によっても植え方や植え替えの時期が違うので、育てる前に品種の確認をよくしておきましょう。

    睡蓮(スイレン)の種類について

    スイレンには、温帯スイレンと熱帯スイレンの2種類があります。温帯スイレンは水面に花を咲かせますが、熱帯スイレンは水面から少し茎を伸ばして花が咲きます。

    そのほか、育てる上では下記のような違いがあるので注意しましょう。

    温帯スイレン 耐寒性が高く、水面が凍る程度なら、植えたまま冬越しできる。成長が早いので大きな内鉢と睡蓮鉢か池が必要。
    熱帯スイレン 耐寒性が低いので冬は掘り上げて室内で冬越しする。比較的小さな内鉢・睡蓮鉢でも育てることができる。

    睡蓮(スイレン)の植え方・植え替え

    熱帯スイレン

    苗を植える時期・植え替えの時期

    スイレンの苗を植える時期、植え替える時期は、温帯スイレンなら4〜5月、熱帯睡蓮なら6月ごろです。

    温帯スイレンは成長が早く、根詰まりしやすいので、必ず1年毎に植え替えましょう。熱帯スイレンも冬越しのため掘り上げるので、毎年植え替えることになります。

    睡蓮の土づくり

    スイレンを育てるときは、市販の「スイレンの土」か「水生植物の土」などがおすすめです。もし赤玉土小粒があれば、水でよく練って粘土状にすれば代用もできます。

    苗の植え方・植え替え方法

    温帯スイレンを植えるときは、6〜7号の浅めの内鉢(底穴なし)と、直径40cm以上の大きめの睡蓮鉢を用意してください。熱帯スイレンを植えるときは5〜6号の浅めの内鉢と、直径20cm以上の睡蓮鉢を用意しましょう。

    1. 内鉢に土か粘土を1cmほどしきつめる。
    2. 元肥として発酵済み油かす(3箇所ほど)か、緩効性肥料を適量まく。
    3. さらにその上に土か粘土を3〜5cmほどしきつめる。
    4. ポットや元の鉢からスイレンを取り出し、温帯スイレンの場合は根を3分の2ほど短く切り詰める。
    5. 内鉢に根を広げるようにスイレンを置き、隙間を土か粘土で埋めていく。
    6. 根茎が浮かないように植えるが、芽の先を土に埋めないようにする。
    7. あらかじめ内鉢に水やりをして土を十分に湿らせる。
    8. 水を張った睡蓮鉢にゆっくりと内鉢ごと沈めていく。
    9. 植えた直後は、水面から内鉢の土までが水深5cmになるように、レンガなどで高さを調整する。
    10. 葉が5枚以上出たら、水深10〜30cmへと、少しずつ深めていく。

    睡蓮(スイレン)のを育てる場所

    睡蓮鉢は午前中に日がよく当たる、半日陰に置きましょう。株元までしっかり日が届く場所がおすすめです。

    夏の直射日光や午後の暑い時間帯に強い日差しを浴びると、茹って枯れる場合があるので気をつけてください。

    睡蓮(スイレン)の水やり

    熱帯スイレン

    スイレンは水やりというより、水位に注意を払いましょう。水位が下がったら、水道水を足します。とくに開花時、夏場は水が減りやすいので気を付けてください。

    また、水が汚れて濁ってしまうと、日光が株元に当たらなくなるので、藻が発生する前にこまめに水替えをしましょう。

    水替えは水温の急変動を防ぐため、2分の1か3分の1の水を替えるにとどめてください。春や秋は替え用の水をバケツなどにくみ、一日放置しておくと、水温差がなくなります。

    睡蓮(スイレン)の肥料

    スイレンは生育期中に肥料効果が続くように追肥します。生育期は、温帯スイレンなら3~9月頃、熱帯スイレンなら6~10月頃です。

    肥料は緩効性化成肥料を使いましょう。製品によって効果持続期間が異なるので注意してください。2ヶ月持続する肥料なら、生育期間中2ヶ月に1回追肥します。

    肥料を与えるときは、一度内鉢を取り出して、株元から離れた土の中に適量埋め込みます。水に溶けてしまうと生育障害が起きるので、しっかり埋めましょう。

    元肥にマグァンプKなどの1年効果が続く肥料を使った場合は追肥しなくても大丈夫です。もし葉の色が全体的に薄くなってきていれば追肥してください。

    睡蓮(スイレン)の花が終わったら

    スイレン 睡蓮 ピンク

    傷んだ葉や咲き終わった花がらはこまめに取り除きましょう。水が汚れるのを防ぐのと同時に、傷んだ葉や咲き終わった花に、無駄な養分を吸い取られないようにしましょう。

    まめに葉摘み・花がら摘みした方が、花付きがよくなります。

    睡蓮(スイレン)の冬越し

    温帯スイレンであれば、水面に薄氷がはる程度ならそのまま冬越しできます。根茎が凍ってしまうような寒さであれば球根を掘り上げましょう。熱帯スイレンは寒さに弱いので球根を掘り上げて冬越しします。

    球根を掘り上げるときは、10月頃から休眠の準備をさせてください。水深を徐々に減らして、内鉢の株元が水面に出るくらいまで水位を落とします。

    新芽が出てこなくなったら休眠している証拠なので、内鉢から掘り上げて、根を全て切り落として水を入れたコップに球根を沈め、暖かい室内の窓辺に春まで置いておきます。

    睡蓮(スイレン)の増やし方

    株分け

    芽が増え、根が鉢にまわってしまったら、株分けのタイミングです。植え替えと一緒に4〜6月頃に行いましょう。1株に1芽になるように土を落として塊根を切り分けます。塊根から出ている根は切り取りましょう。切り分けた株は、1鉢に1株ずつ植え付けます。

    ムカゴで増やす

    ムカゴ種であれば、ムカゴで増やせます。ムカゴとは葉の中心部にでてくる芽の一種で、この芽が育ち株になるのです。ムカゴができる品種とできない品種があるため、ムカゴ種限定の増やし方になります。

    ムカゴがでてきた元気な葉を切り、裏返して水に浸けてください。やがて発根し、芽と根が成長したら、葉の部分は取り除いて植え付けます。

    睡蓮(スイレン)の育て方で注意すべき病気・害虫

    スイレン 睡蓮 ピンク

    スイレンがかかりやすい病気は特にありませんが、アブラムシやボウフラなどの害虫には注意が必要です。

    アブラムシ:新芽や葉裏に寄生して、汁液を吸います。また、ウイルス病を媒介する間接被害にも注意が必要です。一匹一匹は小さく、被害も小さいのですが、なにせ繁殖力が旺盛で、大量発生すると大きな被害にあいます。なるべく早めに発見し、取り除くか、殺虫剤を散布して駆除しましょう。

    ただ、スイレンと一緒に金魚やメダカを育てている場合には、殺虫剤の使用には注意が必要です。殺虫剤の注意事項をよく読み、金魚やメダカがいても使えるのかを確認してください。もし使えない場合は、アブラムシ駆除する間の数日間は、金魚やメダカを一時、別容器に避難させ、水替えをしたあと、戻しましょう。

    ボウフラ:ボウフラは蚊の幼虫で、水たまりがあると発生しやすい害虫です。スイレンには被害がないものの、私たち人間にとって蚊は害虫になります。殺虫剤を使って駆除するか、金魚やメダカを一緒に飼う事で予防することができます。

    睡蓮(スイレン)の育て方を覚えて花を咲かせよう!

    スイレンの育て方や増やし方、種類などについてご紹介しました。公園や庭園の池や沼地などでしか見かけることがなく、大きな池でもなければ、ご家庭では育てられないイメージのスイレンですが、それほど難易度が高い植物ではありません。

    品種により、白や赤、ピンク、黄色、紫など色とりどりの花を楽しむことができるのも魅力の1つです。また、一緒に金魚やメダカを飼えば、さらにいい雰囲気の空間になりますよ。

    no-img2
    松原真理子
    夏の暑い時期に身近に水を感じられる空間があると、涼を感じられて良いですね。一緒にメダカを飼うことで子供たちも興味を持ってくれるでしょう。ぜひスイレンを育ててみてください。

    スイレン(睡蓮)とハス(蓮)の違い|花や葉の特徴、見分け方は?

    スイレン

    スイレンとハスは、水辺に咲く美しい花を代表する植物ですね。どちらも水面に浮かぶ花姿がとても美しく幻想的ですが、見分け方が分からない方も多いのではないでしょうか。このページでは、スイレンとハスの違いや、それぞれの特徴について解説します。

    スイレン(睡蓮)はどんな花?

    スイレンはスイレン科の水生植物で、沼、川、湿地など淡水の水面や水中に自生する植物です。水位が安定している池などに生息するのが特徴で、水の深いところから茎を伸ばして水面に葉や花を浮かべます。

    葉はぷっくりとした丸い形をしていて、水に浮くのが特徴です。一般的な植物の気孔は葉の裏側にありますが、スイレンの場合は葉の表面にあります。水生植物ではあるものの、葉の表面にはあまり撥水性がありません。

    スイレンの花の色は、ピンク、オレンジ、赤、黄、白、青、紫などです。スイレンの花びらは先端が細くとがった形をしていて、花の大きさは5cmから10cmほどです。スイレンは、花が咲き終わると閉じて沈みます。

    蓮(ハス)とは

    蓮はハス科の植物で、スイレンと同じ水生植物です。地下茎は根菜として有名なレンコンになります。水中にある地下茎から茎を長く伸ばして、水面に葉や花を出します。茎には穴が通っていて、これは通気性のためです。

    蓮の葉は円形をしています。この葉には撥水性があり、水滴が玉になってつくことがあります。蓮の花期は7月から8月で、花の色は白、ピンクです。花はとても儚く、朝早くに咲き昼には閉じてしまうのが特徴です。

    スイレン(睡蓮)とハス(蓮)の違い

    スイレンと蓮は似ていますが、分類上は違う植物です。花と葉の特徴を見れば、それぞれを見分けることができます。

    スイレン(睡蓮)とハス(蓮)の違い:花が咲く位置

    (上の画像はスイレン)

    スイレンとハスの違いのひとつめは、花が咲く位置です。スイレンは水面に浮かぶように花を咲かせるのが特徴です。それに対し、ハスは茎が丈夫なため、水面よりも高い位置に花を付けます。

    まるでシュノーケルのように水面から茎を伸ばして花が咲いていたら、蓮だと判断してください。水位が変わることで、スイレンの花が水面より出て見えることもあります。

    スイレン(睡蓮)とハス(蓮)の違い:葉の形


    (上の画像はハス)

    スイレンとハスの違いのふたつめは、葉の形です。スイレンもハスも葉の形は丸いですが、スイレンの葉には切れ込みがあり、ハスの葉には切れ込みがありません。

    角度によっては切れ込みがあるか分からない場合は、葉のツヤでも区別することができます。葉に光沢がありツヤツヤとしていたらスイレン、ツヤがなければハスです。遠くて葉のツヤまでわからない場合は、水面より高い位置に葉が飛び出ていればハスだと判断できます。

    スイレン(睡蓮)とハス(蓮)の違い:開花時期

    スイレンと蓮は、開花時期が異なります。スイレンの花期は5月から10月です。気温が上がる5月ごろから秋まで開花します。ハスの開花時期は7月〜8月です。ハスは夏にしか咲かない特徴があるので、花期で区別をすることができます。

    スイレン(睡蓮)と蓮(ハス)の違いを覚えよう

    (上の画像はハス)

    スイレンとハスはよく似ていますが、葉の形や花のつく位置に違いがあります。特に、葉の切れ込みの有無で見分けやすいので、覚えておくと違いが分かりますよ。葉に切れ込みがあればスイレンと覚えてくださいね。

    睡蓮(スイレン)の花言葉|色別の意味は?花の特徴や種類・品種は?

    スイレン 睡蓮

    スイレンは水面に咲く花が美しい幻想的な花です。蓮と花の姿や生育環境が似ていることから間違われることもありますよね。今回は、スイレンの花言葉や種類、特徴を紹介していきます。

    睡蓮(スイレン)の花言葉

    スイレン全般の花言葉は「純粋な心」、「清浄」、「信仰」、「信頼」です。

    またスイレンには色別の花言葉も存在します。

    色別の睡蓮(スイレン)の花言葉

    ピンクの睡蓮(スイレン)の花言葉

    ピンクのスイレンの花言葉は「信頼」です。

    白い睡蓮(スイレン)の花言葉

    白のスイレンの花言葉は「純粋」、「潔白」です。

    黄色の睡蓮(スイレン)の花言葉

    黄色のスイレンの花言葉は「優しさ」、「甘美」です。

    「信仰」という花言葉はスイレンが神聖な花であることから由来してつけられました。

    青・紫の睡蓮(スイレン)の花言葉

    青いスイレンや紫色のスイレン には、特に花言葉は存在していないようです。

    睡蓮(スイレン)の花の基本情報

    学名
    Nymphaea
    科・属
    スイレン科スイレン属
    原産国
    世界中の熱帯~温帯地域
    別名
    未草(ヒツジグサ)

    睡蓮(スイレン)の花の特徴

    水面に美しい花を咲かせるスイレンは、優雅で幻想的なイメージです。フランスの巨匠クロード・モネが愛した花としても知られています。

    スイレンの花の開花時期は、温帯スイレンは5月中旬から10月頃、熱帯スイレンは7月から10月頃となっています。時期になると、白や赤、ピンク、黄色、紫など色とりどりの花を楽しむことができます。

    睡蓮(スイレン)の花の種類・品種

    スイレンには温帯スイレンと熱帯スイレンがあります。

    温帯スイレン

    バーバラ ヒメスイレン:白っぽいベージュピンクの花弁が特徴。
    新東京 ヒメスイレン:白い花弁が特徴。
    アーカンシェル:葉に白やピンク色のさまざまな斑が入り、淡いピンクの花弁が特徴。
    クロマテラ:黄色の花弁が特徴。
    ジェイムズブライドン:花弁の幅が広く、枚数も多い。濃いピンク~赤の花弁が特徴。

    熱帯スイレン

    シャロンクワン:枚数が多く、鮮やかな紫色の花弁が特徴。
    プロイデェーン:濃いピンクの花弁が特徴。

    混合種

    オールモストブラック:温帯スイレンと熱帯スイレンの交配種。花弁は濃い赤で、花の中心に向かう程赤黒く、黒いスイレンと呼ばれています。

    睡蓮(スイレン)の花言葉を贈ろう!

    スイレンは水生植物で水面に花を咲かせます。お家で育てる場合は睡蓮鉢というものを使っている人も多いと思います。

    スイレンと一緒に金魚やメダカなどを育てて涼しげな雰囲気を作り出してくれます。みなさんも睡蓮鉢で育ててみてくださいね。